俺は青春より『ラブコメ』がしたい！

米満花帆(妹)は陰で応援する。

「で、どしたの？」
「なにが？」

あの後リビングに行き、妹とご飯を食べながら話していた。 

「どーせ、もう部活で何か問題起こってんでしょ。」
「前から思ってたんだかおまえの観察眼すごいな。」

そう、褒めると妹は照れて顔を赤くした。

「別にお兄ちゃんのことだけ、何でもわかってくるの..お兄ちゃんのことを か・ん・が・え・す・ぎ・てハート」
なにそれ、可愛い。

「お兄ちゃん、2次元の妹より、私の方が可愛い？」
顔を近づけ、迫ってきた。

「そうだ。」
即答だな。

「じゃあ学校でこの本読まないでね。」
妹の手には最近ヒットの妹照があった。 
「あぁ...」

悔しいが妹のためだからな。 
クッソー

米満浜戸にダメージ100妹の癒しで回復しますか？
みたいなエフェクトが欲しい。

「でもなんでなんだ？」
すると、妹は妹らしい返事を返してきた。
「だってー、私の評価がさがるから？」

なんで疑問形なんだよ。
あと、可愛いすぎるだろ。
「わかったよ。」

少しの間、リビングには沈黙のまま、飯を食べる音だけが空気の波を伝えた。
すると、妹は口をひらいた。

「で、部活ではどうしたの？」
「あぁそれはな...」
そうして、俺は今の部活の現状、危機そして、俺が廃部になることをを望んでいることを伝えた。
「私、応援するよ。」
「.....」
「え？それだけ？」

すると妹はにっこりとなって 
「うん。」

おい、今までの時間返せよ。
「でも、手伝えることがあったら、率先して手伝うよ。」

可愛さに照れるがそこを抑え、そっと返事をした。
「じゃあ、もう遅いからねるね。」
「分かった。」

そしてリビングの光は消え、静まり返った。