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第1章 運命
第七話 夢、そして素材集め
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「また夢の中か」
俺はまた夢の世界に来ていた。
そして、目の前には椅子に座り紅茶を片手にティータイム中のユーリが目の前にいた。
「やあ、君も飲むかい?」
「いや、俺はどちらかっていうとコーヒー派だ」
「そうなのかい? なら今すぐ用意しよう」
そう言うとユーリは指をならし、目の前にはテーブルとコーヒーが置いてあった。
一体どうやって出したんだ?
「夢の中だからこれくらい簡単だよ」
なるほど、夢だから自由にコーヒーとか出せるのか。
しかし、何かここ最近ユーリに会うことが多い気がする。
そう思っていると、ユーリが笑いながら話した。
「実はやることが無くなってね、それで暇つぶしにこうやって君の夢の中にお邪魔しているんだよ」
やることなくなったって、仮にもあんたこの世界の管理人だろ。
俺はそう思いながらコーヒーを飲んだ。
そのあとも、他愛のない話をして俺は視界がぼやけて目が覚めた。
「はぁ~、何か夢だったはずなのに口の中がコーヒーの味がする」
そう思いながら俺は、朝食を食べに行った。
メニューは、パンとサラダにコーンスープ、そして夢で飲んできたコーヒーがあった。
俺は取りあえず朝食を済ませ、リアンに魔道具屋に行くことを伝えると、リアンも魔道具に興味があるようで一緒についてくることになった。
用事はいいのか聞いたら、昨日の内に終わっていたらしい。
それで宿に向かっている途中にあの男に絡まれていたようだ。
話を聞いた後、俺は部屋に道具を取りに行きリアンを連れて魔道具屋に向かった。
「わぁ、何だこれ」
目の前にはレイズニアには無かった魔道具が売られていた。
リアンは、どちらかっていうと道具ではなく杖を見ていた。
ただ、その杖の値段が金貨二十枚とか高くて五十枚とか正直意味不明だった。
銀貨と銅貨は十枚で一枚に変わるが、金貨には上が無いようだ。
「お客さん、何かお探しで?」
店員がそう聞いてきて、俺はライターみたいなものがあるか聞いてみた。
すると店員は、小さいスティックを持ってきた。
「お値段は、金貨一枚です」
取りあえずこれでマッチを使わずに火が簡単に使えそうだ。
スティックを買い終わってそう思っていると、リアンも杖を購入していた。
値段を見たら金貨二十枚の物を買っていた。
なんていうかこれを見ていると宿代がかなり安いな、それに魔法使いは装備にかなり金がかかるんだな~、と俺は心の中でそう思った。
俺たちは買い物を終えて、リアンは買った杖を使ってみたいらしくて外に行くらしくて、俺も外に行くことにした。
リアンがいると魔物の素材採取がかなり楽になるだろうな。
そう思いながら俺は、町から出てそとで魔物を探していると昨日のスライム遭遇した。
「うわ......めんどくさいのが出たわ......」
「取りあえずリアンは火の魔法はできるだけ避けてね、ああ見えて素材になるから」
「でも、それだと何度でもあいつは蘇るわ、それにあいつは火の魔法以外効かないから」
確かに、だけどスライムも不死身ではなく何処かしらにコアを持っているのだ。
実はこのコアも残骸を粉にして使うとクリスタル程ではないが薬を強化する材料になるのだ。
無論、火を使って消す事もできるが、できるだけ素材になるならコアを潰してほしい。
「スライムは俺がやるよ」
「はあ? 武器も無しにどうやって......」
俺は鞄から昨日拾った枝を取り出した。
正直素材で使う前でよかったと思った、素材で粉にしていたらほんとに武器無しになっていたからだ。
周りにも枝はあるが昨日拾ったもの程大きくなかったのだ。
「はあぁ!」
俺はひたすらスライムを切りつけた、だが中々コアには当たらなかった。
スライムは、元は丸い形をしていたらしいがそれだと直ぐにコアを潰されるのでそれを克服するために人の形に進化したらしい。
てか、そんなこと考えている場合じゃなかった。
俺はやけくそになり、頭を枝で切り飛ばした。
するとたまたまそこにコアがあったようで、頭以外のスライムの部位は形を保てずただの液体になった。
俺は残ったコアにとどめを刺して、残骸と液体を採取した。
「次からはスライムように軽い打撃武器でも買っておこうかな?」
「はあ、今回は運よくうまくいったけど普通あんなに簡単にはいかないよ」
まあ、実際俺もこんなにうまくいくとは思ってもいなかった。
とにかく俺は、採取をし終えてその辺の草を採取した。
すると、中にニトロ草を見つけた。
これは火薬の材料になって、これを使って作る戦闘用の薬は多いようだ。
こいつを使って色々武器になる薬が作れそうだと思い、いくつか採取した。
ちなみにリアンは、辺りに何もいないことを確認するとランク五の氷魔法であたりを凍らせていた。
さすがはランク五の魔法使い、やることがえげつねぇ。
しかし彼女は無駄に魔物と交戦はしないらしい。
「今日は大量だぜ~」
俺は、色々使えそうな材料を採取できて無駄にテンションが高かった。
リアンも杖に満足したのか火炎魔法で一通りの氷を溶かしていた。
取りあえず俺達は時間的に夕食の時間だったので、宿に戻った。
夕食はローストビーフにガーリックライス、デザートはバニラアイスが出ていた。
胃袋をみたすには十分すぎる量だった、俺は満足して部屋に入ってニトロ草の使い道を考えていた。
さすがに無計画には作らないし、借りている部屋で作ろうとは思わなかった。
俺は取りあえず、風呂に入った。
「何かいいアイデアないかな?」
俺はそう口にしたはいいが、あまりこれといった物は思い浮かばなかった。
取りあえず作ろうと思ったのは、逃げる時のために煙薬と爆薬でも作るかな?
煙薬は、基本的に小麦粉とニトロ草。
爆薬はニトロ草を三本。
ちなみに市場では五本で銀貨三枚での取引なので、あまり無駄に使うと懐まで爆破されるのだ。
そう考えながら風呂から上がり、今日は冷たいお茶を飲んだ。
なぜならフルーツ牛乳が売り切れていたからだ。
「風呂上りのお茶もなかなかいいな」
俺は基本風呂上りは、向こうの世界では炭酸飲料だったが、こっちには無いため二番目に飲んでいた牛乳を飲むことにしていた。
しかし、それが無いなら仕方無いと思い俺はお茶を飲んだ。
「ふぁ~、もう寝るかな」
俺はあくびをして布団に入り眠りについた。
「ん? ユーリか」
俺はいつものように夢の中でユーリに会った。
「やあ、お邪魔するよ」
「今回もまた話に来たのか?」
そう聞くとユーリは珍しく首を振った。
「今回は君にプレゼントを渡そうと思ってね」
これは! 俺が向こうで使っていたスマホじゃないか。
しかしなんで今頃、それにこっちでは電波なんて無いから使えてもカメラくらいだろう。
そう思っているとユーリが微笑みながら口を開いた。
「これは確かに君が使ってたスマホだけど、機能を少し変えたよ。」
「一つは自分だけの空間を作り出せること、簡単に言うとこれがあれば自由に薬を作れるようになると思うよ」
マジか!? すごく便利じゃないか、正直すごくうれしかった。
「今後、どうしても必要な機能があれば条件付きでアップデートしてあげるよ」
「あれ? てことは今回も何か条件があるのか?」
「まあ、無条件で色々追加はさすがに今回が最後だよ、力を求めるなら普通は代償が必要だからね」
そうユーリが言っていると視界が揺らぎ始めた。
「それじゃあがんばってねー」
ユーリは最後に紅茶を飲みながらそう言っていた。
俺はまた夢の世界に来ていた。
そして、目の前には椅子に座り紅茶を片手にティータイム中のユーリが目の前にいた。
「やあ、君も飲むかい?」
「いや、俺はどちらかっていうとコーヒー派だ」
「そうなのかい? なら今すぐ用意しよう」
そう言うとユーリは指をならし、目の前にはテーブルとコーヒーが置いてあった。
一体どうやって出したんだ?
「夢の中だからこれくらい簡単だよ」
なるほど、夢だから自由にコーヒーとか出せるのか。
しかし、何かここ最近ユーリに会うことが多い気がする。
そう思っていると、ユーリが笑いながら話した。
「実はやることが無くなってね、それで暇つぶしにこうやって君の夢の中にお邪魔しているんだよ」
やることなくなったって、仮にもあんたこの世界の管理人だろ。
俺はそう思いながらコーヒーを飲んだ。
そのあとも、他愛のない話をして俺は視界がぼやけて目が覚めた。
「はぁ~、何か夢だったはずなのに口の中がコーヒーの味がする」
そう思いながら俺は、朝食を食べに行った。
メニューは、パンとサラダにコーンスープ、そして夢で飲んできたコーヒーがあった。
俺は取りあえず朝食を済ませ、リアンに魔道具屋に行くことを伝えると、リアンも魔道具に興味があるようで一緒についてくることになった。
用事はいいのか聞いたら、昨日の内に終わっていたらしい。
それで宿に向かっている途中にあの男に絡まれていたようだ。
話を聞いた後、俺は部屋に道具を取りに行きリアンを連れて魔道具屋に向かった。
「わぁ、何だこれ」
目の前にはレイズニアには無かった魔道具が売られていた。
リアンは、どちらかっていうと道具ではなく杖を見ていた。
ただ、その杖の値段が金貨二十枚とか高くて五十枚とか正直意味不明だった。
銀貨と銅貨は十枚で一枚に変わるが、金貨には上が無いようだ。
「お客さん、何かお探しで?」
店員がそう聞いてきて、俺はライターみたいなものがあるか聞いてみた。
すると店員は、小さいスティックを持ってきた。
「お値段は、金貨一枚です」
取りあえずこれでマッチを使わずに火が簡単に使えそうだ。
スティックを買い終わってそう思っていると、リアンも杖を購入していた。
値段を見たら金貨二十枚の物を買っていた。
なんていうかこれを見ていると宿代がかなり安いな、それに魔法使いは装備にかなり金がかかるんだな~、と俺は心の中でそう思った。
俺たちは買い物を終えて、リアンは買った杖を使ってみたいらしくて外に行くらしくて、俺も外に行くことにした。
リアンがいると魔物の素材採取がかなり楽になるだろうな。
そう思いながら俺は、町から出てそとで魔物を探していると昨日のスライム遭遇した。
「うわ......めんどくさいのが出たわ......」
「取りあえずリアンは火の魔法はできるだけ避けてね、ああ見えて素材になるから」
「でも、それだと何度でもあいつは蘇るわ、それにあいつは火の魔法以外効かないから」
確かに、だけどスライムも不死身ではなく何処かしらにコアを持っているのだ。
実はこのコアも残骸を粉にして使うとクリスタル程ではないが薬を強化する材料になるのだ。
無論、火を使って消す事もできるが、できるだけ素材になるならコアを潰してほしい。
「スライムは俺がやるよ」
「はあ? 武器も無しにどうやって......」
俺は鞄から昨日拾った枝を取り出した。
正直素材で使う前でよかったと思った、素材で粉にしていたらほんとに武器無しになっていたからだ。
周りにも枝はあるが昨日拾ったもの程大きくなかったのだ。
「はあぁ!」
俺はひたすらスライムを切りつけた、だが中々コアには当たらなかった。
スライムは、元は丸い形をしていたらしいがそれだと直ぐにコアを潰されるのでそれを克服するために人の形に進化したらしい。
てか、そんなこと考えている場合じゃなかった。
俺はやけくそになり、頭を枝で切り飛ばした。
するとたまたまそこにコアがあったようで、頭以外のスライムの部位は形を保てずただの液体になった。
俺は残ったコアにとどめを刺して、残骸と液体を採取した。
「次からはスライムように軽い打撃武器でも買っておこうかな?」
「はあ、今回は運よくうまくいったけど普通あんなに簡単にはいかないよ」
まあ、実際俺もこんなにうまくいくとは思ってもいなかった。
とにかく俺は、採取をし終えてその辺の草を採取した。
すると、中にニトロ草を見つけた。
これは火薬の材料になって、これを使って作る戦闘用の薬は多いようだ。
こいつを使って色々武器になる薬が作れそうだと思い、いくつか採取した。
ちなみにリアンは、辺りに何もいないことを確認するとランク五の氷魔法であたりを凍らせていた。
さすがはランク五の魔法使い、やることがえげつねぇ。
しかし彼女は無駄に魔物と交戦はしないらしい。
「今日は大量だぜ~」
俺は、色々使えそうな材料を採取できて無駄にテンションが高かった。
リアンも杖に満足したのか火炎魔法で一通りの氷を溶かしていた。
取りあえず俺達は時間的に夕食の時間だったので、宿に戻った。
夕食はローストビーフにガーリックライス、デザートはバニラアイスが出ていた。
胃袋をみたすには十分すぎる量だった、俺は満足して部屋に入ってニトロ草の使い道を考えていた。
さすがに無計画には作らないし、借りている部屋で作ろうとは思わなかった。
俺は取りあえず、風呂に入った。
「何かいいアイデアないかな?」
俺はそう口にしたはいいが、あまりこれといった物は思い浮かばなかった。
取りあえず作ろうと思ったのは、逃げる時のために煙薬と爆薬でも作るかな?
煙薬は、基本的に小麦粉とニトロ草。
爆薬はニトロ草を三本。
ちなみに市場では五本で銀貨三枚での取引なので、あまり無駄に使うと懐まで爆破されるのだ。
そう考えながら風呂から上がり、今日は冷たいお茶を飲んだ。
なぜならフルーツ牛乳が売り切れていたからだ。
「風呂上りのお茶もなかなかいいな」
俺は基本風呂上りは、向こうの世界では炭酸飲料だったが、こっちには無いため二番目に飲んでいた牛乳を飲むことにしていた。
しかし、それが無いなら仕方無いと思い俺はお茶を飲んだ。
「ふぁ~、もう寝るかな」
俺はあくびをして布団に入り眠りについた。
「ん? ユーリか」
俺はいつものように夢の中でユーリに会った。
「やあ、お邪魔するよ」
「今回もまた話に来たのか?」
そう聞くとユーリは珍しく首を振った。
「今回は君にプレゼントを渡そうと思ってね」
これは! 俺が向こうで使っていたスマホじゃないか。
しかしなんで今頃、それにこっちでは電波なんて無いから使えてもカメラくらいだろう。
そう思っているとユーリが微笑みながら口を開いた。
「これは確かに君が使ってたスマホだけど、機能を少し変えたよ。」
「一つは自分だけの空間を作り出せること、簡単に言うとこれがあれば自由に薬を作れるようになると思うよ」
マジか!? すごく便利じゃないか、正直すごくうれしかった。
「今後、どうしても必要な機能があれば条件付きでアップデートしてあげるよ」
「あれ? てことは今回も何か条件があるのか?」
「まあ、無条件で色々追加はさすがに今回が最後だよ、力を求めるなら普通は代償が必要だからね」
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