クラスメイトに王子がいるとわたしだけが気付いてしまいました…

こうせ

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全力出しちゃいます

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ヒナタくんとミカゲくんに迫っている拘束魔法に向かって防御魔法を放ちました。上級の魔法に対抗するには上級魔法です。わたしの魔法は成功して、拘束魔法から2人を守ります。この前の授業で習っていたのは基礎の下級防御魔法です。ヒナタくんとミカゲくんは驚いたようにわたしに目を向けました。さらに騎士たちまでもわたしに注目しています。
 「何者だ…?」
 騎士の1人から驚いたような小さな呟きがありました。騎士たちが呆けている間に少しでも離れなくてはいけません。わたしはヒナタくんとミカゲくんに向かって声をかけました。
 「走ってくださいっ」
 2人はハッとしたように、わたしの腕を掴んでから走り出しました。
 「マコトちゃん、さっきの魔法は…?」
 ヒナタくんが走りながら遠慮がちに尋ねてきました。
 「父から教わった魔法です。」
 わたしは簡潔に答えます。後ろを確認しながら走っていたミカゲくんが、
 「また来るぞ。」
 と言い、走るペースを早めます。拘束魔法がまた放たれるようです。
 「…跳ね返します。」
 わたしは言い切りました。
 「「はぁっ?!」」
 2人の声は見事に揃いました。上級魔法を跳ね返すとなるとさらに高度で魔力の消費も上がります。2人に引っ張られながら、わたしは呪文を唱えます。
 「ぐうっ!」
 後ろの騎士から呻き声が上がりました。魔法はうまく成功し、騎士の1人が拘束されて転がったようです。さらにもう1人の騎士が拘束魔法を放とうとしていたので、もう一度同じ魔法を唱えます。後ろでドタン!と人が転ぶ音がしました。どうやら成功したようです。騎士たちは諦めたようで、それ以上追ってきませんでした。
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