9 / 18
9.公私混同??
しおりを挟む妊娠ねぇ、まぁスイッチ陛下と体の関係をもってしまった以上、妊娠していてもおかしくはないけど。
でも……現実を見よう。私は30才ちょっと前。ぎりっぎりの出産適齢年齢じゃないかな?
三つ子にとって、実際には甥か姪だよなぁ。公表は弟もしくは妹だけど。はぁ。
陛下にも話をしよう、うん。
私はさっそく陛下に会いに陛下の執務室へと行った。
陛下の執務室には本当に必要な物・人しかないイメージ。あと、書類の山。
「陛下に申し上げます。えーっと人払いをお願いしたいのですが……」
陛下が咳払いをすると、侍従や侍女達が部屋の外へと出ていった。それでも王家の影は屋根裏とかにいるんだろうけど。
咳払い……喉痛くないのかなぁ?
あ、違うそんなことじゃなくて、陛下にも相談をしようと思ったんだ!
「あの……陛下。サンドラがですねぇ」
「サンドラがどうしたっ!」
義兄バカか?義妹だからなぁ。
「サンドラ曰く、私がここ最近食欲があまりなかったり、怠かったりというのは、もしかして妊娠してない?って」
「……ミシェルは娘から指摘されたのか。なんかご愁傷様というか、サンドラは優秀だからなっ」
サンドラが優秀なのはわかるけど、どうなの?
「ん?ミシェルが妊娠?俺の子だよな??」
スイッチ ヘイカ ハ コンラン シテイル
「諸手を挙げて喜んでいいのか?」
「そうでしょうね。問題は私がぎりっぎり出産適齢年齢ってことですよ」
「それは大変だなぁ」
「三つ子は3時間で産んだけど、この年齢で出産はいったい何時間かかるんだろう?」
「3時間?通常の出産8時間とかザラだと聞くが?」
「そうなのですか?」
陛下が頭を抱えてしまった。
「ミシェル…、君なら出産に耐えられるよ。というか確定していないんだ。まずは侍医に検診で診てもらうのが先だな」
正論だと思う。サンドラの直感だけだもんなぁ。
検診の結果、妊娠が発覚。
「おめでとうございます!王妃殿下!!国を挙げての慶事ですよ」
サンドラの直感すごいなぁ。
「あ、陛下。妊娠が確定しました」
「今はというか、安定期に入るまで安静に頼む。公務は……王妃のサイン以外はサンドラが出来るから!」
サンドラ、優秀だなぁ。陛下に頼られてるよ。12才?13才?まだデビュタント前だよね……。我が子ながら末恐ろしい。王配探しが大変なのよ~!!
「「母様、おめでとうございます!」」
「義兄上との間の子ですよね?」
「そうよ。あなた達には弟か妹が公。あれ?本当に弟か妹になるのかしら??」
「母様、今は体を労わってください。私達からも滋養に良さそうなものを持ってきますわ」
「サンドラも公務を変わってくれるみたいでありがとう。大変だと思うけど、頑張ってね」
と、言いながら内心『王配……どうしよう?』と思っていた。
576
あなたにおすすめの小説
見た目の良すぎる双子の兄を持った妹は、引きこもっている理由を不細工だからと勘違いされていましたが、身内にも誤解されていたようです
珠宮さくら
恋愛
ルベロン国の第1王女として生まれたシャルレーヌは、引きこもっていた。
その理由は、見目の良い両親と双子の兄に劣るどころか。他の腹違いの弟妹たちより、不細工な顔をしているからだと噂されていたが、実際のところは全然違っていたのだが、そんな片割れを心配して、外に出そうとした兄は自分を頼ると思っていた。
それが、全く頼らないことになるどころか。自分の方が残念になってしまう結末になるとは思っていなかった。
【短編】旦那様、2年後に消えますので、その日まで恩返しをさせてください
あさぎかな@コミカライズ決定
恋愛
「二年後には消えますので、ベネディック様。どうかその日まで、いつかの恩返しをさせてください」
「恩? 私と君は初対面だったはず」
「そうかもしれませんが、そうではないのかもしれません」
「意味がわからない──が、これでアルフの、弟の奇病も治るのならいいだろう」
奇病を癒すため魔法都市、最後の薬師フェリーネはベネディック・バルテルスと契約結婚を持ちかける。
彼女の目的は遺産目当てや、玉の輿ではなく──?
氷の騎士と契約結婚したのですが、愛することはないと言われたので契約通り離縁します!
柚屋志宇
恋愛
「お前を愛することはない」
『氷の騎士』侯爵令息ライナスは、伯爵令嬢セルマに白い結婚を宣言した。
セルマは家同士の政略による契約結婚と割り切ってライナスの妻となり、二年後の離縁の日を待つ。
しかし結婚すると、最初は冷たかったライナスだが次第にセルマに好意的になる。
だがセルマは離縁の日が待ち遠しい。
※小説家になろう、カクヨムにも掲載しています。
地味な私では退屈だったのでしょう? 最強聖騎士団長の溺愛妃になったので、元婚約者はどうぞお好きに
有賀冬馬
恋愛
「君と一緒にいると退屈だ」――そう言って、婚約者の伯爵令息カイル様は、私を捨てた。
選んだのは、華やかで社交的な公爵令嬢。
地味で無口な私には、誰も見向きもしない……そう思っていたのに。
失意のまま辺境へ向かった私が出会ったのは、偶然にも国中の騎士の頂点に立つ、最強の聖騎士団長でした。
「君は、僕にとってかけがえのない存在だ」
彼の優しさに触れ、私の世界は色づき始める。
そして、私は彼の正妃として王都へ……
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
完結 女性に興味が無い侯爵様、私は自由に生きます
ヴァンドール
恋愛
私は絵を描いて暮らせるならそれだけで幸せ!
そんな私に好都合な相手が。
女性に興味が無く仕事一筋で冷徹と噂の侯爵様との縁談が。 ただ面倒くさい従妹という令嬢がもれなく付いてきました。
図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました
鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。
素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。
とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。
「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる