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10.最終話 私達の子達
しおりを挟むそんなだから、あっさりと私は妊娠しました。
「なんだよ。俺はもっと新婚ってやつを楽しみたかったのに」
パパという生き物になるんだけど、その発言はOKなの?
「やったあ!ついに私にも孫ちゃんが‼アレックスとカトリーナちゃんの子だもん。絶対可愛いわよぉ。こうしちゃいられないわ、子供部屋の手配しなきゃ!」
なんか嵐が去った印象だけど、気が早くないかな?
あ、ちなみにお義父さんは魔獣討伐の遠征中なので、手紙で報告です。予定よりも早く帰ってきたりするかも。
お義父さんはブラックに乗って、猛スピードで討伐し帰ってきたらしいです。
「男の子か?女の子か?」
妊娠が判明しただけで、まだわかりません。
「どっちにしても辺境を守る騎士として育ってほしいなぁ」
女の子でも?うーん、女性騎士かぁ。それはそれでありかも。女性なら格好いいわ。市井にファンクラブとかできそうな感じね。
数か月後、私は都合よくも男の子と女の子の双子を出産しました!
めちゃくちゃ疲れた。
そして、母になりました。
母には子供に初乳をあげるという儀式があります。なんか免疫を子供にあげるらしい。
「きゃ~!可愛いわ、可愛いわ。どうしましょ、孫ちゃんは一人だと思ってたから、一人分しか部屋の準備が出来ていないわ。忙しくなるけど、追加よ!忙しくも楽しいのよ!」
嵐が去った。
「アレックス様、ほら男の子を抱っこしてあげてください」
うふふっ、父としての初仕事よ。
「ふにゃふにゃしてて扱いにくいな」
「まだ首が座っていないので注意してくださいね。頭を支持して…」
頑張ってなんとかアレックス様が男の子を抱っこすることができました。
「子供は二人いるんですよ?平等にしないと、あとから拗ねちゃいますよ?」
アレックス様は女の子を抱っこすることもすぐに出来るようになりました。
この子達も大きくなって、それぞれ家庭を持ったりするのかな?
アレックス様は女の子を抱っこしながら、「この子は嫁にやらん」等と言っていた。
ふぅ、どこの父親も言うものなのでしょうか?
理不尽なことなのに。
男の子の名前はアルヴィン。
女の子の名前はアリシア。
二人とも予想通り騎士になりました。辺境に暮らしているとそれが当たり前のような感じです。そして予想通り下町にはアリシアのファンクラブが存在。
一部の下町の女性からは『アリシアお姉様』と慕われている。
百合の気配を感じると呟くとアレックス様には「ここら辺には百合の花は咲いていないぞ」と言われた。まぁ、そうだよね。
アルヴィンの好みのタイプは、芯が通った強い女性。一体物理的に強いのか、精神的に強いのかは教えてくれない男の子。
アリシアの好みのタイプは、父上よりも強い方。
アリシアのお爺さんがタイプということか?年上のイケオジが好きなのか?謎が多い双子だなぁ。我が子なのに。
二人ともそのうち、この人と結婚したいって連れてくるだろう。
アルヴィンの方はスルーだな。アリシアの方は…アレックスが手合わせを言うかもなぁ。
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