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第1話 無敵の生徒会役員
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ここは麗しくも歴史あるランスコット王立学園。
貴族ならばこの学校を卒業していることがステータスとなる。
しかしながら、この学園は門戸を広げ、平民でも入学が可能である。……家に資産がある。若しくは成績優秀者に限るが。
今日も(俺を含む)この学園きってのエリート集団が学園内を闊歩する。
「なーんか楽しいことないかなぁ?」
「ルクレは家でもそんなことを言ってない?」
と話すのは生徒会で会計を務めている双子のクールクレバ=ホーム(弟・ルクレ)、アーククレバ=ホーム(兄・ククレ)の二人。
「ルクレもククレも何もない方が平和というものだろう?」
そう二人を諭すのはバリゾナ=サース(ゾナ)副会長。
書記のチョージ=タナカ(チョー)は無言だ。寡黙な性格なので。話すときはよく話す。
そんな彼らをまとめる生徒会会長はこのランスコット王国の王太子でもあるアンペール=ランスコット(ペール)。
「そうだ。ゾナの言う通りだ。何もないのが平和ってものだろう?……とはいえ、生徒会にはドーンと仕事の山があるわけだがなぁ。……ハァ」
「斬りますか?」
「チョー。不穏なことを言わないでくれ。これは一応仕事として処理しないといけないものだから!チョーに斬って欲しい時は頼むから~~」
チョーは東方に伝わるカタナという剣でものを切り刻むのが得意だ。生徒会の皆は彼にシュレッダーのような仕事をしてもらっている。生徒会から出るゴミは一応切り刻まないと情報がいっぱいだからな。
チョーのカタナは妖刀・喰(あ)櫻(わ)霞(れ)。我々はアワレちゃんと呼んでいる。可愛いネーミングとはうらはらにこのカタナは特殊でチョーの一族以外が触ると皮膚が爛(ただ)れ、腐っていく。カタナを手放しても効果は途切れない。恐ろしい刀。
チョーだけがこの学園内での帯刀を許されているが、チョーのカタナを奪って現金に変えようとする猛者(?)が過去にもいたが、皆全身が腐ってお亡くなり遊ばしている。黙祷。自業自得なのだが、危険なので、チョーのカタナについての注意書きは入学時の゛入学の手引゛に書いてある。
ここで、生徒会役員について解説をする。
会長:王太子、アンペール=ランスコット(ペール) 次期国王
副会長:バリゾナ=サース(ゾナ) 宰相子息 侯爵子息
書記:チョージ=タナカ(チョー) 東方の国の傍系王家子息
会計:クールクレバ=ホーム(ルクレ) 大手商家の子息
会計:アーククレバ=ホーム(ククレ) 同上
となる。こんなだから、学園の女子生徒の熱視線は常に浴びている。一部の男子生徒の恨みを買っているだろうとも思う。それは、家の仕事関係でもそうだろう。
「おかしなことを見つけたぞ」
そう言ってきたのは、副会長のゾナだ。
「「どんな、どんな♪」」
「キラキラしたもんじゃない。ククレ、ルクレ。学園の名家だなぁ。家柄とか?あと、面がいい方だと思う。男子生徒が軒並み一人の女に釘付けになっている!!」
「「え~~!!怖い~~♪」」
と、二人は抱き合っている。
「ゾナ続けてくれ」会長のペールは双子のリアクションを聞き流した。
「ああ、それがなぁ。困ったことに婚約者がすでにいる男子生徒もその女に釘付けになってるんだよ」
「それは不可解だな。家と家との契約だというのに一人の女に男が群がるか?そんなに魅力的な女なのか?」
ペールは理解不能という表情をした。
「聞いて!聞いて!その女なら見たかもー。普通の女だよ。どこが魅力的なのかわからない」
「ルクレはそこまでで深く調べないからな」
「ククレ、兄貴ぶるなよ。数秒早く生まれただけだろう?」
「数分だ」
二人の兄弟喧嘩が始まりそうだった。
「はぁ、そんなに言うなら、ククレは深く調べたんだろ?もったいぶらないで、教えろよ」
「ペール様が仰るなら」
ペールは「皮肉か?」とちょっとククレを睨む。
「えー、最近学園を荒らしている女は元・庶民。なんでもクレイン子爵の庶子で、ごく最近養子になってこの学園に転入。容姿は普通。茶色の髪に茶色の瞳。通りすがってみたが、ちょっと変な香りがしたかなぁ?」
容姿が普通というのは、生徒会室に入り浸っているからだろう。
俺(公ではキチンと私と言ってる)は、金髪碧眼。ゾナは銀髪緑眼。チョーは黒髪黒目。双子はククレが水色の髪、ルクレがピンクの髪。二人ともオッドアイでククレが右目だけ金。ルクレは左目だけ金。ってなってて。
身長に至っては一番背が高いのはチョーかな?低いのは双子か?低いっても175cmはあるんじゃないかなぁ?
そんなのを見慣れてるから容姿の基準がちょっと違うんだろう。
「ところで、名前は?」
ルクレの無邪気な質問に『うぐっ』っとククレは顔を顰める。
「ロレーヌ=クレイン。ククレ情報の変な香りって言うのが怪しいな」
「「ゾナ知ってたの?」」
「まぁな」そう言って悪魔のような微笑みをたたえる。
「では、ロレーヌ嬢の変な香りについて各自調査をするように!」
「「「「ラジャー!」」」」
変な香り……。香水?そんなのにどんな効果があるんだ?
貴族ならばこの学校を卒業していることがステータスとなる。
しかしながら、この学園は門戸を広げ、平民でも入学が可能である。……家に資産がある。若しくは成績優秀者に限るが。
今日も(俺を含む)この学園きってのエリート集団が学園内を闊歩する。
「なーんか楽しいことないかなぁ?」
「ルクレは家でもそんなことを言ってない?」
と話すのは生徒会で会計を務めている双子のクールクレバ=ホーム(弟・ルクレ)、アーククレバ=ホーム(兄・ククレ)の二人。
「ルクレもククレも何もない方が平和というものだろう?」
そう二人を諭すのはバリゾナ=サース(ゾナ)副会長。
書記のチョージ=タナカ(チョー)は無言だ。寡黙な性格なので。話すときはよく話す。
そんな彼らをまとめる生徒会会長はこのランスコット王国の王太子でもあるアンペール=ランスコット(ペール)。
「そうだ。ゾナの言う通りだ。何もないのが平和ってものだろう?……とはいえ、生徒会にはドーンと仕事の山があるわけだがなぁ。……ハァ」
「斬りますか?」
「チョー。不穏なことを言わないでくれ。これは一応仕事として処理しないといけないものだから!チョーに斬って欲しい時は頼むから~~」
チョーは東方に伝わるカタナという剣でものを切り刻むのが得意だ。生徒会の皆は彼にシュレッダーのような仕事をしてもらっている。生徒会から出るゴミは一応切り刻まないと情報がいっぱいだからな。
チョーのカタナは妖刀・喰(あ)櫻(わ)霞(れ)。我々はアワレちゃんと呼んでいる。可愛いネーミングとはうらはらにこのカタナは特殊でチョーの一族以外が触ると皮膚が爛(ただ)れ、腐っていく。カタナを手放しても効果は途切れない。恐ろしい刀。
チョーだけがこの学園内での帯刀を許されているが、チョーのカタナを奪って現金に変えようとする猛者(?)が過去にもいたが、皆全身が腐ってお亡くなり遊ばしている。黙祷。自業自得なのだが、危険なので、チョーのカタナについての注意書きは入学時の゛入学の手引゛に書いてある。
ここで、生徒会役員について解説をする。
会長:王太子、アンペール=ランスコット(ペール) 次期国王
副会長:バリゾナ=サース(ゾナ) 宰相子息 侯爵子息
書記:チョージ=タナカ(チョー) 東方の国の傍系王家子息
会計:クールクレバ=ホーム(ルクレ) 大手商家の子息
会計:アーククレバ=ホーム(ククレ) 同上
となる。こんなだから、学園の女子生徒の熱視線は常に浴びている。一部の男子生徒の恨みを買っているだろうとも思う。それは、家の仕事関係でもそうだろう。
「おかしなことを見つけたぞ」
そう言ってきたのは、副会長のゾナだ。
「「どんな、どんな♪」」
「キラキラしたもんじゃない。ククレ、ルクレ。学園の名家だなぁ。家柄とか?あと、面がいい方だと思う。男子生徒が軒並み一人の女に釘付けになっている!!」
「「え~~!!怖い~~♪」」
と、二人は抱き合っている。
「ゾナ続けてくれ」会長のペールは双子のリアクションを聞き流した。
「ああ、それがなぁ。困ったことに婚約者がすでにいる男子生徒もその女に釘付けになってるんだよ」
「それは不可解だな。家と家との契約だというのに一人の女に男が群がるか?そんなに魅力的な女なのか?」
ペールは理解不能という表情をした。
「聞いて!聞いて!その女なら見たかもー。普通の女だよ。どこが魅力的なのかわからない」
「ルクレはそこまでで深く調べないからな」
「ククレ、兄貴ぶるなよ。数秒早く生まれただけだろう?」
「数分だ」
二人の兄弟喧嘩が始まりそうだった。
「はぁ、そんなに言うなら、ククレは深く調べたんだろ?もったいぶらないで、教えろよ」
「ペール様が仰るなら」
ペールは「皮肉か?」とちょっとククレを睨む。
「えー、最近学園を荒らしている女は元・庶民。なんでもクレイン子爵の庶子で、ごく最近養子になってこの学園に転入。容姿は普通。茶色の髪に茶色の瞳。通りすがってみたが、ちょっと変な香りがしたかなぁ?」
容姿が普通というのは、生徒会室に入り浸っているからだろう。
俺(公ではキチンと私と言ってる)は、金髪碧眼。ゾナは銀髪緑眼。チョーは黒髪黒目。双子はククレが水色の髪、ルクレがピンクの髪。二人ともオッドアイでククレが右目だけ金。ルクレは左目だけ金。ってなってて。
身長に至っては一番背が高いのはチョーかな?低いのは双子か?低いっても175cmはあるんじゃないかなぁ?
そんなのを見慣れてるから容姿の基準がちょっと違うんだろう。
「ところで、名前は?」
ルクレの無邪気な質問に『うぐっ』っとククレは顔を顰める。
「ロレーヌ=クレイン。ククレ情報の変な香りって言うのが怪しいな」
「「ゾナ知ってたの?」」
「まぁな」そう言って悪魔のような微笑みをたたえる。
「では、ロレーヌ嬢の変な香りについて各自調査をするように!」
「「「「ラジャー!」」」」
変な香り……。香水?そんなのにどんな効果があるんだ?
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