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26.再び日常に
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さて、新婚旅行から帰って来て、コンラートとバネッサは日常に戻った。数日後にはハーニィ夫妻が旅行をしてしまうため、コンラートは仕事の引継ぎでてんてこ舞いだ。
バネッサは娼館と、それからシャルロッテに土産を渡しに歩いた。本当は実家にも土産を買っていきたかったけれど、ものを渡せばきっと義父に見つかってしまう。それは避けたかった。それでも、いつかは土産を渡せるような関係になれれば良いとは思っている。
城下町を歩けば「いつもの」街並みを堪能できる。あの海の町とはまったく違う、としみじみ感じて「戻って来たんだな」と不思議な安心感を得た。
ほんの数日の新婚旅行は今思えばどこか現実的ではなく――別荘を買ったくだりは驚くほど現実的な話ではあったが――夢を見ていたように思える。
(いつも、コンラートは夢を見させてくれるのね)
自分のために別荘を買ったコンラートのことを考えれば胸が熱くなる。彼が少しずつ変わっていく姿を、これから一番近くで自分が見守れるのだと思えば、それはなんて素晴らしいことなのかとバネッサは嬉しくなった。
買い物を済ませて帰宅をする。荷物の整理をしていると、突然ゆらりと何か空間が揺れたような気がして、ぞくっと背筋に何かが走る。
「えっ……」
振り返れば、そこに何かの魔法陣のようなものが浮き上がる。一瞬驚いたが、それはコンラートの魔法陣だ。毎日自分の家から魔塔に魔法陣を介して出かける姿、そして帰って来る姿を見ているから、さすがにもう見覚えがある。
(いつもはもっと遅いけど、今日はもう王様との面談も終えて、魔塔もあがったのかしら?)
まだ夕食の支度すら始まっていないのに、と驚きながら魔法陣を見ていると、コンラートが姿を現した。外套を着たままなので、魔塔との往復ではないのだと思うバネッサ。
(その外套は魔塔で着たものね……? 今朝は着ないで出かけたもの……)
「はー、バネッサ、元気ですか」
姿を現した開口一番がそれ。あまりに呑気な言い草に、ついバネッサは笑った。
「元気ではあるわ。あなたの方は? 王様との面会は終わったの?」
「終わりました。なんかくっだらないこと言ってたんですけど」
「くだらないこと?」
「国王の子供。なんだっけ? 王子? 王女? よくわからないんですけど、小さい子が数人いるから、その子とわたしたちの子供を結婚させたいとか言い出して」
「やあだ」
思いもよらない話をされて、目を丸くするバネッサ。
「だって、子供なんてまだ全然出来てないのに? そもそも、あなたが避妊するための魔法を使ってくれているんでしょ?」
それは、生活が変わったコンラートとバネッサ双方のため、少しの間は子供を作らないようにしようというコンラート側からの提案だった。といえば聞こえはよかったが、コンラートは親になる自信がなかったのだ。
親に愛されなかった彼は、親が子供を育てるという概念があまりない。そして、それが「足りていない」ものだと彼自身も知っている。だからこそ、避妊をしていた。バネッサは彼のその気持ちを尊重したいとも思っているのだ。
「うん。それでね……わたし、考えたんですよ」
「なぁに?」
「結婚式もしたし、新婚旅行っていうものもしたので、そうしたら次は、子供を作るのもいいんじゃないかなって」
あまりに軽薄な話の流れで、バネッサは「コンラート」と呼び、少し声を荒げた。
「子供を作って、王子様や王女様と結婚をさせたいの?」
「違いますよ! 言ったでしょう。国王はくっだらないこと言い出したって」
確かにそう言っていた、と気付いて「そうね」と少し引くバネッサ。
「わたし一人では子供を育てられないけど、あなたと一緒だったらいいかなと思って」
「何を言ってるの? あなた一人じゃ子供だって作れないでしょ?」
「あっ、そうだ。確かに」
間抜けたことを言うコンラート。バネッサは苦笑いを見せた。
「そうじゃないんですよ、バネッサ。そのう、言ったでしょ。旅行だって、二人とも初めてのものを見たらおもしろいんじゃないかなーって思っただけだって。だから、きっと初めての子供を授かっても、おもしろい気がして」
娯楽じゃないのよ、と言おうとしたが、そう言ったコンラートの表情はどこか穏やかに見えた。バネッサは数回まばたきをしてから、静かに問いかける。
「コンラート。子供を産むっていうのはね」
「はい」
「そこから、ずっと、死ぬまで、子供の親であり続けるっていうことなのよ」
「そうですね?」
「その覚悟はあるの?」
「わたしは死ぬまであなたの夫ですけど、バネッサはそうじゃないんですか? それと同じですよね? そうだなぁ~、わたしはあなたの子供だったらずっとずっと愛しちゃう気がするんですけど……もちろん、バネッサが嫌だったらいいですよ!」
そう言ってコンラートは無邪気に笑った。どこまでもどこか子供っぽい彼だったが、それでもいつも彼は嘘をつかない。ただの「気がする」という曖昧な言葉でも、彼は今までその期待を裏切ったことがなかった。きっと、彼ならばそうするのだろうと、どこかで確信めいたものがバネッサの心の中で生まれた。
何より、親に正しく愛情をもって育ててもらえなかった彼が、親に娼館に入れられたバネッサに「子供を作ろう」と自分から言うなんて。
「もしかしたら、覚悟がないのはわたしのほうだったのかもしれないわ」
「嫌なら、全然。だって、いつ子供を作ったってそれは初めてのことですからね!」
「そうね。でもね、コンラート。これから避妊はしなくていいわよ」
「えっ!」
驚きの声をあげるコンラートに、バネッサは笑った。
「子供は授かりものだもの。いつ授かれるかわからないしね」
「バネッサ。それだったら……」
「ん?」
「今からあなたを抱いても?」
あまりの性急さにバネッサはぽかんと信じられないものを見るような目でコンラートを見た。だが、彼はいつも通り期待に満ちた眼差しでにこにこと彼女を見るだけだ。
「お仕事、本当に終わったの?」
「それは内緒です」
「終わってないじゃない。駄目よ。終わらせてから」
そう言って軽くコンラートの胸を軽く押せば、彼は「むう」といささかむくれた表情を見せた。
「しょうがないなぁ。魔塔に帰るか……」
「そうしてちょうだい……夜、待ってるわ」
「! はい!」
一気にぱあっと明るい顔を見せて、コンラートは再び魔法陣で転移をした。何度こんなやりとりを今までしただろうかと思えば、バネッサは肩をすくめる。
「でも……そうね。彼も大人になったってことかしら」
そしてわたしも。
今晩は、彼が気に入っている柔らかな花柄の下着を着ようと思う。それから、彼が気に入っている、首の後ろでリボンを結ぶドレスを着てもいい。彼は、リボンを自分でほどくのも好きだし、バネッサにほどかせるのも好きだ。何かが明らかになる、裸体が開かれていく、その瞬間がどうやら好きらしい。
今はもうたった一人の人のためにしか着ない夜の服。それをそわそわと考えることがなんだか嬉しいとバネッサは思う。
「とはいえ、すぐ授かりそうな気もするわ。そうしたら、あの人、体を重ねるのを我慢できるのかしら?」
目下の問題はそれだ。帰って来たら、彼に我慢ができるのか聞いてみよう。きっと、彼は困って「ううう」と唸って、でも「します!」と言うに違いない。それか、もしかしたら信じられない魔法を使う予想外の提案をしてくる可能性もある。
そんな想像をしながらバネッサは「ふふ」と笑って、夕食の支度を始める。しみじみと、自分は愛されているのだな、と思いながら。
了
バネッサは娼館と、それからシャルロッテに土産を渡しに歩いた。本当は実家にも土産を買っていきたかったけれど、ものを渡せばきっと義父に見つかってしまう。それは避けたかった。それでも、いつかは土産を渡せるような関係になれれば良いとは思っている。
城下町を歩けば「いつもの」街並みを堪能できる。あの海の町とはまったく違う、としみじみ感じて「戻って来たんだな」と不思議な安心感を得た。
ほんの数日の新婚旅行は今思えばどこか現実的ではなく――別荘を買ったくだりは驚くほど現実的な話ではあったが――夢を見ていたように思える。
(いつも、コンラートは夢を見させてくれるのね)
自分のために別荘を買ったコンラートのことを考えれば胸が熱くなる。彼が少しずつ変わっていく姿を、これから一番近くで自分が見守れるのだと思えば、それはなんて素晴らしいことなのかとバネッサは嬉しくなった。
買い物を済ませて帰宅をする。荷物の整理をしていると、突然ゆらりと何か空間が揺れたような気がして、ぞくっと背筋に何かが走る。
「えっ……」
振り返れば、そこに何かの魔法陣のようなものが浮き上がる。一瞬驚いたが、それはコンラートの魔法陣だ。毎日自分の家から魔塔に魔法陣を介して出かける姿、そして帰って来る姿を見ているから、さすがにもう見覚えがある。
(いつもはもっと遅いけど、今日はもう王様との面談も終えて、魔塔もあがったのかしら?)
まだ夕食の支度すら始まっていないのに、と驚きながら魔法陣を見ていると、コンラートが姿を現した。外套を着たままなので、魔塔との往復ではないのだと思うバネッサ。
(その外套は魔塔で着たものね……? 今朝は着ないで出かけたもの……)
「はー、バネッサ、元気ですか」
姿を現した開口一番がそれ。あまりに呑気な言い草に、ついバネッサは笑った。
「元気ではあるわ。あなたの方は? 王様との面会は終わったの?」
「終わりました。なんかくっだらないこと言ってたんですけど」
「くだらないこと?」
「国王の子供。なんだっけ? 王子? 王女? よくわからないんですけど、小さい子が数人いるから、その子とわたしたちの子供を結婚させたいとか言い出して」
「やあだ」
思いもよらない話をされて、目を丸くするバネッサ。
「だって、子供なんてまだ全然出来てないのに? そもそも、あなたが避妊するための魔法を使ってくれているんでしょ?」
それは、生活が変わったコンラートとバネッサ双方のため、少しの間は子供を作らないようにしようというコンラート側からの提案だった。といえば聞こえはよかったが、コンラートは親になる自信がなかったのだ。
親に愛されなかった彼は、親が子供を育てるという概念があまりない。そして、それが「足りていない」ものだと彼自身も知っている。だからこそ、避妊をしていた。バネッサは彼のその気持ちを尊重したいとも思っているのだ。
「うん。それでね……わたし、考えたんですよ」
「なぁに?」
「結婚式もしたし、新婚旅行っていうものもしたので、そうしたら次は、子供を作るのもいいんじゃないかなって」
あまりに軽薄な話の流れで、バネッサは「コンラート」と呼び、少し声を荒げた。
「子供を作って、王子様や王女様と結婚をさせたいの?」
「違いますよ! 言ったでしょう。国王はくっだらないこと言い出したって」
確かにそう言っていた、と気付いて「そうね」と少し引くバネッサ。
「わたし一人では子供を育てられないけど、あなたと一緒だったらいいかなと思って」
「何を言ってるの? あなた一人じゃ子供だって作れないでしょ?」
「あっ、そうだ。確かに」
間抜けたことを言うコンラート。バネッサは苦笑いを見せた。
「そうじゃないんですよ、バネッサ。そのう、言ったでしょ。旅行だって、二人とも初めてのものを見たらおもしろいんじゃないかなーって思っただけだって。だから、きっと初めての子供を授かっても、おもしろい気がして」
娯楽じゃないのよ、と言おうとしたが、そう言ったコンラートの表情はどこか穏やかに見えた。バネッサは数回まばたきをしてから、静かに問いかける。
「コンラート。子供を産むっていうのはね」
「はい」
「そこから、ずっと、死ぬまで、子供の親であり続けるっていうことなのよ」
「そうですね?」
「その覚悟はあるの?」
「わたしは死ぬまであなたの夫ですけど、バネッサはそうじゃないんですか? それと同じですよね? そうだなぁ~、わたしはあなたの子供だったらずっとずっと愛しちゃう気がするんですけど……もちろん、バネッサが嫌だったらいいですよ!」
そう言ってコンラートは無邪気に笑った。どこまでもどこか子供っぽい彼だったが、それでもいつも彼は嘘をつかない。ただの「気がする」という曖昧な言葉でも、彼は今までその期待を裏切ったことがなかった。きっと、彼ならばそうするのだろうと、どこかで確信めいたものがバネッサの心の中で生まれた。
何より、親に正しく愛情をもって育ててもらえなかった彼が、親に娼館に入れられたバネッサに「子供を作ろう」と自分から言うなんて。
「もしかしたら、覚悟がないのはわたしのほうだったのかもしれないわ」
「嫌なら、全然。だって、いつ子供を作ったってそれは初めてのことですからね!」
「そうね。でもね、コンラート。これから避妊はしなくていいわよ」
「えっ!」
驚きの声をあげるコンラートに、バネッサは笑った。
「子供は授かりものだもの。いつ授かれるかわからないしね」
「バネッサ。それだったら……」
「ん?」
「今からあなたを抱いても?」
あまりの性急さにバネッサはぽかんと信じられないものを見るような目でコンラートを見た。だが、彼はいつも通り期待に満ちた眼差しでにこにこと彼女を見るだけだ。
「お仕事、本当に終わったの?」
「それは内緒です」
「終わってないじゃない。駄目よ。終わらせてから」
そう言って軽くコンラートの胸を軽く押せば、彼は「むう」といささかむくれた表情を見せた。
「しょうがないなぁ。魔塔に帰るか……」
「そうしてちょうだい……夜、待ってるわ」
「! はい!」
一気にぱあっと明るい顔を見せて、コンラートは再び魔法陣で転移をした。何度こんなやりとりを今までしただろうかと思えば、バネッサは肩をすくめる。
「でも……そうね。彼も大人になったってことかしら」
そしてわたしも。
今晩は、彼が気に入っている柔らかな花柄の下着を着ようと思う。それから、彼が気に入っている、首の後ろでリボンを結ぶドレスを着てもいい。彼は、リボンを自分でほどくのも好きだし、バネッサにほどかせるのも好きだ。何かが明らかになる、裸体が開かれていく、その瞬間がどうやら好きらしい。
今はもうたった一人の人のためにしか着ない夜の服。それをそわそわと考えることがなんだか嬉しいとバネッサは思う。
「とはいえ、すぐ授かりそうな気もするわ。そうしたら、あの人、体を重ねるのを我慢できるのかしら?」
目下の問題はそれだ。帰って来たら、彼に我慢ができるのか聞いてみよう。きっと、彼は困って「ううう」と唸って、でも「します!」と言うに違いない。それか、もしかしたら信じられない魔法を使う予想外の提案をしてくる可能性もある。
そんな想像をしながらバネッサは「ふふ」と笑って、夕食の支度を始める。しみじみと、自分は愛されているのだな、と思いながら。
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楽しいお話をありがとうございました!
感想ありがとうございます。励みになります~!かわいさとかっこよさ両立出来てたなら、ほっと一安心です……!
こちらこそ、お読みいただき本当にありがとうございます。
シャルロッテ素敵な人だな〜。ハーニィの奥さんが素敵な人でうれしくなっちゃいますね。
ありがとうございます~!ハーニィはちょっとお小言多い人だけど、おうちに帰ったら奥さんにメロってたらいいなぁ~!と思いながらシャルロッテのキャラクターを作りました♡
ハーニィ大好き❤コンラートかわいい〜✨
ハーニィ&コンラート、気に入っていただけたようで嬉しいです!ありがとうございます!