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第159話 鎖を断つ光
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鎖が生き物のようにうねり、四方八方から迫ってくる。
ユリウスの障壁がきしみ、カインの拳が火花を散らすが、王の鎖は傷ひとつ付かない。
レオンが剣で絡みつく鎖を切り払い、ノアの氷魔法が床を覆う。
だが、それでも鎖は止まらなかった。
「力だけじゃ……断ち切れない」
ボクは後退しながら、息を整えた。
西の王の魔力は、ただの攻撃ではない。
契約魔方陣を媒介に、国全体から吸い上げた力が渦を巻いている。
王が低く笑う。
「アスを救った時のように、俺の鎖も解けると思うか?」
「……思うよ。だって、あのときは愛があった。
今度は……この国すべての“想い”がある」
詠唱を始める。
足元に金色の光輪が広がり、泉で得た浄化の魔力が空気を震わせる。
鎖がその光を避けるように揺らめき、王の目がわずかに細まった。
「くだらん……!」
鎖が一斉に襲いかかる。
ボクは両手を広げ、仲間たちの魔力を一つに束ねた。
ユリウスの光、ノアの氷、カインの炎、レオンの刃、ラウルの風──
それらが渦を巻き、巨大な光の槍となって王の鎖に突き刺さる。
金属が裂けるような轟音。
鎖の一部が砕け、王の動きが止まった。
その隙にさらに詠唱を重ねる。
「──《すべての束縛を、光と共に還せ》!」
光が爆発し、鎖が次々と砕けていく。
王の外套が揺れ、金の瞳が大きく見開かれた。
「……貴様……!」
「アスが教えてくれた。鎖は、想いで断てる」
最後の鎖が砕け散った瞬間、玉座の間に静寂が落ちた。
けれど王はまだ立っている──この戦いは、終わっていない。
ユリウスの障壁がきしみ、カインの拳が火花を散らすが、王の鎖は傷ひとつ付かない。
レオンが剣で絡みつく鎖を切り払い、ノアの氷魔法が床を覆う。
だが、それでも鎖は止まらなかった。
「力だけじゃ……断ち切れない」
ボクは後退しながら、息を整えた。
西の王の魔力は、ただの攻撃ではない。
契約魔方陣を媒介に、国全体から吸い上げた力が渦を巻いている。
王が低く笑う。
「アスを救った時のように、俺の鎖も解けると思うか?」
「……思うよ。だって、あのときは愛があった。
今度は……この国すべての“想い”がある」
詠唱を始める。
足元に金色の光輪が広がり、泉で得た浄化の魔力が空気を震わせる。
鎖がその光を避けるように揺らめき、王の目がわずかに細まった。
「くだらん……!」
鎖が一斉に襲いかかる。
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それらが渦を巻き、巨大な光の槍となって王の鎖に突き刺さる。
金属が裂けるような轟音。
鎖の一部が砕け、王の動きが止まった。
その隙にさらに詠唱を重ねる。
「──《すべての束縛を、光と共に還せ》!」
光が爆発し、鎖が次々と砕けていく。
王の外套が揺れ、金の瞳が大きく見開かれた。
「……貴様……!」
「アスが教えてくれた。鎖は、想いで断てる」
最後の鎖が砕け散った瞬間、玉座の間に静寂が落ちた。
けれど王はまだ立っている──この戦いは、終わっていない。
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