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たから島のぼうけん9
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「走れ!」
イーワンが叫んだ。
「グワーッ!!」
私たちに襲いかかってきたのは巨大な熊だった!もはや巨人だ。何しろ足の下を通り抜けられるくらいだから!
そんな大きな熊にかなうはずもない。私たちはとにかく走った。
ドカン、ドカンと地響きがする。巨人熊が追いかけてきているに違いない。振り返って確かめる間もないのだ。
「あっ!」
最後を走っていたスーフォが転んだ。
「スーフォォ!!」
立ち上がろうとするスーフォに、熊の爪が襲いかかった。思わず目をそらす。
「…スーフォ…」
熊の足音が聞こえない。何か、もがいているようだ。
「グオオォ」
よく見ると、熊は自分の爪が地面に刺さって動けなくなっていた。そしてスーフォが、ちょうど爪と爪の間に挟まっていたのだ。
「いてて、助かったよ。」
「よかった、さあ、急ごう!」
もがく熊をおいて、私たちは先を急いだ。
イーワンが叫んだ。
「グワーッ!!」
私たちに襲いかかってきたのは巨大な熊だった!もはや巨人だ。何しろ足の下を通り抜けられるくらいだから!
そんな大きな熊にかなうはずもない。私たちはとにかく走った。
ドカン、ドカンと地響きがする。巨人熊が追いかけてきているに違いない。振り返って確かめる間もないのだ。
「あっ!」
最後を走っていたスーフォが転んだ。
「スーフォォ!!」
立ち上がろうとするスーフォに、熊の爪が襲いかかった。思わず目をそらす。
「…スーフォ…」
熊の足音が聞こえない。何か、もがいているようだ。
「グオオォ」
よく見ると、熊は自分の爪が地面に刺さって動けなくなっていた。そしてスーフォが、ちょうど爪と爪の間に挟まっていたのだ。
「いてて、助かったよ。」
「よかった、さあ、急ごう!」
もがく熊をおいて、私たちは先を急いだ。
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