たから島のぼうけん

つくねこだま

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たから島のぼうけん10

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 氷原を進み続け、海岸線にたどり着く。ちょうど火山をぐるっと回り込む形となった。
「あ、あれは…。」
 見ると大きな宝箱、そしてリャンツーとサンスリーの姿が見えた。
「戻ってきたぞ!」
「お、スーフォ!」
 ようやく仲間が揃い、そして宝箱を目の前にする。しかし、この宝箱は、どうやって開ければいいのだろ?
「…よく見ると、宝箱の前面に、奇妙な穴があるな…。」
 ちょうど前面に、王冠のように3つのとがった形のある穴が開いていた。
「ぼく、どこかで見たような…あ!」
 スーフォが自分のリュックから青銅のエムブレムを出した。
「それは?」
「森で迷っているとき、海から突き出ていたから持ってきたんだ。」
 カチリ!
 なんと、その形はちょうど宝箱にはまった。ゆっくりとふたが開く…。
中には分厚い布と、折りたたんだ板が入っていた。
「ここに何か書いてある!」
 ふたの裏には、何か文字のようなものが書かれている。
「これは…古代トレジア語だ。…組み立て…気球…火山の力…なるほど!」
 リャンツーが、書いてある文字を解読した。
「リャンツー、何かわかったのか?」
「ああ、これは組み立て式の気球らしい。火山の頂上から吹き出る煙の力を使って、この島から隣の大陸まで行けるらしい!」
 わっと、ざわめくみんな。早速組み立て始めると、小さいながらしっかりした気球が出来上がった。
「さあ、これでこの島を脱出しよう!」
「しかし、大変な目にあったね。」
「ああ、それに、お宝はコレだしな。」
 仕方がないが、命には代えられない。さあ、この気球を火山の頂上まで運ぼう。
 ふと、イーワンが宝箱を眺めてつぶやいた。
「おかしい。気球を取り出した後なのに、まだこの宝箱は重い…。」
「ぼくが持ち上げてみよう…うっ…たしかに、空にしちゃ重いね…。」
「どういうこった?」
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