37 / 89
第4章 新たな波紋
大興奮の熱気
しおりを挟む
ギルド広間 ― 英雄帰還の熱狂
ギルドマスター室を後にし、翔たち一行が広間に足を踏み入れると、そこにはすでに喧騒が渦巻いていた。
ブレイザーから降ろされた二十五名の人々が休めるよう椅子や床に腰を下ろし、ギルド職員たちが水や毛布を配っている。救われた者たちは一様に、翔と忍の姿を見つけるや、堰を切ったように立ち上がった。
「……本当に、助けてくださって……!」
「夢じゃない……生きて帰れるなんて……」
「この命、一生忘れません!」
涙ながらに頭を下げ、両手を合わせる者、声を震わせて抱きつく者まで現れる。翔と忍は押し寄せる感謝の波に戸惑いながらも、一人一人にうなずき、短い言葉を返していった。
その光景を目の当たりにした冒険者たちが、次々にざわめきをあげる。
「おい……あの二人だろ、昨日の朝オーク集落討伐に向かった……」
「まさか本当にやり遂げるとは……!」
「いや、やり遂げたどころじゃねぇ……助け出した人数を見ろよ!」
最初は囁きだった声が、やがて広間を満たす轟きへと変わっていく。
「雑魚オークだけでも数百だろうに……!」
「Cランク魔物を群れごと討伐だと!? 軍でも簡単にはやれんぞ!」
「しかも、ナイトに……キングまで……!」
冒険者たちの視線が一斉に翔と忍へ突き刺さる。
その背後には、王子ユリウスと令嬢カトリーナ、そして名の知れた英雄たちの姿。豪奢な衣装を纏った一団が並ぶその光景は、まさに異様だった。
「いったい……どこの使節団だ……?」
「いや違う、あの二人の後ろにいるのは……まさか王族や貴族なのか……」
やがて、誰からともなく拍手が始まった。
一人、二人……やがてそれは嵐のような拍手と歓声に変わる。
「英雄だ! 二人と一台の英雄だ!」
「バルドの守護者に乾杯だ!」
「翔! 忍! ありがとなぁ!」
子供のように叫ぶ冒険者の声に、涙ぐむ女性職員の姿に、翔は一瞬だけ肩をすくめ、忍と顔を見合わせた。
忍は静かに微笑み、唇だけで「良かったですね」と呟いた。
ギルマスとミアが背後から進み出る。
「諸君、静まれ!」
だが声は広間に溶け、熱狂は収まらない。バルガス自身が笑みを浮かべるしかなかった。
「……仕方あるまい。これほどの偉業、誰が黙っていられるものか」
ギルド広間は祝祭のような空気に包まれたまま、翔たち一行は領主館へ向かうため歩を進めるのだった。
ギルド広間から街全体へ ― 英雄たちの行進
嵐のような拍手と歓声に包まれたギルド広間。
翔と忍、そして後ろに並ぶ王子や令嬢、英雄たち七人の姿は、すでに「異様」ではなく「伝説の光景」となっていた。
「翔! 忍! ありがとぉ!」
「英雄だ、英雄が帰ってきたんだ!」
「ナイトもキングも討伐したって……信じられねぇ!」
冒険者たちのざわめきは壁を越え、扉を突き抜け、通りにまで広がっていく。
外にいた人々が振り向き、誰かが叫んだ。
「ギルドがざわついてるぞ! 英雄が帰ってきたって!」
その声が伝播するように、瞬く間に噂は街全体に広がっていった。
「オーク集落討伐」「人々を救った」「ナイトとキングを討伐した」という言葉が、まるで火の手のように駆け巡る。
翔たち一行がギルド館を出ると、すでに通りには人だかりができていた。
夕暮れの橙色の光が差す中、商人も職人も子供も、皆が息を呑んでその姿を見守る。
「……あれが……」
「本当に英雄様だ……」
「後ろにいるのは……貴族か? いや、あの印籠の輝きは……」
小さな声が重なり、やがて歓声とどよめきに変わる。
子供たちが走り寄ろうとすると、親が慌てて抱きとめた。だがその目には、恐怖ではなく憧れの光が宿っていた。
行列の先頭を歩く翔が、少し照れたように眉をしかめる。
「……なんだか、落ち着かねぇな」
隣の忍が小声で笑った。
「英雄って、こういうことなんでしょうね」
後ろからユリウス王子が、半ば呆れたように肩をすくめた。
「君たちがやったことを考えれば、当然だろう。軍ですら躊躇う相手を討伐し、捕らわれた者を救い出したんだ。……街が湧かないわけがない」
カトリーナが頷き、柔らかい笑みを浮かべる。
「民は希望を求めているのです。翔様と忍様が、その象徴となったのですわ」
やがて、領主館の白壁が視界に現れる。
大通りに響く人々のざわめきは、まるで行列を先導する音楽のようだった。
「おい、領主館に英雄たちが向かってるぞ!」
「ナイトとキングの魔石も持ち帰ったらしい!」
「本当に……あの二人と鉄の馬車が……!」
その声の波に押されるように、翔たち一行はゆっくりと領主館の門へと歩みを進めていく。
街全体が、その一歩一歩を見届けるかのように。
領主館の白壁が夕日に照らされ、黄金色に輝いていた。
その前に集まる群衆は、すでに道の両脇を埋め尽くし、英雄たちの行進を固唾を呑んで見守っている。
「来たぞ……!」
「本当に、ナイトとキングを倒した英雄たちだ!」
「後ろには、王族や貴族の姿も……使節団なのか?」
ざわめきは次第に歓声へと変わり、子供が「がんばれー!」と叫ぶと、一斉に笑いが広がった。
ギルドマスター室を後にし、翔たち一行が広間に足を踏み入れると、そこにはすでに喧騒が渦巻いていた。
ブレイザーから降ろされた二十五名の人々が休めるよう椅子や床に腰を下ろし、ギルド職員たちが水や毛布を配っている。救われた者たちは一様に、翔と忍の姿を見つけるや、堰を切ったように立ち上がった。
「……本当に、助けてくださって……!」
「夢じゃない……生きて帰れるなんて……」
「この命、一生忘れません!」
涙ながらに頭を下げ、両手を合わせる者、声を震わせて抱きつく者まで現れる。翔と忍は押し寄せる感謝の波に戸惑いながらも、一人一人にうなずき、短い言葉を返していった。
その光景を目の当たりにした冒険者たちが、次々にざわめきをあげる。
「おい……あの二人だろ、昨日の朝オーク集落討伐に向かった……」
「まさか本当にやり遂げるとは……!」
「いや、やり遂げたどころじゃねぇ……助け出した人数を見ろよ!」
最初は囁きだった声が、やがて広間を満たす轟きへと変わっていく。
「雑魚オークだけでも数百だろうに……!」
「Cランク魔物を群れごと討伐だと!? 軍でも簡単にはやれんぞ!」
「しかも、ナイトに……キングまで……!」
冒険者たちの視線が一斉に翔と忍へ突き刺さる。
その背後には、王子ユリウスと令嬢カトリーナ、そして名の知れた英雄たちの姿。豪奢な衣装を纏った一団が並ぶその光景は、まさに異様だった。
「いったい……どこの使節団だ……?」
「いや違う、あの二人の後ろにいるのは……まさか王族や貴族なのか……」
やがて、誰からともなく拍手が始まった。
一人、二人……やがてそれは嵐のような拍手と歓声に変わる。
「英雄だ! 二人と一台の英雄だ!」
「バルドの守護者に乾杯だ!」
「翔! 忍! ありがとなぁ!」
子供のように叫ぶ冒険者の声に、涙ぐむ女性職員の姿に、翔は一瞬だけ肩をすくめ、忍と顔を見合わせた。
忍は静かに微笑み、唇だけで「良かったですね」と呟いた。
ギルマスとミアが背後から進み出る。
「諸君、静まれ!」
だが声は広間に溶け、熱狂は収まらない。バルガス自身が笑みを浮かべるしかなかった。
「……仕方あるまい。これほどの偉業、誰が黙っていられるものか」
ギルド広間は祝祭のような空気に包まれたまま、翔たち一行は領主館へ向かうため歩を進めるのだった。
ギルド広間から街全体へ ― 英雄たちの行進
嵐のような拍手と歓声に包まれたギルド広間。
翔と忍、そして後ろに並ぶ王子や令嬢、英雄たち七人の姿は、すでに「異様」ではなく「伝説の光景」となっていた。
「翔! 忍! ありがとぉ!」
「英雄だ、英雄が帰ってきたんだ!」
「ナイトもキングも討伐したって……信じられねぇ!」
冒険者たちのざわめきは壁を越え、扉を突き抜け、通りにまで広がっていく。
外にいた人々が振り向き、誰かが叫んだ。
「ギルドがざわついてるぞ! 英雄が帰ってきたって!」
その声が伝播するように、瞬く間に噂は街全体に広がっていった。
「オーク集落討伐」「人々を救った」「ナイトとキングを討伐した」という言葉が、まるで火の手のように駆け巡る。
翔たち一行がギルド館を出ると、すでに通りには人だかりができていた。
夕暮れの橙色の光が差す中、商人も職人も子供も、皆が息を呑んでその姿を見守る。
「……あれが……」
「本当に英雄様だ……」
「後ろにいるのは……貴族か? いや、あの印籠の輝きは……」
小さな声が重なり、やがて歓声とどよめきに変わる。
子供たちが走り寄ろうとすると、親が慌てて抱きとめた。だがその目には、恐怖ではなく憧れの光が宿っていた。
行列の先頭を歩く翔が、少し照れたように眉をしかめる。
「……なんだか、落ち着かねぇな」
隣の忍が小声で笑った。
「英雄って、こういうことなんでしょうね」
後ろからユリウス王子が、半ば呆れたように肩をすくめた。
「君たちがやったことを考えれば、当然だろう。軍ですら躊躇う相手を討伐し、捕らわれた者を救い出したんだ。……街が湧かないわけがない」
カトリーナが頷き、柔らかい笑みを浮かべる。
「民は希望を求めているのです。翔様と忍様が、その象徴となったのですわ」
やがて、領主館の白壁が視界に現れる。
大通りに響く人々のざわめきは、まるで行列を先導する音楽のようだった。
「おい、領主館に英雄たちが向かってるぞ!」
「ナイトとキングの魔石も持ち帰ったらしい!」
「本当に……あの二人と鉄の馬車が……!」
その声の波に押されるように、翔たち一行はゆっくりと領主館の門へと歩みを進めていく。
街全体が、その一歩一歩を見届けるかのように。
領主館の白壁が夕日に照らされ、黄金色に輝いていた。
その前に集まる群衆は、すでに道の両脇を埋め尽くし、英雄たちの行進を固唾を呑んで見守っている。
「来たぞ……!」
「本当に、ナイトとキングを倒した英雄たちだ!」
「後ろには、王族や貴族の姿も……使節団なのか?」
ざわめきは次第に歓声へと変わり、子供が「がんばれー!」と叫ぶと、一斉に笑いが広がった。
143
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる