54 / 89
第6章 王都アルディナ編
王城会談 ― 英雄たちの証言
しおりを挟む
ブレイザー車が王都アルディナの石畳を静かに走り抜けていく。
窓の外には整然と並ぶ白壁の屋敷、香草を売る露店、通りを歩く貴族や兵士たちの姿。
城下町の活気は、まるで新しい風のように翔たちを包んでいた。
「うわ……まるで映画のセットみたいだな」
翔が感嘆の声を漏らすと、隣の忍が苦笑する。
「セットじゃないよ、本物の王都だもの……それにしても綺麗ね」
馬車に並走する衛兵たちが道を開け、やがて彼らの視線の先に――
白亜の城、アルディナ王城が現れた。
金色の装飾が陽光を受けて輝き、塔の先端には王国の紋章が風に揺れている。
ユリウスが小さく息を吐く。
「……ようやく、帰ってきたな」
隣に座るカトリーナが微笑み、そっと囁いた。
「殿下……お母様も、きっとお喜びになりますわ」
翔と忍は顔を見合わせた。
――王族に会う。
そう実感した瞬間、緊張が胃の奥をぎゅっと締めつける。
王城控え室 ― 謁見前の緊張
王城の控え室。
金の縁取りが施された鏡や深紅の絨毯が敷かれ、
外のざわめきがまるで別世界のことのように静まり返っていた。
「……なぁ、忍。正直に言っていい?」
「たぶん、もう言ってると思うけど?」
「俺、王様とか偉い人とかに会ったことない。どうすりゃいいんだ?」
忍は苦笑して肩をすくめた。
「私も同じ。頭を下げる角度とか、“陛下”って言うタイミングとか、全くわかんない」
そのやり取りを聞いていたユリウスが、思わず吹き出す。
「ははっ、緊張しすぎですよ。大丈夫です。形式など気にしなくていい。
ただ、父上の前では膝をついて、名を名乗る時だけ顔を上げてください。それで十分です」
カトリーナが優しく補足した。
「陛下は厳しい方ですが、理不尽なお方ではありません。
それに……王妃様もご一緒です。優しく迎えてくださるはずですわ」
「王妃様もいらっしゃるのか……」
翔が思わず背筋を伸ばす。
「はい。殿下の母君です。ずっとお身体が優れず、殿下の無事を誰よりも祈っておられました」
ブレイザーが背後から穏やかな声で言う。
「お二人の礼のタイミングや立ち位置は、私が後方から合図を出します。
――緊張なさらずに。すべて私にお任せください」
翔が息を吐いて、冗談めかして言う。
「なんか……就職面接みたいだな」
「落ちたらクビどころじゃ済まないかもね」
忍が小さく笑い返す。
その軽口に、ユリウスとカトリーナもつられて笑った。
重かった空気が、少しだけ柔らかくなる。
王城への道
ブレイザー車は城門をくぐり、ゆっくりと停止した。
王都近衛兵が整列し、銀の鎧が陽光を反射して眩い。
「ユリウス殿下、ご帰還を確認!」
「全近衛、敬礼!」
槍が一斉に掲げられ、金属の音が広がる。
翔と忍はその壮観に思わず目を丸くした。
「まるで映画のワンシーンだな……」
「これは……本当に現実なの?」
ユリウスは馬車の扉を開き、凛とした声で言う。
「翔殿、忍殿。ここからは、私たち五人でまいりましょう」
ブレイザーが軽く一礼する。
「残る方々は控え室でお待ちください。安全は保証いたします」
ガルドが腕を組み、にやりと笑った。
「おう、せいぜい失礼のねぇようにやってこい。……特に翔!」
「うっ……」
忍がくすっと笑う。
「がんばって、面接官に気に入られてきてね」
「やめろって、その言い方」
そんなやり取りのあと、翔たちは扉の奥――謁見の間へと向かった。
王と王妃 ― 再会の時
広大な謁見の間。
赤い絨毯が真っすぐに玉座まで続き、
天井には星のようなシャンデリアが輝いている。
玉座には二人の姿があった。
金の王冠を戴く威厳ある男――アルディナ王レオニード三世。
そして、柔らかな銀の髪を揺らし、温かな微笑を浮かべる女性――王妃エレナ。
「よく戻ったな、ユリウス」
低く響く声。
「はい、陛下……いえ、父上。――ただいま戻りました」
ユリウスが膝をつく。
その姿を見た瞬間、王妃の瞳が揺れた。
「ユリウス……!」
声が震え、王妃は玉座から立ち上がると、息子へと歩み寄った。
「顔を……見せておくれ」
ユリウスが顔を上げると、母の手が頬に触れる。
「……生きて帰ってきてくれて、ありがとう」
「母上……」
その光景に、翔も忍も胸の奥が熱くなるのを感じた。
静かにその光景を見守るブレイザーの瞳も、わずかに柔らいでいた。
旅人たちの謁見
王妃が席に戻ると、王は視線を翔たちへ向けた。
「ユリウス、その背後の者たちは?」
「はい。彼らは我々を救った恩人です。
異国の旅人、清水翔殿と松田忍殿。そして彼らの守護者、ブレイザー」
翔と忍は同時に膝をつき、深く頭を下げた。
「清水翔と申します」
「松田忍と申します。医術と薬学を少しばかり」
ブレイザーが彼らの後ろで礼をする。
「ブレイザー。彼らの補佐と防衛を担当しております」
「顔を上げよ」
王の声が重く響く。
その眼差しは威厳に満ちていたが、敵意はない。
「……異国の者か。だがただ者ではないな。
そなたらからは、この国には存在しない“知”の気配を感じる」
翔が静かに答える。
「殿下に出会えたのは偶然です。ですが……あの時、助けたいと思ったのは本心です」
王妃が微笑む。
「偶然ではありません。
あなたたちは運命に導かれてこの国に来られたのだと、私は思います」
忍がそっと頷く。
「……運命、ですか」
王がゆっくりと立ち上がる。
「――そなたらの行いは、王国そのものを救ったに等しい」
その言葉と共に、王は玉座を降り、彼らの前まで歩み出た。
「異国の旅人よ。
そなたらに“王都の友”の称号を授ける。
これよりアルディナ王国において、自由な行動と保護を約束する」
重臣たちが息を呑む。
王が他国の者に正式な称号を与える――それは極めて異例のことだった。
「……ありがとうございます、陛下」
翔が深く頭を下げ、忍も続く。
王妃が優しく言葉を添える。
「どうか、これからは少しでも安らいでください。
あなた方の旅路に、光がありますように」
その言葉に、ブレイザーが微笑み、静かに一礼した。
「感謝いたします、王妃陛下。――彼らの旅は、まだ続きますが、今この時を忘れません」
王妃は優雅に頷き、王も満足げに頷く。
こうして、翔・忍・ブレイザーたちは王と王妃から正式に「友」として認められた。
その瞬間、王都アルディナの歴史に新たな章が刻まれたのだった。
窓の外には整然と並ぶ白壁の屋敷、香草を売る露店、通りを歩く貴族や兵士たちの姿。
城下町の活気は、まるで新しい風のように翔たちを包んでいた。
「うわ……まるで映画のセットみたいだな」
翔が感嘆の声を漏らすと、隣の忍が苦笑する。
「セットじゃないよ、本物の王都だもの……それにしても綺麗ね」
馬車に並走する衛兵たちが道を開け、やがて彼らの視線の先に――
白亜の城、アルディナ王城が現れた。
金色の装飾が陽光を受けて輝き、塔の先端には王国の紋章が風に揺れている。
ユリウスが小さく息を吐く。
「……ようやく、帰ってきたな」
隣に座るカトリーナが微笑み、そっと囁いた。
「殿下……お母様も、きっとお喜びになりますわ」
翔と忍は顔を見合わせた。
――王族に会う。
そう実感した瞬間、緊張が胃の奥をぎゅっと締めつける。
王城控え室 ― 謁見前の緊張
王城の控え室。
金の縁取りが施された鏡や深紅の絨毯が敷かれ、
外のざわめきがまるで別世界のことのように静まり返っていた。
「……なぁ、忍。正直に言っていい?」
「たぶん、もう言ってると思うけど?」
「俺、王様とか偉い人とかに会ったことない。どうすりゃいいんだ?」
忍は苦笑して肩をすくめた。
「私も同じ。頭を下げる角度とか、“陛下”って言うタイミングとか、全くわかんない」
そのやり取りを聞いていたユリウスが、思わず吹き出す。
「ははっ、緊張しすぎですよ。大丈夫です。形式など気にしなくていい。
ただ、父上の前では膝をついて、名を名乗る時だけ顔を上げてください。それで十分です」
カトリーナが優しく補足した。
「陛下は厳しい方ですが、理不尽なお方ではありません。
それに……王妃様もご一緒です。優しく迎えてくださるはずですわ」
「王妃様もいらっしゃるのか……」
翔が思わず背筋を伸ばす。
「はい。殿下の母君です。ずっとお身体が優れず、殿下の無事を誰よりも祈っておられました」
ブレイザーが背後から穏やかな声で言う。
「お二人の礼のタイミングや立ち位置は、私が後方から合図を出します。
――緊張なさらずに。すべて私にお任せください」
翔が息を吐いて、冗談めかして言う。
「なんか……就職面接みたいだな」
「落ちたらクビどころじゃ済まないかもね」
忍が小さく笑い返す。
その軽口に、ユリウスとカトリーナもつられて笑った。
重かった空気が、少しだけ柔らかくなる。
王城への道
ブレイザー車は城門をくぐり、ゆっくりと停止した。
王都近衛兵が整列し、銀の鎧が陽光を反射して眩い。
「ユリウス殿下、ご帰還を確認!」
「全近衛、敬礼!」
槍が一斉に掲げられ、金属の音が広がる。
翔と忍はその壮観に思わず目を丸くした。
「まるで映画のワンシーンだな……」
「これは……本当に現実なの?」
ユリウスは馬車の扉を開き、凛とした声で言う。
「翔殿、忍殿。ここからは、私たち五人でまいりましょう」
ブレイザーが軽く一礼する。
「残る方々は控え室でお待ちください。安全は保証いたします」
ガルドが腕を組み、にやりと笑った。
「おう、せいぜい失礼のねぇようにやってこい。……特に翔!」
「うっ……」
忍がくすっと笑う。
「がんばって、面接官に気に入られてきてね」
「やめろって、その言い方」
そんなやり取りのあと、翔たちは扉の奥――謁見の間へと向かった。
王と王妃 ― 再会の時
広大な謁見の間。
赤い絨毯が真っすぐに玉座まで続き、
天井には星のようなシャンデリアが輝いている。
玉座には二人の姿があった。
金の王冠を戴く威厳ある男――アルディナ王レオニード三世。
そして、柔らかな銀の髪を揺らし、温かな微笑を浮かべる女性――王妃エレナ。
「よく戻ったな、ユリウス」
低く響く声。
「はい、陛下……いえ、父上。――ただいま戻りました」
ユリウスが膝をつく。
その姿を見た瞬間、王妃の瞳が揺れた。
「ユリウス……!」
声が震え、王妃は玉座から立ち上がると、息子へと歩み寄った。
「顔を……見せておくれ」
ユリウスが顔を上げると、母の手が頬に触れる。
「……生きて帰ってきてくれて、ありがとう」
「母上……」
その光景に、翔も忍も胸の奥が熱くなるのを感じた。
静かにその光景を見守るブレイザーの瞳も、わずかに柔らいでいた。
旅人たちの謁見
王妃が席に戻ると、王は視線を翔たちへ向けた。
「ユリウス、その背後の者たちは?」
「はい。彼らは我々を救った恩人です。
異国の旅人、清水翔殿と松田忍殿。そして彼らの守護者、ブレイザー」
翔と忍は同時に膝をつき、深く頭を下げた。
「清水翔と申します」
「松田忍と申します。医術と薬学を少しばかり」
ブレイザーが彼らの後ろで礼をする。
「ブレイザー。彼らの補佐と防衛を担当しております」
「顔を上げよ」
王の声が重く響く。
その眼差しは威厳に満ちていたが、敵意はない。
「……異国の者か。だがただ者ではないな。
そなたらからは、この国には存在しない“知”の気配を感じる」
翔が静かに答える。
「殿下に出会えたのは偶然です。ですが……あの時、助けたいと思ったのは本心です」
王妃が微笑む。
「偶然ではありません。
あなたたちは運命に導かれてこの国に来られたのだと、私は思います」
忍がそっと頷く。
「……運命、ですか」
王がゆっくりと立ち上がる。
「――そなたらの行いは、王国そのものを救ったに等しい」
その言葉と共に、王は玉座を降り、彼らの前まで歩み出た。
「異国の旅人よ。
そなたらに“王都の友”の称号を授ける。
これよりアルディナ王国において、自由な行動と保護を約束する」
重臣たちが息を呑む。
王が他国の者に正式な称号を与える――それは極めて異例のことだった。
「……ありがとうございます、陛下」
翔が深く頭を下げ、忍も続く。
王妃が優しく言葉を添える。
「どうか、これからは少しでも安らいでください。
あなた方の旅路に、光がありますように」
その言葉に、ブレイザーが微笑み、静かに一礼した。
「感謝いたします、王妃陛下。――彼らの旅は、まだ続きますが、今この時を忘れません」
王妃は優雅に頷き、王も満足げに頷く。
こうして、翔・忍・ブレイザーたちは王と王妃から正式に「友」として認められた。
その瞬間、王都アルディナの歴史に新たな章が刻まれたのだった。
108
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる