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第6章 王都アルディナ編
旅立ち、王城の空に響く約束
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朝霧が薄く漂う王都ローデリア。
白い石畳の上で、ブレイザー車の金属装甲が陽光を反射し、青い輝きを放っていた。
城門前の広場には、見送りのため集まった人々のざわめきが広がる。
王と王妃、ユリウス、カトリーナ、ミア――そして王城の重臣や騎士団長までもが一堂に並び立ち、
異国の旅人たちの出発を見送る光景は、まるで儀礼のような荘厳さを帯びていた。
「ずいぶん盛大な見送りだな……」
翔が少し頬を掻きながら、肩越しに忍へ視線をやった。
「王都の正門前ですからね。そりゃあ注目もされますよ」
忍が微笑みながら、整然と並ぶ兵士たちを見渡す。
その横で、ガルドが豪快に笑い声を上げた。
「はっはっは! まるで英雄の凱旋じゃねぇか! 酒でも用意されてんのかと思っちまったぜ!」
「残念ながら、今は出発前ですので……お酒は控えてくださいね」
忍がじっと見つめると、ガルドは気まずそうに頭を掻いた。
「……へいへい、わかってらぁ。旅の途中に飲むさ」
そのやり取りに、王妃が小さく笑みを漏らす。
「ふふ……賑やかな一行ですわね。どこか懐かしい……まるで若い頃の我々を見ているようです」
王が頷き、重々しく口を開いた。
「さて――迷宮都市《グラン・フェルド》までの道のりは長い。
馬車で行けば十日はかかる大陸横断の行程だ。補給や休息を含めれば、それ以上かもしれん」
翔がその言葉に頷き、口を開く前に、ブレイザーが一歩前に進み出た。
「陛下、ご心配には及びません。ブレイザー車であれば、最長でも二日以内に到着可能です」
「……二日、だと?」
ユリウスが目を見開いた。
カトリーナが口に手を当て、信じられないといった様子で首を振る。
「まさか……十日の距離を、二日で……?」
「正確には一日半でも到達可能です。ただ、皆様の体調を考慮し、余裕を持っての走行を想定しています」
ブレイザーの穏やかな声が、石畳に静かに響いた。
「……本当に、とんでもないな」
王が苦笑しながら呟く。
翔が軽く肩を竦めて言葉を添えた。
「ブレイザー車は、もはや“移動する城”みたいなものですから。
揺れない、疲れない、食事も睡眠も完璧。旅というより、ただの小旅行ですよ」
「それは……羨ましいですわね」
カトリーナが少し頬を膨らませる。
「私たちの旅の時は、何度も寝違えて首が痛くなりましたのに……」
「ははっ、あれはあれで楽しかったけどな」
ユリウスが笑うと、ミアも笑顔で頷いた。
「でも確かに、ブレイザーのベッドは最高でした! ふかふかで、まるで雲の上にいるみたいで!」
その言葉にブレイザーが小さく会釈する。
「お褒めにあずかり光栄です。次はより快適に過ごせるよう、改良も施しております」
「改良!? これ以上、どう快適にするつもりですの!」
カトリーナが思わず身を乗り出し、周囲に笑いが広がった。
ふと、王が真剣な声で言った。
「しかし――君たちが旅立つとなると、王都の守りはどうなる? 心配なのだ」
ブレイザーが一歩進み、胸に手を当てて深々と頭を下げた。
「その件につきましては、すでに万全の布陣を整えております。
現在、十五機のドローンを王都防衛用として常時配備しております」
「十五……?」
王妃が小さく息を呑む。
「はい。空・地上・地中・水中の四層防衛網です。
上空監視型は王都全域の空を巡回。
地上警備型は城壁沿いを自動巡回し、通行者の魔力を即時スキャン。
地中型は地下水路を監視。
そして、水中型は護城河および排水口を常時パトロールしております」
静寂。
誰もがその言葉の意味を咀嚼しきれず、ただ見つめていた。
「……それは、王都全体がひとつの要塞のようになるということか」
王が呟くと、ブレイザーが穏やかに頷いた。
「はい、陛下。王都の安全は、私が保証いたします」
翔が補足するように笑みを浮かべる。
「ちなみに、そのドローン一機の戦力は、オーガ百体分です。
正直、俺たちがいても足手まといになるくらいですよ」
「お、オーガ百体分!?」
ユリウスが驚愕し、カトリーナが息を呑む。
「そ、それはもはや軍団……」
ミアがぽつりと呟いた。
「……そんなのが十五機も王都を守ってるなんて、敵にしたら悪夢ですよね……」
王がゆっくりと頷き、安堵の息を吐いた。
「これで王都のことは心配ない。……ありがたい」
その時、翔が懐から小さな箱を取り出した。
「それと、もうひとつ。これを渡しておきます」
箱を開けると、銀色の光を放つ細いブレスレットが三つ入っていた。
翔はそれぞれ、ユリウス、カトリーナ、ミアの手にそっと渡す。
「これは通信ブレスレット。ブレイザーのネットワークとリンクしてます。
離れていても声や思考で通信できて、緊急時には位置を特定してドローンが即座に救援に向かいます」
「……思考で通信、ですって?」
カトリーナが目を丸くする。
ブレイザーが説明を引き継ぐ。
「はい。装着者の魔力波を読み取り、意思伝達を可能にしています。
今後、王都内の警備隊とも連携できるよう設定済みです」
ユリウスが腕に通してみる。
「軽いな……魔力の流れが自然だ。まるで付けていないようだ」
「そう設計しました」
翔が微笑んで頷く。
「もし何かあれば、必ず俺たちに連絡を。どんな場所でもブレイザーが繋ぎますから」
ガルドが斧の柄を担ぎ、豪快に笑い出した。
「へっへっへ、準備万端だな! あとは未知の鉱石を拝みに行くだけだ!」
忍が笑いながら、腰のポーチを叩く。
「ガルドさん、あまり興奮しすぎて転ばないでくださいね。
せっかく作った薬がこぼれたら、また最初からですよ」
ヨアヒムが横から口を挟んだ。
「でも新しい薬草を見つけたら、また一緒に調合しましょう! 今度こそ“完全回復薬”を!」
忍が軽くため息をついて微笑む。
「調合は私が見てますから、勝手に混ぜないでくださいね」
「ひぃっ……! わ、わかりました!」
ヨアヒムが背筋を伸ばして慌てると、ガルドが腹を抱えて笑った。
「はっはっは! まるで弟子と師匠だな!」
その明るいやりとりに、王妃が目を細めて言う。
「仲間とは、いいものですわね……」
王が一歩前に出た。
「翔、忍――そしてブレイザーよ。迷宮都市には古代の遺跡が多く眠る。
何が待っているかわからぬ。くれぐれも慎重にな」
翔と忍は深く一礼した。
「はい、陛下。ご心配なく。必ず無事に戻ります」
王妃が微笑み、優しく言葉を添える。
「あなたたちが無事でいること、それが私たちの願いです」
ブレイザー車のドアが静かに開く。
中から暖かな光が漏れ、空気がわずかに揺れた。
翔が最後に振り返り、皆へ向けて笑顔を浮かべた。
「行ってきます。また笑顔で会いましょう」
「ええ、必ず!」
ユリウスとカトリーナが声を揃える。
エンジンが静かに唸りを上げ、ブレイザー車はゆっくりと石畳を滑り出した。
上空では十五機のドローンが編隊を組み、淡い青光を尾に残して旋回する。
まるで光の翼が、旅立つ仲間を守るように――王都の空を照らしていた。
白い石畳の上で、ブレイザー車の金属装甲が陽光を反射し、青い輝きを放っていた。
城門前の広場には、見送りのため集まった人々のざわめきが広がる。
王と王妃、ユリウス、カトリーナ、ミア――そして王城の重臣や騎士団長までもが一堂に並び立ち、
異国の旅人たちの出発を見送る光景は、まるで儀礼のような荘厳さを帯びていた。
「ずいぶん盛大な見送りだな……」
翔が少し頬を掻きながら、肩越しに忍へ視線をやった。
「王都の正門前ですからね。そりゃあ注目もされますよ」
忍が微笑みながら、整然と並ぶ兵士たちを見渡す。
その横で、ガルドが豪快に笑い声を上げた。
「はっはっは! まるで英雄の凱旋じゃねぇか! 酒でも用意されてんのかと思っちまったぜ!」
「残念ながら、今は出発前ですので……お酒は控えてくださいね」
忍がじっと見つめると、ガルドは気まずそうに頭を掻いた。
「……へいへい、わかってらぁ。旅の途中に飲むさ」
そのやり取りに、王妃が小さく笑みを漏らす。
「ふふ……賑やかな一行ですわね。どこか懐かしい……まるで若い頃の我々を見ているようです」
王が頷き、重々しく口を開いた。
「さて――迷宮都市《グラン・フェルド》までの道のりは長い。
馬車で行けば十日はかかる大陸横断の行程だ。補給や休息を含めれば、それ以上かもしれん」
翔がその言葉に頷き、口を開く前に、ブレイザーが一歩前に進み出た。
「陛下、ご心配には及びません。ブレイザー車であれば、最長でも二日以内に到着可能です」
「……二日、だと?」
ユリウスが目を見開いた。
カトリーナが口に手を当て、信じられないといった様子で首を振る。
「まさか……十日の距離を、二日で……?」
「正確には一日半でも到達可能です。ただ、皆様の体調を考慮し、余裕を持っての走行を想定しています」
ブレイザーの穏やかな声が、石畳に静かに響いた。
「……本当に、とんでもないな」
王が苦笑しながら呟く。
翔が軽く肩を竦めて言葉を添えた。
「ブレイザー車は、もはや“移動する城”みたいなものですから。
揺れない、疲れない、食事も睡眠も完璧。旅というより、ただの小旅行ですよ」
「それは……羨ましいですわね」
カトリーナが少し頬を膨らませる。
「私たちの旅の時は、何度も寝違えて首が痛くなりましたのに……」
「ははっ、あれはあれで楽しかったけどな」
ユリウスが笑うと、ミアも笑顔で頷いた。
「でも確かに、ブレイザーのベッドは最高でした! ふかふかで、まるで雲の上にいるみたいで!」
その言葉にブレイザーが小さく会釈する。
「お褒めにあずかり光栄です。次はより快適に過ごせるよう、改良も施しております」
「改良!? これ以上、どう快適にするつもりですの!」
カトリーナが思わず身を乗り出し、周囲に笑いが広がった。
ふと、王が真剣な声で言った。
「しかし――君たちが旅立つとなると、王都の守りはどうなる? 心配なのだ」
ブレイザーが一歩進み、胸に手を当てて深々と頭を下げた。
「その件につきましては、すでに万全の布陣を整えております。
現在、十五機のドローンを王都防衛用として常時配備しております」
「十五……?」
王妃が小さく息を呑む。
「はい。空・地上・地中・水中の四層防衛網です。
上空監視型は王都全域の空を巡回。
地上警備型は城壁沿いを自動巡回し、通行者の魔力を即時スキャン。
地中型は地下水路を監視。
そして、水中型は護城河および排水口を常時パトロールしております」
静寂。
誰もがその言葉の意味を咀嚼しきれず、ただ見つめていた。
「……それは、王都全体がひとつの要塞のようになるということか」
王が呟くと、ブレイザーが穏やかに頷いた。
「はい、陛下。王都の安全は、私が保証いたします」
翔が補足するように笑みを浮かべる。
「ちなみに、そのドローン一機の戦力は、オーガ百体分です。
正直、俺たちがいても足手まといになるくらいですよ」
「お、オーガ百体分!?」
ユリウスが驚愕し、カトリーナが息を呑む。
「そ、それはもはや軍団……」
ミアがぽつりと呟いた。
「……そんなのが十五機も王都を守ってるなんて、敵にしたら悪夢ですよね……」
王がゆっくりと頷き、安堵の息を吐いた。
「これで王都のことは心配ない。……ありがたい」
その時、翔が懐から小さな箱を取り出した。
「それと、もうひとつ。これを渡しておきます」
箱を開けると、銀色の光を放つ細いブレスレットが三つ入っていた。
翔はそれぞれ、ユリウス、カトリーナ、ミアの手にそっと渡す。
「これは通信ブレスレット。ブレイザーのネットワークとリンクしてます。
離れていても声や思考で通信できて、緊急時には位置を特定してドローンが即座に救援に向かいます」
「……思考で通信、ですって?」
カトリーナが目を丸くする。
ブレイザーが説明を引き継ぐ。
「はい。装着者の魔力波を読み取り、意思伝達を可能にしています。
今後、王都内の警備隊とも連携できるよう設定済みです」
ユリウスが腕に通してみる。
「軽いな……魔力の流れが自然だ。まるで付けていないようだ」
「そう設計しました」
翔が微笑んで頷く。
「もし何かあれば、必ず俺たちに連絡を。どんな場所でもブレイザーが繋ぎますから」
ガルドが斧の柄を担ぎ、豪快に笑い出した。
「へっへっへ、準備万端だな! あとは未知の鉱石を拝みに行くだけだ!」
忍が笑いながら、腰のポーチを叩く。
「ガルドさん、あまり興奮しすぎて転ばないでくださいね。
せっかく作った薬がこぼれたら、また最初からですよ」
ヨアヒムが横から口を挟んだ。
「でも新しい薬草を見つけたら、また一緒に調合しましょう! 今度こそ“完全回復薬”を!」
忍が軽くため息をついて微笑む。
「調合は私が見てますから、勝手に混ぜないでくださいね」
「ひぃっ……! わ、わかりました!」
ヨアヒムが背筋を伸ばして慌てると、ガルドが腹を抱えて笑った。
「はっはっは! まるで弟子と師匠だな!」
その明るいやりとりに、王妃が目を細めて言う。
「仲間とは、いいものですわね……」
王が一歩前に出た。
「翔、忍――そしてブレイザーよ。迷宮都市には古代の遺跡が多く眠る。
何が待っているかわからぬ。くれぐれも慎重にな」
翔と忍は深く一礼した。
「はい、陛下。ご心配なく。必ず無事に戻ります」
王妃が微笑み、優しく言葉を添える。
「あなたたちが無事でいること、それが私たちの願いです」
ブレイザー車のドアが静かに開く。
中から暖かな光が漏れ、空気がわずかに揺れた。
翔が最後に振り返り、皆へ向けて笑顔を浮かべた。
「行ってきます。また笑顔で会いましょう」
「ええ、必ず!」
ユリウスとカトリーナが声を揃える。
エンジンが静かに唸りを上げ、ブレイザー車はゆっくりと石畳を滑り出した。
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