69 / 89
第8章 水霊湖編
再生の街、目覚めの朝
しおりを挟む
――夜明けの光が、人工空を照らしていた。
迷宮都市の崩壊から三日。
ブレイザーの内部、亜空間都市〈アルカディア・ネクサス〉は、ようやく穏やかな時間を取り戻していた。
翔が意識を取り戻したのは二日前の夜。
右脇腹の半分以上を失い、生命維持ポッドに繋がれたまま――忍はその傍らで、ただ彼の命の灯を見守り続けていた。
風の核石が翔の体内で融合を始めた時、細胞が一つずつ再生を始め、奇跡のように命を繋いだ。
そして今日、ようやくブレイザーが戦闘データの解析を終えた。
《――報告。ガルーダ討伐データの解析完了。経験値変換を実行します。》
柔らかな電子音とともに、青い光が室内を包み込む。
【松田 忍 Lv48 → Lv63】
新スキル習得:
〈元素詠唱制御〉(属性魔法の詠唱を省略可能)
〈風精召喚〉(風の精霊を顕現し補助に使役)
〈共鳴連鎖陣〉(翔・ブレイザーとの連携魔法強化)
【ブレイザー Lv45 → Lv55】
新モジュール解放:
〈自己再構築アルゴリズムLv2〉(損傷部位の再生速度+40%)
〈空間制御演算Lv2〉(内部空間の可変範囲拡張)
〈亜空間安定化コア〉(居住区の生成と拡張を安定化)
〈ドローン運用拡張+20機〉(展開上限110機 → 130機)
〈生活支援アンドロイド管理システム〉(アンドロイド1000機、清掃運送ドローン200機を運用可能。医療・教育・補給・清掃・警備任務を担当)
《補足。マスターが瀕死状態であったため、報告を保留していました。》
翔は苦笑した。「……また生き返った気分だな。」
「生き返ったというか、生まれ変わったのよ。」忍が息をつきながら微笑む。
《現在、全ドローン一三〇機の運用状況を報告します。八十機は周辺地域の探索任務に投入。崩壊を免れた村や集落を調査中。二十機は迷宮都市跡地で資源の発掘と回収を継続中。残る三十機を王都の防衛ラインへ再配置します。》
「……王都も守らなきゃな。三十機、再配置だ。」翔が言うと、ブレイザーが即座に応答した。
《転送開始――完了。王都上空に防衛ラインを再構築しました。》
直後、通信端末が点滅を始めた。
『――翔さん!? ドローンが突然戻ってきて、王都中が大騒ぎなんです!』ミアの声が響く。
「悪い、こっちで使ってたんだ。今は戻してある。」
『無事なんですね!? ユリウス様も心配して――』
『翔、顔を見せてくれ。いきなりドローンが居なくなったあの日、皆が絶望した。だが……おぬしが生きているなら、それで十分だ。』
「映像を送るよ。もう動ける。心配かけたな。」
『ふっ……無理をするなよ。おぬしが倒れたら、この国も終わりだ。』
通信が切れた後、翔は深く息を吐いた。
窓の外には、〈アルカディア・ネクサス〉の朝が広がっていた。
人工空の下、自動運転のバスが街中を滑るように走り抜けていく。
「勝手に止まった!?」「入口が……開いたぞ?」
乗り込んだ老人が目を丸くした。
「外より涼しい……風が出てるのか?」
「それが“冷房”というものです。」隣のアンドロイドが答える。
街路の端では、清掃運送ドローンが荷箱を抱えたまま通り過ぎる。
「おはようございます。本日のお届け物です。」
「うわっ、空を飛んで荷物が……降りてきた!」
子どもたちが歓声を上げ、追いかける。
住宅区では、白い高層マンションが並び、窓からは穏やかな光が漏れていた。
四人家族には4LDK、三人家族には3LDK、独身者には1LDK――
どの部屋も冷暖房完備、浴室には自動温度調整と乾燥機能、トイレは自動洗浄つきだ。
「この家……勝手に湯が沸いたぞ!」
「“お風呂に入りたい”って言ったら、勝手に準備してくれた!」
さらに各部屋には、音声AIが組み込まれている。
「アリア、明日の天気は?」
『明日は晴れ。洗濯日和です、エリナさん。』
「……名前を覚えてる?」
『はい。お好みの朝食も覚えました。明日は焼きパンとハーブティーをご用意しますか?』
彼女は思わず微笑んだ。
「……こんな家、神様でも持ってないわね。」
食堂では、パネルに触れたり、音声で注文する住民たち。
「“煮込みハンバーグ”って言えばいいの?」
《承りました。調理を開始します。》
数秒後、壁面から湯気を立てた皿が静かに現れた。
「……喋っただけで、料理が出てきた……!」
「これ……夢みたいだな……」
そんな中、ガルドがカウンターに座って叫んだ。
「スペアリブに大ジョッキ! あとポテトと枝豆を頼む!」
《承りました。調理を開始します。》
「おいヨアヒム、お前もなんか頼め!」
「私は……シリアルとリンゴジュース、あとサラダを。」
「鳥の餌じゃねぇか!」
「あなたの胃袋が獣なんですよ。」
その様子を見て、翔と忍は笑い合った。
「……平和だな。」
「本当に。ねえ、翔。今日は私たちも食べよう?」
「そうだな、久しぶりに日本の味を出してやるか。」
二人が同時に音声端末に向かって言う。
「“とんかつ定食、ご飯大盛り”と、“焼き鮭定食”を。」
《承りました。調理を開始します。》
テーブルに現れた湯気立つ味噌汁の香りに、周囲の住民がざわついた。
「この香り……何だ?」「汁なのに、味が深い!」
「この白い粒の飯……甘い!」
翔は笑って言った。
「これが日本の“ごはん”だ。好きなだけ食べていい。」
瞬く間に和食の注文が広がった。
「おれも“焼き魚”!」「味噌汁をもう一杯!」
アルカディアに、静かな和食ブームが巻き起こった。
ショッピングモールでは、アンドロイド店員が客に説明している。
「お好みの色とデザインを教えてください。」
「黒い外套で、動きやすいのがいい。」
「承知しました。ゲートをお通りください。」
男が光の門をくぐると、体にぴったりの服が瞬時に生成された。
「……これ、俺のサイズだ。魔法よりすげぇ。」
学校では、魔法陣と電子黒板を併用した授業が始まっていた。
「今日は“魔力干渉と電磁波”の関係について学びます。」
病院ではアンドロイドが患者に優しく語りかける。
「痛くありません。光で治療します。」
剣士たちは修練場で仮想の敵を相手に汗を流す。
「すげぇ! 斬っても怪我しねぇ!」
「これなら何度でも挑戦できる!」
ご飯を食べた後、翔と忍は中心塔〈アーク・スパイア〉の最上階に戻ってきて地上を見下ろしていた。
塔の上層には、ブレイザー本体へと繋がる転送ゲートが静かに光っている。
「……三日前まで、あんな地獄だったのにな。」翔が呟く。
「ええ。でも、あなたが守った命が、こうして生きてる。」忍の声が柔らかく響く。
《報告。都市機能全系統安定稼働中。住民登録四万九千八百十二名。生活満足度、平均93パーセント。》
「……数字まで出るのかよ。」翔が苦笑した。
忍がふと窓に手を当て、微笑んだ。
「ここ、本当に“第二の地上”ね。」
「ああ。けど、まだ終わっちゃいない。次は――水の核石だ。」
翔の視線が、遠くの青い光の方角を見据える。
アーク・スパイアの頂上で、転送ゲートが静かに輝きを増した。
迷宮都市の崩壊から三日。
ブレイザーの内部、亜空間都市〈アルカディア・ネクサス〉は、ようやく穏やかな時間を取り戻していた。
翔が意識を取り戻したのは二日前の夜。
右脇腹の半分以上を失い、生命維持ポッドに繋がれたまま――忍はその傍らで、ただ彼の命の灯を見守り続けていた。
風の核石が翔の体内で融合を始めた時、細胞が一つずつ再生を始め、奇跡のように命を繋いだ。
そして今日、ようやくブレイザーが戦闘データの解析を終えた。
《――報告。ガルーダ討伐データの解析完了。経験値変換を実行します。》
柔らかな電子音とともに、青い光が室内を包み込む。
【松田 忍 Lv48 → Lv63】
新スキル習得:
〈元素詠唱制御〉(属性魔法の詠唱を省略可能)
〈風精召喚〉(風の精霊を顕現し補助に使役)
〈共鳴連鎖陣〉(翔・ブレイザーとの連携魔法強化)
【ブレイザー Lv45 → Lv55】
新モジュール解放:
〈自己再構築アルゴリズムLv2〉(損傷部位の再生速度+40%)
〈空間制御演算Lv2〉(内部空間の可変範囲拡張)
〈亜空間安定化コア〉(居住区の生成と拡張を安定化)
〈ドローン運用拡張+20機〉(展開上限110機 → 130機)
〈生活支援アンドロイド管理システム〉(アンドロイド1000機、清掃運送ドローン200機を運用可能。医療・教育・補給・清掃・警備任務を担当)
《補足。マスターが瀕死状態であったため、報告を保留していました。》
翔は苦笑した。「……また生き返った気分だな。」
「生き返ったというか、生まれ変わったのよ。」忍が息をつきながら微笑む。
《現在、全ドローン一三〇機の運用状況を報告します。八十機は周辺地域の探索任務に投入。崩壊を免れた村や集落を調査中。二十機は迷宮都市跡地で資源の発掘と回収を継続中。残る三十機を王都の防衛ラインへ再配置します。》
「……王都も守らなきゃな。三十機、再配置だ。」翔が言うと、ブレイザーが即座に応答した。
《転送開始――完了。王都上空に防衛ラインを再構築しました。》
直後、通信端末が点滅を始めた。
『――翔さん!? ドローンが突然戻ってきて、王都中が大騒ぎなんです!』ミアの声が響く。
「悪い、こっちで使ってたんだ。今は戻してある。」
『無事なんですね!? ユリウス様も心配して――』
『翔、顔を見せてくれ。いきなりドローンが居なくなったあの日、皆が絶望した。だが……おぬしが生きているなら、それで十分だ。』
「映像を送るよ。もう動ける。心配かけたな。」
『ふっ……無理をするなよ。おぬしが倒れたら、この国も終わりだ。』
通信が切れた後、翔は深く息を吐いた。
窓の外には、〈アルカディア・ネクサス〉の朝が広がっていた。
人工空の下、自動運転のバスが街中を滑るように走り抜けていく。
「勝手に止まった!?」「入口が……開いたぞ?」
乗り込んだ老人が目を丸くした。
「外より涼しい……風が出てるのか?」
「それが“冷房”というものです。」隣のアンドロイドが答える。
街路の端では、清掃運送ドローンが荷箱を抱えたまま通り過ぎる。
「おはようございます。本日のお届け物です。」
「うわっ、空を飛んで荷物が……降りてきた!」
子どもたちが歓声を上げ、追いかける。
住宅区では、白い高層マンションが並び、窓からは穏やかな光が漏れていた。
四人家族には4LDK、三人家族には3LDK、独身者には1LDK――
どの部屋も冷暖房完備、浴室には自動温度調整と乾燥機能、トイレは自動洗浄つきだ。
「この家……勝手に湯が沸いたぞ!」
「“お風呂に入りたい”って言ったら、勝手に準備してくれた!」
さらに各部屋には、音声AIが組み込まれている。
「アリア、明日の天気は?」
『明日は晴れ。洗濯日和です、エリナさん。』
「……名前を覚えてる?」
『はい。お好みの朝食も覚えました。明日は焼きパンとハーブティーをご用意しますか?』
彼女は思わず微笑んだ。
「……こんな家、神様でも持ってないわね。」
食堂では、パネルに触れたり、音声で注文する住民たち。
「“煮込みハンバーグ”って言えばいいの?」
《承りました。調理を開始します。》
数秒後、壁面から湯気を立てた皿が静かに現れた。
「……喋っただけで、料理が出てきた……!」
「これ……夢みたいだな……」
そんな中、ガルドがカウンターに座って叫んだ。
「スペアリブに大ジョッキ! あとポテトと枝豆を頼む!」
《承りました。調理を開始します。》
「おいヨアヒム、お前もなんか頼め!」
「私は……シリアルとリンゴジュース、あとサラダを。」
「鳥の餌じゃねぇか!」
「あなたの胃袋が獣なんですよ。」
その様子を見て、翔と忍は笑い合った。
「……平和だな。」
「本当に。ねえ、翔。今日は私たちも食べよう?」
「そうだな、久しぶりに日本の味を出してやるか。」
二人が同時に音声端末に向かって言う。
「“とんかつ定食、ご飯大盛り”と、“焼き鮭定食”を。」
《承りました。調理を開始します。》
テーブルに現れた湯気立つ味噌汁の香りに、周囲の住民がざわついた。
「この香り……何だ?」「汁なのに、味が深い!」
「この白い粒の飯……甘い!」
翔は笑って言った。
「これが日本の“ごはん”だ。好きなだけ食べていい。」
瞬く間に和食の注文が広がった。
「おれも“焼き魚”!」「味噌汁をもう一杯!」
アルカディアに、静かな和食ブームが巻き起こった。
ショッピングモールでは、アンドロイド店員が客に説明している。
「お好みの色とデザインを教えてください。」
「黒い外套で、動きやすいのがいい。」
「承知しました。ゲートをお通りください。」
男が光の門をくぐると、体にぴったりの服が瞬時に生成された。
「……これ、俺のサイズだ。魔法よりすげぇ。」
学校では、魔法陣と電子黒板を併用した授業が始まっていた。
「今日は“魔力干渉と電磁波”の関係について学びます。」
病院ではアンドロイドが患者に優しく語りかける。
「痛くありません。光で治療します。」
剣士たちは修練場で仮想の敵を相手に汗を流す。
「すげぇ! 斬っても怪我しねぇ!」
「これなら何度でも挑戦できる!」
ご飯を食べた後、翔と忍は中心塔〈アーク・スパイア〉の最上階に戻ってきて地上を見下ろしていた。
塔の上層には、ブレイザー本体へと繋がる転送ゲートが静かに光っている。
「……三日前まで、あんな地獄だったのにな。」翔が呟く。
「ええ。でも、あなたが守った命が、こうして生きてる。」忍の声が柔らかく響く。
《報告。都市機能全系統安定稼働中。住民登録四万九千八百十二名。生活満足度、平均93パーセント。》
「……数字まで出るのかよ。」翔が苦笑した。
忍がふと窓に手を当て、微笑んだ。
「ここ、本当に“第二の地上”ね。」
「ああ。けど、まだ終わっちゃいない。次は――水の核石だ。」
翔の視線が、遠くの青い光の方角を見据える。
アーク・スパイアの頂上で、転送ゲートが静かに輝きを増した。
72
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
俺得リターン!異世界から地球に戻っても魔法使えるし?アイテムボックスあるし?地球が大変な事になっても俺得なんですが!
くまの香
ファンタジー
鹿野香(かのかおる)男49歳未婚の派遣が、ある日突然仕事中に異世界へ飛ばされた。(←前作)
異世界でようやく平和な日常を掴んだが、今度は地球へ戻る事に。隕石落下で大混乱中の地球でも相変わらず呑気に頑張るおじさんの日常。「大丈夫、俺、ラッキーだから」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる