機甲乙女アームドメイデン ~ロボ娘と往く文明崩壊荒野~

日野久留馬

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 フィオのアパートには一人用のシャワールームが備えられている。
 座れるほどのスペースすらなく、湯沸し器もないためタンクから直通の水を浴びるだけのシンプルな構造だが、安価なワンルームにしては上等な部類だ。
 タウンの外で砂まみれになっても、自宅で洗い落とせるのは大きい。
 液体ボディソープとバススポンジが備え付け、なのだが。

「あの、キキョウさん?」

 全裸のキキョウはフィオを背後から抱きすくめ、青いボディソープを豊かなバストに垂らしてスポンジ代わりに背中に押しつけていた。

「お背中をお流し致します」

「い、いや、嬉しいけど! なんでこんなサービス?」

 ボディソープでぬめりを増した乳房が背中で潰れ複雑な形状に歪んでいく感触に、フィオの主砲は既に臨戦態勢だ。
 キキョウはフィオを抱きすくめた姿勢のまま腕を前に伸ばすと、へそまで反り返る勢いの逸物を両手で包み込んだ。
 思わず声を上げるフィオの耳元に唇を寄せ、耳たぶを甘く一噛みして、囁く。

「大型装甲機生体アービングとの一戦で、見事な働きをされましたから、ご褒美です」

「た、倒したのはキキョウさんだよ、僕は命じただけだ」

 耳朶を打つキキョウの吐息のような囁きと、ボディソープのぬめりを陰茎の隅々まで塗り付けていく指先の刺激に、フィオは声を上擦らせながら反論した。

「私が敵を討とうとも、それはマスターの戦果です。 私はマスターの武器なのですから。
 銃やナイフを使うように、私を使っただけの事です」

 そうは言っても、人格を有する存在を道具として割り切る事には抵抗を感じた。
 難しい顔で黙り込んだフィオに、キキョウは細めた瞳の奥で瞳孔のレンズを収縮させる。 駄々をこねる弟分に苦笑するように。

「それにマスターの働きで、砂潜りの皆さんに被害は出ませんでした。 これは素晴らしい成果ですよ」

 囁きながら、ゆっくりと上下に動く。
 フィオは全神経を集中して、背中を特性スポンジの柔らかさとその先端の微妙な固さを堪能する。
 キキョウは乳スポンジで主の背を流しながら、手の中の主砲の仮性包茎カバーを剥いた。

「うあぁっ」

 皮で護られた敏感な亀頭とエラの根本を、たっぷりとボディソープをまとった指先が撫で回す。
 思わず発射してしまいそうになり、フィオは尻に力を込めて必死でこらえた。
 ここで無様に漏らすわけには行かない。

「キ、キキョウさん!」

「あっ」

 フィオはボディソープのぬめりを利用して、その場で半回転。
 逆に正面からキキョウを抱きしめると、そそり立ち泡まみれとなった肉槍で一矢報いんと必死で突き上げた。 
 しかし。

「おいたはダメですよ」

 肉槍はキキョウの秘裂に突き立つ前に、閉じた太股によってインターセプトされた。
 滑らかな太股の間をボディソープでぬめった肉槍が滑り、会陰の方向へと抜けてしまう。
 太股をきゅっと締めれば、素股の完成だ。

「くうっ」

 むちむちの太股とふにふにの陰唇、別種の柔らかさによって包み込まれながらも、膣内への挿入を果たせなかったフィオは悲鳴にも似た快楽の声をあげる。

「そのまま、大人しくしていてください、マスター。
 たぁくさん気持ちよくしてさしあげますから♡」

 キキョウはフィオの頭を胸に抱きかかえながら、常の彼女らしくもない蕩けるような声で囁いた。
 フィオは柔らかい乳房に半ば埋もれながら、彼女の顔を見上げる。
 紫水晶アメジストの瞳を細めたキキョウは、薄く笑みを浮かべていた。

「さぁ、ぴゅっぴゅしちゃいましょうね♡」

 わざとらしい程の甘い声で、金魚鉢バースプラントから出たての子供に語りかけるかのように射精を促す。
 尻を軽く振りながら太股をすり付け、股に挟んだ肉棒を蹂躙する。 まさに柔らかさの暴力だ。 
 とても耐えれるものではない。

「うっあぁぁっ!?」

 フィオは情けない悲鳴と共に射精した。
 キキョウの太股が強く擦り合わされ、逸物の幹を絞り上げる。
 キキョウの子宮ウテルスユニットに注がれるはずだった精液は、一滴残らず絞り出されて空しくシャワールームの壁を汚した。

「ふふ、たくさん出ましたね、マスター♡」

 キキョウは荒い息をつくフィオの頭を胸に抱き寄せ、幼子にするかのように撫でる。
 それでいて腰から下は艶めかしく動き、股に挟んだ主の逸物を太股で巧みに擦り上げた。
 放ったばかりのフィオの肉棒はたちまち硬度を取り戻す。

「キキョウさん、今度は」

「ダメです」

 ポジションを変え、秘唇を貫こうとする逸物をまたも太股がホールドした。

「な、なんで!」

「これはご褒美で、同時に折檻だからです」

「せ、折檻!?」

「はしたないからいけないと何度も申し上げていますのに、外での行為を所望されますから。 
 不埒な事ばかりのマスターには挿入させてあげません」

 そう言いながらも、キキョウは優しい手つきで主の頭を撫で、豊かな乳房に顔を埋めさせた。

「挿入はさせてあげませんが、ご奉仕は致します。
 さぁ、私の太股でたくさん果ててください」

 キキョウはギンギンにそそり立った主の逸物を股に挟んだまま、腰をすばやく前後に動かす。
 石鹸水と精液の残滓、さらに上から垂れてきたキキョウの愛液が混ざりあってぬかるみを増し、滑らかな太股の間で肉槍を暴力的にしごきたてる。

「うぁぁっ」

 まさにセックスそのものの動作だが、このまま射精させられてはキキョウの中に注ぎ込めない。

 フィオは何としてもキキョウの中に精を注ぎ込みたかった。
 兄貴分から受け継いだ、いわば義姉ともいえるメイデンの胎内奥深く、コアパーツたる子宮ウテルスユニットを己の精液漬けにして、主である証を刻み込みたいのだ。

「くっ」
 
 フィオはギリッと唇を噛んで肉棒を襲う快楽を堪えると、キキョウの顔を見上げた。
 下半身でまるで陵辱のような奉仕を行っておきながら、キキョウは柔らかな笑みを浮かべて主の頭を撫でている。
 慈母のような笑みに誘われるままに、精を吐き出してしまいたいという欲求が胸に湧く。

 だが、それではキキョウの管理下にあるようなもの。
 自分は彼女のマスター、主なのだ。
 管理し、支配するのは自分であって、彼女ではない。
 フィオはキキョウのアメジストの瞳を下から睨みつけた。

「キキョウさ……キキョウ!」

 呼び捨てにしながら肉感的な太股に手を伸ばし、彼女の左足を無理矢理持ち上げる。
 柔らかな万力の如く主の肉棒を挟んで離さなかった太股はあっさりと持ち上がり、フィオの右肩に膝を引っかける形で載せられる。
 縦に大きく割り広げられた両足の付け根で清楚に閉じた秘唇、先ほどから何度も侵攻を阻まれた難所に向けて、フィオは夢中で肉槍を突き込んだ。

「はうっ♡」

 あっさりとフィオの逸物は目標を貫く。
 一気に奥の奥まで穿たれ、キキョウの口から驚きとも嬌声ともつかない声が漏れる。

 この機を逃してはならない。
 フィオはキキョウの片足をかつぎ上げた体勢のまま、尻に手を回し柔らかな尻肉を鷲掴みにして固定すると、勢いよく腰を叩きつけた。

「んぁっ♡」

「折檻だって? 僕がしてやる! 僕が、キキョウのマスターなんだっ!
 主に折檻しようとするメイデンなんか、こうしてやるっ!」
 
 激情のままに叫びながら、力任せに腰を打ちつける。
 フィオの肉棒に絡みつくキキョウの膣肉はあつらえたようにフィットし、いつもながらに絶品。
 だが、フィオは彼女の様子がいつもと少し違う事に気づく。

「あうっ♡ はぁっ♡ んっ♡」

 一突き毎に、声があがる。
 普段は貞淑に声をひそめ、淡い反応しか返さないキキョウが、秀麗な顔を朱に染めて鳴き声のような甘い声をあげているのだ。
 溢れる潤滑液愛液の量と熱さも普段以上で、フィオに突かれる度に膣壁はひくひくと痙攣するかのようにうごめく。

(キキョウさん、感じてる?)



 それはフィオにとって大きな喜びだ。
 いつも反応が薄く、貞淑な態度を崩さないキキョウを乱れさせたいとは常々思っていたのだ。
 何が彼女からこんな反応を引き出したのかわからないが、これはチャンスだ。
 フィオはいつも以上に肉棒に絡みついて精液をねだるキキョウの蜜壷を、全力で抉り回しながら叫ぶように宣言した。

「キ、キキョウ! 出すぞっ! お前の子宮ウテルスユニット、僕の精液で一杯にしてやるっ!
 誰がマスターか、子宮ユニットそこから思い知れぇっ!」
 
 子宮口に亀頭を叩きつける程に突き込み、フィオは必死に堪えた衝動を解放した。
 若い肉槍が脈動し、新鮮な精液を怒濤の勢いで子宮ウテルスユニットへと注ぎ込む。

「あっ、あぁぁっ♡」

 キキョウはフィオが初めて聞くような甘く切ない声を上げると、主の頭を胸に抱きしめた。
 肉槍で制圧された秘肉は震えながら不規則に収縮し、彼女の絶頂を伝えてくる。

(や、やった!)

 キキョウのバストで目隠しされた状態のフィオは、言いようのない達成感に身を震わせる。
 鷲掴みにした尻をさらに抱き寄せながら、玉袋の中の精液を一滴も残さない意気で射精を続けた。
 
「あ……はぁ……?」

 腰が抜けるような長い射精が収まると、キキョウはぶるりと身を震わせて、抱きしめたフィオの頭を解放した。
 乱れた髪を整えるかのように、キキョウの繊手が頭を撫でる。

「お見事でした、マスター……。
 生意気なメイデンを躾てくださって、ありがとうございます」

 フィオの頭を撫でるキキョウの顔は桜色に上気し、瞳孔のレンズはCPUに流し込まれた快楽情報を反芻するかのようにゆっくりと開閉を繰り返している。
 
「キキョウさん、もしかして、わざと?」

「はい、挑発するような事をして申し訳ありません」

「なんでそんなことを……」

「マスターが、私を大事に扱いすぎるからです」

 キキョウの言葉にフィオは顔を曇らせた。

「大事にしちゃ悪い?」

「私がマスターの指導を受け持ったからでしょうか、マスターは私の言葉を優先しすぎています。
 貴方は主なのです、道具の言うことなど無視して強行する権利をお持ちなのです」

「それを教えるために僕を怒らせるような事をしたわけ?
 やり方が遠回しすぎるよ、キキョウさん」

 苦笑しながら虚脱した逸物を引き抜く。
 片足をフィオの肩に引っかけられたまま、剥き出しになった秘唇が注ぎ込まれた精液をごぽりと吹きこぼした。

「んっ……。 マスター、今回はマスターパーティションポイントの上書きを、なさいますか?」

「あー……」

 一瞬、言葉に詰まる。

「現状維持で」

「了解しました。 それと、マスター」
 
「なに?」

 キキョウは股間に指を伸ばし、垂れ落ちる白濁液を指に取った。 ぺろりとひと舐めして続ける。

「この通り、子宮ウテルスユニットから零れ落ちてきております。
 誰が当機のマスターか子宮ユニットここから思い知らせるためには、もう少々注ぐ必要が有るかと」   
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