41 / 125
EX04-2
しおりを挟む
「またのお越しをお待ちしております!」
ドア担当のアシスタントメイデンに見送られ、ルースはクラブ・エルジェーベトから退店した。
「ほぁぁ……」
店の前で立ち尽くす少年の顔は緩み、だらしのないため息が漏れている。
彼の脳内はシノノメの艶姿で埋め尽くされていた。
「えがったぁ……」
シノノメの手指の巧みさ、その体の柔らかさ、声の甘さ、ひとつひとつを反芻しながら、夢遊病者のようなおぼつかない足取りで歩み出す。
「また、お金貯めて、シノノメさんと……」
そこで我に返る。
彼女は本来、客を取る身ではない。
今回は彼が童貞であった為の特別措置なのだ。
そしてルースの童貞はシノノメに捧げられた。
童貞を失ったルースの立場は、クラブ・エルジェーベトのホールで何故自分の相手はしてくれないのかと問うた中年男と同じ。
常連客である中年男と違ってクラブ・エルジェーベトに通うだけの資金もろくに出せない今のルースでは、シノノメの顔を見に行く事すら叶わない。
そして将来、常連になれるだけの高収入を得たとしてて、童貞ではないルースがシノノメを抱く事は、もう二度とできないのだ。
「シ、シノノメさん……!」
思わず、出てきたばかりの扉を振り返る。
高級店の黒光りするドアはぴったりと閉じており、ルースにはまるで地獄の門の如く思えた。
店を出た時の酩酊するかのような高揚感は消え去り、ルースはしょぼくれた足取りで歓楽街を歩く。
なまじ素晴らしい体験を味わっただけに、それがただ一度だけの事と思い知ると、取り返しのつかない喪失感に襲われていた。
「初めてをあんな人とできたんだ、それでいいじゃないか……」
自分を納得させようと口に出しても、それが欺瞞にすぎないと彼自身が知っている。
自分で自分は騙せない。
「……えぇい! 遊びに来て、しっかり楽しんだくせになんで落ち込んでんだ、俺は!」
両手で頬を叩き、活を入れた。
「そうだ、もう一軒行こう。
高級店はやめて、次も通えるような所に」
このままではシノノメという超高級料理の味に拘りすぎて、大衆料理を口にできない体になってしまう。
シノノメとのひと時は大事な思い出として胸にしまうにしても、通常とは逆の意味の口直しが必要だとルースは決断した。
シノノメとの逢瀬の代金は、クラブ・エルジェーベトのような高級店とは思えない程に破格の安さであった。
これもマザーによる指示で、初体験を済ませたばかりの若人へのご祝儀として、どの店でも一律の格安料金になっているらしい。
ルースにしてみれば、ガバメントの方角へ拝まんばかりに有り難い施策であった。
お陰でもう一軒回れるだけの資金は懐に残っている。
「さて、どういう店に行こうかな……」
気を取り直した所で、改めて通りを見回す。
気がつけば歓楽街の外れまで来ていた。
着飾った客引きのメイデン達の姿は少なくなっており、その代わりに変わり種の娼婦がいた。
明らかにゴツい体格で女装が丸わかりの者も混じった、妙に不揃いな印象の娼婦達。
「……メイデンボーイか」
あるいは男の娘とも呼ばれる彼らはメイデンではない、歴とした人間の男性だ。
愛を同性に求める者、機械であるメイデンを愛情の対象に思えない者、あるいは自らを女性と扱って欲しい者など、その理由は様々だが同性愛者はタウン内で珍しくはない。
男の娘娼婦という商売が成り立つ程には需要があるのだ。
しかし、単純な造形という点ではメイデンに対して分が悪い一面は否めない。
人工物であるが故に美を追求できるメイデンに比べて、生身の人間である彼らはルックス面での個人差が大きく、メイデンの美貌を見慣れた者には物足りなく感じる。
十分に愛らしい顔をした男の娘娼婦も居るのだが、ルースにはピンと来なかった。
「あの画一性のなさがいいって言うけどな……」
生身ならではの不揃いさこそに愛する点があるという意見は、ルースにも判らなくはない。
だが、彼の好みはメイデンボーイではなくメイデンの方であった。
男の娘娼婦達が屯する一角から視線を外す。
「通りの端まで来ちまったな、引き返すか」
振り返ろうとして、気付く。
歓楽街と商業エリアの境目を隔てる軽合金の柵に、小柄なSフレームのメイデンが腰掛けていた。
両足をぶらぶらさせながら、メイデンボーイ娼婦達の一角をぼんやりと眺めている。
ゆっくりと揺れる体に合わせて、栗色のポニーテールも揺れていた。
歓楽街の中の肌も露わな客引きメイデンや、すぐそばにいるメイデンボーイ達に比べると、白い清楚なワンピースを着たその姿は一見娼婦のように見えない。
しかし、彼女はプラスチックポールとダンボールのボードを組み合わせたお手製の看板に値段を大書きし、肩に担いでいた。
「個人店、って奴なのかな、あれは……」
思わず足を止めたルースに気づき、看板を持ったメイデンは足のぶらぶらを止める。
当人の身長くらいある柵の上から飛び降りると、ルースの前にちょこちょこと歩み寄った。
「お兄さん、遊んでくぅ?」
小首を傾げながら言う内容は、余りにも率直だ。
「い、いや、俺は」
「安いよぉ?」
これ見よがしに看板が突き出される。
確かに安い、格安と言ってもいい。
「う、うぅん……」
「サービス、するよぉ?」
悩むルースに、メイデンは舌足らずな声で囁いた。
「んんん……。 こういうのも、経験か。
遊んでいこう、店はどこだい?」
「ん、こっちぃ」
メイデンは、右手の看板を肩に担ぎ直すと、左手でルースの手を取った。
ひんやりと冷たく、小さくて柔らかい。
ふと思い出したように、付け加える。
「あたしぃ、ミルチャ。 よろしくねぇ」
Sフレームのメイデン、ミルチャに引っ張られてルースが立ち去った後で、一部始終を見ていたメイデンボーイ娼婦達は互いに目配せを交わした。
「また若い子が餌食になって……。
そろそろ通報した方がいいんじゃない?」
髭の剃り跡も青々しい強面メイデンボーイが低音で発する言葉に、一見するとメイデンのように可憐なメイデンボーイは首を振った。
「ダメ。 あの子、勘がいいもの。
警邏メイデンが見回るタイミングだとすぐにどっかへ消えちゃうし」
強面メイデンボーイはルースが立ち去った方角を眺めて気の毒そうにため息を吐いた。
「可哀想な子……。
うちに来たらサービスしてあげましょう」
商業エリアの一角のビジネスホテルは、コフィン型の安宿よりもひとつ上のグレードのホテルである。
ベッドとサイドテーブル兼用のクローゼットを押し込んだら満杯になるようなサイズでも、部屋としての体裁は保っていた。
狭いなりにもベッドがあり、これまた狭苦しいユニットバスとはいえシャワーもついている。
個人経営の娼婦が客を引っ張り込む宿としては十分な設備であった。
ミルチャは部屋の隅にお手製看板を放り込むと、めくりあげるように白いワンピースを脱ぎ捨てた。
下着は清楚というよりも単純に色気のない、白いショーツのみ。
ブラもキャミソールもないため、ほとんど起伏のない平べったい胸は丸出しになっている。
看板に続いてワンピースを部屋の隅に投げると、ミルチャはもぞもぞとショーツを脱いだ。
丸まった小さな布切れも放り投げ、全裸になったメイデンはベッドの上にぽんと腰掛ける。
「さ、しよぉ?」
戸口で呆れ顔をしたルースへ、両手を広げる。
「しよって、おい、ムードもへったくれもないな……」
シノノメとは余りにも振る舞いが違いすぎる。
なまじ最高級フルコースを味わった後だけに、ミルチャの誘い方はまるで安手のファーストフードのようだった。
額を押さえるルースに、ミルチャはかくんと首を傾げる。
「しないのぉ?」
「するよ、する!」
ルースはため息を吐くと、部屋のドアを閉めてベッドに歩み寄った。
振る舞いはともかくとしてミルチャもまたメイデン、近寄ってみればその美貌は精緻なものだ。
垂れ目がちなブラウンの瞳に、ほんのりと桜色に色付いた唇。
小作りな鼻は小さくとも形よく、Sフレームの小さな体躯と相まって、幼げな印象を与える。
(サクラちゃんにちょっと似てる、かな……?)
小型メイデンという括りで纏めるなら、似ていなくもない。
双方ともにタウン48製なので、どこか共通する雰囲気があった。
「どーするぅ? おっぱい、さわるぅ?」
ただし、控えめなサクラと違い、こちらは余りにも明け透けであったが。
「触るよ、触るけどさぁ、もうちょっと恥じらいとかデリカシーとか……」
ぶつぶつ言いながらも手を伸ばしてしまう辺り、どうしようもない男の性であった。
民生用小型ジェネレーターを内蔵したミルチャの胸部はシノノメとは比べようもない程に貧弱だが、ただ平坦なだけではない。
Cクラス民生用メイデンとはいえ、メイデンはメイデン。 男を誘う艶めかしいラインは備えている。
うっすらと膨らんだバストから滑らかな腹部、そして股間へと続く淡い曲線にルースは小さく唾を呑んだ。
ファーストフードはファーストフードで、不味い訳じゃあない。
そんな事を思いながら、両手で包み込むようにミルチャの胸に触れる。
「ん……♡」
シノノメとは違い、指が埋まり込むような豊かな柔らかさはない。
しかし、控えめな柔らかさと手のひらで自己主張する先端の突起の感触もまた良いものだ。
最初は胡乱気に眉を寄せていたルースだったが、やがて鼻息も荒くミルチャの胸を揉みしだいていた。
「ねぇ」
そんな少年の様子をブラウンの瞳のレンズをわずかに動かして観察していた少女人形は、囁くように声をかけた。
「脱がないのぉ? 苦しそうだよぉ?」
ミルチャが指さすジーンズの股間はガチガチにテントを張っている。
細く貧相な少女人形のバストを弄るうちに、ルースのボルテージは十分高まっていた。
「あ、あぁ!」
ジーンズとトランクスを纏めて引きずりおろし、ワークシャツも脱ぎ捨てる。
丸裸になったルースは、火が付いた劣情の赴くままミルチャをベッドに押し倒した。
正常位の姿勢で貫こうとして、不意に気付く。
まだコンドームを付けていない。
「ミ、ミルチャ、あの、コンドームは?」
ルースの言葉に、ミルチャは垂れ目がちな目尻をさらに下げて微笑んだ。
「サービスするって、言ったよぉ?」
「え、で、でも」
躊躇するルースの前でミルチャは大きく両足を広げた。
両手の人差し指がぴったりと閉じた秘裂に差し込まれ、ぐいっと左右に割り開く。
「あたしの穴ぁ、トロトロで気持ちいいよぉ?」
秘唇を大きく広げられて晒されたサーモンピンクの膣孔はヒクヒクと震え、荒い息と共に注がれる少年の視線を受けてトロリと愛液を垂らした。
こんなものを見せつけられて我慢できる程、ルースの理性は強固ではなかった。
「う、うぉぉっ!」
ガイドレールのように添えられた秘唇を開く指の間、開放された城門へとルースは肉槍を突き立てる。
「あうっ♡」
「うっ、うぁぁっ!?」
自ら気持ちいいと称するだけあって、ミルチャの蜜壷は絶品であった。
並サイズのルースの逸物でぎちぎちになってしまう狭苦しい穴は、四方八方から肉壁が吸いついてくる。
「な、生すげぇ……!」
とろけた粘膜の熱さと潤みがダイレクトに伝わり、ルースは唸るような感嘆を漏らす。
ミルチャは大きな垂れ目を自慢げに細めると、正面から貫く少年の体をぎゅっと抱きしめた。
それだけで、ルースの相棒を包み込む膣壁がきゅっと締まる。
「やっ、やばっ」
堪えきれない射精の前兆を察したルースは、慌てて腰を引く。
「だぁめ♡」
だが、抱きついたミルチャがそのままルースの尻の後ろまで両足を回し、ロックした。
「ちょっ、ミルチャ!?」
華奢な民生用メイデンでも成人男子くらいの力は出せる。
この不安定な姿勢では力任せにミルチャの足を解けない。
「出ちまうって!」
ミルチャは慌てふためくルースへ楽しそうに微笑みながら囁く。
「出しちゃえ、びゅーって♡」
「なっ」
ルースの肉棒を包み込む蜜壷が、うねる。
幹から亀頭、エラの隙間にすら肉襞がまとわりつき締めあげた。
男の精液を絞り出す最適な動きを体現したかのような攻撃に、デビュー戦を飾ったばかりのルーキーが耐えれる訳もない。
「あっ、うあぁぁ……」
必死で尻の穴を引き締める努力は徒労に終わり、堪えきれない精液がミルチャの膣内に放たれてしまう。
子宮ユニットに流れ込む熱い奔流に目を細めながら、ミルチャは腕を伸ばしてルースの頭を抱きかかえた。
「ほら、出しちゃえ、いっぱい出しちゃえ♡」
囁きながら、薄っぺらい裸体をルースに密着させた。
回した手足で頭と腰をロックしたミルチャが身をくねらせると、貧相ながらも柔らかな女体の感触がたっぷりと擦りつけられる。
「うあ、ミ、ミルチャぁ……」
体のくねりと共に腰も大きく動き、只でさえ具合のいいミルチャの秘所は、少年の相棒を存分に翻弄した。
出したばかりの逸物が萎える間もなく強制的に勃たされ、さらにはそのまま射精まで追い込まれる。
「ふふ、出てる出てる、びゅーって」
玉袋から生産された精液がそのまま絞り出されているかのような感覚。
「うぁぁ……」
尻から会陰にかけての力が抜け、下半身は射精のための器官になってしまったかのよう。
迸り続ける精液は、ミルチャの子宮ユニットに余すことなく呑み込まれていく。
「びゅー♡ びゅー♡」
耳元でいたずらっぽく囁かれる甘ったるい声に導かれるように、ルースは限界まで放ち続けた。
やがて、少年の体力と精も尽きる。
「も、もう出ねえ……」
「いっぱい出たねぇ、満足したぁ?」
「う、うん……」
完全にペースを奪われてしまったのは不本意ではあるが、気持ちが良かった事は確かだ。
雰囲気作りや奉仕の巧みさではシノノメの足下にも及ばないが、単純な肉の快感という意味ではミルチャに軍配が上がるかもしれない。
「そっかぁ。 満足したんなら、いいよねぇ?」
「え?」
ミルチャの言葉と同時に、部屋のドアが乱暴に開け放たれた。
スキンヘッドに防弾ジャケットを羽織りベルトに大型拳銃をぶち込んだ、見るからに荒事慣れした男が部屋のキーをぶら下げて入ってくる。
「え、え?」
「手前、俺のミルチャに何してやがるんだ、えぇ!?」
混乱するルースの頬へ、問答無用のパンチがぶち込まれた。
「ぐあっ!?」
ずるんと抜けた陰茎丸出しのまま、床に転がるルース。
男は精液と潤滑液にまみれた肉棒を睨んで舌打ちする。
「しこたま出しやがって、落とし前つけてもらおうじゃねえか、あぁ!?」
「ちょ、ちょっと待って、待って!?」
男に首根っこを掴まれ、ルースは全裸のまま部屋の外へ引きずり出されてしまう。
ベッドに転がったまま二人を見送ったミルチャは、ぴょこんと身を起こした。
「いっぱい出されたぁ。
後でマスターにマスターパーティション上書きしてもらわないとぉ」
個人経営の娼婦メイデンならぬ、美人局メイデンのミルチャは少年の精液がたっぷり詰まった下腹を撫でながら、これからの予定に思考を巡らせた。
この辺りでの商売もそろそろ潮時だ。 警邏隊のメイデンに目を付けられ始めている。
あのお客さんから巻き上げた金を元手に、いっそ余所のタウンに高飛びでもしてしまうか。
「余所かぁ、マスターとならどこでもいいかなぁ」
遠くから微かに聞こえる鈍い殴打音と少年の悲鳴を聞き流しつつ、ミルチャは主との未来に想いを馳せて微笑んだ。
ドア担当のアシスタントメイデンに見送られ、ルースはクラブ・エルジェーベトから退店した。
「ほぁぁ……」
店の前で立ち尽くす少年の顔は緩み、だらしのないため息が漏れている。
彼の脳内はシノノメの艶姿で埋め尽くされていた。
「えがったぁ……」
シノノメの手指の巧みさ、その体の柔らかさ、声の甘さ、ひとつひとつを反芻しながら、夢遊病者のようなおぼつかない足取りで歩み出す。
「また、お金貯めて、シノノメさんと……」
そこで我に返る。
彼女は本来、客を取る身ではない。
今回は彼が童貞であった為の特別措置なのだ。
そしてルースの童貞はシノノメに捧げられた。
童貞を失ったルースの立場は、クラブ・エルジェーベトのホールで何故自分の相手はしてくれないのかと問うた中年男と同じ。
常連客である中年男と違ってクラブ・エルジェーベトに通うだけの資金もろくに出せない今のルースでは、シノノメの顔を見に行く事すら叶わない。
そして将来、常連になれるだけの高収入を得たとしてて、童貞ではないルースがシノノメを抱く事は、もう二度とできないのだ。
「シ、シノノメさん……!」
思わず、出てきたばかりの扉を振り返る。
高級店の黒光りするドアはぴったりと閉じており、ルースにはまるで地獄の門の如く思えた。
店を出た時の酩酊するかのような高揚感は消え去り、ルースはしょぼくれた足取りで歓楽街を歩く。
なまじ素晴らしい体験を味わっただけに、それがただ一度だけの事と思い知ると、取り返しのつかない喪失感に襲われていた。
「初めてをあんな人とできたんだ、それでいいじゃないか……」
自分を納得させようと口に出しても、それが欺瞞にすぎないと彼自身が知っている。
自分で自分は騙せない。
「……えぇい! 遊びに来て、しっかり楽しんだくせになんで落ち込んでんだ、俺は!」
両手で頬を叩き、活を入れた。
「そうだ、もう一軒行こう。
高級店はやめて、次も通えるような所に」
このままではシノノメという超高級料理の味に拘りすぎて、大衆料理を口にできない体になってしまう。
シノノメとのひと時は大事な思い出として胸にしまうにしても、通常とは逆の意味の口直しが必要だとルースは決断した。
シノノメとの逢瀬の代金は、クラブ・エルジェーベトのような高級店とは思えない程に破格の安さであった。
これもマザーによる指示で、初体験を済ませたばかりの若人へのご祝儀として、どの店でも一律の格安料金になっているらしい。
ルースにしてみれば、ガバメントの方角へ拝まんばかりに有り難い施策であった。
お陰でもう一軒回れるだけの資金は懐に残っている。
「さて、どういう店に行こうかな……」
気を取り直した所で、改めて通りを見回す。
気がつけば歓楽街の外れまで来ていた。
着飾った客引きのメイデン達の姿は少なくなっており、その代わりに変わり種の娼婦がいた。
明らかにゴツい体格で女装が丸わかりの者も混じった、妙に不揃いな印象の娼婦達。
「……メイデンボーイか」
あるいは男の娘とも呼ばれる彼らはメイデンではない、歴とした人間の男性だ。
愛を同性に求める者、機械であるメイデンを愛情の対象に思えない者、あるいは自らを女性と扱って欲しい者など、その理由は様々だが同性愛者はタウン内で珍しくはない。
男の娘娼婦という商売が成り立つ程には需要があるのだ。
しかし、単純な造形という点ではメイデンに対して分が悪い一面は否めない。
人工物であるが故に美を追求できるメイデンに比べて、生身の人間である彼らはルックス面での個人差が大きく、メイデンの美貌を見慣れた者には物足りなく感じる。
十分に愛らしい顔をした男の娘娼婦も居るのだが、ルースにはピンと来なかった。
「あの画一性のなさがいいって言うけどな……」
生身ならではの不揃いさこそに愛する点があるという意見は、ルースにも判らなくはない。
だが、彼の好みはメイデンボーイではなくメイデンの方であった。
男の娘娼婦達が屯する一角から視線を外す。
「通りの端まで来ちまったな、引き返すか」
振り返ろうとして、気付く。
歓楽街と商業エリアの境目を隔てる軽合金の柵に、小柄なSフレームのメイデンが腰掛けていた。
両足をぶらぶらさせながら、メイデンボーイ娼婦達の一角をぼんやりと眺めている。
ゆっくりと揺れる体に合わせて、栗色のポニーテールも揺れていた。
歓楽街の中の肌も露わな客引きメイデンや、すぐそばにいるメイデンボーイ達に比べると、白い清楚なワンピースを着たその姿は一見娼婦のように見えない。
しかし、彼女はプラスチックポールとダンボールのボードを組み合わせたお手製の看板に値段を大書きし、肩に担いでいた。
「個人店、って奴なのかな、あれは……」
思わず足を止めたルースに気づき、看板を持ったメイデンは足のぶらぶらを止める。
当人の身長くらいある柵の上から飛び降りると、ルースの前にちょこちょこと歩み寄った。
「お兄さん、遊んでくぅ?」
小首を傾げながら言う内容は、余りにも率直だ。
「い、いや、俺は」
「安いよぉ?」
これ見よがしに看板が突き出される。
確かに安い、格安と言ってもいい。
「う、うぅん……」
「サービス、するよぉ?」
悩むルースに、メイデンは舌足らずな声で囁いた。
「んんん……。 こういうのも、経験か。
遊んでいこう、店はどこだい?」
「ん、こっちぃ」
メイデンは、右手の看板を肩に担ぎ直すと、左手でルースの手を取った。
ひんやりと冷たく、小さくて柔らかい。
ふと思い出したように、付け加える。
「あたしぃ、ミルチャ。 よろしくねぇ」
Sフレームのメイデン、ミルチャに引っ張られてルースが立ち去った後で、一部始終を見ていたメイデンボーイ娼婦達は互いに目配せを交わした。
「また若い子が餌食になって……。
そろそろ通報した方がいいんじゃない?」
髭の剃り跡も青々しい強面メイデンボーイが低音で発する言葉に、一見するとメイデンのように可憐なメイデンボーイは首を振った。
「ダメ。 あの子、勘がいいもの。
警邏メイデンが見回るタイミングだとすぐにどっかへ消えちゃうし」
強面メイデンボーイはルースが立ち去った方角を眺めて気の毒そうにため息を吐いた。
「可哀想な子……。
うちに来たらサービスしてあげましょう」
商業エリアの一角のビジネスホテルは、コフィン型の安宿よりもひとつ上のグレードのホテルである。
ベッドとサイドテーブル兼用のクローゼットを押し込んだら満杯になるようなサイズでも、部屋としての体裁は保っていた。
狭いなりにもベッドがあり、これまた狭苦しいユニットバスとはいえシャワーもついている。
個人経営の娼婦が客を引っ張り込む宿としては十分な設備であった。
ミルチャは部屋の隅にお手製看板を放り込むと、めくりあげるように白いワンピースを脱ぎ捨てた。
下着は清楚というよりも単純に色気のない、白いショーツのみ。
ブラもキャミソールもないため、ほとんど起伏のない平べったい胸は丸出しになっている。
看板に続いてワンピースを部屋の隅に投げると、ミルチャはもぞもぞとショーツを脱いだ。
丸まった小さな布切れも放り投げ、全裸になったメイデンはベッドの上にぽんと腰掛ける。
「さ、しよぉ?」
戸口で呆れ顔をしたルースへ、両手を広げる。
「しよって、おい、ムードもへったくれもないな……」
シノノメとは余りにも振る舞いが違いすぎる。
なまじ最高級フルコースを味わった後だけに、ミルチャの誘い方はまるで安手のファーストフードのようだった。
額を押さえるルースに、ミルチャはかくんと首を傾げる。
「しないのぉ?」
「するよ、する!」
ルースはため息を吐くと、部屋のドアを閉めてベッドに歩み寄った。
振る舞いはともかくとしてミルチャもまたメイデン、近寄ってみればその美貌は精緻なものだ。
垂れ目がちなブラウンの瞳に、ほんのりと桜色に色付いた唇。
小作りな鼻は小さくとも形よく、Sフレームの小さな体躯と相まって、幼げな印象を与える。
(サクラちゃんにちょっと似てる、かな……?)
小型メイデンという括りで纏めるなら、似ていなくもない。
双方ともにタウン48製なので、どこか共通する雰囲気があった。
「どーするぅ? おっぱい、さわるぅ?」
ただし、控えめなサクラと違い、こちらは余りにも明け透けであったが。
「触るよ、触るけどさぁ、もうちょっと恥じらいとかデリカシーとか……」
ぶつぶつ言いながらも手を伸ばしてしまう辺り、どうしようもない男の性であった。
民生用小型ジェネレーターを内蔵したミルチャの胸部はシノノメとは比べようもない程に貧弱だが、ただ平坦なだけではない。
Cクラス民生用メイデンとはいえ、メイデンはメイデン。 男を誘う艶めかしいラインは備えている。
うっすらと膨らんだバストから滑らかな腹部、そして股間へと続く淡い曲線にルースは小さく唾を呑んだ。
ファーストフードはファーストフードで、不味い訳じゃあない。
そんな事を思いながら、両手で包み込むようにミルチャの胸に触れる。
「ん……♡」
シノノメとは違い、指が埋まり込むような豊かな柔らかさはない。
しかし、控えめな柔らかさと手のひらで自己主張する先端の突起の感触もまた良いものだ。
最初は胡乱気に眉を寄せていたルースだったが、やがて鼻息も荒くミルチャの胸を揉みしだいていた。
「ねぇ」
そんな少年の様子をブラウンの瞳のレンズをわずかに動かして観察していた少女人形は、囁くように声をかけた。
「脱がないのぉ? 苦しそうだよぉ?」
ミルチャが指さすジーンズの股間はガチガチにテントを張っている。
細く貧相な少女人形のバストを弄るうちに、ルースのボルテージは十分高まっていた。
「あ、あぁ!」
ジーンズとトランクスを纏めて引きずりおろし、ワークシャツも脱ぎ捨てる。
丸裸になったルースは、火が付いた劣情の赴くままミルチャをベッドに押し倒した。
正常位の姿勢で貫こうとして、不意に気付く。
まだコンドームを付けていない。
「ミ、ミルチャ、あの、コンドームは?」
ルースの言葉に、ミルチャは垂れ目がちな目尻をさらに下げて微笑んだ。
「サービスするって、言ったよぉ?」
「え、で、でも」
躊躇するルースの前でミルチャは大きく両足を広げた。
両手の人差し指がぴったりと閉じた秘裂に差し込まれ、ぐいっと左右に割り開く。
「あたしの穴ぁ、トロトロで気持ちいいよぉ?」
秘唇を大きく広げられて晒されたサーモンピンクの膣孔はヒクヒクと震え、荒い息と共に注がれる少年の視線を受けてトロリと愛液を垂らした。
こんなものを見せつけられて我慢できる程、ルースの理性は強固ではなかった。
「う、うぉぉっ!」
ガイドレールのように添えられた秘唇を開く指の間、開放された城門へとルースは肉槍を突き立てる。
「あうっ♡」
「うっ、うぁぁっ!?」
自ら気持ちいいと称するだけあって、ミルチャの蜜壷は絶品であった。
並サイズのルースの逸物でぎちぎちになってしまう狭苦しい穴は、四方八方から肉壁が吸いついてくる。
「な、生すげぇ……!」
とろけた粘膜の熱さと潤みがダイレクトに伝わり、ルースは唸るような感嘆を漏らす。
ミルチャは大きな垂れ目を自慢げに細めると、正面から貫く少年の体をぎゅっと抱きしめた。
それだけで、ルースの相棒を包み込む膣壁がきゅっと締まる。
「やっ、やばっ」
堪えきれない射精の前兆を察したルースは、慌てて腰を引く。
「だぁめ♡」
だが、抱きついたミルチャがそのままルースの尻の後ろまで両足を回し、ロックした。
「ちょっ、ミルチャ!?」
華奢な民生用メイデンでも成人男子くらいの力は出せる。
この不安定な姿勢では力任せにミルチャの足を解けない。
「出ちまうって!」
ミルチャは慌てふためくルースへ楽しそうに微笑みながら囁く。
「出しちゃえ、びゅーって♡」
「なっ」
ルースの肉棒を包み込む蜜壷が、うねる。
幹から亀頭、エラの隙間にすら肉襞がまとわりつき締めあげた。
男の精液を絞り出す最適な動きを体現したかのような攻撃に、デビュー戦を飾ったばかりのルーキーが耐えれる訳もない。
「あっ、うあぁぁ……」
必死で尻の穴を引き締める努力は徒労に終わり、堪えきれない精液がミルチャの膣内に放たれてしまう。
子宮ユニットに流れ込む熱い奔流に目を細めながら、ミルチャは腕を伸ばしてルースの頭を抱きかかえた。
「ほら、出しちゃえ、いっぱい出しちゃえ♡」
囁きながら、薄っぺらい裸体をルースに密着させた。
回した手足で頭と腰をロックしたミルチャが身をくねらせると、貧相ながらも柔らかな女体の感触がたっぷりと擦りつけられる。
「うあ、ミ、ミルチャぁ……」
体のくねりと共に腰も大きく動き、只でさえ具合のいいミルチャの秘所は、少年の相棒を存分に翻弄した。
出したばかりの逸物が萎える間もなく強制的に勃たされ、さらにはそのまま射精まで追い込まれる。
「ふふ、出てる出てる、びゅーって」
玉袋から生産された精液がそのまま絞り出されているかのような感覚。
「うぁぁ……」
尻から会陰にかけての力が抜け、下半身は射精のための器官になってしまったかのよう。
迸り続ける精液は、ミルチャの子宮ユニットに余すことなく呑み込まれていく。
「びゅー♡ びゅー♡」
耳元でいたずらっぽく囁かれる甘ったるい声に導かれるように、ルースは限界まで放ち続けた。
やがて、少年の体力と精も尽きる。
「も、もう出ねえ……」
「いっぱい出たねぇ、満足したぁ?」
「う、うん……」
完全にペースを奪われてしまったのは不本意ではあるが、気持ちが良かった事は確かだ。
雰囲気作りや奉仕の巧みさではシノノメの足下にも及ばないが、単純な肉の快感という意味ではミルチャに軍配が上がるかもしれない。
「そっかぁ。 満足したんなら、いいよねぇ?」
「え?」
ミルチャの言葉と同時に、部屋のドアが乱暴に開け放たれた。
スキンヘッドに防弾ジャケットを羽織りベルトに大型拳銃をぶち込んだ、見るからに荒事慣れした男が部屋のキーをぶら下げて入ってくる。
「え、え?」
「手前、俺のミルチャに何してやがるんだ、えぇ!?」
混乱するルースの頬へ、問答無用のパンチがぶち込まれた。
「ぐあっ!?」
ずるんと抜けた陰茎丸出しのまま、床に転がるルース。
男は精液と潤滑液にまみれた肉棒を睨んで舌打ちする。
「しこたま出しやがって、落とし前つけてもらおうじゃねえか、あぁ!?」
「ちょ、ちょっと待って、待って!?」
男に首根っこを掴まれ、ルースは全裸のまま部屋の外へ引きずり出されてしまう。
ベッドに転がったまま二人を見送ったミルチャは、ぴょこんと身を起こした。
「いっぱい出されたぁ。
後でマスターにマスターパーティション上書きしてもらわないとぉ」
個人経営の娼婦メイデンならぬ、美人局メイデンのミルチャは少年の精液がたっぷり詰まった下腹を撫でながら、これからの予定に思考を巡らせた。
この辺りでの商売もそろそろ潮時だ。 警邏隊のメイデンに目を付けられ始めている。
あのお客さんから巻き上げた金を元手に、いっそ余所のタウンに高飛びでもしてしまうか。
「余所かぁ、マスターとならどこでもいいかなぁ」
遠くから微かに聞こえる鈍い殴打音と少年の悲鳴を聞き流しつつ、ミルチャは主との未来に想いを馳せて微笑んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる