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「ソボロドン2丁、お待ちー……」
どん底テンションな声と共に注文の品を置いたルースは、大きなため息を吐き出した。
「なんだよルース、朝っぱらから景気悪いな」
「お腹の調子でも悪い?」
ソボロドンのボウルを受け取った金魚鉢兄弟たちの気遣わしげな声に、ルースは小さく首を振った。
「体調は悪くないよ。 でも、朝っぱらからショッキングな光景を見せられるとな」
どこか恨めしげな目つきで、金魚鉢兄弟のお供を等分に見る。
向かい合わせに座ったフィオとバンの隣にはそれぞれのパートナーも着席していた。
澄まし顔でフィオに寄り添うフリスと、バンの横で不思議そうに小首を傾げるスコール。
二体のメイデンの美貌にルースは羨望を隠せない。
「バンまでメイデン手に入れてるとかさぁ、儲かってんなあ砂潜り!」
「お前、砂潜りみたいなヤクザな商売は嫌だって言ってたくせに」
「こんな成果を見せびらかされたら、前言撤回もしたくなるさ!
フィオだって新しいメイデン連れて……キキョウさんはどうしたんだよ!」
ルースの言葉をフィオは曖昧な苦笑で流した。
キキョウを奪われた顛末は吹聴したい事ではないし、堅気の彼に聞かせた所で無駄に心配させるだけで益もない。
「まあ、色々とね……。
ヤクザな商売なのは本当だしね、ルースはこのまま立派な料理人を目指した方がいいよ」
「そうそう。 それで俺らに旨い飯を食わせてくれよ」
わずかに苦みを滲ませる声音の言葉を引き取って続けたバンは、おどけるようにルースの肩を叩いた。
「金魚鉢兄弟だからって、安くはしないからな」
フィオの心境を察したバンのフォローでルースは話を変えられた事に気づかないまま、厨房へ戻っていった。
「……ありがと、バン」
「気にすんな。 それより食おうぜ」
先割れスプーンを手に取り、ボウルに差し入れる。
甘辛いソボロドンに舌鼓を打ちながら二人の砂潜りは情報交換を行った。
「グレンクスさん……何やってんだ、あの人は」
かつての兄貴分が徒党を組んでフィオを襲撃したと聞き、バンは呆れかえった声をあげた。
「バン、彼が僕を狙うような心当たりってある?」
「ねぇな。 むしろ狙われるなら俺の方だろう、啖呵切って縁切りしたんだし」
主達の会話を黙って聞いていたフリスが眉を寄せる。
「バンさん、もしもあなた方が襲撃されたとして、対応は可能ですか?」
「んん?」
スプーンをくわえて不明瞭な声を出すバンの隣に、フリスは冷たく光る瞳を向けた。
「彼女に、あなたを護るだけの性能がありますか?」
「……スコールが頼りないってかい?」
口内の咀嚼物を呑み込んだバンは半目でフリスを睨み返す。
「はい。 民生品ベースの彼女では、戦闘メイデンとして十分な機能を発揮できるとは思えません」
「言ってくれるじゃねえの」
小さく舌打ちするバンの横で、スコールもオッドアイを剣呑に光らせて威嚇の唸りを上げる。
「Grr……」
自分の性能が疑われているからというより、主が敵意を向けているからという理由だ。
だが、スコールの戦闘力を歯牙にもかけないレベルであると判断しているフリスは、バン主従の険しい表情を涼しい顔で受け流した。
「はぁ……フリス、何で君はそう噛みつくの。
ごめんね、バン、スコール」
一触即発の空気をフィオのため息が吹き飛ばす。
フィオはフリスの頭に手を伸ばして、軽く撫でた。
「ほら、謝って、フリス」
「ですがマスター、バンさんは貴重なマスターの協力者です。
バンさんの身の安全の為にも、彼女の戦闘力を向上させなくては」
「……そういう意図かよ。
いきなりケチつけてくるから何かと思ったぜ」
フリスの言葉にバンの顔から険が消える。
「スコールにはマペットの頃の戦闘実績もある。
そりゃAクラスのあんたにゃ及ばないだろうけど、俺のボディガードとしちゃ十分だと思ってるよ」
「そう、ですか……」
フリスは視線を落として頷いた。
戦闘実績と言われると、フリスは強く出れない。
スペックは高くとも、まともな戦闘を経験していない以上、口を出しにくいのだ。
昨夜の一件などは戦闘の内にも入らないとフリスの中でカテゴライズされていた。
「フリス、納得したならスコールに謝るんだ。
僕とバンが協力するように、君にもスコールと協力してもらわないといけないんだし」
フィオに促され、フリスはスコールに真っ直ぐ向き直った。
丁寧に頭を下げる。
「ごめんなさい、スコール。 言葉が過ぎました」
「ん……うん、いいよ、べつに」
スコールはあっけらかんと謝罪を受け入れた。
主から敵意が消えている以上、彼女に怒る理由はないのだ。
空気が緩んだ所でフィオは話を変える。
「それはそうと、バン。
キキョウさんをさらった連中についてなんだけど」
声を潜めて続ける。
「見るからに山賊みたいな格好だったけど、あれは擬態じゃないと思うんだ。
タウン外である程度の拠点を備えてたとしても補給は苦労するだろう。
実際に山賊行為も行って補給を賄ってるはずだ」
ひと匙ソボロドンを口に入れ、呑み込む。
「あの力がある以上、普通の山賊とは比べものにならない戦力だ。
そんな強力な山賊の情報を追っかければ、奴に行き着くんじゃないかと思うんだけど……」
「ふーむ……」
バンは大振りな顎を撫でてフィオの言葉を吟味した。
とはいえ、元より頭脳派とはいえないバンだ。
あっさりとフィオの方針に同意した。
「まあ、手がかりもないしな。 それでどうする?」
「ガバメントのトラブルサポートフロアで情報を集めよう。
山賊の話があったら詳しく調べて、場合によっては出向く」
「山賊相手か……砂潜りっていうより弾薬虫の仕事だなあ」
同じく砂漠を駆け回る職業であるが、廃品回収が主な仕事である砂潜りと違って、弾薬虫は荒事専門の傭兵稼業だ。
砂潜りも武力を必要とされる局面は多いので一般人からすると似たような連中ではあるが、当事者たちの感覚では明確に別の職種であった。
「荒事が予想されるし武器のひとつも買い込んでスコールの戦力強化をしたい所なんだけどな。
無い袖は振れねえしなあ」
「キキョウさんの予備武器から何か融通するよ」
情けない懐具合を暴露してため息を吐くバンに、ソボロドンを口に運びながらフィオが応じる。
「ありがてえけど、いいのか」
「色々協力してもらうんだ、これくらいしないと。
それにフリスは規格が合わないから装備できないし」
キキョウが奪われた際に使用していた装備は乙種兵装。
使用していなかった甲種兵装一式はそのままフィオの部屋に残されていたが、タウン48の規格で製造された装備類をそのままフリスが装着することはできなかった。
持ち主を取り戻すまでの間、仲間に使ってもらうのならば装備も無駄にならない。
フリスがキキョウの「お下がり」を装備することを嫌がったという理由もある。
「ありがてえな、あのでかい装甲機生体を吹っ飛ばした大砲とかあれば心強い」
「いや、あれはスコールのジェネレーターじゃ稼働できないと思うよ……」
電磁投射砲、MMDはキキョウの使用できる最強の武器であるが、同時にAクラス屈指のジェネレーター出力を誇る彼女をしてようやく稼働できる代物だ。
民生品レベルのスコールのジェネレーターでは稼働シークエンスを立ち上げる事すらままならないだろう。
「重機関銃とかどうだろ、50口径だから大抵の車両はイチコロだよ」
「いいな! 武装アームに載っければ上手いこと使えそうだ。
なあ、スコール……?」
相棒の同意を求めたバンは、スコールの色違いの瞳がじっと手元を、より正確には握った先割れスプーンを見つめている事に気づいた。
「……」
ソボロドンのボウルの上に右手を移動させ、ひと匙すくい上げる。
スコールの視線はスプーンに山盛りになったライスとソイフレークの塊を捉えて離さない。
口に運ぶ。
スプーンに焦点を合わせた色違いのレンズが追尾する。
「……食うか?」
「うん!」
バンはソボロドンをもうひと匙すくう。
「ほら、あーんしろ」
「あー……」
大きく開いたスコールの口の中にソボロドンを放り込む。
「むぐ、むぐ」
「美味いか?」
「あまい……ちょっとからい? たぶん、おいしい?」
「そっか」
味覚センサーが感知した初めての情報を分析するスコールの頭を、バンは目を細めて撫でた。
「……わたしたち、食事をしても意味がないんですけど」
バン主従のやりとりを見つめていたフリスは、殊更に平坦な声で呟く。
「まあ、あれもコミュニケーションの一環って事で」
肩をすくめる主の顔をフリスはじっと見上げた。
「ん、何?」
「……あ、あーん」
おずおずと口を開けるメイデンをまじまじと見下ろし、フィオは苦笑しながら彼女の意向に従った。
どん底テンションな声と共に注文の品を置いたルースは、大きなため息を吐き出した。
「なんだよルース、朝っぱらから景気悪いな」
「お腹の調子でも悪い?」
ソボロドンのボウルを受け取った金魚鉢兄弟たちの気遣わしげな声に、ルースは小さく首を振った。
「体調は悪くないよ。 でも、朝っぱらからショッキングな光景を見せられるとな」
どこか恨めしげな目つきで、金魚鉢兄弟のお供を等分に見る。
向かい合わせに座ったフィオとバンの隣にはそれぞれのパートナーも着席していた。
澄まし顔でフィオに寄り添うフリスと、バンの横で不思議そうに小首を傾げるスコール。
二体のメイデンの美貌にルースは羨望を隠せない。
「バンまでメイデン手に入れてるとかさぁ、儲かってんなあ砂潜り!」
「お前、砂潜りみたいなヤクザな商売は嫌だって言ってたくせに」
「こんな成果を見せびらかされたら、前言撤回もしたくなるさ!
フィオだって新しいメイデン連れて……キキョウさんはどうしたんだよ!」
ルースの言葉をフィオは曖昧な苦笑で流した。
キキョウを奪われた顛末は吹聴したい事ではないし、堅気の彼に聞かせた所で無駄に心配させるだけで益もない。
「まあ、色々とね……。
ヤクザな商売なのは本当だしね、ルースはこのまま立派な料理人を目指した方がいいよ」
「そうそう。 それで俺らに旨い飯を食わせてくれよ」
わずかに苦みを滲ませる声音の言葉を引き取って続けたバンは、おどけるようにルースの肩を叩いた。
「金魚鉢兄弟だからって、安くはしないからな」
フィオの心境を察したバンのフォローでルースは話を変えられた事に気づかないまま、厨房へ戻っていった。
「……ありがと、バン」
「気にすんな。 それより食おうぜ」
先割れスプーンを手に取り、ボウルに差し入れる。
甘辛いソボロドンに舌鼓を打ちながら二人の砂潜りは情報交換を行った。
「グレンクスさん……何やってんだ、あの人は」
かつての兄貴分が徒党を組んでフィオを襲撃したと聞き、バンは呆れかえった声をあげた。
「バン、彼が僕を狙うような心当たりってある?」
「ねぇな。 むしろ狙われるなら俺の方だろう、啖呵切って縁切りしたんだし」
主達の会話を黙って聞いていたフリスが眉を寄せる。
「バンさん、もしもあなた方が襲撃されたとして、対応は可能ですか?」
「んん?」
スプーンをくわえて不明瞭な声を出すバンの隣に、フリスは冷たく光る瞳を向けた。
「彼女に、あなたを護るだけの性能がありますか?」
「……スコールが頼りないってかい?」
口内の咀嚼物を呑み込んだバンは半目でフリスを睨み返す。
「はい。 民生品ベースの彼女では、戦闘メイデンとして十分な機能を発揮できるとは思えません」
「言ってくれるじゃねえの」
小さく舌打ちするバンの横で、スコールもオッドアイを剣呑に光らせて威嚇の唸りを上げる。
「Grr……」
自分の性能が疑われているからというより、主が敵意を向けているからという理由だ。
だが、スコールの戦闘力を歯牙にもかけないレベルであると判断しているフリスは、バン主従の険しい表情を涼しい顔で受け流した。
「はぁ……フリス、何で君はそう噛みつくの。
ごめんね、バン、スコール」
一触即発の空気をフィオのため息が吹き飛ばす。
フィオはフリスの頭に手を伸ばして、軽く撫でた。
「ほら、謝って、フリス」
「ですがマスター、バンさんは貴重なマスターの協力者です。
バンさんの身の安全の為にも、彼女の戦闘力を向上させなくては」
「……そういう意図かよ。
いきなりケチつけてくるから何かと思ったぜ」
フリスの言葉にバンの顔から険が消える。
「スコールにはマペットの頃の戦闘実績もある。
そりゃAクラスのあんたにゃ及ばないだろうけど、俺のボディガードとしちゃ十分だと思ってるよ」
「そう、ですか……」
フリスは視線を落として頷いた。
戦闘実績と言われると、フリスは強く出れない。
スペックは高くとも、まともな戦闘を経験していない以上、口を出しにくいのだ。
昨夜の一件などは戦闘の内にも入らないとフリスの中でカテゴライズされていた。
「フリス、納得したならスコールに謝るんだ。
僕とバンが協力するように、君にもスコールと協力してもらわないといけないんだし」
フィオに促され、フリスはスコールに真っ直ぐ向き直った。
丁寧に頭を下げる。
「ごめんなさい、スコール。 言葉が過ぎました」
「ん……うん、いいよ、べつに」
スコールはあっけらかんと謝罪を受け入れた。
主から敵意が消えている以上、彼女に怒る理由はないのだ。
空気が緩んだ所でフィオは話を変える。
「それはそうと、バン。
キキョウさんをさらった連中についてなんだけど」
声を潜めて続ける。
「見るからに山賊みたいな格好だったけど、あれは擬態じゃないと思うんだ。
タウン外である程度の拠点を備えてたとしても補給は苦労するだろう。
実際に山賊行為も行って補給を賄ってるはずだ」
ひと匙ソボロドンを口に入れ、呑み込む。
「あの力がある以上、普通の山賊とは比べものにならない戦力だ。
そんな強力な山賊の情報を追っかければ、奴に行き着くんじゃないかと思うんだけど……」
「ふーむ……」
バンは大振りな顎を撫でてフィオの言葉を吟味した。
とはいえ、元より頭脳派とはいえないバンだ。
あっさりとフィオの方針に同意した。
「まあ、手がかりもないしな。 それでどうする?」
「ガバメントのトラブルサポートフロアで情報を集めよう。
山賊の話があったら詳しく調べて、場合によっては出向く」
「山賊相手か……砂潜りっていうより弾薬虫の仕事だなあ」
同じく砂漠を駆け回る職業であるが、廃品回収が主な仕事である砂潜りと違って、弾薬虫は荒事専門の傭兵稼業だ。
砂潜りも武力を必要とされる局面は多いので一般人からすると似たような連中ではあるが、当事者たちの感覚では明確に別の職種であった。
「荒事が予想されるし武器のひとつも買い込んでスコールの戦力強化をしたい所なんだけどな。
無い袖は振れねえしなあ」
「キキョウさんの予備武器から何か融通するよ」
情けない懐具合を暴露してため息を吐くバンに、ソボロドンを口に運びながらフィオが応じる。
「ありがてえけど、いいのか」
「色々協力してもらうんだ、これくらいしないと。
それにフリスは規格が合わないから装備できないし」
キキョウが奪われた際に使用していた装備は乙種兵装。
使用していなかった甲種兵装一式はそのままフィオの部屋に残されていたが、タウン48の規格で製造された装備類をそのままフリスが装着することはできなかった。
持ち主を取り戻すまでの間、仲間に使ってもらうのならば装備も無駄にならない。
フリスがキキョウの「お下がり」を装備することを嫌がったという理由もある。
「ありがてえな、あのでかい装甲機生体を吹っ飛ばした大砲とかあれば心強い」
「いや、あれはスコールのジェネレーターじゃ稼働できないと思うよ……」
電磁投射砲、MMDはキキョウの使用できる最強の武器であるが、同時にAクラス屈指のジェネレーター出力を誇る彼女をしてようやく稼働できる代物だ。
民生品レベルのスコールのジェネレーターでは稼働シークエンスを立ち上げる事すらままならないだろう。
「重機関銃とかどうだろ、50口径だから大抵の車両はイチコロだよ」
「いいな! 武装アームに載っければ上手いこと使えそうだ。
なあ、スコール……?」
相棒の同意を求めたバンは、スコールの色違いの瞳がじっと手元を、より正確には握った先割れスプーンを見つめている事に気づいた。
「……」
ソボロドンのボウルの上に右手を移動させ、ひと匙すくい上げる。
スコールの視線はスプーンに山盛りになったライスとソイフレークの塊を捉えて離さない。
口に運ぶ。
スプーンに焦点を合わせた色違いのレンズが追尾する。
「……食うか?」
「うん!」
バンはソボロドンをもうひと匙すくう。
「ほら、あーんしろ」
「あー……」
大きく開いたスコールの口の中にソボロドンを放り込む。
「むぐ、むぐ」
「美味いか?」
「あまい……ちょっとからい? たぶん、おいしい?」
「そっか」
味覚センサーが感知した初めての情報を分析するスコールの頭を、バンは目を細めて撫でた。
「……わたしたち、食事をしても意味がないんですけど」
バン主従のやりとりを見つめていたフリスは、殊更に平坦な声で呟く。
「まあ、あれもコミュニケーションの一環って事で」
肩をすくめる主の顔をフリスはじっと見上げた。
「ん、何?」
「……あ、あーん」
おずおずと口を開けるメイデンをまじまじと見下ろし、フィオは苦笑しながら彼女の意向に従った。
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