機甲乙女アームドメイデン ~ロボ娘と往く文明崩壊荒野~

日野久留馬

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「え、えー……。
 勝者、シュネー嬢!」

 スコールがシャットダウンしてからフィッシャーのコールが入るまで、若干の間があった。
 狙ってやった訳ではないにせよ、急所攻撃からCPU直撃スタンのコンボは、圧倒的格下に対して行うには余りにもガチすぎる戦法である。
 場内にも一瞬絶句したような空気が流れるが、勝者がコールされると手のひらを返したように沸きかえった。

 スタジアムの中心、かつてマウンドがあった辺りの地面が展開し、キングサイズの大仰なベッドがせり上がってくる。
 メイデンバトルの第二幕が繰り広げられるバトルフィールドである。

 シュネーは倒れたスコールに歩み寄ると、小さな機体を抱き上げた。
 閉じた瞼の脇に滲んだ涙滴を指先で拭うと、首に巻かれたセンサーリングに触れる。
 スコールの手足に装備されたガントレットと装甲ブーツのロックが外れ、ずるりと脱落した。
 腰部のコアユニットもパージされる。
 勝者であるシュネーはリングを通じてスコールの制御系に干渉できるのだ。
 武装解除したスコールを、お姫様抱っこでベッドへと運ぶ。

「さてさて! 何はともあれメイデンバトルの華、勝者によるお楽しみタイムの時間がやって参りました!」

「ほんと、男の子は好きだねー。
 そんなに女の子の恥ずかしい所見たいわけ?」

「勿論ですとも! ですよねえ、皆さん!」

 フィッシャーの言葉に、客席の男達は口々に同意の声を上げた。
 大型モニターの中の案内ちゃんは、怒号のような歓声うずまく場内の有様に大きく肩をすくめてみせる。

「もー、ほんと、みんなしょーがないんだからー。
 シュネーちゃん、この通りみんながご期待だよ。
 スコールちゃんのエッチな所、いっぱい見せてあげてね?」

「言われなくとも、判ってますわ……」

 念を押すような案内ちゃんの言葉に、シュネーは小声で呟いた。
 彼女自身、先の一戦が余りにも「しょっぱい」試合であったと自覚している。
 チャンピオンとしてあるまじき決着の付け方には、内心反省する事しきりであった。

 お客をがっかりさせない為、ここは頑張らねばならない。
 チャンピオンの誇りに賭けて。
 シュネーは苦悶に歪んだ表情のままシャットダウンしたスコールを見下ろし、決然と頷く。

(参りますわよ、スコールさん)

 戦闘だけでなく、こっちの方面でも百戦錬磨なシュネーであった。




「スコール……!」

 相棒がお姫様抱っこで運ばれていく様をVIPルームの窓から見下ろし、バンは唇を噛み締める。

「だから言わんこっちゃねえ……」

 同じく場内を見下ろす老武人は、バンの肩に手を置いた。    

「辛かろうが、出場した以上は仕方のない事だ。
 堪えたまえ」

「判っちゃいるんスけど……」

「シュネーは慣れている、そう無体も働かんさ」

「ですかね……」 




 装甲ブーツを脱ぎ、剣帯に下げた刀と鞭も置いたシュネーはスコールを抱えたままベッドに上がった。
 小さなメイデンを膝の上に乗せ、後ろから抱きしめる姿勢で座り込む。

「ふふ、まるでプレゼントの包装ですわね」

 スコールの胸元を留めるリボンを見下ろして微笑むと、先端を指先で摘んだ。
 軽く引っ張ってリボンを解くと、スーツは自らの重みでするりとはだける。

「剥き身のゆで卵のような柔肌! 先端の乳首も可憐で愛らしいですね!
 慎ましいサイズが逆にそそります!」

「メイデンバトルに出る子は大抵ボンキュッボンのナイスバディだからねー。
 スコールちゃんみたいなちっぱい子はレアかも」

 うるさいアナウンスを聞き流しながら、シュネーはスコールの背後から両手を回し、乳房というには余りにも頼りない胸元に指を這わせる。
 
(確かにこんなサイズの子とするのは、初めてかも知れませんわね)

 メイデンバトルで数多くの敵手を下してきたシュネーはそれだけの数のレズプレイをこなしているが、スコールのような体型のメイデンとの経験はなかった。
 なかなか希少レアな体験をしているのかも知れないなどと思いながら、手のひらで感触の薄い乳房をやわやわと弄んでいると、スコールが身じろぎをした。

「んぅ……?」

「あら、再起動が早いですわね」

 スコールは頭の後ろから聞こえる声に一瞬ぎょっとした表情を浮かべるが、自らが武装解除どころか半裸にされている事で状況を悟った。

「そっか、まけたんだ……」

 神妙な顔で呟くスコールの耳元にシュネーは唇を寄せて囁く。

「ええ、貴女の敗北です。
 敗者の習い、判ってまして?」

「ちたい?を、さらす、って、きいた」

「……どういう意味か、判ってますの?」

 桜色の乳首を指先で摘みながらの問いかけに、スコールは眉を寄せつつ頷いた。

「はずかしいめに、あうって。
 でも、めいでんが、あいてだから、ますたーぱーてぃしょん、へらないって、かかりのひと、いってた」

「……」

 スコールの薄い胸を弄りながら、シュネーは思わず天を仰いだ。
 この幼いメイデンは、明らかに状況を理解していない。

「マスターパーティションが減らないから出場しろって、マスターに言われたんですの?」

 語気と共に思わず指先に力がこもる。

「んっ♡ ますたーは、やめとけって。
 でも、わたしが、でたかった、から」  

「どうして?」

「たたかって、けいけんつんで、つよくなる、の。
 つよくなって、ますたーのやくに、たちたい」

 何故こんな見るからに戦闘向けでないメイデンが出場してきたのか、ようやくシュネーにも事情が理解できた。
 悪いマスターに良いように使われているのではないかと思っていたが、それは勘ぐりすぎだったようだ。

 とはいえ、これは勇み足と言ってよい。

「なるほど、主の役に立ちたいという想いは立派です。
 しかし、身の丈に合わない無理をした代価もまた必要なのですよ?」

 諭すように言うと、幼いメイデンはこっくりと頷いた。

「……痴態を晒すという意味が判ってますの?」

「えっちなこと、するんでしょ?」

 そこは判っているらしい。
 ならば問題あるまい。

 シュネーは撫でさするようにスコールの胸を弄んでいた両手の動きを本気モードに切り替えた。
 可憐な乳首を両の指先で摘み直すと、くりくりとこねる。

「んっ♡ くぅ……♡」

 眉を寄せたスコールの頬が朱に染まっていく。  
 指先で急速に硬度を増していく桜色の突起にシュネーは金の瞳を細めた。
 随分と反応の良いメイデンだ。

「ふふ、可愛らしいこと……」

 気を良くしたシュネーは、臍まではだけられたスコールのスーツに片手を伸ばす。

「さあ、脱ぎ脱ぎしましょうね」

「ん……」

 シュネーに促されてわずかに尻を浮かせたスコールから、微妙にサイズの合っていないセンサースーツを剥ぎ取る。
 細く頼りない肌身を晒した小さなメイデンの裸体に、場内の男たちがどよめきを上げた。

 不意にシュネーは違和感を覚える。
 これまで彼女が相手をしてきた多くのメイデンは、裸身を晒した時点で何らかの反応を示していた。
 羞恥であれ、怒りであれ、それは主以外の男に裸体を見られた事に対するものだ。

 スコールにはそれがない。
 シュネーの愛撫には敏感に体をひくつかせて反応するものの、場内の男達の視線や歓声に対しては全くの無反応だ。

「……」

 スコールのセンサーリングに触れ、機体の状態を確認する。
 聴覚、視覚の感知範囲が極端に低くセッティングされていた。
 決闘向けのセッティングではあるが、これでは目の前の相手の事しか判るまい。
 つまり、今のスコールにとって、大入りの観客など居ないも同然なのだ。

「ふふ、ずるはいけませんわよ、スコールさん」

「え?」

 センサーリング越しに一時的な上位者権限を得ているシュネーは、スコールの感覚器のセッティングを通常モードへ変更する。
 途端にスコールはきょときょとと首を巡らせ、両目のレンズを落ち着かなげに開閉させた。

「えっ、あっ、あぅ……」

 不明瞭な言葉を漏らすスコールだが、センサーリング越しの情報を得ているシュネーには判る。
 視野に入る大量の観客を一人一人確認しようとしてしまい、情報過多でCPUが混乱しかけているのだ。
 必要な情報の切り分けに不慣れな、若いメイデンにはありがちな事である。

「さあ、皆さんに見ていただきましょうね」

 シュネーはスコールの両膝に腕を回すと、子供に小用をさせるような姿勢で大きく足を開かせた。

「やっ!?」

 慌てて足を閉じようとするスコールだが、両足が意のままにならない事に気づき愕然とした。
 彼女の機体の制御系はシュネーに上位権限を握られている。
 そもそも、体がきちんと動いた所でスコールの出力ではシュネーを跳ねのける事などできないのだが。

「ご開帳! ご開帳ですっ! 2カメさん、回り込んで!」

 フィッシャーの興奮した声と共に、一台のカメラマペットがスコールの正面に滞空し、股間に焦点を合わせる。
 大型モニターにスコールのぷっくりとした秘唇がドアップで映し出された。
 白くなめらかな肌に一本のラインを引いたような秘裂は清楚に閉じており、包皮を被ったクリトリスがわずかに覗いている。
 マスター以外に見せてはならない箇所が鮮明に映し出され、場内の男達は色めき立った声をあげた。

「あぅ……」

 沸き立つ場内を見回し不安げな声を漏らすスコールの秘唇に、シュネーは右手を伸ばす。
 左手でささやかな胸を愛撫しつつ、右の中指で秘裂のラインをなぞる。
 ごくわずかに秘裂に中指を入れて何度も秘唇をなぞりあげつつ、人差し指と薬指はピアノの鍵盤を弾くようにふにふにとした陰唇をタップした。

「んっ♡ あっ♡ あふっ♡」

 視覚と聴覚への情報でパンクしそうな所に流し込まれた快楽情報に、スコールのCPUはたやすく流される。
 頬を染め甘い声をあげ始めたスコールの耳元に、シュネーは唇を寄せて囁いた。

「この場の方々は、皆さん貴女の中にお種を注ぎたいと考えてますのよ?」

「おたね?」

「精液、ですわ」

「えっ」

 スコールは愕然と顔をひきつらせた。

「だ、だめっ! ますたーいがいの、せーえきは、だめっ!」

 羞恥に薄いメイデンのようだが、流石にそれは看過できないらしい。
 慌てふためくスコールに、ようやく望みの反応を引き出せたシュネーは人の悪い笑みを浮かべる。

「ほら、ごらんなさい、あちらの殿方」

 囁きながらシュネーは客席の一角を指さした。

「ひっ……」

 言われるままにオッドアイを向けたスコールは、気の早い観客が逸物を剥き出しにして擦りあげている様を拡大視野で目の当たりにしてしまい、息を呑んだ。

「あんなに大きくして……スコールさんのここに突き立てたいのね。
 こんな風に」

 秘唇を撫で回していた中指を、根本まで突き込む。

「あぅっ♡」

 シュネーは奥深くまで差し込んだ指を肉棒に見立て、素早く抜き差しした。

「あっ♡ ふぁっ♡」

 すでに潤んだスコールの膣肉は疑似陰茎と化した中指にきゅうきゅうと吸いついてくる。
 絡みつく膣壁に抗うように指先を曲げてひっかくと、スコールは仰け反って下腹を震わせた。

「ふぁぁぁっ♡♡」

 軽く達してしまったスコールの朱に染まった顔を、カメラマペットがしっかりと捉える。
 大型モニターは三分割され、とろけた顔と指をくわえ込んで雫を垂らす秘唇、そしてシュネーの膝の上でMの字に足を開かされた全体像を映しだしていた。

「おっとスコール嬢、早くもイってしまったようです!」

「随分敏感だねー、スコールちゃん」

 シュネーはひくつく秘唇から、たっぷりと蜜にまみれた中指を抜くとぺろりと舐める。

「あら……」

 スコールの「味」を確認したシュネーは、得心したように微笑むと膝の上のメイデンの耳元に唇を寄せた。

「昨晩も、たくさん注いでいただきましたのね?」

「え?」

「ここに」

 シュネーはスコールの下腹に指先で円を描くと、その中心に手のひらを当てた。
 子宮ウテルスユニットの位置である。

「貴女のマスターの精液を」

「う、うん……」

 素直に頷くスコールに微笑むと、シュネーは押し当てた手のひらにぐっと力を入れる。

「えっ!?」

 シュネーの意図を悟ったスコールは、顔色を変えて彼女の手を払いのけようとする。
 だが、両足同様にスコールの両手は持ち主の思うように動かず、だらりと垂れ下がったままだ。
 
「や、やめてっ!」

 シュネーは微笑みを崩さぬままスコールの懇願を無視すると、手のひらの圧迫を強めた。
 強い外圧を受けてスコールの子宮ウテルスユニットは大きくへこむ。
 子宮ウテルスユニットの内部に溜め込まれた主の精液は行き場を失い、唯一の出口である子宮口へ殺到した。

「やっ、やぁぁぁっ!?」

 膣道を逆流した精液の塊は、シュネーの愛撫で淡く開いた秘門をくぐり、外へと飛び出した。
 大股開きの少女人形の股間から、ぶぼっと下品な音を立てて白濁液がこぼれ落ちる。
 ぷっくりとした秘唇から粘度の高い精液が垂れ落ちる様は中出しセックスの直後を思わせ、観客達の劣情を煽った。

「あ、あぁ……」

 胎内からこぼれ落ちていく主からの寵愛の証を見下ろし、スコールは絶望的な声をあげる。

「こんなに出していただくなんて、お盛んですわね」

 シュネーは腕を伸ばすと、スコールの秘唇から溢れる精液を指先に取った。
 そのまま口元に持っていくと、スコールは血相を変える。

「やっ、やめてっ! それ、わたしのっ! わたしのますたーのっ!」

「ええ、判ってますわよ」

 シュネーはクスクスと楽しげに笑いながら、必死に訴えるスコールの口にたっぷりと精液をまとわせた指先を突っ込んだ。

「んっ♡ んむぅっ♡ じゅる……」

 しゃぶりつくすような勢いでスコールは白魚のような指から主の残滓を舐め取る。

「ぷぁ……」

 綺麗になった指を引き抜くと、唇との間に唾液の橋が架かった。

「全部舐め取れましたね、えらいですわよスコールさん。
 マスターの精液、お好きですか?」

「ん……すき」

 スコールの言葉にシュネーはうんうんと頷くと、腰の剣帯に手をやった。

「素直なスコールさんにはご褒美を差し上げましょうね」

 ベルトの背面に横向きに取り付けられたケースからずるりと引き抜いたのは、黒いシリコン製の疑似肉棒ディルドー

「出ました! 伝家の宝刀、守護者の剣ガーディアンズソード!」

「……いつも思うんだけど、そのネーミングってどうなんだろうねー」

「何を言われますか! 我らが守護者デューク殿の逸物を型どったとなれば、まさに守護者の剣ではありませんか!」




「デュークさん……」

 VIPルームで年若い砂潜りにかなりドン引いた視線を向けられた老武人は、露骨に顔を逸らして弁解をした。

「……若気の至りという奴だよ、バン君。
 私にもあのようなお遊びに乗ってしまう時期があったのだ」

「それにしたって……」

「君、伴侶が可愛らしくねだってくる事を早々無碍にできるかね」

「かもしれませんがねえ」





 シュネーは大仰な仇名を付けられたディルドーを指先でくるりと回転させ、逆手に握った。

「さあメインディッシュですわよ、スコールさん。
 お腹いっぱいにして差し上げますわ!」

 嬉々としてディルドーを降りあげるシュネーを、スコールは慌てて止める。

「ま、まって! それ、おちんちん……」

「違いますわよ? これはあくまで造り物。
 スコールさんの中にお種を吐き出す機能なんてありませんわ」

「そ、そうなの……?」

「ええ、ですから安心して味わいなさいな」

 スコールを丸め込んだシュネーはディルドーをずぶりと突き立てた。

「あぁっ♡」

 幼げな秘唇を黒光りするシリコンの切っ先が掻き分け、奥へと侵入していく。
 びくびくと小さな体を震わせながら、凶悪な形状の疑似逸物を受け入れていくスコールの姿がモニターに映し出され、観客たちは今日一番の歓声を上げた。

 シュネーはディルドーの半ばまでを挿入すると、素早く抜き差しを始めた。

「あぅっ♡ んあぁっ♡」

 デュークの逸物を型どったというそれは大きく反っている。
 フィッシャーの言葉を借りて剣と呼ぶのならば、直剣ではなく湾刀といった案配である。
 反り返った雁首がスコールの膣壁をごりごりと責め立てていた。

「あぅぅっ♡ これっ♡ ますたーのとっ♡ ちがうとこっ♡ あたるぅっ♡」

 喘ぎながら主の逸物との差異を訴えるスコールに、シュネーはにやにやしながら囁いた。

「それは貴女のマスターのものより、わたくしのマスターのものの方が良いという事ですの?」

「えっ」

 一瞬スコールは硬直すると、慌てて首を振った。

「ちがっ ちがう、よっ!」

「本当かしら?」

 からかうように囁きながら、シュネーはディルドーを押し込んだ。

「ひうぅっ♡」

 ぞりぞりとスコールの膣壁を擦りながら、反り返った疑似肉棒は突き進み、少女人形の最奥にまで達した。
 シリコンの硬い疑似亀頭が快楽情報にひくつく子宮口をごつんと強打する。
 そのまま深いストロークでのピストンを開始した。

「ああっと! 守護者の剣が深々と突き立てられた!
 これは耐えれるかスコール嬢!」

 フィッシャーの実況が言い終わるよりも早く、スコールは悲鳴のような甲高い嬌声と共に絶頂していた。
 ディルドーを握り激しく抜き差しを行うシュネーの手に、スコールの主の精液の残滓と本人の潤滑液愛液が混ざりあった雫が飛び散る。

「耐えれなかったみたいだねー。
 ちょっとスコールちゃん、敏感すぎるよ!
 もう少し堪えてくれないとアナウンス間に合わないじゃない!」

 勝手な事を言う案内ちゃんの言葉など、膣奥を叩かれまくっているスコールの聴覚センサーには入らない。

「あっ♡ あうっ♡ ひぅっ♡ あぁぁっ♡」

 反り返ったエラが主の逸物では刺激されずに未開発な箇所を容赦なく抉り、スコールのCPUに新規の性感を刻みつけていく。

「ふふっ、やはり私のマスターのものの方が良いようですわね?」

「そっ、そんなことっ、ないもんっ」

 息も絶え絶えに反論するスコール。
 シュネーは責め立てる手を緩めずに、言葉責めを続ける。

「嘘おっしゃい、何度も達している癖に♡
 ほら、貴女のマスターもご覧ですよ。
 貴女がマスター以外の殿方のペニスのレプリカで乱れている所を」
 
「あっ……」

 主が見ている事を思い出したスコールは、VIP席へとオッドアイを向けた。
 拡大視野の中に、窓際に立つ主の姿を捉える。
 大柄な少年砂潜りは、唇を噛みしめ、悔しそうな顔で見下ろしていた。

「あっ、まっ、ますたー……」

「ほらっ! イっておしまいなさいっ! マスターの見てる前ではしたなくっ!」

 嗜虐的な笑顔を浮かべ、シュネーは激しく責め立てる。
 手首の捻りも加えられたピストンにより、反り返った疑似男根はスコールの膣内を縦横無尽に蹂躙した。

「ひぅっ♡ やっ♡ やぁっ♡ ごっ♡ ごめんっ♡ なさいっ♡ ますたーっ♡♡ ますたーっ♡♡♡」

 オッドアイからボロボロと洗浄液を零したスコールは、主への謝罪の言葉を口にしながら激しく絶頂し続けた。





「ごめん、なさい、ますたー」

「だからもう謝るなって」

 宿への帰路、バンの隣を歩くスコールはすっかりしょげていた。

「だって、ますたーいがいの、ひとので……」

「ありゃ玩具だ、あんなもんノーカンだノーカン」

 実の所、バンも思う所が無い訳ではないのだが、それよりも意気消沈したスコールを慰める方が重要だ。

「よしっ! 部屋に戻ったら、すぐにやるぞ、スコール!
 そんなに気にしてんのなら、お前が誰のものか、しっかり刻み込んでやるよ!」

「うん、きざんで。 わたしの、なかに、たくさん」

 スコールはぎゅっとバンの腕に抱きついた。
 柔らかな相棒の感触に、バンの股間の相棒ももぞりと動く。
 先ほどの痴態が思い出され、早くスコールの中に刻み込みたいと足も速まった。

 主の腕に抱きついたまま、スコールはぽつりと呟く。

「もっと、つよく、ならなきゃ……」

「お前、まだやる気かよ」

「わたし、よわい、から。
 つよくなれば、シュネーさんに、おかえしだって、できる」 

 バンの脳裏で、先ほどの情景の攻守逆転された様が再生された。
 貴婦人の如き美貌のメイデンが、スコールに蹂躙されている想像図は、どこか倒錯的でバンはぐびりと唾を呑む。

「また、でても、いいでしょ?
 おかね、もらったら、ぶひんだって、かえる、よ?」

「まあ、部品買ってお前の性能アップは必須だとは思ってるけどよぉ……」

 バンの耳に老武人の言葉が蘇った。

「デュークさんの言う通りだなぁ」

 相棒に可愛らしくおねだりされたら、断れるものも断れなくなってしまう。
 デュークのバツの悪そうな顔が思い出され、バンはため息をついた。





「少々やりすぎではないのかね」

 VIPルームでコーヒーカップを傾けながら、デュークは対面に澄まし顔で座った伴侶をたしなめた。

「あら、お楽しみいただけませんでした?」

「バン君がかなりギリギリとしていたぞ、ビギナーに余り無体な真似をするものじゃあない」

 またチャレンジャーが居なくなってしまうぞと続けられ、シュネーはコーヒーカップをソーサーに戻しながら眉を寄せる。

「それは困りますわね……。
 なかなか見所のある子ですのに」

「そうだねー」

 VIPルームで卓を囲む、もう一人の人物がソファの上で足をぶらぶらさせながら相槌を打った。
 案内ちゃんと自称するSSフレームメイデンは、自分のコーヒーに角砂糖とミルクをどばどばと放り込んでいる。

「久しぶりのチャレンジャーだしね、多少加減してあげてよ」

「承知しましたわ」

「それにしても、随分反応の良い子だったね、スコールちゃん。
 だからシュネーちゃんも思わず楽しんじゃったんでしょ?」

「ええ、あんなに敏感な子はわたくしの戦歴の中でもごく少数ですわね」

「ふぅん……」

 案内ちゃんは目を細めながら、コーヒーをスプーンでかき混ぜた。

「バンくんがよっぽど開発したのかなー。
 もしかしたら別の原因かも知れないけど。
 とにかく久しぶりのルーキーだし、できればうちの子になって欲しいから、デュークちゃんもそれとなく様子見てあげてね」

「承知しました、ナコ様」

 案内ちゃんことタウン75のマザーメイデンは甘ったるいコーヒーを一息で飲み干し、満足そうに微笑んだ。
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