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ディモンは郊外にアジトを構えていた。
一見すると廃屋そのものにしか見えないアパートだが内部はそれなりに手入れされ、ディモンの手下達が居住している。
そして、その地下にディモンの住居、ハーレムキングの宮殿があった。
キングサイズのベッドの上で、ディモンは四つん這いにさせた緑の髪のメイデンを犯していた。
ベッドの周囲には隠すべき場所をさらけ出した、扇情的な衣装に身を包んだメイデンが数体控えている。
ハーレムキングの異名を取るディモンらしい趣味であった。
「どうだっ! フリスっ、どうだっ!」
ディモンは高らかに叫びながら、鷲掴みにした尻に激しく腰を打ちつける。
高々と尻を突き上げた姿勢のメイデンの顔は、長い緑の前髪で隠されて窺えない。
「俺の方がお前のマスターよりよっぽど上手いだろう! どうだフリスっ!」
丸い尻に平手打ちをくれながら叫ぶディモンにメイデンは囁くような声で応える。
「はい、貴方の方がお上手です……」
「はははっ! そうだっ、あんな小僧より良くしてやるよぉっ! おらぁっ!」
ディモンは尻肉に指を食い込ませると、仰け反るほどに深く突き込み存分に射精した。
「う……」
緑の髪のメイデンはぶるりと背筋を震わせながら、ディモンの精液を子宮ユニットへ受け入れる。
「あー、出た出た……。 おい、掃除しろ」
メイデンの膣内から逸物を引き抜いたディモンは、満足げに唸るとベッドの脇に控えるメイデンに命じた。
一体のメイデンが無言で頷くとベッドに上がり、胡座をかいたディモンの股間に顔を埋め、潤滑液と精液で汚れた逸物を口に含む。
犯されていたメイデンが左腕を庇うようなぎこちない動きで身を起こすと長い緑の髪がばさりと落ち、下から紫の髪があらわれる。
ウィッグだ。
左腕にレーザーの損傷痕を刻まれた彼女は、『盾』と呼ばれているメイデンである。
今は目隠し型センサーを外し、柔和なラインを描く紫の瞳を露わにしていた。
ハーレムキングと呼ばれる程に多くのメイデンを所持するディモンであるが、そのほとんどは他者から奪った物だ。
他人のメイデンを奪い己のハーレムに加えるのは、欲望と戦力の補充の両方を充足させる、趣味と実益を兼ねた行為であった。
メイデンは戦闘力の象徴であり、入手した者にとって頼もしい力となる。
だが、その力が及ぶのはあくまで武力の範疇でしかない。
立場やしがらみ、義理や金銭といった力任せに解決できない問題に対して、メイデンは無力だ。
ディモンは目を付けたメイデンの主の情報を収集し、その類の絡め手を仕掛けて罠に落とすのだ。
様々な手段でメイデンの主を縛り、その所有権を強請り取る。
場合によってはダメ押しに武力を使ってでも。
この場にいるメイデンは『盾』も含めて全てそのような経緯で手に入れた物である。
本来の主を罠に陥れられ、身柄を奪われた彼女たちの瞳に輝きはなく、望まぬ相手に弄ばれる諦念に満ちていた。
「ふー、すっきりしたが……やっぱ、本物が欲しいな」
卑猥な下着のメイデンに逸物をしゃぶらせながら、ディモンはベッドの上に広がる緑のウィッグへ目を向ける。
「へへ、Sフレームの癖にでけえジェネレーターしやがって……。
しかもレーザー搭載だと? とんだレア物じゃねえか。
絶対、モノにしてやるぜ、フリスゥ」
ニタリと笑ってベッドから降りるディモンの肩に、周囲のメイデンが無言でガウンを掛ける。
「仕掛けるぜぇ、行くぞ『盾』ぇ!」
足早に寝室を出るディモンに、『盾』は続く。
修復されないままの左腕の損傷を庇いながら。
部屋に残されたメイデン達は、わずかに互いの顔を窺うと所定位置で待機状態に入った。
CPUをスリープにしていれば、余計な事を考えなくて済むと言わんばかりに。
荒れ果てた満腹食堂の片付けを手伝い、出してもらった賄いを平らげた頃には昼を回っていた。
この時間からガバメントへ向かっても、碌な依頼がないのは経験済みだ。
「ロスさんからの連絡もないしな……」
フィオは左手首の多目的端末に目を落として溜息を吐いた。
「仕方ない、今日は引き上げよう」
三輪バイクに跨ったフィオは、相棒がどこか上の空な事に気づく。
「フリス、どうかした?」
「は、はい……」
フリスは一瞬口ごもったが、意を決したように主を真っ直ぐに見据えると深々と頭を下げた。
「申し訳有りません、マスター」
「え、な、何?」
いきなりの謝罪に思い当たる節のないフィオは困惑した。
フリスは胸のクリスタルの前でもじもじと両手の指を絡めながら続ける。
「先の戦闘で無様な所をお見せしてしまって……」
「無様、かなあ……?」
「わたしと敵機の性能差を考えれば、完封して然るべきです」
首を捻るフィオに、フリスはきっぱりと言い切った。
「うーん……」
フリスの言葉にフィオは同意しきれない。
彼自身の経験からして、戦場が単純なスペックの上下だけで片づくとはとても思えないからだ。
例えば、先輩の相棒であるアイネズ。
機体性能で見るならば、彼女は高いセンサー機能を除けば中の下程度のスペックしか持たない。
それでも彼女は立派にランク2砂潜りの相棒を勤めている。
己の唯一の強みであるセンサー性能を活かし、把握した情報に併せて様々な戦術を展開する事に長けているのだ。
低スペック機でも己の能力を把握しきっていれば戦いようはある。
逆に高いスペックを誇ろうとも、それを使いこなせなくては宝の持ち腐れだ。
フィオはフリスのサファイアのような瞳を見つめ返した。
「確かにさっきのメイデンより、君の方が性能は上だと思うよ。
じゃあ、なんで彼女に手こずらされたと思う?」
「それは……」
「僕の見たところ、さっきのメイデンは自分の性能を完全に使いこなしてたんだと思う。
対する君はまだ自分を使いこなせていない」
「そ、そんな事はありません!」
むっとしたように言い返すフリスの鼻の頭を、人差し指で押さえる。
「これは師匠の受け売りだけどね。
人間は経験を積むことで自分の体がこんな風にも動く、こんな事もできるって学んでいくんだ。
それはメイデンも一緒なんだって」
高い冗長性を持つメイデンのCPUには成長の余地がある。
自分の機能を分析し、より最適化された戦術を編み出す程に。
フィオは指先を動かし、フリスの頬を手のひらで撫でる。
「君はまだ起動して間もない。
あらかじめインプットされた戦闘ルーチンで戦ってる。
たくさん経験を積んで、もっと自分の体にあったルーチンを組んでいけば、あのメイデンなんか敵じゃないさ」
「はい……」
「それとね、僕らは試合してる訳じゃないんだ。
完封する必要なんてないし、どんな手を使おうが勝てばいい。
そういう意味じゃ、さっきの戦いは良くやったと思うよ」
「は、はい!」
ようやくフリスの顔に笑顔が戻る。
フリスは頬に当てられた主の手に己の手のひらを被せ、上目遣いで囁いた。
「あ、あの、良くやったと言っていただけるのでしたら……。
ご褒美をおねだりしても、いいですか?」
「割と直球だよね、君」
いそいそとボディスーツを脱ぎ、肌を露わにするフリスを見ながら、ベッドの上で準備万端のフィオは溜息混じりに呟いた。
主従は歓楽街の一角、安価なラブホテルを訪れていた。
流石にまだ日が高い時間から盛るのは、居候の身で問題だろうというフィオの判断である。
「お嫌でしたか……?」
ベッドに上がりながらおそるおそる尋ねるフリスに、フィオは小さく首を振った。
「いいや。 僕も好きだし」
フリスの肩に腕を回し、柔らかな体を抱き寄せた。
ずっしりとした乳房の感触を右の手のひら全体で楽しみながら、口付ける。
「ん……♡ んふ……♡」
子犬のように愛らしく鼻を鳴らしながら、フリスはより深いキスを求めてくる。
唇を合わせたまま、口内で舌と舌がもつれあう。
情熱的なキスを交わしつつ、フィオは指先を滑らせた。
豊かなバストの先端、桜色の乳輪の中心を中指でぐりぐりと弄る。
「んんっ♡」
甘い呻きと共に、フリスはびくりと体を震わせた。
執拗に弄り続けると、奥ゆかしく隠れていた乳首が徐々に固く立ち上がってくる。
フィオは親指と人差し指で乳首を摘むと、根本から先端にかけてしごきあげた。
「んふぅっ♡」
主の唇で口を塞がれたまま、フリスは悶える。
サファイアの瞳はすでに蕩けて、潤んでいた。
フィオは唇を合わせたままフリスの正面に回り込むと、キスを中断した。
「ますたー……?」
とろんと上気した顔で不思議そうな声を出すフリスに微笑み、たっぷり弄り回して隆起した右乳首を口に含んだ。
強く吸い、甘く噛む。
「あうっ♡ ますたぁっ♡」
フリスは乳首に吸いつく主の頭をぎゅっと抱きしめた。
「むぶっ」
調子に乗って口内の乳首を舐め回していたフィオの鼻までも、柔らかな乳房に埋もれる。
息が詰まったフィオは慌ててフリスの腕をタップした。
「あっ、すみませんっ!」
緩んだフリスの腕から脱出したフィオは、一息つくとわざとらしい怒り顔で相棒を睨む。
「窒息するかと思ったよ」
「ごめんなさい、マスターがあんまりお上手だから……」
しおらしい顔で可愛い事を言うフリスにフィオは吹き出して怒ったポーズを崩した。
「僕が上手というより、フリスが敏感すぎるんじゃないかな?
爺さんの言う通りド淫乱ボディだね」
「も、もう……」
頬を膨らませて愛らしくむくれたフリスは、上体を傾け主の股間に顔を寄せた。
「意地悪ばっかり言うマスターには、お返ししちゃいますっ♡」
半勃起状態の主の逸物をぱくりと咥える。
熱く湿った柔らかい粘膜に包まれたフィオの肉棒はたちまち硬度を増していく。
「んっ♡ ちゅるっ♡」
「うぅっ」
舌を絡め、亀頭を守る包皮を下ろすと、フィオは呻きと共に両足をぴんと伸ばして背を反らした。
主の反応に嬉しそうに目を細めたフリスは、ふと思い立って肉棒から口を離した。
「フリス……?」
フリスは悪戯っぽく微笑むと、体の位置を入れ替えた。
寝そべると、両足を伸ばして座る姿勢のフィオの左足を外側から抱きしめる。
胸の谷間に主の太腿を挟みつつ、自分の太腿で主の足首も挟んだ。
抱きしめるというよりも、フィオの左足に全身で絡みついたような姿勢であった。
フリスが体をくねらせれば、フィオの左足全体が柔らかな感触で刺激される。
さらにフリスは主の太腿の下から右手を伸ばして陰嚢ごと逸物を持ち上げると、剥き出しになった亀頭をちろちろと舐めはじめた。
「くぅっ、フ、フリス、上手いっ……!」
たまらず声を漏らす主に気を良くしたフリスは、さらに熱心に奉仕を行う。
やわやわと陰嚢を揉みあげつつ、亀頭を口に含む。
幹までは口に入れず亀頭からエラにかけてを、まるで抜き差しするかのように瑞々しい唇で刺激した。
舌先で亀頭の先端の鈴口を弄じる事も忘れない。
「うっ、フリスっ!」
たまらず放つフィオ。
フリスは唇をぴったりと亀頭に合わせると、吹き出す精を目を細めて受け入れる。
小さく喉を鳴らして精液を人工胃へと送りながら、主の陰茎を輪の形にした指先で絞り、尿道の中の残り汁一滴すら残さず呑み干した。
「凄い量……お腹が一杯になっちゃいました」
「もう? まだまだ序の口だよ?」
「でしたら……」
フリスはベッドの上で大きく足を開いた。
翠のアンダーヘアは秘裂から溢れだしたはしたない潤滑液で濡れ光っている。
フリスは主に秘唇を見せつけながら自らの下腹に手を置き、朱に染まった顔で妖艶に微笑んだ。
「子宮ユニットは別腹です♡
どうぞ、満足されるまでお出しください」
一見すると廃屋そのものにしか見えないアパートだが内部はそれなりに手入れされ、ディモンの手下達が居住している。
そして、その地下にディモンの住居、ハーレムキングの宮殿があった。
キングサイズのベッドの上で、ディモンは四つん這いにさせた緑の髪のメイデンを犯していた。
ベッドの周囲には隠すべき場所をさらけ出した、扇情的な衣装に身を包んだメイデンが数体控えている。
ハーレムキングの異名を取るディモンらしい趣味であった。
「どうだっ! フリスっ、どうだっ!」
ディモンは高らかに叫びながら、鷲掴みにした尻に激しく腰を打ちつける。
高々と尻を突き上げた姿勢のメイデンの顔は、長い緑の前髪で隠されて窺えない。
「俺の方がお前のマスターよりよっぽど上手いだろう! どうだフリスっ!」
丸い尻に平手打ちをくれながら叫ぶディモンにメイデンは囁くような声で応える。
「はい、貴方の方がお上手です……」
「はははっ! そうだっ、あんな小僧より良くしてやるよぉっ! おらぁっ!」
ディモンは尻肉に指を食い込ませると、仰け反るほどに深く突き込み存分に射精した。
「う……」
緑の髪のメイデンはぶるりと背筋を震わせながら、ディモンの精液を子宮ユニットへ受け入れる。
「あー、出た出た……。 おい、掃除しろ」
メイデンの膣内から逸物を引き抜いたディモンは、満足げに唸るとベッドの脇に控えるメイデンに命じた。
一体のメイデンが無言で頷くとベッドに上がり、胡座をかいたディモンの股間に顔を埋め、潤滑液と精液で汚れた逸物を口に含む。
犯されていたメイデンが左腕を庇うようなぎこちない動きで身を起こすと長い緑の髪がばさりと落ち、下から紫の髪があらわれる。
ウィッグだ。
左腕にレーザーの損傷痕を刻まれた彼女は、『盾』と呼ばれているメイデンである。
今は目隠し型センサーを外し、柔和なラインを描く紫の瞳を露わにしていた。
ハーレムキングと呼ばれる程に多くのメイデンを所持するディモンであるが、そのほとんどは他者から奪った物だ。
他人のメイデンを奪い己のハーレムに加えるのは、欲望と戦力の補充の両方を充足させる、趣味と実益を兼ねた行為であった。
メイデンは戦闘力の象徴であり、入手した者にとって頼もしい力となる。
だが、その力が及ぶのはあくまで武力の範疇でしかない。
立場やしがらみ、義理や金銭といった力任せに解決できない問題に対して、メイデンは無力だ。
ディモンは目を付けたメイデンの主の情報を収集し、その類の絡め手を仕掛けて罠に落とすのだ。
様々な手段でメイデンの主を縛り、その所有権を強請り取る。
場合によってはダメ押しに武力を使ってでも。
この場にいるメイデンは『盾』も含めて全てそのような経緯で手に入れた物である。
本来の主を罠に陥れられ、身柄を奪われた彼女たちの瞳に輝きはなく、望まぬ相手に弄ばれる諦念に満ちていた。
「ふー、すっきりしたが……やっぱ、本物が欲しいな」
卑猥な下着のメイデンに逸物をしゃぶらせながら、ディモンはベッドの上に広がる緑のウィッグへ目を向ける。
「へへ、Sフレームの癖にでけえジェネレーターしやがって……。
しかもレーザー搭載だと? とんだレア物じゃねえか。
絶対、モノにしてやるぜ、フリスゥ」
ニタリと笑ってベッドから降りるディモンの肩に、周囲のメイデンが無言でガウンを掛ける。
「仕掛けるぜぇ、行くぞ『盾』ぇ!」
足早に寝室を出るディモンに、『盾』は続く。
修復されないままの左腕の損傷を庇いながら。
部屋に残されたメイデン達は、わずかに互いの顔を窺うと所定位置で待機状態に入った。
CPUをスリープにしていれば、余計な事を考えなくて済むと言わんばかりに。
荒れ果てた満腹食堂の片付けを手伝い、出してもらった賄いを平らげた頃には昼を回っていた。
この時間からガバメントへ向かっても、碌な依頼がないのは経験済みだ。
「ロスさんからの連絡もないしな……」
フィオは左手首の多目的端末に目を落として溜息を吐いた。
「仕方ない、今日は引き上げよう」
三輪バイクに跨ったフィオは、相棒がどこか上の空な事に気づく。
「フリス、どうかした?」
「は、はい……」
フリスは一瞬口ごもったが、意を決したように主を真っ直ぐに見据えると深々と頭を下げた。
「申し訳有りません、マスター」
「え、な、何?」
いきなりの謝罪に思い当たる節のないフィオは困惑した。
フリスは胸のクリスタルの前でもじもじと両手の指を絡めながら続ける。
「先の戦闘で無様な所をお見せしてしまって……」
「無様、かなあ……?」
「わたしと敵機の性能差を考えれば、完封して然るべきです」
首を捻るフィオに、フリスはきっぱりと言い切った。
「うーん……」
フリスの言葉にフィオは同意しきれない。
彼自身の経験からして、戦場が単純なスペックの上下だけで片づくとはとても思えないからだ。
例えば、先輩の相棒であるアイネズ。
機体性能で見るならば、彼女は高いセンサー機能を除けば中の下程度のスペックしか持たない。
それでも彼女は立派にランク2砂潜りの相棒を勤めている。
己の唯一の強みであるセンサー性能を活かし、把握した情報に併せて様々な戦術を展開する事に長けているのだ。
低スペック機でも己の能力を把握しきっていれば戦いようはある。
逆に高いスペックを誇ろうとも、それを使いこなせなくては宝の持ち腐れだ。
フィオはフリスのサファイアのような瞳を見つめ返した。
「確かにさっきのメイデンより、君の方が性能は上だと思うよ。
じゃあ、なんで彼女に手こずらされたと思う?」
「それは……」
「僕の見たところ、さっきのメイデンは自分の性能を完全に使いこなしてたんだと思う。
対する君はまだ自分を使いこなせていない」
「そ、そんな事はありません!」
むっとしたように言い返すフリスの鼻の頭を、人差し指で押さえる。
「これは師匠の受け売りだけどね。
人間は経験を積むことで自分の体がこんな風にも動く、こんな事もできるって学んでいくんだ。
それはメイデンも一緒なんだって」
高い冗長性を持つメイデンのCPUには成長の余地がある。
自分の機能を分析し、より最適化された戦術を編み出す程に。
フィオは指先を動かし、フリスの頬を手のひらで撫でる。
「君はまだ起動して間もない。
あらかじめインプットされた戦闘ルーチンで戦ってる。
たくさん経験を積んで、もっと自分の体にあったルーチンを組んでいけば、あのメイデンなんか敵じゃないさ」
「はい……」
「それとね、僕らは試合してる訳じゃないんだ。
完封する必要なんてないし、どんな手を使おうが勝てばいい。
そういう意味じゃ、さっきの戦いは良くやったと思うよ」
「は、はい!」
ようやくフリスの顔に笑顔が戻る。
フリスは頬に当てられた主の手に己の手のひらを被せ、上目遣いで囁いた。
「あ、あの、良くやったと言っていただけるのでしたら……。
ご褒美をおねだりしても、いいですか?」
「割と直球だよね、君」
いそいそとボディスーツを脱ぎ、肌を露わにするフリスを見ながら、ベッドの上で準備万端のフィオは溜息混じりに呟いた。
主従は歓楽街の一角、安価なラブホテルを訪れていた。
流石にまだ日が高い時間から盛るのは、居候の身で問題だろうというフィオの判断である。
「お嫌でしたか……?」
ベッドに上がりながらおそるおそる尋ねるフリスに、フィオは小さく首を振った。
「いいや。 僕も好きだし」
フリスの肩に腕を回し、柔らかな体を抱き寄せた。
ずっしりとした乳房の感触を右の手のひら全体で楽しみながら、口付ける。
「ん……♡ んふ……♡」
子犬のように愛らしく鼻を鳴らしながら、フリスはより深いキスを求めてくる。
唇を合わせたまま、口内で舌と舌がもつれあう。
情熱的なキスを交わしつつ、フィオは指先を滑らせた。
豊かなバストの先端、桜色の乳輪の中心を中指でぐりぐりと弄る。
「んんっ♡」
甘い呻きと共に、フリスはびくりと体を震わせた。
執拗に弄り続けると、奥ゆかしく隠れていた乳首が徐々に固く立ち上がってくる。
フィオは親指と人差し指で乳首を摘むと、根本から先端にかけてしごきあげた。
「んふぅっ♡」
主の唇で口を塞がれたまま、フリスは悶える。
サファイアの瞳はすでに蕩けて、潤んでいた。
フィオは唇を合わせたままフリスの正面に回り込むと、キスを中断した。
「ますたー……?」
とろんと上気した顔で不思議そうな声を出すフリスに微笑み、たっぷり弄り回して隆起した右乳首を口に含んだ。
強く吸い、甘く噛む。
「あうっ♡ ますたぁっ♡」
フリスは乳首に吸いつく主の頭をぎゅっと抱きしめた。
「むぶっ」
調子に乗って口内の乳首を舐め回していたフィオの鼻までも、柔らかな乳房に埋もれる。
息が詰まったフィオは慌ててフリスの腕をタップした。
「あっ、すみませんっ!」
緩んだフリスの腕から脱出したフィオは、一息つくとわざとらしい怒り顔で相棒を睨む。
「窒息するかと思ったよ」
「ごめんなさい、マスターがあんまりお上手だから……」
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「も、もう……」
頬を膨らませて愛らしくむくれたフリスは、上体を傾け主の股間に顔を寄せた。
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半勃起状態の主の逸物をぱくりと咥える。
熱く湿った柔らかい粘膜に包まれたフィオの肉棒はたちまち硬度を増していく。
「んっ♡ ちゅるっ♡」
「うぅっ」
舌を絡め、亀頭を守る包皮を下ろすと、フィオは呻きと共に両足をぴんと伸ばして背を反らした。
主の反応に嬉しそうに目を細めたフリスは、ふと思い立って肉棒から口を離した。
「フリス……?」
フリスは悪戯っぽく微笑むと、体の位置を入れ替えた。
寝そべると、両足を伸ばして座る姿勢のフィオの左足を外側から抱きしめる。
胸の谷間に主の太腿を挟みつつ、自分の太腿で主の足首も挟んだ。
抱きしめるというよりも、フィオの左足に全身で絡みついたような姿勢であった。
フリスが体をくねらせれば、フィオの左足全体が柔らかな感触で刺激される。
さらにフリスは主の太腿の下から右手を伸ばして陰嚢ごと逸物を持ち上げると、剥き出しになった亀頭をちろちろと舐めはじめた。
「くぅっ、フ、フリス、上手いっ……!」
たまらず声を漏らす主に気を良くしたフリスは、さらに熱心に奉仕を行う。
やわやわと陰嚢を揉みあげつつ、亀頭を口に含む。
幹までは口に入れず亀頭からエラにかけてを、まるで抜き差しするかのように瑞々しい唇で刺激した。
舌先で亀頭の先端の鈴口を弄じる事も忘れない。
「うっ、フリスっ!」
たまらず放つフィオ。
フリスは唇をぴったりと亀頭に合わせると、吹き出す精を目を細めて受け入れる。
小さく喉を鳴らして精液を人工胃へと送りながら、主の陰茎を輪の形にした指先で絞り、尿道の中の残り汁一滴すら残さず呑み干した。
「凄い量……お腹が一杯になっちゃいました」
「もう? まだまだ序の口だよ?」
「でしたら……」
フリスはベッドの上で大きく足を開いた。
翠のアンダーヘアは秘裂から溢れだしたはしたない潤滑液で濡れ光っている。
フリスは主に秘唇を見せつけながら自らの下腹に手を置き、朱に染まった顔で妖艶に微笑んだ。
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