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蚯蚓型装甲機生体に呑まれたスコールの全身を灰色の疑似肉が包み込んだ。
食道を形成する疑似肉は微細に蠕動し、奥へ奥へとスコールを運ぼうとする。
「はなせっ、このぉ!」
両手足の走行球を回転させて脱出を狙うも、高速回転を感知した疑似肉は器用に変形し走行球の周囲に隙間を作った。
足場を得られない走行球は推進力を生み出せない。
ナノマシンの集合体である疑似肉は、同じ原理を持つメイデンのナノスキンコートと同等の強度と圧倒的な柔軟さを備えていた。
「んんっ!?」
スライムのような粘性で顔面に粘りつき、口の中にまで入り込もうとする疑似肉を唇を噤んで防ぐ。
スコールは意を決すると武装アームに搭載された重機関銃を発射した。
だが銃身には疑似肉がすでに入り込んでいる。
重機関銃は銃身を破裂させながら暴発し、スコールの背中の武装ユニットを半壊させた。
「うぐっ!」
悲鳴を噛み殺すスコールだが、これは彼女の意図通りだ。
疑似肉に密着された状態で接射すれば暴発が起こるのは当然の事。
だが、自爆覚悟で生じた小爆発にスコールを包む疑似肉は怯み、全身を包んだ拘束が緩む。
今が勝機。
「ぶれいく、くろー!」
スコールの両腕で金属のクローが超振動の唸りを上げる。
ジェネレーターの出力もコンデンサの予備電力も全部突っ込んだ、全力全開のダブルブレイククローだ。
タウン75での修復の際、スコールのジェネレーターは安物の民生品から小型の軍用タイプに換装されている。
ナコの意向でスコールの希望した大型ジェネレーターではないものの、かつてより出力は数段上昇している。
それでもブレイククローの同時起動は荷が重く十数秒しか維持できない。
「やあぁぁっ!」
スコールは装甲ブーツの脛のスラスターを吹かし、両腕を広げてプロペラのように回転した。
ブレイククローに抉られた疑似肉が共振破砕によりボロボロと砕け散っていく。
備蓄電力が急速に消耗していくが、スコールは意に介さない。
このまま肉壁を切り開いて外に出てしまえば、そこで電力不足でシャットダウンしたとしてもシュネーが救助してくれる。
外に居る姉貴分を信頼するスコールは、残り僅かな電力をクローに注ぎ込んだ。
だが、蚯蚓も腹の中で暴れるメイデンをそのままにはしておかなかった。
疑似肉の壁の一部が柱のように膨れ上がると、クローの回転範囲の外からスコールの腹部を強打する。
「あぐっ!?」
ボディブローのような一撃を喰らったスコールは、疑似肉の壁に叩き付けられる。
即座に疑似肉が展開し、スコールの四肢を包み込んだ。
蚯蚓もすでにスコールの危険性を承知している。
スコールの両肩口に強烈な圧力が加えられた。
耐弾耐刃性に優れたナノマシンコートの肌がみしりとたわむ。
「あうぅっ!?」
スコールの両肩は握り潰されたかのように砕け、ガントレットを嵌めたままの両腕が脱落した。
破砕された両肩口から赤黒い循環液が迸る。
CPUに押し寄せる痛覚情報を遮断しつつ、スコールは脛のスラスターを吹かしながら必死で両足をバタつかせた。
このまま腕だけでなく足まで失ってしまっては、抵抗することもできなくなる。
損傷し圧倒的に不利な状況に追い込まれながらも闘志を失わず勝利へと足掻き続ける事は、元は戦闘用マペットとして製造されたスコールのアイデンティティとも言えた。
だが、溢れる闘志も勝利への飽くなき演算も、電力不足という現実を覆す事はできない。
必死に暴れるスコールは、視野が狭く、暗くなっていくのを感じた。
ブレイククローが備蓄電力を食い潰し、今なお全力でスラスターを吹かし続ける事によりセーフモードへと切り替わりつつあるのだ。
「まっ、まだっ、だめぇっ……!」
必死で意識を繋ぎ止めようとするスコールだが、無い袖は振れない。
この状況でなおスラスターを吹かし続けたため、最低限の電力供給を維持できなくなったCPUはセーフモードを飛ばしてスリープへと移行してしまう。
赤と青の瞳から光が失われた直後、スコールの両足が砕ける音が響いた。
「うぁ……」
ジェネレーターからの電力がコンデンサを満たし、CPUへ電力供給が行われた事でスコールは再起動した。
意識を失っていたのは数十秒の事であったが、すでにスコールの機体は疑似肉の壁に半ば埋もれていた。
即座にスラスターを吹かそうとするが、両足は装甲ブーツごと膝から下が失われている。
幸いと言うべきか否か、両肩と両足の傷口には疑似肉が覆い被さるようにまとわりついており、循環弁が開放されたままにも関わらず循環液はさして流出していない。
「んっ!」
両手足の循環弁を閉じたスコールは身を捩って脱出を試みた。
しかし四肢を失い胴をくねらせる事しかできない状態では、肉壁の力強い拘束を振りほどけない。
蠕動する肉壁は必死でもがくスコールを包み込んだまま、ベルトコンベアのように奥へと運んでいく。
やがて、スコールの聴覚センサーは不審な音声情報を捉えた。
「なに……?」
疑似肉が蠢くグチュグチュとした粘性の音とも違う、獣の声のようなものが途切れ途切れに聞こえてくるのだ。
眉を寄せ不安げに周囲を見回すスコールを、蠢く肉壁は胃を思わせる広い空間へ運び込んだ。
「んああぁぁっ♡」
「えっ!?」
一際高く響く声にスコールは赤と青の瞳を見開いた。
ちょうど対面の位置の肉壁に、一体のメイデンが埋め込まれている。
スコール同様に手足を無惨に引きちぎられたメイデンは褐色の素肌を晒し、獣のような嬌声を上げていた。
つい先程までシュネーと互角の戦いを演じていた敵メイデン、サンクチュアリだ。
「あがっ♡ うあぁぁぁっ♡♡」
サンクチュアリの股間には銀に輝くチューブのような器官が差し込まれている。
疑似肉の壁から伸びる機械の触手だ。
腕ほどもあるその大きさはドクの粗チンとは比べものにならず、膣道を押し広げ子宮ユニットをひしゃげさせていた。
「ひあぁぁぁっ♡」
真の漢の精を受けて性感リミッターの外れたサンクチュアリは、主の逸物にも触れられた事の無い箇所を抉られ、圧倒的な快楽に真紅の瞳を半ばひっくり返し爆乳を弾ませて悶え狂う。
この無様な状況は、偏にサンクチュアリの判断ミスが原因である。
スコール同様に疑似肉の壁に包まれた時、サンクチュアリは搭載された火器の使用を躊躇したのだ。
スコールとは段違いの火力を持つサンクチュアリだ、閉鎖空間で暴発した際の自爆ダメージもまた比べものにならない。
火器の使用をためらった隙に武装ユニットを破壊されたサンクチュアリは、そのまま捕獲されてしまった。
自慢の高出力由来の腕力も、装甲機生体の図体の大きさの前では役に立たない。
「あぐぅっ♡ ひぃぃんっ♡」
銀の触手は捻りを加えながら激しく出入りし、サンクチュアリの弱い膣奥を責め立てる。
メイデンを嬲る装甲機生体には、その過程を楽しむような趣味もなければ、そんな知性もない。
装甲機生体はシステムの命じるままに捕らえたメイデンの子宮ユニットにアクセスし、その機能を書き換えて己の予備CPUにしようとしている。
最終戦争以来、メイデンの対抗機種として存在し続けた装甲機生体は、メイデンを無力化する方法として彼らが持たない感覚器への攻撃を学んでいた。
快楽情報で飽和させ無防備になったCPUを支配するのだ。
蓄積経験値の少ないサンクチュアリは、装甲機生体の術中に完全に嵌まっていた。
彼女が規格外の超高性能機であろうと、こうなってしまっては最早時間の問題である。
装甲機生体の演算回路の一部としてCPUの領域を利用されながら、肉壁の中で永劫に犯され続ける未来は目前であった。
自分よりもはるかに高性能なメイデンが晒す惨状に絶句したスコールは、己の股間にも銀色の触手が迫っている事に気づき顔色を変えた。
「やっ、やだっ!?」
メンテナンスロッド同様に亀頭を模した先端が鎌首をもたげ、位置を確かめるようにメイデンスーツの上から秘唇を撫でる。
穴の場所を確認すると、触手の先端がドリルのように回転し始めた。
邪魔なスーツを引き裂き、閉じた秘唇へと突入する。
「いぎぃっ!?」
濡れても居ない膣肉を無理矢理掘削され、スコールは濁った悲鳴をあげて仰け反った。
銀の触手はバンの逸物を上回る太さでスコールの膣道を限界まで押し広げる。
大半の痛みを意図的にカットできるメイデンだが、性器周辺は子宮ユニットと密接にリンクしている為、そうはいかない。
強烈な痛覚情報に赤と青の瞳に洗浄液が滲む。
スコールの膣肉を穿つ機械触手の先端は亀頭を模したデザインだが、幹に当たる部分は蛇腹状のパーツが連結した柔軟な構造になっている。
その蛇腹パーツの表面に小さな突起が幾つも浮き上がった。
凶悪な形状と化した機械触手の幹は先端部の回転の勢いのまま、スコールの膣壁を抉った。
「やあぁぁぁっ!?」
体験した事のない痛みにスコールは悶絶する。
だが、触手の責め手はまだまだ序の口だ。
回転する疑似亀頭は膣肉を強引に掻き分け、最奥まで達すると子宮口に先端をめり込ませる。
子宮ユニットを護る最後の門を強引にこじ開けると、機械触手は粘液の注入を開始した。
「やっ!? なっ、なに?」
無防備な子宮ユニットに得体の知れないものが侵入してくる感覚に、スコールは怯えた視線を下腹に向けた。
白い下腹部に納められた中枢機器の内部に入り込んだ粘液は、薄く拡がると子宮ユニットの内側に粘りつく。
「ひうっ♡」
途端に子宮ユニットから灼けつくような強烈な疼きが生じ、スコールの機体がびくりと跳ねた。
同時に機械触手に占領された膣肉から、痛みをはるかに上回る快楽情報がCPUへと流れ込み始める。
「あうっ♡ やっ♡ あっ♡ なっ、なにっ♡ なにこれぇっ♡」
己の機体の変調を訝しむスコールだが、その声音は快感に色付いていた。
激しい回転とピストンを同時に行う機械触手は、引き裂くような荒々しさでスコールの蜜壺を蹂躙し続けている。
拷問にも等しい激しさでありながら、スコールの膣肉には痛みを超える圧倒的な快感が刻み込まれていた。
子宮ユニットを侵す粘液の効果である。
粘液を構成するウィルスナノマシンが子宮ユニットに干渉し、性感センサーの感度を強制的に高めているのだ。
ドクが制作したウィルス弾と同様の効果であるが、オリジナルはこちらであった。
鹵獲した装甲機生体から得たデータを元に、制御しやすくデチューンしたものがドクのウィルス弾だ。
スコールの膣壁はたちまち大量の潤滑液を分泌し、動きやすくなった触手はさらに激しく蜜壺を抉る。
「あうっ♡ はぅんっ♡ やだっ♡ やだぁっ♡」
大きく広げられた秘裂からボタボタと潤滑液を垂らしながら、スコールは必死に首を振る。
主の愛撫をはるかに上回る異様な快楽情報に、スコールは本能的な嫌悪感を覚えていた。
この快感に身を委ねてはいけない、自分が自分でなくなる。
戦闘用マペットの出自ならではの勝負勘の良さだ。
しかし、この状況ではスコールに取れる手立てなど何もない。
装甲機生体は駄々をこねるように快楽に抗う小さなメイデンを屈服させるべく、一際鋭く触手を打ち込んだ。
「はぐぅぅっ♡♡」
感度を飛躍的に増した子宮口を抉られ、スコールの秘唇から失禁のように潤滑液の飛沫が噴き出す。
ダメ押しのように触手はナノマシン粘液を放出した。
「いやぁぁぁーーーっ♡♡♡」
デチューン前の原液ともいえる粘液が子宮ユニットにたっぷりと流し込まれる。
メイデンの中枢部品である子宮ユニットにウィルスが浸透し、快楽のみを受容する器官へと変えていく。
己を書き変えられる恐怖と、強制的に引き出された快楽信号にスコールは絶望的なエクスタシーの声を上げた。
スコールが絶頂しようとも、触手の動きは止まらない。 むしろ、ここからが本番だ。
蜜壺を責め立てる触手に続いて疑似肉の壁から新たな触手が姿を現すと、スコールの背後に回る。
強烈なエクスタシーに震える白い尻肉の間に狙いを定めると、窄まった菊座を一気に貫いた。
「あぁぁーーっ♡♡♡」
仰け反ったスコールの見開かれた両目からボロボロと洗浄液が零れ落ちる。
スコールに二本刺しの経験はない。
「あぐぅぅっ♡ ひあぁっ♡ ひぃっ♡ ひぃぃんっ♡」
前後の穴を主の逸物よりも姉貴分の玩具よりも太い触手で抉り回されるスコールには、為す術もない。
喘ぎ声というよりも鳴き声のような嬌声を漏らしながら、触手の動作ひとつひとつで何度となく絶頂する。
二本の触手に串刺しにされたスコールの細い腰は快楽情報の余り、空腰を使うかのようにがくがくと誤作動し潤滑液を止めどなく垂れ流した。
大きく仰け反り突き出された薄い両胸と潤滑液の飛沫を上げ続ける股間に新たな触手が迫る。
かつてないほどに隆起した桜色の乳首と、ぷっくりと膨らんだ陰核に細い触手が吸い付いた。
三本の触手は小さくも敏感な器官を捕らえると、内部に生えたブラシのような繊毛で激しく擦り立てる。
「ひあぁっ♡♡ やぁっ♡♡ いやあぁぁーーっ♡♡♡」
複数の性感帯を同時に責め立てられたスコールは快楽情報の津波に翻弄され、幼い美貌を洗浄液でぐしゃぐしゃにして達し続けた。
機械触手はメイデンを完全に堕とすべく、責め手を緩めない。
快楽にがくがくと全身を痙攣させるスコールのCPUにバンの笑顔が浮かんだ。
「ますたぁっ♡ わたっ♡ わたしぃっ♡ こわれるぅっ♡ こわされ、ちゃう、よぉっ♡」
主の面影にすがるスコールの中で嫌悪も恐怖も、主への忠誠さえもが快楽に埋め尽くされていく。
「たすけっ♡ ますたーっ♡♡ たすけ、てぇぇっ♡♡♡」
おぞましいほどの快感の前に、スコールは主へ助けを求めながらシャットダウンした。
食道を形成する疑似肉は微細に蠕動し、奥へ奥へとスコールを運ぼうとする。
「はなせっ、このぉ!」
両手足の走行球を回転させて脱出を狙うも、高速回転を感知した疑似肉は器用に変形し走行球の周囲に隙間を作った。
足場を得られない走行球は推進力を生み出せない。
ナノマシンの集合体である疑似肉は、同じ原理を持つメイデンのナノスキンコートと同等の強度と圧倒的な柔軟さを備えていた。
「んんっ!?」
スライムのような粘性で顔面に粘りつき、口の中にまで入り込もうとする疑似肉を唇を噤んで防ぐ。
スコールは意を決すると武装アームに搭載された重機関銃を発射した。
だが銃身には疑似肉がすでに入り込んでいる。
重機関銃は銃身を破裂させながら暴発し、スコールの背中の武装ユニットを半壊させた。
「うぐっ!」
悲鳴を噛み殺すスコールだが、これは彼女の意図通りだ。
疑似肉に密着された状態で接射すれば暴発が起こるのは当然の事。
だが、自爆覚悟で生じた小爆発にスコールを包む疑似肉は怯み、全身を包んだ拘束が緩む。
今が勝機。
「ぶれいく、くろー!」
スコールの両腕で金属のクローが超振動の唸りを上げる。
ジェネレーターの出力もコンデンサの予備電力も全部突っ込んだ、全力全開のダブルブレイククローだ。
タウン75での修復の際、スコールのジェネレーターは安物の民生品から小型の軍用タイプに換装されている。
ナコの意向でスコールの希望した大型ジェネレーターではないものの、かつてより出力は数段上昇している。
それでもブレイククローの同時起動は荷が重く十数秒しか維持できない。
「やあぁぁっ!」
スコールは装甲ブーツの脛のスラスターを吹かし、両腕を広げてプロペラのように回転した。
ブレイククローに抉られた疑似肉が共振破砕によりボロボロと砕け散っていく。
備蓄電力が急速に消耗していくが、スコールは意に介さない。
このまま肉壁を切り開いて外に出てしまえば、そこで電力不足でシャットダウンしたとしてもシュネーが救助してくれる。
外に居る姉貴分を信頼するスコールは、残り僅かな電力をクローに注ぎ込んだ。
だが、蚯蚓も腹の中で暴れるメイデンをそのままにはしておかなかった。
疑似肉の壁の一部が柱のように膨れ上がると、クローの回転範囲の外からスコールの腹部を強打する。
「あぐっ!?」
ボディブローのような一撃を喰らったスコールは、疑似肉の壁に叩き付けられる。
即座に疑似肉が展開し、スコールの四肢を包み込んだ。
蚯蚓もすでにスコールの危険性を承知している。
スコールの両肩口に強烈な圧力が加えられた。
耐弾耐刃性に優れたナノマシンコートの肌がみしりとたわむ。
「あうぅっ!?」
スコールの両肩は握り潰されたかのように砕け、ガントレットを嵌めたままの両腕が脱落した。
破砕された両肩口から赤黒い循環液が迸る。
CPUに押し寄せる痛覚情報を遮断しつつ、スコールは脛のスラスターを吹かしながら必死で両足をバタつかせた。
このまま腕だけでなく足まで失ってしまっては、抵抗することもできなくなる。
損傷し圧倒的に不利な状況に追い込まれながらも闘志を失わず勝利へと足掻き続ける事は、元は戦闘用マペットとして製造されたスコールのアイデンティティとも言えた。
だが、溢れる闘志も勝利への飽くなき演算も、電力不足という現実を覆す事はできない。
必死に暴れるスコールは、視野が狭く、暗くなっていくのを感じた。
ブレイククローが備蓄電力を食い潰し、今なお全力でスラスターを吹かし続ける事によりセーフモードへと切り替わりつつあるのだ。
「まっ、まだっ、だめぇっ……!」
必死で意識を繋ぎ止めようとするスコールだが、無い袖は振れない。
この状況でなおスラスターを吹かし続けたため、最低限の電力供給を維持できなくなったCPUはセーフモードを飛ばしてスリープへと移行してしまう。
赤と青の瞳から光が失われた直後、スコールの両足が砕ける音が響いた。
「うぁ……」
ジェネレーターからの電力がコンデンサを満たし、CPUへ電力供給が行われた事でスコールは再起動した。
意識を失っていたのは数十秒の事であったが、すでにスコールの機体は疑似肉の壁に半ば埋もれていた。
即座にスラスターを吹かそうとするが、両足は装甲ブーツごと膝から下が失われている。
幸いと言うべきか否か、両肩と両足の傷口には疑似肉が覆い被さるようにまとわりついており、循環弁が開放されたままにも関わらず循環液はさして流出していない。
「んっ!」
両手足の循環弁を閉じたスコールは身を捩って脱出を試みた。
しかし四肢を失い胴をくねらせる事しかできない状態では、肉壁の力強い拘束を振りほどけない。
蠕動する肉壁は必死でもがくスコールを包み込んだまま、ベルトコンベアのように奥へと運んでいく。
やがて、スコールの聴覚センサーは不審な音声情報を捉えた。
「なに……?」
疑似肉が蠢くグチュグチュとした粘性の音とも違う、獣の声のようなものが途切れ途切れに聞こえてくるのだ。
眉を寄せ不安げに周囲を見回すスコールを、蠢く肉壁は胃を思わせる広い空間へ運び込んだ。
「んああぁぁっ♡」
「えっ!?」
一際高く響く声にスコールは赤と青の瞳を見開いた。
ちょうど対面の位置の肉壁に、一体のメイデンが埋め込まれている。
スコール同様に手足を無惨に引きちぎられたメイデンは褐色の素肌を晒し、獣のような嬌声を上げていた。
つい先程までシュネーと互角の戦いを演じていた敵メイデン、サンクチュアリだ。
「あがっ♡ うあぁぁぁっ♡♡」
サンクチュアリの股間には銀に輝くチューブのような器官が差し込まれている。
疑似肉の壁から伸びる機械の触手だ。
腕ほどもあるその大きさはドクの粗チンとは比べものにならず、膣道を押し広げ子宮ユニットをひしゃげさせていた。
「ひあぁぁぁっ♡」
真の漢の精を受けて性感リミッターの外れたサンクチュアリは、主の逸物にも触れられた事の無い箇所を抉られ、圧倒的な快楽に真紅の瞳を半ばひっくり返し爆乳を弾ませて悶え狂う。
この無様な状況は、偏にサンクチュアリの判断ミスが原因である。
スコール同様に疑似肉の壁に包まれた時、サンクチュアリは搭載された火器の使用を躊躇したのだ。
スコールとは段違いの火力を持つサンクチュアリだ、閉鎖空間で暴発した際の自爆ダメージもまた比べものにならない。
火器の使用をためらった隙に武装ユニットを破壊されたサンクチュアリは、そのまま捕獲されてしまった。
自慢の高出力由来の腕力も、装甲機生体の図体の大きさの前では役に立たない。
「あぐぅっ♡ ひぃぃんっ♡」
銀の触手は捻りを加えながら激しく出入りし、サンクチュアリの弱い膣奥を責め立てる。
メイデンを嬲る装甲機生体には、その過程を楽しむような趣味もなければ、そんな知性もない。
装甲機生体はシステムの命じるままに捕らえたメイデンの子宮ユニットにアクセスし、その機能を書き換えて己の予備CPUにしようとしている。
最終戦争以来、メイデンの対抗機種として存在し続けた装甲機生体は、メイデンを無力化する方法として彼らが持たない感覚器への攻撃を学んでいた。
快楽情報で飽和させ無防備になったCPUを支配するのだ。
蓄積経験値の少ないサンクチュアリは、装甲機生体の術中に完全に嵌まっていた。
彼女が規格外の超高性能機であろうと、こうなってしまっては最早時間の問題である。
装甲機生体の演算回路の一部としてCPUの領域を利用されながら、肉壁の中で永劫に犯され続ける未来は目前であった。
自分よりもはるかに高性能なメイデンが晒す惨状に絶句したスコールは、己の股間にも銀色の触手が迫っている事に気づき顔色を変えた。
「やっ、やだっ!?」
メンテナンスロッド同様に亀頭を模した先端が鎌首をもたげ、位置を確かめるようにメイデンスーツの上から秘唇を撫でる。
穴の場所を確認すると、触手の先端がドリルのように回転し始めた。
邪魔なスーツを引き裂き、閉じた秘唇へと突入する。
「いぎぃっ!?」
濡れても居ない膣肉を無理矢理掘削され、スコールは濁った悲鳴をあげて仰け反った。
銀の触手はバンの逸物を上回る太さでスコールの膣道を限界まで押し広げる。
大半の痛みを意図的にカットできるメイデンだが、性器周辺は子宮ユニットと密接にリンクしている為、そうはいかない。
強烈な痛覚情報に赤と青の瞳に洗浄液が滲む。
スコールの膣肉を穿つ機械触手の先端は亀頭を模したデザインだが、幹に当たる部分は蛇腹状のパーツが連結した柔軟な構造になっている。
その蛇腹パーツの表面に小さな突起が幾つも浮き上がった。
凶悪な形状と化した機械触手の幹は先端部の回転の勢いのまま、スコールの膣壁を抉った。
「やあぁぁぁっ!?」
体験した事のない痛みにスコールは悶絶する。
だが、触手の責め手はまだまだ序の口だ。
回転する疑似亀頭は膣肉を強引に掻き分け、最奥まで達すると子宮口に先端をめり込ませる。
子宮ユニットを護る最後の門を強引にこじ開けると、機械触手は粘液の注入を開始した。
「やっ!? なっ、なに?」
無防備な子宮ユニットに得体の知れないものが侵入してくる感覚に、スコールは怯えた視線を下腹に向けた。
白い下腹部に納められた中枢機器の内部に入り込んだ粘液は、薄く拡がると子宮ユニットの内側に粘りつく。
「ひうっ♡」
途端に子宮ユニットから灼けつくような強烈な疼きが生じ、スコールの機体がびくりと跳ねた。
同時に機械触手に占領された膣肉から、痛みをはるかに上回る快楽情報がCPUへと流れ込み始める。
「あうっ♡ やっ♡ あっ♡ なっ、なにっ♡ なにこれぇっ♡」
己の機体の変調を訝しむスコールだが、その声音は快感に色付いていた。
激しい回転とピストンを同時に行う機械触手は、引き裂くような荒々しさでスコールの蜜壺を蹂躙し続けている。
拷問にも等しい激しさでありながら、スコールの膣肉には痛みを超える圧倒的な快感が刻み込まれていた。
子宮ユニットを侵す粘液の効果である。
粘液を構成するウィルスナノマシンが子宮ユニットに干渉し、性感センサーの感度を強制的に高めているのだ。
ドクが制作したウィルス弾と同様の効果であるが、オリジナルはこちらであった。
鹵獲した装甲機生体から得たデータを元に、制御しやすくデチューンしたものがドクのウィルス弾だ。
スコールの膣壁はたちまち大量の潤滑液を分泌し、動きやすくなった触手はさらに激しく蜜壺を抉る。
「あうっ♡ はぅんっ♡ やだっ♡ やだぁっ♡」
大きく広げられた秘裂からボタボタと潤滑液を垂らしながら、スコールは必死に首を振る。
主の愛撫をはるかに上回る異様な快楽情報に、スコールは本能的な嫌悪感を覚えていた。
この快感に身を委ねてはいけない、自分が自分でなくなる。
戦闘用マペットの出自ならではの勝負勘の良さだ。
しかし、この状況ではスコールに取れる手立てなど何もない。
装甲機生体は駄々をこねるように快楽に抗う小さなメイデンを屈服させるべく、一際鋭く触手を打ち込んだ。
「はぐぅぅっ♡♡」
感度を飛躍的に増した子宮口を抉られ、スコールの秘唇から失禁のように潤滑液の飛沫が噴き出す。
ダメ押しのように触手はナノマシン粘液を放出した。
「いやぁぁぁーーーっ♡♡♡」
デチューン前の原液ともいえる粘液が子宮ユニットにたっぷりと流し込まれる。
メイデンの中枢部品である子宮ユニットにウィルスが浸透し、快楽のみを受容する器官へと変えていく。
己を書き変えられる恐怖と、強制的に引き出された快楽信号にスコールは絶望的なエクスタシーの声を上げた。
スコールが絶頂しようとも、触手の動きは止まらない。 むしろ、ここからが本番だ。
蜜壺を責め立てる触手に続いて疑似肉の壁から新たな触手が姿を現すと、スコールの背後に回る。
強烈なエクスタシーに震える白い尻肉の間に狙いを定めると、窄まった菊座を一気に貫いた。
「あぁぁーーっ♡♡♡」
仰け反ったスコールの見開かれた両目からボロボロと洗浄液が零れ落ちる。
スコールに二本刺しの経験はない。
「あぐぅぅっ♡ ひあぁっ♡ ひぃっ♡ ひぃぃんっ♡」
前後の穴を主の逸物よりも姉貴分の玩具よりも太い触手で抉り回されるスコールには、為す術もない。
喘ぎ声というよりも鳴き声のような嬌声を漏らしながら、触手の動作ひとつひとつで何度となく絶頂する。
二本の触手に串刺しにされたスコールの細い腰は快楽情報の余り、空腰を使うかのようにがくがくと誤作動し潤滑液を止めどなく垂れ流した。
大きく仰け反り突き出された薄い両胸と潤滑液の飛沫を上げ続ける股間に新たな触手が迫る。
かつてないほどに隆起した桜色の乳首と、ぷっくりと膨らんだ陰核に細い触手が吸い付いた。
三本の触手は小さくも敏感な器官を捕らえると、内部に生えたブラシのような繊毛で激しく擦り立てる。
「ひあぁっ♡♡ やぁっ♡♡ いやあぁぁーーっ♡♡♡」
複数の性感帯を同時に責め立てられたスコールは快楽情報の津波に翻弄され、幼い美貌を洗浄液でぐしゃぐしゃにして達し続けた。
機械触手はメイデンを完全に堕とすべく、責め手を緩めない。
快楽にがくがくと全身を痙攣させるスコールのCPUにバンの笑顔が浮かんだ。
「ますたぁっ♡ わたっ♡ わたしぃっ♡ こわれるぅっ♡ こわされ、ちゃう、よぉっ♡」
主の面影にすがるスコールの中で嫌悪も恐怖も、主への忠誠さえもが快楽に埋め尽くされていく。
「たすけっ♡ ますたーっ♡♡ たすけ、てぇぇっ♡♡♡」
おぞましいほどの快感の前に、スコールは主へ助けを求めながらシャットダウンした。
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ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
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