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再会編(ヒューSIDE)
冒険者ギルドデッザ支部①
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森から出て素知らぬ顔で、門を通った。
「ギルドに寄ってから宿をとろう。今は昼間だから十分時間があるから」
メルトが頷いて並んで通りを歩いた。俺は元の姿に戻っていてメルトと並ぶと大人と子供だ。テントのお風呂のせいで、メルトの髪は陽の光で輝いて、きらきらしている。
肌も、艶々して、透き通るように白い。デッザも北寄りだけど、アルデリアに住む人種とはちょっと肌色が違う。それに、この街は冒険者が多いから日に焼けてる者が多い。
すれ違う人はメルトを見て通り過ぎる。
佇まいだけなら、Aランクの冒険者のようだ。騎士として扱かれたようで、所作も上品だし、姿勢もいい。
でも視線の大半はフィメルのようだから、メルトに渡した腕輪はきちんと作動しているみたいだ。
時折メイルも舐めるような視線を腰回りに向けてくることが不満だ。
いや、メルトが魅力的なのがいけないのか。
ギルドに着いてカウンターに向かう。先日のギルドは人で溢れかえっていたが、今は静かだ。真っ直ぐに、受付に向かった。
「先にメルトの報告をしてしまおう」
メルトに薬草を手渡してすとメルトは頷いた。
受付がにこやかな笑顔で対応している。評価はS。当然だ。
「メルトさんが採取する薬草は薬師たちが争奪戦になるほどなので今後も受けていただきたいですね」
「は? ええと、そうですか。頑張ります……」
俺がいない間、薬草採取を頑張っていたのか。評価が高いのはメルトの真面目な性格がそうさせるのだろう。その辺の冒険者は薬草採取は底辺の仕事とか思っていそうだ。きっと千切り採った葉を提出するのだろう。下手したら根こそぎ摘んでいるのかもしれない。
魔物を警戒しながら採取するのは難しい仕事なのにな。ギルドのランク付けも、もう少し考えたらいいのに。
メルトが目線で俺を促した。ギルドカードを受付に渡し、依頼書を見せる。
「結果的にいえば、山頂で営巣していた。卵の数は60くらいはあった。親の方は40はいたか。とりあえず討伐したから今は親はいない。時間差で戻ってくる個体はいるだろうから、油断はできないと思うけど」
事務員がぽかんとした顔をした。
おかしいな。簡潔な説明だったと思うけど。首を傾げていると、メルトが補足するように口を出した。
「上の方に言った方がいいと思うぞ。騒ぎになるのはまずいだろう? ワイバーンの素材も持って帰ってきたから。ああ、マジックバッグに入ってる」
騒ぎ。龍が竜騎士団に引っ張っていったから山頂に成体はいないんだけど、あ、龍のこと話すの忘れていた。
んん?
メルトの方を見ると視線が合った。
「もしかして僕、非常識な感じ?」
メルトは力強く頷いた。
俺はカウンターに突っ伏して唸った。
受付が上の人間(たぶん受付の上役)を引っ張ってきた。
「上に報告をあげるので、先に素材を出して……ああ、解体をしてないんですね。では解体を行っている倉庫の方にお願いします。倉庫から戻られたら、こちらに寄ってください。何かあれば呼びに行きます」
途中、メルトが耳打ちをしてきた。あ、メルトのいい匂いがする。
「全部出さないで3体くらいにしておいた方がいいと思う。また、時間を置いて売ればいい」
「そういうものかな?」
「そういうものだと思うぞ。ヒューも目立つのは嫌だろう?」
メルトはそう言うと顔を離した。
倉庫に案内されると血の匂いやらなんやらが鼻に付いた。解体の作業員が忙しく動き回っている。
受付のカウンターで案内のギルド員が事情を説明すると広めの場所に案内された。
メルトに渡された背負い袋型のマジックバッグから取り出したように見せかけて、ワイバーンを3体、ドカンと出した。
悲鳴が上がった。
開けられた場所からはかなりはみ出していた。
メルトがこめかみを抑えていた。うん。メルトの言うとおり、3体に抑えてよかった。倉庫一杯になっちゃう。
青い顔をしている作業員の中で、壮年のがっしりした作業員だけが生き生きしていた。
若い作業員がギルドカードを提出するように言ってきた。
「すみません、査定に時間をいただきたいのと、解体の手数料がかかりますがよろしいですか? 解体料は……」
「うん。それで構わないよ」
引換証をもらったところに受付の事務員がやってきて、ギルドマスターが呼んでいると告げた。
面倒な。
「俺は、鍛錬場にいるから終わったら来てくれ。難しい話は苦手だ」
え?
メルト、一緒に来てくれないんだ。
「僕も苦手なんだけど……」
「頑張れ。簡単な仕事なんだろう?」
メルトが笑ってからかってくる。
「僕が受けたんだしね。メルト、何か危ないことがあったら、イヤーカフに魔力を流して俺を呼んで? 一応手続きがあるかもしれないからギルドカードは預かってていい?」
「わかった。時間がかからないことを祈ってるよ」
メルトが手を振って鍛錬場のある地下に向かう。
ギルド内部にいる冒険者が馬鹿をやる可能性は……あるな。油断はしないようにしよう。
俺はメルトの背中をちらりと見てから、案内についてギルドマスターのいる面談室へ向かった。
面談室は冒険者との打ち合わせに使われる個室だ。
ランクが上の冒険者や機密性が高い依頼の打ち合わせをする時などに使う。
面談室の4人掛けのテーブルの奥の椅子に座って待っていたギルドマスターは、精悍な顔立ちで40歳位に見え、茶色の髪で短髪、身体はよく鍛えている戦士のようでがっしりしていた。
典型的な、現場上がりのギルドマスターだな。
促されて対面の椅子に座ると、威圧をかけてきた。なんだかな。
嘘を言ってるとでも思われているのだろうか。不愉快だな。
早く終わらせたいのに面倒な。こういうタイプは自分が納得しないと、しつこいんだ。
「報告は聞いた。なんでも40体はいたワイバーンの巣だったと。卵は60くらい、か? 騎士団を差し向けるような規模だが、卵を確認するくらい、接近できたと?」
「討伐したから成体は今山頂にはいないはずだよ」
「素材で出したワイバーンは3体だと聞いている」
「忘れてた。守護龍が何故だか突然現れてね。ワイバーン連れてっちゃったんだ。だから山頂にはいないよ。騎竜騎士団に問い合わせればいい。竜舎に連れて行ったはずだからね」
「は?」
「卵は騎竜騎士団に卸すんでしょ? 早く問い合わせ入れないと、勝手に卵持ってかれちゃうよ。それは冒険者ギルドにとって損失だよね?」
「待て、確認を入れる。ここで必ず待っていろ」
ギルドマスターは慌てたように面談室を出て行く。
「待てって言うんだったら、お茶くらい出したらいいのに」
多分、小一時間は戻ってこないなと、俺はティーセットと焼き菓子を出した。
メルトは鍛錬に飽きたら連絡をくれるはずだ。
いや? 鍛錬好きなメルトは時間を忘れてるかもしれない。お昼を食べてなかったからお腹空かせているかも。
メルトにもいつでもお菓子や軽食を食べられるように、マジックバックを作って渡そうか。メルトのマジックポーチより小さめの金貨入れみたいなきんちゃく袋型がいいか。
いい素材があったかな。俺の髪色に近いブルーオーガの革があった気がする。
中味もいろいろ作って入れよう。サンドイッチは決まりとして、メルトが好きな卵料理系。
一口二口で食べられて、美味しいもの。
甘いものも好きみたいだから焼き菓子も。
うん。楽しくなってきた。
俺は紅茶を飲んで、焼き菓子を口に放り込んだ。
「ギルドに寄ってから宿をとろう。今は昼間だから十分時間があるから」
メルトが頷いて並んで通りを歩いた。俺は元の姿に戻っていてメルトと並ぶと大人と子供だ。テントのお風呂のせいで、メルトの髪は陽の光で輝いて、きらきらしている。
肌も、艶々して、透き通るように白い。デッザも北寄りだけど、アルデリアに住む人種とはちょっと肌色が違う。それに、この街は冒険者が多いから日に焼けてる者が多い。
すれ違う人はメルトを見て通り過ぎる。
佇まいだけなら、Aランクの冒険者のようだ。騎士として扱かれたようで、所作も上品だし、姿勢もいい。
でも視線の大半はフィメルのようだから、メルトに渡した腕輪はきちんと作動しているみたいだ。
時折メイルも舐めるような視線を腰回りに向けてくることが不満だ。
いや、メルトが魅力的なのがいけないのか。
ギルドに着いてカウンターに向かう。先日のギルドは人で溢れかえっていたが、今は静かだ。真っ直ぐに、受付に向かった。
「先にメルトの報告をしてしまおう」
メルトに薬草を手渡してすとメルトは頷いた。
受付がにこやかな笑顔で対応している。評価はS。当然だ。
「メルトさんが採取する薬草は薬師たちが争奪戦になるほどなので今後も受けていただきたいですね」
「は? ええと、そうですか。頑張ります……」
俺がいない間、薬草採取を頑張っていたのか。評価が高いのはメルトの真面目な性格がそうさせるのだろう。その辺の冒険者は薬草採取は底辺の仕事とか思っていそうだ。きっと千切り採った葉を提出するのだろう。下手したら根こそぎ摘んでいるのかもしれない。
魔物を警戒しながら採取するのは難しい仕事なのにな。ギルドのランク付けも、もう少し考えたらいいのに。
メルトが目線で俺を促した。ギルドカードを受付に渡し、依頼書を見せる。
「結果的にいえば、山頂で営巣していた。卵の数は60くらいはあった。親の方は40はいたか。とりあえず討伐したから今は親はいない。時間差で戻ってくる個体はいるだろうから、油断はできないと思うけど」
事務員がぽかんとした顔をした。
おかしいな。簡潔な説明だったと思うけど。首を傾げていると、メルトが補足するように口を出した。
「上の方に言った方がいいと思うぞ。騒ぎになるのはまずいだろう? ワイバーンの素材も持って帰ってきたから。ああ、マジックバッグに入ってる」
騒ぎ。龍が竜騎士団に引っ張っていったから山頂に成体はいないんだけど、あ、龍のこと話すの忘れていた。
んん?
メルトの方を見ると視線が合った。
「もしかして僕、非常識な感じ?」
メルトは力強く頷いた。
俺はカウンターに突っ伏して唸った。
受付が上の人間(たぶん受付の上役)を引っ張ってきた。
「上に報告をあげるので、先に素材を出して……ああ、解体をしてないんですね。では解体を行っている倉庫の方にお願いします。倉庫から戻られたら、こちらに寄ってください。何かあれば呼びに行きます」
途中、メルトが耳打ちをしてきた。あ、メルトのいい匂いがする。
「全部出さないで3体くらいにしておいた方がいいと思う。また、時間を置いて売ればいい」
「そういうものかな?」
「そういうものだと思うぞ。ヒューも目立つのは嫌だろう?」
メルトはそう言うと顔を離した。
倉庫に案内されると血の匂いやらなんやらが鼻に付いた。解体の作業員が忙しく動き回っている。
受付のカウンターで案内のギルド員が事情を説明すると広めの場所に案内された。
メルトに渡された背負い袋型のマジックバッグから取り出したように見せかけて、ワイバーンを3体、ドカンと出した。
悲鳴が上がった。
開けられた場所からはかなりはみ出していた。
メルトがこめかみを抑えていた。うん。メルトの言うとおり、3体に抑えてよかった。倉庫一杯になっちゃう。
青い顔をしている作業員の中で、壮年のがっしりした作業員だけが生き生きしていた。
若い作業員がギルドカードを提出するように言ってきた。
「すみません、査定に時間をいただきたいのと、解体の手数料がかかりますがよろしいですか? 解体料は……」
「うん。それで構わないよ」
引換証をもらったところに受付の事務員がやってきて、ギルドマスターが呼んでいると告げた。
面倒な。
「俺は、鍛錬場にいるから終わったら来てくれ。難しい話は苦手だ」
え?
メルト、一緒に来てくれないんだ。
「僕も苦手なんだけど……」
「頑張れ。簡単な仕事なんだろう?」
メルトが笑ってからかってくる。
「僕が受けたんだしね。メルト、何か危ないことがあったら、イヤーカフに魔力を流して俺を呼んで? 一応手続きがあるかもしれないからギルドカードは預かってていい?」
「わかった。時間がかからないことを祈ってるよ」
メルトが手を振って鍛錬場のある地下に向かう。
ギルド内部にいる冒険者が馬鹿をやる可能性は……あるな。油断はしないようにしよう。
俺はメルトの背中をちらりと見てから、案内についてギルドマスターのいる面談室へ向かった。
面談室は冒険者との打ち合わせに使われる個室だ。
ランクが上の冒険者や機密性が高い依頼の打ち合わせをする時などに使う。
面談室の4人掛けのテーブルの奥の椅子に座って待っていたギルドマスターは、精悍な顔立ちで40歳位に見え、茶色の髪で短髪、身体はよく鍛えている戦士のようでがっしりしていた。
典型的な、現場上がりのギルドマスターだな。
促されて対面の椅子に座ると、威圧をかけてきた。なんだかな。
嘘を言ってるとでも思われているのだろうか。不愉快だな。
早く終わらせたいのに面倒な。こういうタイプは自分が納得しないと、しつこいんだ。
「報告は聞いた。なんでも40体はいたワイバーンの巣だったと。卵は60くらい、か? 騎士団を差し向けるような規模だが、卵を確認するくらい、接近できたと?」
「討伐したから成体は今山頂にはいないはずだよ」
「素材で出したワイバーンは3体だと聞いている」
「忘れてた。守護龍が何故だか突然現れてね。ワイバーン連れてっちゃったんだ。だから山頂にはいないよ。騎竜騎士団に問い合わせればいい。竜舎に連れて行ったはずだからね」
「は?」
「卵は騎竜騎士団に卸すんでしょ? 早く問い合わせ入れないと、勝手に卵持ってかれちゃうよ。それは冒険者ギルドにとって損失だよね?」
「待て、確認を入れる。ここで必ず待っていろ」
ギルドマスターは慌てたように面談室を出て行く。
「待てって言うんだったら、お茶くらい出したらいいのに」
多分、小一時間は戻ってこないなと、俺はティーセットと焼き菓子を出した。
メルトは鍛錬に飽きたら連絡をくれるはずだ。
いや? 鍛錬好きなメルトは時間を忘れてるかもしれない。お昼を食べてなかったからお腹空かせているかも。
メルトにもいつでもお菓子や軽食を食べられるように、マジックバックを作って渡そうか。メルトのマジックポーチより小さめの金貨入れみたいなきんちゃく袋型がいいか。
いい素材があったかな。俺の髪色に近いブルーオーガの革があった気がする。
中味もいろいろ作って入れよう。サンドイッチは決まりとして、メルトが好きな卵料理系。
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