ワタクシ、副業でレンタル悪魔彼氏やってます

RabbitBaron

文字の大きさ
5 / 8

EP4今日はデートの日そして…決断

しおりを挟む
チュンチュン

ガバッ

💛リューキ
ほわっまじかもう朝?

昨日…というか今日だが
あまり長い時間寝れなかった
でも不思議と身体が軽い

すごく久々だったので夢中だったし
あっという間の時間だった
昨日の光景が頭の中に
浮かんで離さないが—-

準備をしないとな

ファナスはまだ横でぐっすり眠っていた
仕事であれだけ夜まで動いているのに
さらに睡眠時間まで削って
大丈夫なんだろうか

カーテンを開けて空を見上げると
…なんと雨が降っていた

💛リューキ
まじかよ…おい

せっかく待ちに待った
デートの日に雨だなんて聞いてない…

👿ファナス
…ふぁあ…おはようリューキ君
ん?雨降ってるね
💛リューキ
おはようございます
そうなんです

んんぅどうしようか
室内でできることと言ってもなぁ
せめて何か買い出しにでも行こうか

💛リューキ
雨なんですけど…買い物くらいなら
マーケットまでとかどうですか?
👿ファナス
うんいいね…一緒に行こうか

ファナスさんはまだ眠たそうだ
しかし顔を洗ってドライヤーを貸す

💛リューキ
ファナスさんって同棲とか
したことあるんですか?
👿ファナス
ん?…まあそれなりにはね
結婚を考えていた人もいたけど
💛リューキ
結婚!?…そうですか
なんだか適応能力高すぎて
びっくりしちゃって
👿ファナス
うーんなんでだろうね
君だからかな
💛リューキ
いやまたまた

そんなわかりきったお世辞でも
案外照れるもんだな
恋愛経験もきっと俺なんかより
豊富だろうにこんなに無防備で
それに今日が無料トライアル最後の日
楽しまなくちゃだよな

しばらくして準備を整えた俺たちは
ヘルディアの市場に出かける

一部スラム街のような場所もあるが
マーケットのあたりは警備員も多く
比較的治安が確保されている

しかし今日は雨天のためか
あまり出店はなく店舗構えてる
お店くらいしかやっていない
それでも人の通りはかなり多かった

💛リューキ
うわぁ久しぶりにきたぁ
👿ファナス
ここが市場かなり賑わってるね
初めてきたよ
💛リューキ
僕が案内しますよ
何か食べたいのあったら
気軽に言ってくださいね
👿ファナス
ありがとう…すごく楽しみだ

ファナスさんは案外楽しそうで
キョロキョロと色んなものを見ていた
ふと立ち寄ったお土産屋で
色々と物色する

👿ファナス
ふむ…このデザインなかなか
営業先にでも買っていくか
💛リューキ
ハハっそのお菓子かわいいですよね
営業先に持っていくなら小分けできて
日持ちするのがいいですよね

俺はお土産を色々みて
ここの名物でもある
ヘルディア兎を模ったまんじゅうを
選んで見せる

💛リューキ
これとかめっちゃいいですよ
可愛いし…面白い形してます
👿ファナス
これは確かに…これは兎?
💛リューキ
ヘルディア兎っていう少し大きめな
紫色の兎がいてそれがモチーフなんです
👿ファナス
ほぉ…せっかくだから買っていこうかな

そういったファナスさんは
なんだか楽しげだった
この人すごく自然体で接してくれて
本当に素敵だな…

絶対モテるだろうに
俺なんかと本気で付き合うつもりなのか
正直それがいまだに信じられない

👿ファナス
じゃあこれ2つお願いします

店員さんにいうと
1つ僕に手渡してくれた

👿ファナス
せっかくだから僕も食べてみたくて
買っちゃったよ
あとで食べようね

そうやって微笑む
意外とお茶目というか食いしん坊?
なんだか可愛い

それから色んな雑貨屋などまで回って
気づけばいい時間になってくる
そろそろ帰ろうかと思った時
向かい側から見知った陰を見かけて
ふとファナスさんの後ろに隠れる

👿ファナス
…?どうしたの
💛リューキ
…あ、いえなんでもありません

ふうなんとか見つからなくて済んだ…
あのギターの背負い方絶対アイツだ
またこの街に戻ってきたのか
気を付けておかないとな

———それから一度
俺の住むアパートに戻る

💛リューキ
ふぅ楽しかったー
👿ファナス
ありがとう雨だったけど
こんなに楽しかったの久しぶりだよ
💛リューキ
…へへ…俺もっす

なんだかまだ距離感がわからなくて
敬語とタメ口が曖昧になる
俺はこれでも敬語は本来苦手なんだ

👿ファナス
タメ口でもいいのに
💛リューキ
え…それは流石に
👿ファナス
一回タメ口で話してみてよ
💛リューキ
…ファナス…楽しかったな

そういうとファナスさんは
ニヤニヤと笑う

👿ファナス
ぷはっ…その方がなんていうか
自然だと思うけどっ
💛リューキ
ちょっと笑わないでくださいー
👿ファナス
ほらまた戻ってるぞリューキ

りゅ、リューキやば
呼び捨ての破壊力半端ねぇ
というかこの人まじで
距離の詰め方うますぎるよ

💛リューキ
う、うるせぇよ
👿ファナス
そういう感じの方が話しやすい
💛リューキ
そうかよ

…なんか一気に肩の力が抜ける

💛リューキ
あ、そうだ
今日で無料トライアル終了っすよね
👿ファナス
ん?なんのこと??
💛リューキ
はい?
👿ファナス
そんなものないよ
もう付き合ってるよ??

ん?どういうことだ??
価値観の相違??

💛リューキ
俺ら人間は付き合う時に
告白ってのをするんですよ
👿ファナス
??告白なんの?
💛リューキ
なんの…?えっと…愛の告白?
👿ファナス
ふむ…愛なら昨日身体で
示したじゃないか?

唖然とする
思考が追いつかない

👿ファナス
人間はセックスを淫らな行為と
捉えているのかもしれないが
我々にとっては神聖な
儀式のようなものなんだ
本当に交わりたいと思った
人間としかしない
💛リューキ
えっとつまり…それは

だめだ人間の価値観で考えても
なんの参考にもならねぇ
まあお互いに同意もあるしいいのか?

💛リューキ
なるほどっす
ちなみにあくまで契約として
聞きたいんですが…
👿ファナス
なんだ?
💛リューキ
週に何回くらいがご希望で?

ファナスは少し考える

👿ファナス
私としては多い方が嬉しいが
君の無理ない範囲で構わない
俺から私がいくら遅く帰ってきても
疲れているとか気にしなくていい
むしろ交わった方が俺は元気が出る

これってセフレとは違うのかとか
少し考えそうになるが
俺はファナスのことを
そういう意味で都合がいいから
好きな訳ではないと思う…多分
だから結論を出すのは
まあ慌てずにでいいよな?

💛リューキ
わかったっす
やりたくなったらいいます 

と言った瞬間に少し空気止まる

👿ファナス
…リューキ
💛リューキ
は、はい
👿ファナス
君、人間の恋と悪魔の交わりを
まだ混同てるでしょ?

ぎくぅ

💛リューキ
え…まあ…いやその…

と距離を詰められる

👿ファナス
したいと思った時
ちゃんと目を見て言って
💛リューキ
…っ
👿ファナス
それが君のいう”告白”だろ?

あーもうこれ無理だ
抗えるわけねえ

💛リューキ
…じゃあ次からそうする
👿ファナス
うん。それでいい

それで満足そうに微笑むもんだから
なんか悔しい

💛リューキ
…でもさ
👿ファナス
ん?
💛リューキ
別に…体だけが好きなわけじゃないからな

すっっげー小声で言ったのに
聞こえてたみたいだ

👿ファナス
知ってる
💛リューキ
…なんで
👿ファナス
目でわかる

くっそ~
一筋縄じゃいかない悪魔に
俺ってばなんかちゃんと
恋しちゃってるじゃん俺
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?

中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」 そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。 しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は―― ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。 (……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ) ところが、初めての商談でその評価は一変する。 榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。 (仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな) ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり―― なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。 そして気づく。 「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」 煙草をくゆらせる仕草。 ネクタイを緩める無防備な姿。 そのたびに、陽翔の理性は削られていく。 「俺、もう待てないんで……」 ついに陽翔は榊を追い詰めるが―― 「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」 攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。 じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。 【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】 主任補佐として、ちゃんとせなあかん── そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。 春のすこし手前、まだ肌寒い季節。 新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。 風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。 何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。 拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。 年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。 これはまだ、恋になる“少し前”の物語。 関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。 (5月14日より連載開始)

有能課長のあり得ない秘密

みなみ ゆうき
BL
地方の支社から本社の有能課長のプロジェクトチームに配属された男は、ある日ミーティングルームで課長のとんでもない姿を目撃してしまう。 しかもそれを見てしまったことが課長にバレて、何故か男のほうが弱味を握られたかのようにいいなりになるはめに……。

姫を拐ったはずが勇者を拐ってしまった魔王

ミクリ21
BL
姫が拐われた! ……と思って慌てた皆は、姫が無事なのをみて安心する。 しかし、魔王は確かに誰かを拐っていった。 誰が拐われたのかを調べる皆。 一方魔王は? 「姫じゃなくて勇者なんだが」 「え?」 姫を拐ったはずが、勇者を拐ったのだった!?

オメガなパパとぼくの話

キサラギムツキ
BL
タイトルのままオメガなパパと息子の日常話。

俺の好きな男は、幸せを運ぶ天使でした

たっこ
BL
【加筆修正済】  7話完結の短編です。  中学からの親友で、半年だけ恋人だった琢磨。  二度と合わないつもりで別れたのに、突然六年ぶりに会いに来た。 「優、迎えに来たぞ」  でも俺は、お前の手を取ることは出来ないんだ。絶対に。  

イケメンモデルと新人マネージャーが結ばれるまでの話

タタミ
BL
新坂真澄…27歳。トップモデル。端正な顔立ちと抜群のスタイルでブレイク中。瀬戸のことが好きだが、隠している。 瀬戸幸人…24歳。マネージャー。最近新坂の担当になった社会人2年目。新坂に仲良くしてもらって懐いているが、好意には気付いていない。 笹川尚也…27歳。チーフマネージャー。新坂とは学生時代からの友人関係。新坂のことは大抵なんでも分かる。

悋気応変!

七賀ごふん
BL
激務のイベント会社に勤める弦美(つるみ)は、他人の“焼きもち”を感じ取ると反射的に号泣してしまう。 厄介な体質に苦しんできたものの、感情を表に出さないクールな幼なじみ、友悠(ともひさ)の存在にいつも救われていたが…。 ────────── クール&独占欲強め×前向き&不幸体質。 ◇BLove様 主催コンテスト 猫野まりこ先生賞受賞作。 ◇プロローグ漫画も公開中です。 表紙:七賀ごふん

処理中です...