国宝級イケメンからモサ男に転生〜女装カフェやってます〜

ルアラン目線 【交差する感情】

燃える萌える俺の心

店長が俺を……

それでも何かが変わる訳でもなく、いつも通りに朝食を3人で食べて出勤した

それでもやっぱり店長は時々上の空な事が多い

直接聞いたわけじゃないから本当のところは分からないけど、もしそうだとしたら……


『おい
なにボサっとしてんだよ、仕事しろ』

「ヴィヴィさん！？」

考え込み過ぎて後ろにヴィヴィさんがいた事に気づかなかった

まずい！

開店まであと少しなのに掃除があと半分も残ってる！！

ていうか着替えすらしてねーじゃん！

俺バカすぎだろ！！


『それ、貸せ』

「えっ？」

強引に俺からモップを取ったと思ったら
まだ終わっていない所の掃除を始めた

『ったく、おせーんだよ
早く着替えてこい』

「は、はい。
すみません、ありがとうございます！」


ヴィヴィさんって、最初は怖いと思ってたけど……

本当はめちゃくちゃ優しいのでは！？

確かに言葉遣いは悪いけどいつも気にかけてくれてるみたいだし、
時々仕事も教えてくれる。

それに、本当に困ってる時には助けてくれる…


こんなに優しい先輩に俺は怖いだなんて…

よし、

これからはヴィヴィさんや店長やアリスちゃん達の為にも仕事を頑張るぞー！！


うぉぉぉぉぉぉぉーーーー！！！


燃えてきたーーーー！！！



【ガツン！！】


痛てっ！


『アホかよ、早く着替えてこい』

モップを持ったヴィヴィさんが呆れ顔で立っていた

「はっ！ヴィヴィさん！
す、すみません今すぐにー！！」

急いで着替えをしに走る


『おい、バカ！そっちは倉庫だ！！』


「す、すみません！逆でしたー！！」


『ふっ……』




【バタン】

更衣室の扉を閉めて着替えをする

全く俺は何も成長してない…

皆に迷惑かけて…


…………え、

あれ？、ちょっとまてよ……？？

さ、さっきヴィヴィさんが……


笑った！？！？！？！？