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本編

第2話

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「ただいま~」
「おかえり、今日は遅かったねぇ」
「うん、久しぶりに悠璃と話したら遅くまで話しちゃって」
「おっ、悠璃くんと仲直りしたの?」
「も~喧嘩はしてないってば~」
そのまま僕とお母さんは昔話をしながらご飯を食べた。もう寝るだけとなったとき携帯の通知音が鳴った。

<明日どこ行きたい?
>どこでもいいよ~悠璃が言い出したんだから悠璃が決めなよ
<なら映画館と水族館、遊園地のどれがいい?
>水族館!あ~でも映画館も行きたい
<ならどっちも行くか?w
>いいの?ありがとうw
<うんwじゃあ、明日公園に朝9時集合な~
>うっ、わ、わかった朝9時ね...遅れたらごめんw
<あ~朝起きるの苦手だもんなお前ww
>うるさい!おきれるもん!(-ω-´  )ぷい!
<俺が起こしにいてやろ~か?w
>9時までにいけなかったらおこしに来て!お母さんに言っとくから勝手に部屋入ってきていいよじゃあ、おやすみ!
<わかった~結局おこしに行くはめになりそうww
>おやすみ~

はぁ~明日はあいつとおでかけか~デートみたいだなぁ...
ってあいつはそんなことおもうはずないか~明日着ていく服だけ決めて寝るか~
そして僕は服は決められたものの変に意識してしまい日付が変わるまで眠れなかった。
「あら...あらん...て~もう9時だぞ~愛蘭~!!!」
「ん~あとちょっと~」
「だめだって映画始まるぞ~」
「はっ!そーだった!あっ!お、起こしに来てくれてありがとう...!」
「いえいえ~!..............相変わらずかわいいな...(ボソッ)」
あ~恥ずかしい...寝顔見られた...早く準備しなきゃ...!
僕は悠璃が最後にしゃべったのをばたばたしいていて聞き取れなかった
準備が終わり下に降りるとお母さんと悠璃の話し声が聞こえてきた。
「おまたせ!」
「おう、準備終わったか?」
「うん!いこ~!!お母さん!行ってくるね~」
「いってらっしゃい!遅くなるときは連絡するのよ~、悠璃君愛蘭のことよろしくね」
「はい!」
「むー、僕そんな子供じゃないもん!」
「はいはいwいくよ愛蘭」
「はーい、いってきまーす」

「ね~お母さんと何話してたの?」
「ん~?あ~学校のこととか、お前のことだよ。昨日お前俺と話せたことをお母さんに話したとき嬉しそうに話したんだって?w」
「べ、別にうれしくなんかないし~」
恥ずかしくなって僕はうつむいた。きっと顔が赤いだろう
「顔赤くなってるぞw」
「う、うっさい!」
話しながら歩いてるとあっという間に映画館についた
「今日は何の映画見るの?」
「ん~?あっ、昔見た映画の続きだよ」
「昔見た映画って何?覚えてないよ?」
「えー、あーお前あの時怖くてちゃんと見てなかったもんなww」
「あーあれか...まあ怖いのも大丈夫になったはず...!」
「いいのか?怖いなら他のにしようか?」
「べつにいいよ」
「そっ、怖かったらおててつないでやるよww」
「怖かったらねw」
ビーーーーーーーーーーーーーー
「あっ、そろそろ始まるね」
「おう、じゃ静かにしろよ」
「うん」
後半は怖すぎて悠璃の手を握りっぱなしだったのはもうしょうがないうん仕方ない
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