精霊と共に異世界へ

徹恵心 アキラ

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王都で決闘はあっさりでした

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「いいか、神聖な決闘だ。
観客も大勢いる為、卑怯な手は使えないぞ。
やめるなら、今からでも遅くはないぞ。
諦めて見てはどうだ」

まっっったく話聞かねぇ。
あの後、闘技場に連れてこられた。
決闘を受諾した訳でもないし。

あれ?俺が勝ったらの条件無いぞ。

「あの~話の所すみません。
決闘もわからなければ、こっちが勝ったらが無いんですが」

「あぁ~そうだな、何でも言うがいい。
金か?女か?」

「俺の前に姿を現さないよう、関わらないようにお願いします。
あと、仲間に言ったこと謝って下さい」

「ハッハッハ~わかったわかった。
じゃあ始めよう。
我が剣の冴えで、切り刻んでみせるわ」

待て待て、俺何も知らねえぞ。
チラッと審判らしき男性に目を向けるとハッとした。

「ツルギさんは決闘が分からないみたいですので、ルカ様少々お待ち下さい」

近寄ってくれて説明を受けた。

相手が戦闘できない状態になるか、敗北を認め言った時点で決着のようだ。

周りを見ると、ルカ目当てで女性ばかり、ちらほら男性もいるが、余興を楽しむ為だけの野次馬のようだ。
完全アウェーだなぁ。
どうしてこうなるかね。

「待ちくたびれたぞ。
お前はその大剣を使うのか。
なら私は、この剣でお前に勝つ」

スッと1メートル程の長剣を出し、剣先をこっちに向けてくる。

マジかよ。

「ツルギあれなに?
何で戦うことになってるの。」

「俺が聞きたい。
たが勝たないと更にめんどいからなぁ~。
ただ、剣豪らしいから注意しとくよ」

「ふ~ん」

シンと雑談し、静かになった為、大剣を出し構える。

「始め!」

一直線に突っ込んできた。
スピードはさほど無い、なら力技か?
上段に構え射程に入ってきたのを様子見で、右斜めに振り落とす。

「もらった。
風流剣!」

ルカが叫んで剣が当たる瞬間、右下に流される。
やばっ。

完全に流される前に、相手の頭に頭突きを当てた。

ガコンと場に音が響き、お互い離れる。
何だ今のは、嫌な予感がしたのは確かだ。

「お前!
何をした!?」

剣を右手で持ち、反対の手で頭を押さえている。

「我が風流剣を、何で破ったかと聞いているんだ」

風流剣を破った?
いやいや単に、頭突きなんですけど。

まぁ、もう一度すれば分かるかな?

剣を構え直し出方を伺うも、相手が来ない。

「ツルギ勝負あったけど、これはないかな」

「ハァ。
何言ってるんだ?」

ルカを見ていると、フラフラしそのまま後ろに大の字に倒れた。

審判の男性が、ルカに近づき暫くして俺の方を見た。

「勝者ツルギ!
ルカ様を早く治療室へ、急いで下さい」

その瞬間、沈黙が支配する。
が暫くして、ワッと歓声が起こる。

「ルカを秒殺なんて、始めて見たぞ」

「一体何をしたんだ」

「早すぎて分からなかったぞ」

男性の貴族から次々と声が聞こえ、女性陣は沈黙していた。

何とも後味の悪い決闘になった。








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