精霊と共に異世界へ

徹恵心 アキラ

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ツルギ、駆けつける

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「……お前は……強いな」

「ヤル気満々で申し訳ないが、俺はやりたくないんだ。
街を出ていってくれるなら、戦わないでおくよ」

クックックッと微笑し、指を街に向けると後ろの破壊された壁から魔物が現れ、街に放たれていく。

クソッ!

右側の群れに剣を斧に切り替え、なぎ払う。

右側はあらかた止めたが、左側より抜けていく。

「面白い武器を使う。
……もしそれだけなら、俺は倒せないぞ」

ドカッと左側より音が聞こえ振り替えると、魔物は倒され頼れる仲間がいた。

「ヒューゴ!
ずるいぞ、俺にもやらせろ」

「何があった?」

「いや~俺もさ。
今さっきで、状況分からんのよ。
アレ?
お前ら武器は代替えか?」

「ロックのとこ行ったんだが、武器は駄目だとさ。
これで頑張るしかないだろ」

「……戦力にはならんぞ。
おい、お前達の仲間を連れて下がるぞ。
一人は俺が運んでやる」

チラッと倒れてる三人が見える。

アイザックは敵意剥き出しで魔族をみているが、ライリーは倒れてる冒険者を確認している……流石だ。

「アイザック。
二人で彼奴を叩くぞ。
正直やばいから気をつけろよ」

「分かってるって」

二人で魔族に挑む。

ライリーは他の冒険者を連れて、下がってくれた。

応援も呼んでくれるだろう。



「オラッ!」

「これでもくらえ!」

アイザックは短刀二刀流で、俺は剣モードに切り替え左右同時攻撃をする。

ガキンと音が響く。

アイザックの攻撃を右腕で、俺の攻撃を左腕で受け止めやがった。

硬いな!

よく見ると、腕に岩の小手みたいのを纏っている。

地の魔法を使うのか。

相手の顔をみた瞬間、ニヤッと笑みを浮かべた!?

しまった!
 
「アイザック!
離れろ!」

バッと離れて直ぐに、地面より土の針状の山が迫ってくる。

剣を斧に切り替え、腹でガードし離れた。
アイザックを見ると、肩や足に刺さりはしたものの致命傷を避け離れていた。

「やるな。
たが、お前達の攻撃は効いていないぞ」

その通りだ。

まさかの二人で攻めてダメージを与えられないとはな。

奥の手を出しますか。

アイザックも気づいたな……よし!

「ファイアースレッド!」

炎を糸状にして放つ。

「なんだそれは?
スピード無さすぎだろう」

サッとかわされるが、ここからなんだよ。

ぐっと力を込め炎をしならせ、変化し相手を絡めとる。

グルグル巻きにし動きを封じる。

「双刃!
くらえ!」

緑色の衝撃波をアイザックが出す。
よし!

「甘いな」

奴が言った瞬間、炎の紐を力でちぎり双刃は左の小手で防ぎ、残った右手で炎の紐を掴み、俺を凄い力で引き寄せやがった!?

しまった!

奴のにやけ顔が見え、死を覚悟する。

「殺らせるかよ!」

声が聞こえたと同時に、魔族の顔面に拳を当て吹き飛ばした。

おいおいマジかよ。

このタイミングで来るかね。

目の前には大剣を背負い仁王立ちしたツルギがいた。
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