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3、帰り道は誘惑がいっぱい
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世界に5枚しかない至宝。
神竜の鱗を盗賊から守れ、というのは、少なくとも「今」受ける仕事じゃない。
ぼくもほかのパーティのみんなもまだ学生で、しかも生まれて初めての「学生」という立場をけっこう楽しんでいるみたいだ。
そうして平穏無事な何年かを過ごして、正式な冒険者の資格をとって、世界を旅して回る。
だから、平穏無事を乱すことは、断固排除していきたい。
と、思ってるぼくの返事がなんとも玉虫色で曖昧なものだったのは、ぼくらにも関係のない話ではなかったからだ。
神竜の鱗の在処を示してくれる水晶球。
あれが使えなくなったのは、ぜったいにアモンのせいだ。
アモンがランゴバルドにいるせいで、本来なら、鱗一枚の放つ波動も感知するこの球が、感応しなくなってしまっている。
朝日が登ると星の輝きがかき消されるように。
仲間と相談してみます。
と、言って博物館をあとにする。
若干、肩が落ちてたかもしれない。
どうも調子が悪いなあ。
ドロシーにも負けるし。
いや負けてない!負けてないぞ!
そんなことを思いながら、ふと空を見上げた。
街灯のうえに黒ずくめの男が立っていた。
覆面で顔を隠し。
しかも、カッコつけて。
「気がつかねば、そのまま帰したものを」
声の感じは若い。ぼくといくつも違わないだろう。
「なんのよう?」
「神竜の鱗を、貰い受ける!」
カッコつけたポーズで、高らかに宣言した。
誰が知らんが、「怪盗」と名乗るなら、それは違うだろっ!
「じゃあ、ここで遊んでないでとっとと、行けっ!」
「おろかな。」
ふわり、と飛び降りた男は、着地寸前に転倒した。
「な、な、な、こ、これは!」
ぼくの婚約者のフィオリナの彼女に、郷里のギルドのサブマスターを、していたミュラという美人さんがいる。
彼女は風の皮膜を自在に作り出して、ものとものとの摩擦をゼロにしてしまう、という嫌がらせをよくやるのだ。
相手に、大怪我もされないし、カラクリに気づかれるまではけっこう対処しにくいのだ。
男は手をついてはね起きようとしたので、手と地面の間にも風の皮膜を作ってやった。男は顔から、地面にダイブしてしたたかに、顎を強打したようだ。
あ、さっきドロシーと、試合させられた時もこれ使えばよかった。
「うむむ! 面妖な技を、きさま、ただ者ではない、」
マスクがずれて、男の顔が見えた。
男もはじめてぼくの顔をマジマジと見たのだろう。
たがいに硬直したまま、一呼吸。
「リアモンドさまの腰巾着!」
「ヘタレ変態トカゲ!」
素早く、繰り出した悪口の応酬はぼくの勝ち。
ううっ
と呻いてうなだれるトカゲ。
「どうした? 金にでも困ってるのか?」
あまりにも哀れなのでついなぐさめるような口調になってさまった。
そうさ、これでも、もと王族の端くれ、哀れな民を思いやる気持ちは持っている。
「心の声を、実際に話すなっ!」
悪い悪い。つい声に出してしまっていた。それでどうした、変態トカゲ。
「トカゲって言うな!」
風の皮膜を解除してやると、おそるおそる体を起こす。
「変態のほうはいいんだ?」
「わたしの性癖がふつうでないのは、自覚してる。」
ふっと、寂しげにトカゲは笑った。
「わたしは、女の子が好きなのだ。どうしょうもなく好きなのだ。できれば複数の子と同時に付き合いたい。
身分のある王族の姫も大好物だ。それと公然と付き合いながら隠れて浮気もしたい。
トイレとか馬車のなかとかそういうところで(自主規制)したい。」
そもそもトカゲだしなあ。
「そもそもそんなに人間の女の子っていいか?」
返ってきた答えは、夜とはいえ、路上の街灯の下できくには、ふさわしくない下ネタのパレードだ。
とにかく、このトカゲは女の子が大好きで大好きでしょうがないのはよくわかった。
「で? 有り金を使い果たして、鱗を盗もうと考えたんだ。」
「いや、少し違う。」
わかった、少ししか違わないんだな。
アモンに頼んで原子に分解してもらおう。
「ち、ちょっと、まて!」
嵌められたんだ。
と、トカゲはおいおい泣き始めた。
傷心をいやすために訪れた港町で、竜の都から来たという古竜に、ランゴバルド博物館の神竜の鱗が、何者かに狙われているので、これを防いでくれ、と頼まれた。首尾よく賊を捕まえたら、ランゴバルドでいい地位をくれる、と約束した。
持ち金も余裕がなかったので話に乗って、ランゴバルドに戻った。
「神竜の鱗は、博物館に置いておくよりも、わたしが先に回収してしまおうと思ったんだ。」
トカゲはめそめそしながら続ける。
「そうすれば、賊もわたしを狙ってくるわけだから、捕まえやすくなる。一石二鳥でいい考えだと思ったんだ。」
その考えは確かにありだなあ。
ぼくも同じことを考えるかもしれない。
そういえば、リウにこいつとぼくがなんとなく似てると言われたことがある。
「でもいざ盗賊がやって来たとき、ちゃんと勝てるのか?」
「わたしは・・・・竜人だぞ。そうそう遅れをとるものか!」
「人化した古竜でしょ?」
と指摘すると、凍りついていた。わかってないとでも思ってたのだろうか。
「しかもこのところ、けっこうな割合で遅れを取ってるよね?」
トカゲは黙ってしまった。
「取り上げず、そのアイデアは却下だ。ついてこい。」
ど、どこへ。とトカゲは言った。すがるような目つきは子犬に似ている。
そうだな。寮では犬は飼えないから。
「ルトか。どうした、こんな夜に・・・・」
ギルド「神竜の息吹」である。
アウラさんのアドバイスでとりあえずは、冒険者ギルドよりも「居酒屋」の方に力を入れたら、とのことで、看板も
「おいしいお酒とお料理をあなたに優しいお値段で! 冒険者ギルド『神竜の息吹』」
となっている。
店は、ほぼ満席。電気による照明が行き渡りつつあるランゴバルドでは、夜が遅いのである。
元「神竜騎士団」団長のメイリュウさんは、前掛け姿で、迎えてくれた。
混み合う店内を、滑るように料理を運んでいるのは、気獣使いのクリュエフだった。見事な足捌きはさすが体術の達人。
「腕のたつ冒険者を紹介したいと思って。」
「あん、冒険者なんぞいらん。ほしいのは腕のたつ料理人だ。とりあえず、焼き物係がほしい。」
「ラウレス、火炎の魔法は使えるか?」
「当たり前だろ・・・・っておい、名前を覚えてたのに、なんでトカゲ呼ばわりなんだっ。」
「ほう、そうか。肉を焼いたことはあるのか?」
「当たり前だ! 串焼きのラウレスと二つ名を取ったこともある。」
当たり前なのか? あとなんだよ、二つ名が「串焼き」って。
「採用してやる。おい!」
確か、副長をしていた男を呼びつけると、ラウレスを厨房に連れて行った。
「繁盛してて何よりです。」
「まったく・・・これだけ悪評高いギルドで居酒屋だけが評判がいいとは意外だった。
何か食っていくか?」
「いえ、晩御飯は食べましたので。」
「アモンさまと?」
「いえ、アモンは神竜騎士団の連中と。ぼくはギムリウスと一緒でした。」
そうか。と言ってメイリュウは肩を落とした。もしアモンさまと一緒だったんならせめて残り香でもと思ったんだが。
と、普通で無いことをブツブツと話している。
メイリュウは、ここから学校まではだいぶ遠いから、と馬車をよんでくれた。
なんだかんだ、面倒見のいいお姉さんになったものである。
腹筋の締まり具合から鍛錬は怠っていないようだったが。
帰り着いた冒険者学校で、もうひと騒動あった。
神竜の鱗を盗賊から守れ、というのは、少なくとも「今」受ける仕事じゃない。
ぼくもほかのパーティのみんなもまだ学生で、しかも生まれて初めての「学生」という立場をけっこう楽しんでいるみたいだ。
そうして平穏無事な何年かを過ごして、正式な冒険者の資格をとって、世界を旅して回る。
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と、思ってるぼくの返事がなんとも玉虫色で曖昧なものだったのは、ぼくらにも関係のない話ではなかったからだ。
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あれが使えなくなったのは、ぜったいにアモンのせいだ。
アモンがランゴバルドにいるせいで、本来なら、鱗一枚の放つ波動も感知するこの球が、感応しなくなってしまっている。
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仲間と相談してみます。
と、言って博物館をあとにする。
若干、肩が落ちてたかもしれない。
どうも調子が悪いなあ。
ドロシーにも負けるし。
いや負けてない!負けてないぞ!
そんなことを思いながら、ふと空を見上げた。
街灯のうえに黒ずくめの男が立っていた。
覆面で顔を隠し。
しかも、カッコつけて。
「気がつかねば、そのまま帰したものを」
声の感じは若い。ぼくといくつも違わないだろう。
「なんのよう?」
「神竜の鱗を、貰い受ける!」
カッコつけたポーズで、高らかに宣言した。
誰が知らんが、「怪盗」と名乗るなら、それは違うだろっ!
「じゃあ、ここで遊んでないでとっとと、行けっ!」
「おろかな。」
ふわり、と飛び降りた男は、着地寸前に転倒した。
「な、な、な、こ、これは!」
ぼくの婚約者のフィオリナの彼女に、郷里のギルドのサブマスターを、していたミュラという美人さんがいる。
彼女は風の皮膜を自在に作り出して、ものとものとの摩擦をゼロにしてしまう、という嫌がらせをよくやるのだ。
相手に、大怪我もされないし、カラクリに気づかれるまではけっこう対処しにくいのだ。
男は手をついてはね起きようとしたので、手と地面の間にも風の皮膜を作ってやった。男は顔から、地面にダイブしてしたたかに、顎を強打したようだ。
あ、さっきドロシーと、試合させられた時もこれ使えばよかった。
「うむむ! 面妖な技を、きさま、ただ者ではない、」
マスクがずれて、男の顔が見えた。
男もはじめてぼくの顔をマジマジと見たのだろう。
たがいに硬直したまま、一呼吸。
「リアモンドさまの腰巾着!」
「ヘタレ変態トカゲ!」
素早く、繰り出した悪口の応酬はぼくの勝ち。
ううっ
と呻いてうなだれるトカゲ。
「どうした? 金にでも困ってるのか?」
あまりにも哀れなのでついなぐさめるような口調になってさまった。
そうさ、これでも、もと王族の端くれ、哀れな民を思いやる気持ちは持っている。
「心の声を、実際に話すなっ!」
悪い悪い。つい声に出してしまっていた。それでどうした、変態トカゲ。
「トカゲって言うな!」
風の皮膜を解除してやると、おそるおそる体を起こす。
「変態のほうはいいんだ?」
「わたしの性癖がふつうでないのは、自覚してる。」
ふっと、寂しげにトカゲは笑った。
「わたしは、女の子が好きなのだ。どうしょうもなく好きなのだ。できれば複数の子と同時に付き合いたい。
身分のある王族の姫も大好物だ。それと公然と付き合いながら隠れて浮気もしたい。
トイレとか馬車のなかとかそういうところで(自主規制)したい。」
そもそもトカゲだしなあ。
「そもそもそんなに人間の女の子っていいか?」
返ってきた答えは、夜とはいえ、路上の街灯の下できくには、ふさわしくない下ネタのパレードだ。
とにかく、このトカゲは女の子が大好きで大好きでしょうがないのはよくわかった。
「で? 有り金を使い果たして、鱗を盗もうと考えたんだ。」
「いや、少し違う。」
わかった、少ししか違わないんだな。
アモンに頼んで原子に分解してもらおう。
「ち、ちょっと、まて!」
嵌められたんだ。
と、トカゲはおいおい泣き始めた。
傷心をいやすために訪れた港町で、竜の都から来たという古竜に、ランゴバルド博物館の神竜の鱗が、何者かに狙われているので、これを防いでくれ、と頼まれた。首尾よく賊を捕まえたら、ランゴバルドでいい地位をくれる、と約束した。
持ち金も余裕がなかったので話に乗って、ランゴバルドに戻った。
「神竜の鱗は、博物館に置いておくよりも、わたしが先に回収してしまおうと思ったんだ。」
トカゲはめそめそしながら続ける。
「そうすれば、賊もわたしを狙ってくるわけだから、捕まえやすくなる。一石二鳥でいい考えだと思ったんだ。」
その考えは確かにありだなあ。
ぼくも同じことを考えるかもしれない。
そういえば、リウにこいつとぼくがなんとなく似てると言われたことがある。
「でもいざ盗賊がやって来たとき、ちゃんと勝てるのか?」
「わたしは・・・・竜人だぞ。そうそう遅れをとるものか!」
「人化した古竜でしょ?」
と指摘すると、凍りついていた。わかってないとでも思ってたのだろうか。
「しかもこのところ、けっこうな割合で遅れを取ってるよね?」
トカゲは黙ってしまった。
「取り上げず、そのアイデアは却下だ。ついてこい。」
ど、どこへ。とトカゲは言った。すがるような目つきは子犬に似ている。
そうだな。寮では犬は飼えないから。
「ルトか。どうした、こんな夜に・・・・」
ギルド「神竜の息吹」である。
アウラさんのアドバイスでとりあえずは、冒険者ギルドよりも「居酒屋」の方に力を入れたら、とのことで、看板も
「おいしいお酒とお料理をあなたに優しいお値段で! 冒険者ギルド『神竜の息吹』」
となっている。
店は、ほぼ満席。電気による照明が行き渡りつつあるランゴバルドでは、夜が遅いのである。
元「神竜騎士団」団長のメイリュウさんは、前掛け姿で、迎えてくれた。
混み合う店内を、滑るように料理を運んでいるのは、気獣使いのクリュエフだった。見事な足捌きはさすが体術の達人。
「腕のたつ冒険者を紹介したいと思って。」
「あん、冒険者なんぞいらん。ほしいのは腕のたつ料理人だ。とりあえず、焼き物係がほしい。」
「ラウレス、火炎の魔法は使えるか?」
「当たり前だろ・・・・っておい、名前を覚えてたのに、なんでトカゲ呼ばわりなんだっ。」
「ほう、そうか。肉を焼いたことはあるのか?」
「当たり前だ! 串焼きのラウレスと二つ名を取ったこともある。」
当たり前なのか? あとなんだよ、二つ名が「串焼き」って。
「採用してやる。おい!」
確か、副長をしていた男を呼びつけると、ラウレスを厨房に連れて行った。
「繁盛してて何よりです。」
「まったく・・・これだけ悪評高いギルドで居酒屋だけが評判がいいとは意外だった。
何か食っていくか?」
「いえ、晩御飯は食べましたので。」
「アモンさまと?」
「いえ、アモンは神竜騎士団の連中と。ぼくはギムリウスと一緒でした。」
そうか。と言ってメイリュウは肩を落とした。もしアモンさまと一緒だったんならせめて残り香でもと思ったんだが。
と、普通で無いことをブツブツと話している。
メイリュウは、ここから学校まではだいぶ遠いから、と馬車をよんでくれた。
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