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第五章 迷宮ゲーム
【列強たち3】公社と真祖
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鉄道公社は、国家では無い。
だが、西域、中原が、ほぼ統一された今日、もっとも国家に近い権限を持っているのは、鉄道公社だった。
支配する地域は、各路線と、それが停車する主だった駅だったが、合計すれば、銀灰やカザリームを含めて、その自治領は、どの元国家よりも広い。
そして、帝国が発布した法律に優先するルールを駅や列車の中では、適用している。
加えてその武力だ。
それはあくまでも鉄道の保安部隊であり、軍ではない。
だが、装備は、統一帝国のそれに匹敵し、人数も、実際の戦闘員のみで、5万を数えていた。
独立した軍を構えているものは、鉄道公社を除けば、銀灰に漆黒城。後者においては、それは、組織として軍隊を構築したというよりは、そこに属するものが、闇の貴族と呼ばれる高位の吸血鬼たちばかりだ、からだ。
現在、その鉄道公社保安部を束ねるものは、フェイ・ホン。
つるりとした丸顔が特徴の魔道士だった。
なんでも東域の出身らしい。
愛想良く、下のものにも笑顔を絶やさぬ男だが、保安部の最精“絶士”の出身だ。
丸い性格も、鷹揚な態度も、いざとなれば、自分が出ればなんとかなる!という自信からくるものだった。
ノックもなしに、その執務室のドアが開いた。
顔を覗かせたのは、20歳を超えたばかりの中性的な美女。サングラスに口元を覆うスカーフ。胸は鮮やかに、ブラウスを押し上げているが、化粧をほとんどしていないのと、短くした髪と上下セットアップのダークスーツが性別を一瞬、勘違いさせる。
「フェイ・ホン。わたしは思うんだが」
「絶士ロウ=リンド。」
フェイ・ホンは、とりあえず、彼女に椅子を進めた。
ロウは、遠慮なく、どっかりとソファに腰を下ろした。
お茶を茶葉の種類はもちろん、年代まで指定して、所望した。
なにしろ現代で唯一、活動が確認しされている真祖吸血鬼だ。
律儀に三十年法を守り、“漆黒城”の城代から身を引き、鉄道公社に身を寄せた。
とは言っても、ロウの場合、身分を隠すことも、名を変えることも出来ない。意味が無い。
同じ吸血鬼であれば、ロウが上位存在であることは、わかってしまうし、現状で、活動している真祖がひとりいかいない以上、正体を隠し通せるはずもないのだ。
「“絶士”候補生の試験はいかがでした?」
フェイ・ホンは、自ら言われた通りの茶をしたて、真祖の前においた。
“絶士”は、鉄道保安部のなかでも、ごか少数からなる精鋭中の精鋭に与えられる名称だ。
統一帝国が誕生するまでは、その実力は、西域の八大国の特殊戦力のなかでも、群を抜くものがあったと言われているが、はたして、現代では?
たしかに、目の前の真祖のように、人知をこえた存在もいるが、統一帝国軍には及ぶまい。
「東方から来たという二人組は、なかなか面白かった。」
ロウは、満足そうに茶をすすった。
「魔力過剰による老化遅延はあるのだろうが、まだ、若いな。見た目は、成人前にしか見えないが。
ヤンとウェイリーと名乗っていた。
局長殿は、東域の出身だろう?
聞き覚えはないか?
美形の男女コンビだ。とくに女の方は、ここ数十年でいちばんだな。」
「それだけの情報では。わたしは何年も前に東域を離れておりますし。」
フェイ・ホンは、ウィルズミラーに向かって、受験生のヤンとウェイリーの資料を送るよう話だ。
「では、その二人は候補生に?」
「うん。そのつもりではある。でも、必ず、同じチームで行動させろとか、部屋は一緒にとか、いろいろ条件を付けてくるので、可能かどうかは、検討させている。」
「ところで」
と、フェイ・ホンは、咳払いをした。
「ロウ殿に依頼したい任務が届いております。」
「いろいろ、キナ臭いのはわかるが、皇位継承関係は、断るぞ。」
ロウは、偉そうに言った。
「人の世の政治には、関わるな、というのが、基本方針なんだ。破ったらきっと、えらく怒られる。」
「まったく、無関係ではありませんが、まあ、直接には。
グランダの魔道院に、ジオロ・ボルテックという生徒がいましたが、行方不明になっています。それを探し出していただけますか?」
「はじめて聞く名だ。ジウルの血筋か?」
「息子、だそうです。つい先日、中央軍とトラブルをおこして、逐電しました。」
ロウは、湯呑みをおいて、首を傾げた。
「……いろいろわからないな。なぜ、グランダに中央軍がいたんだ?
あそこは、北部軍の管轄で、各方面軍はは、自分の縄張りには、厳しいはずだ。」
「同じく魔道院に在学中のアルディーン姫ですよ。」
フェイ・ホンは、言った。
「あの皇帝陛下の隠し子ではないかと噂の。彼女を保護する名目で、中央軍先遣隊を派遣しておりました。
その矢先に、アルディーン姫が失踪し、その失踪に、ジオロ・ボルテックが関連していたとの嫌疑をかけられ。」
「で、逃げ出した、と。」
「はい、中央軍の先遣隊を全員、病院送りにしたあげく、事務長の女性と駆け落ちしたそうです。」
ロウは、偏頭痛でも感じたように、コメカミを指で抑えた。
「……むちゃくちゃだ。そいつ、本当にジオロの息子か? 本人じゃないのか?」
「かもしれません。
そこらは、あなたがジオロを確保すればおのずとわかふことでしょう。」
「アルディーンの方は? 見つかったのか。そっちは探さなくて」
「そちらは、皇位継承権争いともろに関わってきますので。」
「アルディーンが? クローディア家に養子に出されていて、継承候補にすらなっていないはずだぞ?」
「他の候補者の暗殺を企てたユーダ殿下は、投獄されたそうです。中央軍は、かわりにアルディーン姫を推すのでしょうな。
政界に圧倒的な影響力があるだけに、中央軍と組むのは、どの候補者も1歩ひいております。中央軍の紐付になったら最後、自分の意思で政など、できるはずも無い。全てが中央軍の意のままにならざるを得ないことは、明白です。」
なるほど。
ロウ=リンドは、理解した。
アルディーンを捜索することは、統一帝国の皇位継承問題に関わることになり過ぎる。
だが、彼女の逃亡に手を貸したジオロとやらを探すことは、必ずしもそうではなく、その課程で、アルディーンの消息が分かっても、それはそれで、しょうがない、というところか。
「承知した。ジオロについての資料を送ってくれ。それと、一緒に組むメンバーだが」
ロウは、いいことを思いついた。
「…あの候補生。ヤンとウェイリーを連れていく。最終試験にはちょうどいい。
成績次第では、直接、“絶士”にしてやってもいい。」
お任せします、と保安局長は、言った。
こんな顔で、ロウが笑っているときは、なにを言ってもムダだ。それは何年かの付き合いでよくわかっていた。
ロウは、フェイ・ホンの局長室をでらと、ふと思いついて、“同期”をとった。
当然、相手は彼女の半身。魔王宮第二階層ラウル=リンドである。
この数日間のラウルの記憶が、流れ込み。
ロウは、目眩をおこした。
「なんで」
吸血鬼が血の気を失う。
そんなことがはたして、ありうるのか、と昔、“踊る道化師”のリーダーとその婚約者が議論を戦わせていた。
結論はでた。
そういうことは、ありうるのだ。
「なんで、そんなことになってるの、ラウル。」
だが、西域、中原が、ほぼ統一された今日、もっとも国家に近い権限を持っているのは、鉄道公社だった。
支配する地域は、各路線と、それが停車する主だった駅だったが、合計すれば、銀灰やカザリームを含めて、その自治領は、どの元国家よりも広い。
そして、帝国が発布した法律に優先するルールを駅や列車の中では、適用している。
加えてその武力だ。
それはあくまでも鉄道の保安部隊であり、軍ではない。
だが、装備は、統一帝国のそれに匹敵し、人数も、実際の戦闘員のみで、5万を数えていた。
独立した軍を構えているものは、鉄道公社を除けば、銀灰に漆黒城。後者においては、それは、組織として軍隊を構築したというよりは、そこに属するものが、闇の貴族と呼ばれる高位の吸血鬼たちばかりだ、からだ。
現在、その鉄道公社保安部を束ねるものは、フェイ・ホン。
つるりとした丸顔が特徴の魔道士だった。
なんでも東域の出身らしい。
愛想良く、下のものにも笑顔を絶やさぬ男だが、保安部の最精“絶士”の出身だ。
丸い性格も、鷹揚な態度も、いざとなれば、自分が出ればなんとかなる!という自信からくるものだった。
ノックもなしに、その執務室のドアが開いた。
顔を覗かせたのは、20歳を超えたばかりの中性的な美女。サングラスに口元を覆うスカーフ。胸は鮮やかに、ブラウスを押し上げているが、化粧をほとんどしていないのと、短くした髪と上下セットアップのダークスーツが性別を一瞬、勘違いさせる。
「フェイ・ホン。わたしは思うんだが」
「絶士ロウ=リンド。」
フェイ・ホンは、とりあえず、彼女に椅子を進めた。
ロウは、遠慮なく、どっかりとソファに腰を下ろした。
お茶を茶葉の種類はもちろん、年代まで指定して、所望した。
なにしろ現代で唯一、活動が確認しされている真祖吸血鬼だ。
律儀に三十年法を守り、“漆黒城”の城代から身を引き、鉄道公社に身を寄せた。
とは言っても、ロウの場合、身分を隠すことも、名を変えることも出来ない。意味が無い。
同じ吸血鬼であれば、ロウが上位存在であることは、わかってしまうし、現状で、活動している真祖がひとりいかいない以上、正体を隠し通せるはずもないのだ。
「“絶士”候補生の試験はいかがでした?」
フェイ・ホンは、自ら言われた通りの茶をしたて、真祖の前においた。
“絶士”は、鉄道保安部のなかでも、ごか少数からなる精鋭中の精鋭に与えられる名称だ。
統一帝国が誕生するまでは、その実力は、西域の八大国の特殊戦力のなかでも、群を抜くものがあったと言われているが、はたして、現代では?
たしかに、目の前の真祖のように、人知をこえた存在もいるが、統一帝国軍には及ぶまい。
「東方から来たという二人組は、なかなか面白かった。」
ロウは、満足そうに茶をすすった。
「魔力過剰による老化遅延はあるのだろうが、まだ、若いな。見た目は、成人前にしか見えないが。
ヤンとウェイリーと名乗っていた。
局長殿は、東域の出身だろう?
聞き覚えはないか?
美形の男女コンビだ。とくに女の方は、ここ数十年でいちばんだな。」
「それだけの情報では。わたしは何年も前に東域を離れておりますし。」
フェイ・ホンは、ウィルズミラーに向かって、受験生のヤンとウェイリーの資料を送るよう話だ。
「では、その二人は候補生に?」
「うん。そのつもりではある。でも、必ず、同じチームで行動させろとか、部屋は一緒にとか、いろいろ条件を付けてくるので、可能かどうかは、検討させている。」
「ところで」
と、フェイ・ホンは、咳払いをした。
「ロウ殿に依頼したい任務が届いております。」
「いろいろ、キナ臭いのはわかるが、皇位継承関係は、断るぞ。」
ロウは、偉そうに言った。
「人の世の政治には、関わるな、というのが、基本方針なんだ。破ったらきっと、えらく怒られる。」
「まったく、無関係ではありませんが、まあ、直接には。
グランダの魔道院に、ジオロ・ボルテックという生徒がいましたが、行方不明になっています。それを探し出していただけますか?」
「はじめて聞く名だ。ジウルの血筋か?」
「息子、だそうです。つい先日、中央軍とトラブルをおこして、逐電しました。」
ロウは、湯呑みをおいて、首を傾げた。
「……いろいろわからないな。なぜ、グランダに中央軍がいたんだ?
あそこは、北部軍の管轄で、各方面軍はは、自分の縄張りには、厳しいはずだ。」
「同じく魔道院に在学中のアルディーン姫ですよ。」
フェイ・ホンは、言った。
「あの皇帝陛下の隠し子ではないかと噂の。彼女を保護する名目で、中央軍先遣隊を派遣しておりました。
その矢先に、アルディーン姫が失踪し、その失踪に、ジオロ・ボルテックが関連していたとの嫌疑をかけられ。」
「で、逃げ出した、と。」
「はい、中央軍の先遣隊を全員、病院送りにしたあげく、事務長の女性と駆け落ちしたそうです。」
ロウは、偏頭痛でも感じたように、コメカミを指で抑えた。
「……むちゃくちゃだ。そいつ、本当にジオロの息子か? 本人じゃないのか?」
「かもしれません。
そこらは、あなたがジオロを確保すればおのずとわかふことでしょう。」
「アルディーンの方は? 見つかったのか。そっちは探さなくて」
「そちらは、皇位継承権争いともろに関わってきますので。」
「アルディーンが? クローディア家に養子に出されていて、継承候補にすらなっていないはずだぞ?」
「他の候補者の暗殺を企てたユーダ殿下は、投獄されたそうです。中央軍は、かわりにアルディーン姫を推すのでしょうな。
政界に圧倒的な影響力があるだけに、中央軍と組むのは、どの候補者も1歩ひいております。中央軍の紐付になったら最後、自分の意思で政など、できるはずも無い。全てが中央軍の意のままにならざるを得ないことは、明白です。」
なるほど。
ロウ=リンドは、理解した。
アルディーンを捜索することは、統一帝国の皇位継承問題に関わることになり過ぎる。
だが、彼女の逃亡に手を貸したジオロとやらを探すことは、必ずしもそうではなく、その課程で、アルディーンの消息が分かっても、それはそれで、しょうがない、というところか。
「承知した。ジオロについての資料を送ってくれ。それと、一緒に組むメンバーだが」
ロウは、いいことを思いついた。
「…あの候補生。ヤンとウェイリーを連れていく。最終試験にはちょうどいい。
成績次第では、直接、“絶士”にしてやってもいい。」
お任せします、と保安局長は、言った。
こんな顔で、ロウが笑っているときは、なにを言ってもムダだ。それは何年かの付き合いでよくわかっていた。
ロウは、フェイ・ホンの局長室をでらと、ふと思いついて、“同期”をとった。
当然、相手は彼女の半身。魔王宮第二階層ラウル=リンドである。
この数日間のラウルの記憶が、流れ込み。
ロウは、目眩をおこした。
「なんで」
吸血鬼が血の気を失う。
そんなことがはたして、ありうるのか、と昔、“踊る道化師”のリーダーとその婚約者が議論を戦わせていた。
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