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第1部 冒険者学校へ!入学編
第2話 我らは「踊る道化師」
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ひとりで冒険者登録にいくべきじゃなかった。
ぼくは、一応16歳。故郷である北の国グランダでは成人の年齢なのだが、どういうものか、ふたつみっつ幼く見られる。
まして、西域では成人の年齢は18のはずだ。
身の程知らずの田舎者のガキが、信用もない冒険者証もどきで、ずうずうしくも『銀級』の登録に来た、と思われても、相手を責めることはできない。
一緒に連れて行ったのがロウだったらどうだろう。気品があるし。
アモンは、成人の女性だ。着てるものは露出が高いけど。
ギムリウスは幼く見えすぎて論外だが。
リウ?
ぼくと同年代にしても見るからに只者ではないと、見る人が見ればわかるはずなのだが。
ぼくがひとりでギルドを訪れる羽目になったのは、このメンバーの中でちゃんと冒険者の登録経験があったのが、ぼくひとりだった、ということと、全員が全員、列車酔いで半分、目を回していたからだ。
駅前の広場にテントをはって休んでいてもらったのだが、ぼくが戻ったときは、もう全員が元気で、すでに宴会もどきをはじめていた。
なにしろ、優秀な『収納』持ちばかりなので、飲み物や食べ物はもちろん。
カウチまで取り出して、すっかりくつろいでいるので、通行人からは奇異の目で見られている。
「どうだった。」
リウが酒瓶を振り回しながら言った。
あんまりおおっぴらに酒を飲まないでほしい。
リウはぼくと同じ年代に見えるし、寒くて、水道事情の悪い北方と違って、ここでは未成年はあんまり酒を飲まないのが道徳的に正しい、らしいのだ。
「だめだった。」
「だめなわけがあるか。到達級のリーダーに率いられたパーティは到達級で活動できるはずだぞ。」
「そもそも、冒険者パーティに『到達級』なんてないそうだ。」
座り込んだぼくに、ギムリウスが冷たいオレンジジュースを差し出してくれた。
「呼び方なんてなんでもいいんだが。」
「グランダの発行した冒険者証なんて意味がないらしい。
錆級からはじめるしかないのかと、思ったら、あらためて相談にのってくれるそうだ。
夕方、6時にもう一度。ギルドを訪ねるように言われた。」
「錆?だかなんだか。したからはじめるのも面白いかもよ。」
楽観的なアモンはそう言ってくれたが、ぼくとしては首を横に振るしかない。
「錆級は、ホントに学校も行けなかった子どもに日銭を稼がせてやるのが目的だ。
受けられる依頼は、掃除、荷運び、」
「戦えないじゃないか!」
リウよ、まずは、そこにつっこんでくれるか。
似てるようでもやっぱり、リウは戦闘向きの性格なのだ。
「戦えるぞ、相手はネズミと害虫。」
「それは得意かもしれないです。」
ギムリウスがかわいらしく首を傾げた。
「分体を呼び寄せてやれば…」
その発想はなかった。
そうか、害虫駆除には害虫か。
「もうひとつ問題があって、錆級ではもらえる報酬もたかがしれている。」
「ここの貨幣の単位は知らないがどのくらいだ?」
「かつかつで飯が食えてそれで終わり。」
「なるほど、住む家もないわけか。」
アモンは理解が早い。
「で、錆級より上にあがるためには、いつまで錆級を続ければいいんだ。」
「この街での慣習らしいんだけど、錆級を続けてて、こいつは気が効く、使えそうだ、となるとほかのパーティからお声がかかるらしい。
荷運びやらの補助業務だな。
そこで、依頼の受け方、迷宮での立ち振る舞いやら、戦い方やらを学んで、これなら大丈夫、と言うことになると、ギルドに推薦してもらえる。
これで“真鍮級”ってことだな。
自分自身で、迷宮や危険区域での探索や護衛業務なんかが受けられるようになる。」
「面倒くさい話だな。」
リウは過激な性格だが抑えるところはちゃんと抑えてくれる。
乱暴者ではあるが、すぐに頭に血が昇るようなコモノではないんだ。
それはわかっているのだが。
「しかし、それしか方法がないんならそうするぞ。ルールはルール。
守ったうえで名を上げてやるさ。」
「それもうまくいかない感じがする。」
「心配性だな、ルト。」
ロウが、笑った。
陽の光が眩しいのかサングラスをかけ、口元をストールで隠していた。
「錆級に登録したら、あとは掃除と荷運び、害虫駆除をしながら、バラバラにどこかのパーティからお声がかかるのを待つしかない。
雇われたとしてもみんなばらばらになる。」
「誰かが真鍮になれれば、そこでまた集まればいい。
わたしと一瞬でも、離れ離れになるのが、寂しいか?」
「タチのよくない冒険者だっている。
迷宮の中は法律なんてあってないようなもの。
たとえば、もちろんたとえばだけど。
その…変なことされそうになったら。」
カラカラとロウは天を向いて笑った。
「んなことをルトは心配してくれてるのか。優しいなあ。」
変なコトとはなんですか?
と、ギムリウスが訪ねた。
こちらもサングラスをかけているが、これは主に瞳の色を隠すためだ。
ルウが、直接的な表現で、アモンが少し婉曲な表現で説明したが、ギムリウスは首をかしげただけだった。
「楽しいことでないのはわかります。
でも必要なら我慢はします。体の傷なら治療すれば治ります。」
外見は、ギムリウスがいちばん幼い。
体も細い。
ポーターの口がかかることもまずないだろう。
それでも雇いたい、という冒険者があらわれたら、なにか特殊な性癖をもつ相手だと思っていい。
ああ、そんなふうに考え始めたら、ロウとアモンは、それぞれタイプは違うけどすごい美女だし、リウだって、かわいいし。
「なあ、ルト。
おまえ、心配症すぎんだよ。
もし、雇われた冒険者がロクでもない奴らで、なんか妙なことを仕掛けてきたら」
リウがにやっと笑った。
「自分の身くらいは守れるヤツばっかなんだから。」
ああ、わかってないなあ。
ギムリウスが無邪気な笑顔を浮かべた。
「そうですね。あんまりひどいことされそうだったら、わたし、本体呼んじゃいます。」
はい、オワタ。
ランゴバルド崩壊決定。
だから、バラバラに行動させられないんだよ。
ぼくは、一応16歳。故郷である北の国グランダでは成人の年齢なのだが、どういうものか、ふたつみっつ幼く見られる。
まして、西域では成人の年齢は18のはずだ。
身の程知らずの田舎者のガキが、信用もない冒険者証もどきで、ずうずうしくも『銀級』の登録に来た、と思われても、相手を責めることはできない。
一緒に連れて行ったのがロウだったらどうだろう。気品があるし。
アモンは、成人の女性だ。着てるものは露出が高いけど。
ギムリウスは幼く見えすぎて論外だが。
リウ?
ぼくと同年代にしても見るからに只者ではないと、見る人が見ればわかるはずなのだが。
ぼくがひとりでギルドを訪れる羽目になったのは、このメンバーの中でちゃんと冒険者の登録経験があったのが、ぼくひとりだった、ということと、全員が全員、列車酔いで半分、目を回していたからだ。
駅前の広場にテントをはって休んでいてもらったのだが、ぼくが戻ったときは、もう全員が元気で、すでに宴会もどきをはじめていた。
なにしろ、優秀な『収納』持ちばかりなので、飲み物や食べ物はもちろん。
カウチまで取り出して、すっかりくつろいでいるので、通行人からは奇異の目で見られている。
「どうだった。」
リウが酒瓶を振り回しながら言った。
あんまりおおっぴらに酒を飲まないでほしい。
リウはぼくと同じ年代に見えるし、寒くて、水道事情の悪い北方と違って、ここでは未成年はあんまり酒を飲まないのが道徳的に正しい、らしいのだ。
「だめだった。」
「だめなわけがあるか。到達級のリーダーに率いられたパーティは到達級で活動できるはずだぞ。」
「そもそも、冒険者パーティに『到達級』なんてないそうだ。」
座り込んだぼくに、ギムリウスが冷たいオレンジジュースを差し出してくれた。
「呼び方なんてなんでもいいんだが。」
「グランダの発行した冒険者証なんて意味がないらしい。
錆級からはじめるしかないのかと、思ったら、あらためて相談にのってくれるそうだ。
夕方、6時にもう一度。ギルドを訪ねるように言われた。」
「錆?だかなんだか。したからはじめるのも面白いかもよ。」
楽観的なアモンはそう言ってくれたが、ぼくとしては首を横に振るしかない。
「錆級は、ホントに学校も行けなかった子どもに日銭を稼がせてやるのが目的だ。
受けられる依頼は、掃除、荷運び、」
「戦えないじゃないか!」
リウよ、まずは、そこにつっこんでくれるか。
似てるようでもやっぱり、リウは戦闘向きの性格なのだ。
「戦えるぞ、相手はネズミと害虫。」
「それは得意かもしれないです。」
ギムリウスがかわいらしく首を傾げた。
「分体を呼び寄せてやれば…」
その発想はなかった。
そうか、害虫駆除には害虫か。
「もうひとつ問題があって、錆級ではもらえる報酬もたかがしれている。」
「ここの貨幣の単位は知らないがどのくらいだ?」
「かつかつで飯が食えてそれで終わり。」
「なるほど、住む家もないわけか。」
アモンは理解が早い。
「で、錆級より上にあがるためには、いつまで錆級を続ければいいんだ。」
「この街での慣習らしいんだけど、錆級を続けてて、こいつは気が効く、使えそうだ、となるとほかのパーティからお声がかかるらしい。
荷運びやらの補助業務だな。
そこで、依頼の受け方、迷宮での立ち振る舞いやら、戦い方やらを学んで、これなら大丈夫、と言うことになると、ギルドに推薦してもらえる。
これで“真鍮級”ってことだな。
自分自身で、迷宮や危険区域での探索や護衛業務なんかが受けられるようになる。」
「面倒くさい話だな。」
リウは過激な性格だが抑えるところはちゃんと抑えてくれる。
乱暴者ではあるが、すぐに頭に血が昇るようなコモノではないんだ。
それはわかっているのだが。
「しかし、それしか方法がないんならそうするぞ。ルールはルール。
守ったうえで名を上げてやるさ。」
「それもうまくいかない感じがする。」
「心配性だな、ルト。」
ロウが、笑った。
陽の光が眩しいのかサングラスをかけ、口元をストールで隠していた。
「錆級に登録したら、あとは掃除と荷運び、害虫駆除をしながら、バラバラにどこかのパーティからお声がかかるのを待つしかない。
雇われたとしてもみんなばらばらになる。」
「誰かが真鍮になれれば、そこでまた集まればいい。
わたしと一瞬でも、離れ離れになるのが、寂しいか?」
「タチのよくない冒険者だっている。
迷宮の中は法律なんてあってないようなもの。
たとえば、もちろんたとえばだけど。
その…変なことされそうになったら。」
カラカラとロウは天を向いて笑った。
「んなことをルトは心配してくれてるのか。優しいなあ。」
変なコトとはなんですか?
と、ギムリウスが訪ねた。
こちらもサングラスをかけているが、これは主に瞳の色を隠すためだ。
ルウが、直接的な表現で、アモンが少し婉曲な表現で説明したが、ギムリウスは首をかしげただけだった。
「楽しいことでないのはわかります。
でも必要なら我慢はします。体の傷なら治療すれば治ります。」
外見は、ギムリウスがいちばん幼い。
体も細い。
ポーターの口がかかることもまずないだろう。
それでも雇いたい、という冒険者があらわれたら、なにか特殊な性癖をもつ相手だと思っていい。
ああ、そんなふうに考え始めたら、ロウとアモンは、それぞれタイプは違うけどすごい美女だし、リウだって、かわいいし。
「なあ、ルト。
おまえ、心配症すぎんだよ。
もし、雇われた冒険者がロクでもない奴らで、なんか妙なことを仕掛けてきたら」
リウがにやっと笑った。
「自分の身くらいは守れるヤツばっかなんだから。」
ああ、わかってないなあ。
ギムリウスが無邪気な笑顔を浮かべた。
「そうですね。あんまりひどいことされそうだったら、わたし、本体呼んじゃいます。」
はい、オワタ。
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だから、バラバラに行動させられないんだよ。
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