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第5部 ギウリーク動乱篇~ミトラへの道
第172話 黄昏の聖帝国
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教皇庁での晩餐会は、このところ連日である。腕を振るうのは、少年と言って良いほど若い料理人。彼が、元竜人部隊の顧問・・・実施的な司令官だったラウレスだと初めて知って驚くものも多い。
実際に彼を招いた枢機卿からしてそうなのだ。
アライアス侯爵家に連なるこの人物は、聖光教の教義には詳しく、また彼のような立場のものにとっては、「割と」品行方正で、妻帯もしておらず、これはひょっとして次の「教皇」を狙っているのか、とも噂されていた。
本人は、唯一の楽しみである食い道楽を満たすため、グランダの学校対抗戦で出場したという「料理をする人化した古竜」の料理とやらを味わって見たく、クローディア大公とその妻アウデリアが結婚報告のため上京するのにかこつけて、ラウレスに渡りをつけただけである。
その人物が、聖光教の息のかかった冒険者ギルド「神竜の息吹」で「料理人」として働いている、との情報を得た時点で、最近までギウリークにいた古竜のことはさっぱり念頭から忘れ去られていた。
身分を隠して冒険者ギルドに、人化した古竜がいるとして、それが「冒険者」ではなく、料理人として働いているなど想像の範囲を超えていた。
もちろん「神竜の息吹」がこれまでの悪行が祟って、冒険者ギルドでは立ち行かなくなり、実質的にレストランと化していることなど、誰が考えるのだろうか。
ギウリークは、ラウレスと派遣した竜人部隊の失敗で大損害を被った。
魔王宮の利権を全て吸い上げるつもりが、利益はほんのちょっぴり、色々かかる経費の大半をギウリークが負担することになったのである。
クローディア大公夫妻の上京を国を上げて、歓待しなければならなくなったのも元はといえば、ラウレスの失敗が原因であった。
だがギウリークのことわざに「竜を責める」というものがある。これはもともと人間の範疇に属さない竜に責任を取らせようとしても無理、転じて、責任者でもないものに、責任を押し付けあうさまを揶揄した文言となり、まさにラウレスの場合などはそれに当てはまるのだ。
ギウリークは、ラウレスとともに、竜人からなる戦闘部隊などてはなく、外交団を送り込めばよかったのだ。
それは外交といえば、権謀術数、場合によっては非合法な工作も辞さなかったギウリークが長年の間に染み付いてしまった体質であり、今回の件も、それが熟慮のうえで、行われたものではなく、硬直化した官僚機構が半ば自動的に選択を、行った結果である。
ウォルトこと、ルト、我らの主人公は、生暖かい笑みを浮かべてこう思った。
ギウリーク聖帝国は、終わっている。
テーブルに並んだ料理は、ミトラ流に贅を凝らしたもの。提供されておるのは、軽い前菜と食前酒のみ。
ここで、大体の方針が確定すれば、あとの詳細は下々に任せて、立食パーティに移る予定である。
最初の話題は教皇自らが振った。
アライアス侯爵が新しく雇い入れたという、腕の良い冒険者のことである。
中性的な美貌の少年なのだが、彼は、邪神の使徒に拉致された侯爵家の子息を救い出した。
天才的な転移魔法の使い手であり、それだけでも、他の貴族にとっては唖然の的である。
だが一方で。
「その者が、亜人だという噂もあるが、どうなのだ、アライアス。」
アライアスは、この日はパーティ用に大きく胸元のあいたロングドレスだった。
いったん席をたってのち、スカートを指で持ち上げつつ、膝を折って教皇猊下に一礼する。
「噂は、本当にございます。」
列席者一同がざわめく中、教皇は意に介さずに進めた。
「いかなる出自の亜人か?
危険はないのか?」
「これまで歴史のなかに埋もれていた全く新しい種の亜人でございます。」
アライアス侯爵ドリミアは、衰えぬ美貌にゆったりと笑みを貼りつけて、教皇の尊顔を見上げた。
大抵の男は、これで彼女に対してあまり強気には出られなくなるし、事実教皇もそのひとりだった。
「上古の神獣ギムリウスを奉じる辺境部族のようです。自らも“ ギムリウス”を名乗っているので、おそらくは、族長または祭司長なのでしょう。たいへん、素直で可愛らしい少年です。息子もすっかり懐いていますわ。」
「理性があり醜くもなく、また忠義もあるのなら、聖光教会はそのものを歓迎しよう。」
教皇は、はっきりと言った。
「一度は、人外に堕ちた魂が再び善行をもって、救済を望むことは神もお慶びになられるでしょう。」
アライアス侯爵の兄である枢機卿があとを引き取った。
ここまでの会話は前もって決まっていた。
確かに、可愛らしく、素直ではあるが、一方で泊まっているホテルの外壁を這い回っていたとの、噂もある。
妙な噂の経たないうちに教皇のお墨付きをもらっておく、というのが、侯爵とその兄の枢機卿が考えた策であった。
「しかし、本当に大丈夫なのですかな、その亜人は。」
そう言ったのは、亜人嫌いのビクト枢機卿だった。
「素性も定かではない蛮人を、高位貴族たるアライアス家で雇うこと自体が問題ではありませんか?」
「“冒険者”です、ギムリウスは。」
アライアス侯爵は答えた。
「ランゴバルド冒険者学校に直属する銀級パーティ『踊る道化師』のメンバーです。これはランゴバルドにも確認済みの事項です。」
「亜人の冒険者の件はそのくらいで良かろう。」
教皇が自ら言った。
もともと、権威はあっても権力はなく、私生活にも制限の多い、教皇の地位はあまりありがたがられてはいない。今の教皇は、さる公爵家の冷や飯食いだった。それだけに威を振りかざすのではなく、調整役に徹している。
そのあとは、クローディア大公の歓待、およびその披露宴の話題となった。
もともとのお抱えの料理人たちは、ぽっと出のラウレスに反感を持ったものの、元竜人部隊のラウレス閣下だとわかってからは反発もだいぶトーンダウンした。
なにしろ、古竜の作る料理である。物珍しさではこれに勝るものはない。
料理人のスポンサーとなった貴族には、ラウレスとウォルトを闇討ちしようとしたものもいたが、これも完全に諦めていた。古竜を闇討ち? 成功してしまった方があとが怖い。
それでも料理以外のところで、例えば、お抱えの歌手や楽団、詩人に祝いの席での披露を要求するものも多く、宴会はこれだと、何日もかかるものになりかねない。そこは改めて調整しようということで話がまとまりかけたところで、普段から喉が自慢のコーエン侯爵が、自分も歌を披露したと言い出し、席を紛糾させた。
コーエン侯爵の歌というのは、声量は素晴らしいもので。
ええ、声量は素晴らしく。
声量が。
それ以上は聞くな。
本人は何かにつけて、自分の歌を披露したがるのであるが、先日などはうちうちでの発表会の席で、親戚、友人、使用人が一同に病欠という恐ろしい事態を招いたことがある。
異世界の文化にくわしいアキルなどが聞いたら「“寝床”だ。」と笑い転げただろうが、教皇自らが、「それは次の機会に。」と声をかけてこの場を収めた。
実際に彼を招いた枢機卿からしてそうなのだ。
アライアス侯爵家に連なるこの人物は、聖光教の教義には詳しく、また彼のような立場のものにとっては、「割と」品行方正で、妻帯もしておらず、これはひょっとして次の「教皇」を狙っているのか、とも噂されていた。
本人は、唯一の楽しみである食い道楽を満たすため、グランダの学校対抗戦で出場したという「料理をする人化した古竜」の料理とやらを味わって見たく、クローディア大公とその妻アウデリアが結婚報告のため上京するのにかこつけて、ラウレスに渡りをつけただけである。
その人物が、聖光教の息のかかった冒険者ギルド「神竜の息吹」で「料理人」として働いている、との情報を得た時点で、最近までギウリークにいた古竜のことはさっぱり念頭から忘れ去られていた。
身分を隠して冒険者ギルドに、人化した古竜がいるとして、それが「冒険者」ではなく、料理人として働いているなど想像の範囲を超えていた。
もちろん「神竜の息吹」がこれまでの悪行が祟って、冒険者ギルドでは立ち行かなくなり、実質的にレストランと化していることなど、誰が考えるのだろうか。
ギウリークは、ラウレスと派遣した竜人部隊の失敗で大損害を被った。
魔王宮の利権を全て吸い上げるつもりが、利益はほんのちょっぴり、色々かかる経費の大半をギウリークが負担することになったのである。
クローディア大公夫妻の上京を国を上げて、歓待しなければならなくなったのも元はといえば、ラウレスの失敗が原因であった。
だがギウリークのことわざに「竜を責める」というものがある。これはもともと人間の範疇に属さない竜に責任を取らせようとしても無理、転じて、責任者でもないものに、責任を押し付けあうさまを揶揄した文言となり、まさにラウレスの場合などはそれに当てはまるのだ。
ギウリークは、ラウレスとともに、竜人からなる戦闘部隊などてはなく、外交団を送り込めばよかったのだ。
それは外交といえば、権謀術数、場合によっては非合法な工作も辞さなかったギウリークが長年の間に染み付いてしまった体質であり、今回の件も、それが熟慮のうえで、行われたものではなく、硬直化した官僚機構が半ば自動的に選択を、行った結果である。
ウォルトこと、ルト、我らの主人公は、生暖かい笑みを浮かべてこう思った。
ギウリーク聖帝国は、終わっている。
テーブルに並んだ料理は、ミトラ流に贅を凝らしたもの。提供されておるのは、軽い前菜と食前酒のみ。
ここで、大体の方針が確定すれば、あとの詳細は下々に任せて、立食パーティに移る予定である。
最初の話題は教皇自らが振った。
アライアス侯爵が新しく雇い入れたという、腕の良い冒険者のことである。
中性的な美貌の少年なのだが、彼は、邪神の使徒に拉致された侯爵家の子息を救い出した。
天才的な転移魔法の使い手であり、それだけでも、他の貴族にとっては唖然の的である。
だが一方で。
「その者が、亜人だという噂もあるが、どうなのだ、アライアス。」
アライアスは、この日はパーティ用に大きく胸元のあいたロングドレスだった。
いったん席をたってのち、スカートを指で持ち上げつつ、膝を折って教皇猊下に一礼する。
「噂は、本当にございます。」
列席者一同がざわめく中、教皇は意に介さずに進めた。
「いかなる出自の亜人か?
危険はないのか?」
「これまで歴史のなかに埋もれていた全く新しい種の亜人でございます。」
アライアス侯爵ドリミアは、衰えぬ美貌にゆったりと笑みを貼りつけて、教皇の尊顔を見上げた。
大抵の男は、これで彼女に対してあまり強気には出られなくなるし、事実教皇もそのひとりだった。
「上古の神獣ギムリウスを奉じる辺境部族のようです。自らも“ ギムリウス”を名乗っているので、おそらくは、族長または祭司長なのでしょう。たいへん、素直で可愛らしい少年です。息子もすっかり懐いていますわ。」
「理性があり醜くもなく、また忠義もあるのなら、聖光教会はそのものを歓迎しよう。」
教皇は、はっきりと言った。
「一度は、人外に堕ちた魂が再び善行をもって、救済を望むことは神もお慶びになられるでしょう。」
アライアス侯爵の兄である枢機卿があとを引き取った。
ここまでの会話は前もって決まっていた。
確かに、可愛らしく、素直ではあるが、一方で泊まっているホテルの外壁を這い回っていたとの、噂もある。
妙な噂の経たないうちに教皇のお墨付きをもらっておく、というのが、侯爵とその兄の枢機卿が考えた策であった。
「しかし、本当に大丈夫なのですかな、その亜人は。」
そう言ったのは、亜人嫌いのビクト枢機卿だった。
「素性も定かではない蛮人を、高位貴族たるアライアス家で雇うこと自体が問題ではありませんか?」
「“冒険者”です、ギムリウスは。」
アライアス侯爵は答えた。
「ランゴバルド冒険者学校に直属する銀級パーティ『踊る道化師』のメンバーです。これはランゴバルドにも確認済みの事項です。」
「亜人の冒険者の件はそのくらいで良かろう。」
教皇が自ら言った。
もともと、権威はあっても権力はなく、私生活にも制限の多い、教皇の地位はあまりありがたがられてはいない。今の教皇は、さる公爵家の冷や飯食いだった。それだけに威を振りかざすのではなく、調整役に徹している。
そのあとは、クローディア大公の歓待、およびその披露宴の話題となった。
もともとのお抱えの料理人たちは、ぽっと出のラウレスに反感を持ったものの、元竜人部隊のラウレス閣下だとわかってからは反発もだいぶトーンダウンした。
なにしろ、古竜の作る料理である。物珍しさではこれに勝るものはない。
料理人のスポンサーとなった貴族には、ラウレスとウォルトを闇討ちしようとしたものもいたが、これも完全に諦めていた。古竜を闇討ち? 成功してしまった方があとが怖い。
それでも料理以外のところで、例えば、お抱えの歌手や楽団、詩人に祝いの席での披露を要求するものも多く、宴会はこれだと、何日もかかるものになりかねない。そこは改めて調整しようということで話がまとまりかけたところで、普段から喉が自慢のコーエン侯爵が、自分も歌を披露したと言い出し、席を紛糾させた。
コーエン侯爵の歌というのは、声量は素晴らしいもので。
ええ、声量は素晴らしく。
声量が。
それ以上は聞くな。
本人は何かにつけて、自分の歌を披露したがるのであるが、先日などはうちうちでの発表会の席で、親戚、友人、使用人が一同に病欠という恐ろしい事態を招いたことがある。
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