60 / 193
第二章シャーカ王国
59教会
しおりを挟む「ふぁ~眠いな」
「無限様大丈夫ですか?」
「大丈夫だ、それより初めてだなお前と二人でいるのは」
「そうですね」
初めての依頼から数日がたちあの時倒したファイヤータイガーは買い取って貰えたがギルドにいた全員が俺が倒した事に驚いていた。
それから数日間色々な依頼を受けた。
薬草採取、掃除、素材集め、低ランクの魔物討伐等を片っ端から四人で受けて完了させた。
そして現在はキュンと二人でのんびり散歩していた。
「しかし平和な国ですね」
「依頼を受けてたりして結構この国を周れたからな」
「そう言えば蒼花様とゾディアは何をしているんでしょ?」
「蒼花は国の図書館で本を読みたいって出掛けて、ゾディアは武器の手入れと掃除をするて言ってたな」
「そうですか…………蒼花様と二人でいなくていいんですか?」
「別に?」
キュンの質問に俺はあんまり動揺しなかった。
蒼花も一人でいたい日があるだろうしたまにはいいかもしれないからな。
「そうですか」
タタタタタタ
「ん?」
ドサッ
「おっと…………」
「気よつけろ!」
「悪いな少年」
俺は歩いていると突如痩せ細った少年がぶつかってしまうが直ぐに子供は怒りながら去ってしまった。
「無限様大丈夫ですか?」
「嗚呼、問題ない…」
「さっきの子供いきなり現れましたね」
「…………」
「無限様?」
「キュン行くぞ」
「…………わかりました」
俺とキュンはさっきの少年を追いかけることにした。
国の裏路地
「はぁ……はぁ…………上手く行ったぜ」
先程、無限とぶつかった少年は裏路地に入り満足しながら座っていた。
「これであいつらに旨いもの食べさせられる。いくらはいっているかな」
少年が持っていたのは無限の財布であった。
「あれはいってない?」
「よぉ、少年財布を盗んでも意味なかったな」
「!!」
少年は声をかけられ後ろを向くと財布の持ち主、無限がいたのだ。
「…………」
俺はさっきぶつかった少年を直ぐ様見つけるために気配感知で見つけてやってくると少年は警戒していた。
あの財布に金は入ってない。お金は全部アイテムボックスに入っているから盗まれても問題ない。
が一応あの財布とアイテムボックスのお金と繋がって俺しか使えないから失くすと困る。
「財布返して貰おうか」
「糞!」
少年は財布を無限に投げつけ逃げようとしたしかし。
「どこに逃げるんですか?」
「うわぁ!」
少年は逃げようと奥に行こうとするがその前にキュンが少年の前に現れ少年は尻餅をついた。
「盗む相手が悪かったな」
「くぅ…………」
「無限様どうしますかこの少年?」
「……そうだな」
グゥゥゥゥ
「///」
少年は逃げようとせず座っていると少年から腹の音がなった。
「…………」
ウィン!
「無限様?」
「少年お前盗みは初めてか?」
「…………初めてだよ!」
「そうか」
無限は片ひざをついて尻餅をついていた少年に目線を合わせてパンを渡した。
「なんだよこれ!」
「お腹減ってるだろ食べろ因みに毒は入ってないからな」
俺は異界ショッピングから袋から開けた菓子パンを渡した。
「ありがとう…………」
パクパク
「美味しい!」
少年は無限から受け取った菓子パンを食べると泣きながら食べ進めた。
こんなにも痩せ細っているとは可哀想にさっきあいつらて言ってたな他にもいるのか。
「他にもお腹空かせている奴らがいるのか」
「…嗚呼、いるよ」
「なら案内しろ旨いもの食わせてやる」
「えっ!?」
「キュンいいよな」
「かしこまりました」
「いいのか俺あんたの財布盗んだんだぞ」
「財布は返ってきたしそれより今のお腹を空かせている奴らがいるのそっちが心配だ」
「…………変なことしたら許さないぞ」
「構わない……お前の名前は」
「俺はカイ…………こっちだ」
「キュン行くぞ」
「はい」
俺達はカイについていった。
数分後無限達はカイの案内で古びた教会にやってきた。
「ここ」
「教会か結構古いな」
「ですが建物としてはしっかりとしていますね」
「あっ!カイが帰ってきた!」
「カイお兄ちゃん!」
「ただいま」
教会の外にいた子供達がカイに集まり始めた。
「どこ行ってたの!?」
「ご飯あるの?」
「この人達誰?」
「この人は…………その…………」
無限は小さい女の子に目線を会わせるように座り自己紹介をした。
「初めましてお嬢ちゃん、俺は不動無限、ムゲンが名前なそこにいるカイ君が道で倒れていたから助けて事情を聞いたらお腹が空いていてねパンをあげたら他にもお腹が空いている子がいると聞いてね案内して貰ったんだ」
「キュンといいます」
「可愛い!」
「お兄ちゃん倒れたの!」
「大丈夫?」
「大丈夫!心配するなよ」
こいつが盗みしたのは多分この子達の為なんだろう。
「カイ!」
「げっ!」
教会から一人のシスターが少し怒りながらやってきた。
「あんたって子は心配したわよ!」
「悪かったってシスター」
「あの~ちょっといいか」
「あっ!これは失礼しました。この度はカイがお世話になったようで私この教会のシスターしていますアリアと言います」
「不動無限だ」
「キュンと言いますよろしくお願いいたします」
「せっ!聖獣様!」
「やっぱり聖獣ってわかるんだな」
「この反応慣れました」
アリアはキュンを見た瞬間に頭を下げて敬い始めた。
「頭を上げてくださいそれより少し話を伺っても」
「はい!こちらへカイはその子達の面倒を見といてね」
「わかったよ」
俺達はシスターの案内でカイ教会の中に入り食堂に入り三人で座りながら話を聞くことにした。
「すいません何も用意ができず」
「構わいません……………ここにいる子供達は全員孤児ですか」
「…………はい、皆親を魔物に殺されたりして居場所をなくした子をこの教会に引き取っているんです」
「そうなんですね…………」
俺と同じで幼いのに両親がいないか俺はまだじいちゃん達がいたからよかったがこの子達はいないそれに体が細い。
「一つよろしいですか」
「はい!何ですか聖獣様」
「キュンでいいですよ…………子供達の食事は十分取れているんですか」
「…………いいえ」
キュンの質問にアリアは静かに答えた。
「やはり…………何でか教えてもらえませんか」
「確かにあのカイて少年が盗みをするくらいだからな」
「カイが盗みを!そんな…………」
「貴方も知らなかったようだな。俺とキュンが散歩してた時カイがぶつかってきてなその時財布を盗まれて捕まえたけど事情を聞いてここまで送った。だが安心しろこの事は俺達の胸にしまっといてやる」
「ありがとうございます」
「じゃ話してくれるよな何で子供達があんなに痩せ細っているのか」
「…………わかりましたお話します」
シスターアリアはなぜ子供達があんなにも痩せ細っているのかを静かに話し始めた。
「この教会は神聖キリス共和国の管轄の教会で最初は信仰のあるものでした。ですが魔王が現れ教会の資金を本国に全て回収され今はこのような状態です」
「…………この国に状況を言ったのか?」
「はい、そしたら第三王子のラテス様が週に一回食料を持ってきてくれるんですがそれでも足りず」
『あっ!王子様だ!』
「王子様遊んで」
「あっ、ちょうど来られましたね」
「第三王子かどんなやつか見てみたいからな」
「まともだといいんですけどね」
確かに異世界漫画とかアニメだと王子てろくなのがいないような気がするな。
続く
246
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
異世界へ転生した俺が最強のコピペ野郎になる件
おおりく
ファンタジー
高校生の桜木 悠人は、不慮の事故で命を落とすが、神のミスにより異世界『テラ・ルクス』で第二の生を得る。彼に与えられたスキルは、他者の能力を模倣する『コピーキャット』。
最初は最弱だった悠人だが、光・闇・炎・氷の属性と、防御・知識・物理の能力を次々とコピーし、誰も成し得なかった多重複合スキルを使いこなす究極のチートへと進化する!
しかし、その異常な強さは、悠人を巡る三人の美少女たちの激しい争奪戦を引き起こすことになる。
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
Sランクパーティーを追放された鑑定士の俺、実は『神の眼』を持ってました〜最神神獣と最強になったので、今さら戻ってこいと言われてももう遅い〜
夏見ナイ
ファンタジー
Sランクパーティーで地味な【鑑定】スキルを使い、仲間を支えてきたカイン。しかしある日、リーダーの勇者から「お前はもういらない」と理不尽に追放されてしまう。
絶望の淵で流れ着いた辺境の街。そこで偶然発見した古代ダンジョンが、彼の運命を変える。絶体絶命の危機に陥ったその時、彼のスキルは万物を見通す【神の眼】へと覚醒。さらに、ダンジョンの奥で伝説のもふもふ神獣「フェン」と出会い、最強の相棒を得る。
一方、カインを失った元パーティーは鑑定ミスを連発し、崩壊の一途を辿っていた。「今さら戻ってこい」と懇願されても、もう遅い。
無能と蔑まれた鑑定士の、痛快な成り上がり冒険譚が今、始まる!
催眠術師は眠りたい ~洗脳されなかった俺は、クラスメイトを見捨ててまったりします~
山田 武
ファンタジー
テンプレのように異世界にクラスごと召喚された主人公──イム。
与えられた力は面倒臭がりな彼に合った能力──睡眠に関するもの……そして催眠魔法。
そんな力を使いこなし、のらりくらりと異世界を生きていく。
「──誰か、養ってくれない?」
この物語は催眠の力をR18指定……ではなく自身の自堕落ライフのために使う、一人の少年の引き籠もり譚。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる