異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai

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第三章フェレスト王国エルフ編

121 ダークエルフの里

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「ここだ」

オークさんの案内で俺達はエルフの森の中を数十分歩きダークエルフの里にやってきた。

「ダークエルフの里…少し光が少ないな」

「エルフの国と違って木の上に家がある訳じゃないんだね」

「無限様と蒼花様がいた世界で言うとキャンプ場と似ているかと」

ダークエルフの里は光が少なく、暗めの木を使った家が建てられていた。

「こっちだ」

「…わかりました」

ザワザワザワ 

「あれリリナじゃないか」

「何でこんなところに」

「混血が」

「……くたばればいいのに」

里に入ると周りのダークエルフ達がリリナを見るなりヒソヒソと話始めた。

「リリナさん大丈夫ですか」

「リリナ殿、周りの事など気にしないでください!」

「アオカさん、ツバキさん……気遣ってくれてありがとうございます……」

ゾッ!!

「「「「「!!」」」」」

蒼花とツバキがリリナに周りの言葉を気にしないよう励ましているといつの間にか無限は魔力で周りに威圧を放っていた。

さっきから陰でヒソヒソとうるせぇな、なんか文句があるなら堂々と言ってこい。

「これ程の威圧とは前よりも力が上がっていますね無限様」

「無限様、威圧を放つのは良いのですが加減してくださいね」

「わかってる」

俺はイライラを抑えて魔力を調節しながら周りのダークエルフ達を威圧した。

周りのダークエルフ達は無限の魔力の威圧に臆してヒソヒソと話すのを止めた。

(リリナさんの為に周りのダークエルフ達を威圧するなんて……少し怒ってる)

(流石無限殿!リリナ殿の為にダークエルフ達に威圧をかけるとは……怒ってます…)

(ムゲンさん………私の為に…どうしてそこまで)

蒼花とツバキは直ぐに無限が威圧を放った理由を理解しリリナは無限が自分の為にそこまでするのか疑問に思っていた。

因みに先頭にいたオークさん達はとゆうと。

(なんて威圧と魔力だ………やはり敵対しないでよかったな)

(怖い!さっさと長の所についてほしい!)

(この威圧あの女と同等のだろ!)

無限の威圧で完全にビビて今でも逃げ出したい気持ちでいた。

数分歩き巨大な木の所までやってきた。

「トウホ様!連れて参りました!」

『入るがよい』

声ご聞こえた瞬間木の扉が出現した。

「では、どうぞ」

俺達は扉の中に入ると中は若干暗く上にランプのような物で照らされていて円型のテーブの奥に年老いたダークエルフが座っていた。

「よくぞ参った客人達よ」

「あんたがダークエルフ達の長か」

「そうだ、私の名はトウホ・ジグルだ」

「ジグルだと」

「サウリさんと同じ名字ですね」

俺達はダークエルフの長の名前を聞いて名字が同じなのに少し驚いた。

「何だお前ら姉上を知っているのか」

「実は我々は今サウリさんの所でお世話になっているのですがもしかして」

「サウリは私の姉だ」

成る程サウリさんの弟さんつまりリリナの大伯父になるな。

「ん!なぜ貴様がいるリリナ!」

「お久しぶりです…………大伯父様…………」

トウホがリリナに気づくと急に怖い顔になり怒鳴り始めた。

「貴様のような紛い物が何故この里に入ってきた!!」

「長よリリナをここに連れてきたのはこの私です!」

「オーク貴様が連れてきたのか!」

「はい、リリナは今のエルフ王国の現状を知っている者。そして迷宮の攻略の戦力としては十分な力をもっています!」

オークはトウホに向かってリリナを連れてきた理由を説明するがトウホの怒りは収まらなかった。

「そんなのは関係ない!リリナは長年ダークエルフと因縁あるエルフそれもハイエルフの血が流れている。そんな紛い物がこの里にいてたまるか!」

「長よリリナは一人で」

「黙れ…………」

ゾッ!!!!!

「「「「「!!!」」」」」」

トウキとオーク二人の口論が白熱し始めた時その場の空気が一瞬にして押しつぶれるような空気になった。

「無限…………」

「なんとゆう威圧…………」

「無限様……」

「相当怒っておられるようで」

「…………」

空気を変えた正体は無限による魔力の威圧である。

「ムゲンさん…………」

「なんじゃお主のこの魔力は」

「さっさと本題にはってもらってもいいか今日の俺は少し機嫌が悪いんだ」

俺は魔力でトウホに向かって威圧を放ちさっさと本題に入って貰うようにした。

「そこにいる女をこの里から追い出してから話そうか」

「ダメだ」

「なに!」

俺はトウホがリリナを追い出そうするのを止めた。

「リリナはエルフの国の現状をよく知っているしエルフやダークエルフの中では強い方だ。迷宮の調査としてリリナの力を俺達も借りたい」

「人間がこの私に逆らうのか!」

「いいか俺はな生きている者の存在を否定する奴が嫌いなんだよ」

「貴様に長としての威厳の何がわかる!」

「威厳ね…………ダークエルフの長だから器の大きい男と思ったが…………ずいぶんと器が小さい男なんだな~」

ブチッ!

「何だとぉぉぉ!!」

「長よ落ち着いて!」

「ここで争っては行けません!」

トウホは無限に煽られブチ切れ今でも襲いかっかろうとするとオーク達が止めに入った。

「無限完全に煽ってる」

「内心切れていたのでしょうかね」

「久しぶりに見ましたね」

「無限殿…………少し怖いです」

「どうした~来ないのか」

さっきからリリナのしてきた事を知らないで罵倒しやがって…………性根を叩き直してやる。

「やめてください!!」

「「「「!!」」」」」」

俺はいつでも戦えるように拳を構えるとリリナが大声を上げて俺とトウホの争いを止めた。

「リリナ…………」

「ムゲンさん………大伯父様を煽るのと魔力での威圧をやめてください」

「何故だ俺はこの爺の性根を叩き直してやるだけだ」

「私を庇って周りのダークエルフや大伯父様に威圧を放ってくれたのは嬉しいです。ですが私は大丈夫ですので止めてください」

リリナは少し笑みを浮かべながら俺に話してきたすると蒼花が服の裾を掴んできた。

「…無限、リリナさんがこう言っているから止めて上げて……いつもの優しい無限になって」

「無限殿ここはリリナ殿の為に落ち着きましょ………無限殿の怒りたい気持ちは私達理解してますから…」

「……蒼花…ツバキ…わかった」

シュゥン

俺は魔力での威圧を止めオークさんに目を向けた。

「オークさん今話し合っても意味はないので俺達は里からでて行きます」

「ムゲンさん待ってください迷宮の協力は!」

「協力はします。ですが話しは後日リリナの家ですることにしましょう。ここだと話し合いも出来ないので」

俺はオークさんに後日話し合う約束をした。

「無限様行きましょ」

「しかし無限様本気で切れていましたね」

「悪かったなお前ら」

「大丈夫だよ無限」

「そうですよ!」

「無限様のお怒りは当然かと」

「無限様もしご命令とあらば私がダークエルフ達を何とか致しますよ」

「絶対に嫌な予感しかしないな」

ガチャ!

「リ・リ・ナ~!!」

無限達は長の家からでようと扉を開けると扉から一人の若い女のダークエルフがリリナに向かって抱きついてきた。

ギュウ!

「シエラお姉様!」

「もう~里に来ているなら家に来てて言ったよね」

「ごめんなさい」

「いいわよ、それより前よりも綺麗になった?」

「「「「いや、誰!?」」」」

状況が理解できずに無限達は思わずツッコんでしまっていた。

「シエラさん!」

「オークさん彼女は」

ゾディアがオークに突如現れた女性が何者か聞いた。

「彼女はダークエルフの中で最強の戦士シエラ・ジグルです」

「この人が」

続く。
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