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115章
元魔王様と現四天王 5.5
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少し時間を遡ったアイフ男爵家の屋敷ではタイプDが溜め息を吐いていた。
「はぁ、マスター達だけずるいですね~。」
空間把握でジル達の戦場を盗み見していたタイプD。
激しい戦場を羨ましがって溜め息を吐く。
「タイプD、あっちの戦いが始まったのよね?ジル達は大丈夫そう?」
「どうでしょうか?どちらも苦戦している様に感じますけど。」
「えっ!?ジルとタイプAが!?」
ジルの強さは当たり前として浮島で過ごしている間にタイプAとも何度か模擬戦をしている。
ジルと同じくらい強いと言うのがルルネットの認識だ。
「それだけ敵も厄介と言う事でしょうね。ここからの手助けは限られますが、多少は敵の妨害くらいはしてみましょうか。」
空間把握の認識範囲内は別の魔法も使用出来る。
これを使って遠距離から敵にちょっかいを掛けようと考える。
「っ!?」
魔法を使おうかと考えたところでタイプDが窓の外に目を向ける。
その目はキラキラと輝いている。
「ど、どうしたの?」
「ルルネット様、急いで全員を集めて下さい!この屋敷にいる者全てです!」
タイプDが嬉々として指示を出す。
急なタイプDの指示が意味するところは誰もが想像出来る。
「わ、分かったわ!」
「私も行くよ!」
ルルネットに続いてセレーナも屋敷にいる者達を集めようと動いてくれた。
「断絶結界!」
屋敷を覆う様に結界を展開させる。
次の瞬間、とんでもない衝撃が屋敷を揺らす。
「うわ!?」
「な、何が起こったんだ!?」
「敵襲ですよ敵襲!目的は分かりませんがマスターとタイプAだけで無く、こちらにも人員を割いてきたんです!」
状況が分からず狼狽えている者達にタイプDが説明する。
急に攻撃してきたので結界を展開していなければ屋敷が崩壊していただろう。
「な、なんか嬉しそうだなお前。」
「皆が危険な状況なのに不謹慎ですよ!」
「お前に言われたくない!先程までのやる気の無い表情から変わり過ぎだろ!」
ノワールの言葉に周りの者達も同意する様に頷いている。
それだけタイプDは嬉しそうな表情を浮かべている。
待ち望んでいた敵がこちらにもやって来てくれたからだ。
「皆を集めてきたわよ!」
ルルネットとセレーナが屋敷中の者達を集めてくれる。
部屋に入り切らないが一箇所にまとまってくれた方が守りやすい。
「それなら皆さんはこの部屋の近くから動かないで下さい。何重にも結界を展開していますが、守り切れるかは保証出来ません。」
皆の周囲にも結界を展開する。
散っていると無駄に大きな結界を張らなければならないので、この方が魔力の節約にもなる。
「そ、そんなに強いの?」
「先程の攻撃で私の結界が一枚簡単に壊されてしまいましたからね。侮ったらヤバそうです!」
咄嗟に何重にも結界を展開した自分を褒めてあげたい。
「それだと私も足手纏いになりそうね。」
「ルルネット様は皆さんを守ってあげて下さい。最後の砦です。」
「タイプD、一人で任せる事になっちゃうけどお願いね。」
「お任せあれ!」
ルルネットに任された事で遠慮無く戦えると言うものだ。
空間置換で屋敷内から結界外に移動する。
大量の天使達が戦闘態勢で待ち構えていた。
「大胆な襲撃ですね!それに天使族に狙われる覚えは無いのですが?」
神杖・夢現を構えながら不敵な笑みを浮かべる。
ディッティーに異種化された事により通常の天使族よりも遥かに強化されている。
強い敵は大歓迎である。
「会話は無しと言うか出来無いみたいですね。まあ、そんな事はどうでもいいですけど!」
会話をする為に出てきた訳では無い。
屋敷にいる者達を守ると言う大義名分を使って思う存分暴れられる。
「私だけ戦えないかと思ってガッカリしていましたが助かりましたよ!さあ、天使の紛い物共に我が魔法の真髄を見せてあげるとしましょうか!」
タイプDが神杖・夢現の先端を異種化した天使達に向けながら獰猛な笑みを浮かべて言い放つのだった。
「はぁ、マスター達だけずるいですね~。」
空間把握でジル達の戦場を盗み見していたタイプD。
激しい戦場を羨ましがって溜め息を吐く。
「タイプD、あっちの戦いが始まったのよね?ジル達は大丈夫そう?」
「どうでしょうか?どちらも苦戦している様に感じますけど。」
「えっ!?ジルとタイプAが!?」
ジルの強さは当たり前として浮島で過ごしている間にタイプAとも何度か模擬戦をしている。
ジルと同じくらい強いと言うのがルルネットの認識だ。
「それだけ敵も厄介と言う事でしょうね。ここからの手助けは限られますが、多少は敵の妨害くらいはしてみましょうか。」
空間把握の認識範囲内は別の魔法も使用出来る。
これを使って遠距離から敵にちょっかいを掛けようと考える。
「っ!?」
魔法を使おうかと考えたところでタイプDが窓の外に目を向ける。
その目はキラキラと輝いている。
「ど、どうしたの?」
「ルルネット様、急いで全員を集めて下さい!この屋敷にいる者全てです!」
タイプDが嬉々として指示を出す。
急なタイプDの指示が意味するところは誰もが想像出来る。
「わ、分かったわ!」
「私も行くよ!」
ルルネットに続いてセレーナも屋敷にいる者達を集めようと動いてくれた。
「断絶結界!」
屋敷を覆う様に結界を展開させる。
次の瞬間、とんでもない衝撃が屋敷を揺らす。
「うわ!?」
「な、何が起こったんだ!?」
「敵襲ですよ敵襲!目的は分かりませんがマスターとタイプAだけで無く、こちらにも人員を割いてきたんです!」
状況が分からず狼狽えている者達にタイプDが説明する。
急に攻撃してきたので結界を展開していなければ屋敷が崩壊していただろう。
「な、なんか嬉しそうだなお前。」
「皆が危険な状況なのに不謹慎ですよ!」
「お前に言われたくない!先程までのやる気の無い表情から変わり過ぎだろ!」
ノワールの言葉に周りの者達も同意する様に頷いている。
それだけタイプDは嬉しそうな表情を浮かべている。
待ち望んでいた敵がこちらにもやって来てくれたからだ。
「皆を集めてきたわよ!」
ルルネットとセレーナが屋敷中の者達を集めてくれる。
部屋に入り切らないが一箇所にまとまってくれた方が守りやすい。
「それなら皆さんはこの部屋の近くから動かないで下さい。何重にも結界を展開していますが、守り切れるかは保証出来ません。」
皆の周囲にも結界を展開する。
散っていると無駄に大きな結界を張らなければならないので、この方が魔力の節約にもなる。
「そ、そんなに強いの?」
「先程の攻撃で私の結界が一枚簡単に壊されてしまいましたからね。侮ったらヤバそうです!」
咄嗟に何重にも結界を展開した自分を褒めてあげたい。
「それだと私も足手纏いになりそうね。」
「ルルネット様は皆さんを守ってあげて下さい。最後の砦です。」
「タイプD、一人で任せる事になっちゃうけどお願いね。」
「お任せあれ!」
ルルネットに任された事で遠慮無く戦えると言うものだ。
空間置換で屋敷内から結界外に移動する。
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神杖・夢現を構えながら不敵な笑みを浮かべる。
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強い敵は大歓迎である。
「会話は無しと言うか出来無いみたいですね。まあ、そんな事はどうでもいいですけど!」
会話をする為に出てきた訳では無い。
屋敷にいる者達を守ると言う大義名分を使って思う存分暴れられる。
「私だけ戦えないかと思ってガッカリしていましたが助かりましたよ!さあ、天使の紛い物共に我が魔法の真髄を見せてあげるとしましょうか!」
タイプDが神杖・夢現の先端を異種化した天使達に向けながら獰猛な笑みを浮かべて言い放つのだった。
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