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28章
元魔王様と解呪の秘薬 1
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ダンジョンを探索中のジル達は10階層から更に下に降りて11階層を探索中である。
この間ジルは一切戦闘を行っていない。
「はぁ!」
今も戦闘をルルネットがしているところで、丁度大きな蟻の魔物を倒したところだ。
ジルから魔法道具の指輪を受け取り、ファイアアローとクイックボムを詠唱無しで使用出来る様になり、更に危なげ無く戦闘をこなせている。
近接戦闘超特化型だったルルネットだが、遠距離攻撃や目眩しの手段を手に入れた事により戦術の幅が更に大きく広がった。
「そろそろ休憩にするか?」
「まだまだいけるわよ!」
ダンジョンで戦えるのが嬉しいのか元気いっぱいと言った様子だ。
これだけ戦闘をしていれば普通なら直ぐに魔力が無くなる。
しかしルルネットの魔力は現在殆ど全快であった。
「ポーションを飲んでまで戦おうとするとは呆れる程の戦闘狂だな。」
ジルに冷めた目で見られてもルルネットは気にせず次の獲物を探している。
今ジルが言った通り、ルルネットは魔力切れを起こす前に持ってきていた魔力回復のポーションを飲んで魔力を回復して戦闘をずっと行っていた。
ポーションは凄く不味いのでジルは絶対に飲みたく無いと思う程なのだが、ルルネットは不味いと思いながらも戦闘を優先させて飲んでいるのだ。
「せっかくダンジョンに探索に来て色んな魔物と戦えるんだし、ジルに実戦も見てもらえるんだから沢山戦いたいじゃない。その為ならポーションくらい我慢するわ!」
「共感は出来んな。魔力が無くなりそうだからとポーションを飲む選択があり得ん。」
そう言うジルは手に持った串焼きを食べている。
ルルネットが戦闘をしている間、ジルは食べやすい料理を補給して空腹を満たし魔力回復を行なっていた。
超級魔法の連続使用でジルの魔力はかなり減ってきていた。
魔力切れを起こす程では無いが魔力は確実に減っていて、その影響によりお腹も空いてきた。
魔力を回復させる手段はポーションだけでは無く、食事でも行える。
微々たる物だがジルとしては不味いポーションよりも美味しい食事で回復させたい。
「ジル、私にも一つ頂戴。」
周囲に魔物がいなくなり、進む間にする事も無いのでルルネットが手を出してきながら言う。
ジルが左手に持っていた串焼きが沢山入った器を差し出すとその中から一つ取って美味しそうに食べ始める。
「いつでも出来立てが食べれるって贅沢よね。」
串焼きに齧り付きながらルルネットが言う。
ブリジットが見たら貴族令嬢として行儀が悪いとお説教が飛んできそうだが、その姉も今はいないのでこれくらいはいいだろう。
「収納スキルの利点だな。こう言った場所に入るなら必須スキルだろう。」
収納の容量にもよるが物資の枯渇を気にしなくてもいいのはダンジョン探索においてかなり役に立つ。
「でも出来立ての美味しい料理が出てくるって冒険感が無いわよね。ダンジョン探索って言えば干し肉とかクズ野菜のスープってイメージだもん。」
危険な探索をする際の持ち物は動きを阻害されない様に嵩張る訳にはいかない。
ポーションや魔法道具等の生存率を上げる物が大事であり優先される。
なので食事の味は二の次であり、腹を満たせればそれでいい。
一番に食事を優先させるなんて容量無制限のスキルを持つジルの様な者にしか出来無い事だ。
「文句があるなら食べなくてもいいぞ。」
「ほいひはっはわ、ほひほうはま。」
ジルが取り上げようとするとルルネットが残りの串焼きを頬張って口に全て詰め込み、串だけをジルに手渡してきた。
イメージと違ってるとしても美味しい食事が食べられるのなら食べたいと思うのは普通の事である。
「そう言えばタイプCはまだ出さないの?」
11階層を探索中だが、ジルとルルネットだけでタイプCは無限倉庫の中だ。
「まだルルネットが苦戦する様な敵は出て来ていないし、もう少し後でもいいだろう。」
「そう?分かったわ。」
ジルの言葉にルルネットが了承して頷く。
今の言葉も本音ではあるが、もう一つ思うところがあって出していない。
実はルルネットに感知スキルで下の方を調べてもらいながら10階層まで降りてきたが、同時にジルも万が一を考慮して空間魔法を使って下の方を調べていた。
その時に自分達よりも下を探索しているパーティーを見つけた。
13階層にいたので11階層にいるジル達とは次の次の階層で出会う事になる。
その時にメイド姿のタイプCがいたら目立つので、そのパーティーを抜かしてから出す事にしたのだ。
そして空間魔法を使える事は言っていない。
複数の魔法を使える事は打ち明けたが、使える全ての魔法を明かした訳では無い。
希少魔法まで使えると知られたら驚かれるのは確実なのでそれも黙っておく事にした。
この間ジルは一切戦闘を行っていない。
「はぁ!」
今も戦闘をルルネットがしているところで、丁度大きな蟻の魔物を倒したところだ。
ジルから魔法道具の指輪を受け取り、ファイアアローとクイックボムを詠唱無しで使用出来る様になり、更に危なげ無く戦闘をこなせている。
近接戦闘超特化型だったルルネットだが、遠距離攻撃や目眩しの手段を手に入れた事により戦術の幅が更に大きく広がった。
「そろそろ休憩にするか?」
「まだまだいけるわよ!」
ダンジョンで戦えるのが嬉しいのか元気いっぱいと言った様子だ。
これだけ戦闘をしていれば普通なら直ぐに魔力が無くなる。
しかしルルネットの魔力は現在殆ど全快であった。
「ポーションを飲んでまで戦おうとするとは呆れる程の戦闘狂だな。」
ジルに冷めた目で見られてもルルネットは気にせず次の獲物を探している。
今ジルが言った通り、ルルネットは魔力切れを起こす前に持ってきていた魔力回復のポーションを飲んで魔力を回復して戦闘をずっと行っていた。
ポーションは凄く不味いのでジルは絶対に飲みたく無いと思う程なのだが、ルルネットは不味いと思いながらも戦闘を優先させて飲んでいるのだ。
「せっかくダンジョンに探索に来て色んな魔物と戦えるんだし、ジルに実戦も見てもらえるんだから沢山戦いたいじゃない。その為ならポーションくらい我慢するわ!」
「共感は出来んな。魔力が無くなりそうだからとポーションを飲む選択があり得ん。」
そう言うジルは手に持った串焼きを食べている。
ルルネットが戦闘をしている間、ジルは食べやすい料理を補給して空腹を満たし魔力回復を行なっていた。
超級魔法の連続使用でジルの魔力はかなり減ってきていた。
魔力切れを起こす程では無いが魔力は確実に減っていて、その影響によりお腹も空いてきた。
魔力を回復させる手段はポーションだけでは無く、食事でも行える。
微々たる物だがジルとしては不味いポーションよりも美味しい食事で回復させたい。
「ジル、私にも一つ頂戴。」
周囲に魔物がいなくなり、進む間にする事も無いのでルルネットが手を出してきながら言う。
ジルが左手に持っていた串焼きが沢山入った器を差し出すとその中から一つ取って美味しそうに食べ始める。
「いつでも出来立てが食べれるって贅沢よね。」
串焼きに齧り付きながらルルネットが言う。
ブリジットが見たら貴族令嬢として行儀が悪いとお説教が飛んできそうだが、その姉も今はいないのでこれくらいはいいだろう。
「収納スキルの利点だな。こう言った場所に入るなら必須スキルだろう。」
収納の容量にもよるが物資の枯渇を気にしなくてもいいのはダンジョン探索においてかなり役に立つ。
「でも出来立ての美味しい料理が出てくるって冒険感が無いわよね。ダンジョン探索って言えば干し肉とかクズ野菜のスープってイメージだもん。」
危険な探索をする際の持ち物は動きを阻害されない様に嵩張る訳にはいかない。
ポーションや魔法道具等の生存率を上げる物が大事であり優先される。
なので食事の味は二の次であり、腹を満たせればそれでいい。
一番に食事を優先させるなんて容量無制限のスキルを持つジルの様な者にしか出来無い事だ。
「文句があるなら食べなくてもいいぞ。」
「ほいひはっはわ、ほひほうはま。」
ジルが取り上げようとするとルルネットが残りの串焼きを頬張って口に全て詰め込み、串だけをジルに手渡してきた。
イメージと違ってるとしても美味しい食事が食べられるのなら食べたいと思うのは普通の事である。
「そう言えばタイプCはまだ出さないの?」
11階層を探索中だが、ジルとルルネットだけでタイプCは無限倉庫の中だ。
「まだルルネットが苦戦する様な敵は出て来ていないし、もう少し後でもいいだろう。」
「そう?分かったわ。」
ジルの言葉にルルネットが了承して頷く。
今の言葉も本音ではあるが、もう一つ思うところがあって出していない。
実はルルネットに感知スキルで下の方を調べてもらいながら10階層まで降りてきたが、同時にジルも万が一を考慮して空間魔法を使って下の方を調べていた。
その時に自分達よりも下を探索しているパーティーを見つけた。
13階層にいたので11階層にいるジル達とは次の次の階層で出会う事になる。
その時にメイド姿のタイプCがいたら目立つので、そのパーティーを抜かしてから出す事にしたのだ。
そして空間魔法を使える事は言っていない。
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希少魔法まで使えると知られたら驚かれるのは確実なのでそれも黙っておく事にした。
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