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63章
元魔王様と浮島強化計画 6
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ずっと無限倉庫の中で過ごしていたタイプDに正に最高の言葉が投げ掛けられた。
「本当ですか!それは是非お聞かせ下さい!それとタイプBにタイプC、久しぶりですね!」
タイプDにとっては重要な事なので話しの内容がとても気になると言うのがよく伝わる。
そしてついでに近くにいた同じ魔法生命体の二人にも挨拶をしている。
「タイプD、先ずマスターから離れなさい。」
「タイプD、貴方は相変わらず不敬ですね。」
久しぶり再会ではあるがタイプBとタイプCは今の態度を見て辛辣な言葉を投げ掛ける。
「口煩い説教は止めて下さい!そんな事を聞かせられる為に出てきた訳では無いです!」
タイプDが首を横にブンブン振りながら両耳を手で押さえて聞こえない様にしている。
「お前達、その辺で許してやってくれ。」
「「マスターがそう仰るのであれば。」」
ジルの言葉に素直に従って二人は引き下がってくれた。
優先されるのはマスターであるジルの言葉だ。
「それでタイプDよ、お前に確認したい事がある。」
「何でしょうか?」
「我らはこの浮島の強化を望んでいる。その為に戦力が必要であり、魔法生命体として高い実力を持つお前にここで暮らしてもらいたいと考えている。」
「おおお!私も大賛成です!」
タイプBやタイプCの様に常に外に出ていられると聞いてタイプDが嬉しそうな表情を浮かべている。
これでいつでもジルと会えると言う訳だ。
「だがそれには問題がある。お前の性格と魔法だ。」
「性格と魔法ですか?」
「お前は戦闘狂だ。敵を見つけると派手な魔法で倒したいと先走る傾向にある。」
「うぐっ!?」
身に覚えがあり過ぎるのだろう、ジルの言葉にたじろいでいる。
超魔法特化型機械人形であるタイプDなので高威力の魔法を好んで使いたがるのは仕方が無い事なのだが自制は出来る筈だ。
その戦闘狂の性格に関しても元魔王時代に魔王が魔王を殺してもらう為に設定したものなので申し訳無いとは思っているが、ある程度自制は出来るレベルなのだ。
「そして我が作った武器により、威力が大幅に強化された魔法も問題だ。魔の森での戦いでは我を巻き込んでいたからな。」
「ぐはっ!?」
タイプDが苦しそうに胸を抑えている。
魔の森で複数の高ランクの魔物を相手にする時に呼び出した事があったが、近くにジルがいるのにも関わらず、いきなり超級爆裂魔法と言う危険な魔法を使用した。
結界魔法が間に合わなければ大怪我を負っていただろう。
「そんな訳で交戦した時に感情のままに極級魔法なんて放たれれば浮島は崩壊する。非常に迷惑な話しだ。」
「ぶっはっ!?」
とどめの言葉にタイプDはついにノックダウンする。
自分でも多少理解しているからこそ、ジルが本当に迷惑そうにしているのだと分かった。
「以上の点からお前の力は借りたいが、敵並みに警戒していると言うのが理解出来たか?」
「…はい。」
言葉責めにあってさすがにタイプDもしおらしくなっている。
「そこで我の条件を守れるのであれば浮島への常駐を許可する事にした。守れぬのであればこれまで通りだ。」
「ごくり。」
何を言われるのかと緊張した様子でタイプDが聞く姿勢に移る。
「そう身構えるな、簡単な事だ。我の許可無く魔杖と上級以上の魔法やそれに並ぶ高威力の魔法の使用を禁止する。簡単だろう?」
「なっ!?」
ジルの言葉が衝撃的だったのかタイプDが驚愕の表情を浮かべている。
それは自分の長所を封印されているのと変わらない。
「これが納得出来無いのであれば、今まで通り無限倉庫の中で暮らしてもらう事となる。」
「うむむむ。」
タイプDは非常に悩ましい表情で唸っている。
外で活動はしたいが魔法も使いたいのだ。
初級と中級は扱えるが派手な魔法が好きなタイプDには少し物足りない。
「わ、分かりました。完全に魔法の使用を制限される訳で無いのなら。」
暫く悩んでタイプDはこくりと頷いた。
やはりタイプBやタイプCの様に共に浮島で自由に暮らしてみたいのだ。
「よし、ならば今日からタイプDも浮島の住人だ。歓迎するぞ。」
「敵が攻めてきたら許可が出るんですよね?」
「場合によるな。」
相手が強敵であれば許可する事もあるだろう。
だが基本的には相手よりもタイプDの魔法の被害の方が大きそうなので、状況を見極めて判断するつもりだ。
「誰か強い方攻めてきて下さいお願いします!」
「縁起でも無い事を言うな。」
多少不安ではあるが本来の火力や範囲攻撃に関してはタイプBとタイプCをも上回る。
それに凡ゆる魔法適性を持つタイプDがいれば魔法を扱う者達の良い手本となってくれるだろう。
いざと言う時には制限も解除する予定なので、天使族なんかが攻めてきた時には戦いで大いに活躍してくれる事だろう。
それを考えれば今の内から常駐させておいて浮島の構造を把握させておくのも悪くは無い。
「本当ですか!それは是非お聞かせ下さい!それとタイプBにタイプC、久しぶりですね!」
タイプDにとっては重要な事なので話しの内容がとても気になると言うのがよく伝わる。
そしてついでに近くにいた同じ魔法生命体の二人にも挨拶をしている。
「タイプD、先ずマスターから離れなさい。」
「タイプD、貴方は相変わらず不敬ですね。」
久しぶり再会ではあるがタイプBとタイプCは今の態度を見て辛辣な言葉を投げ掛ける。
「口煩い説教は止めて下さい!そんな事を聞かせられる為に出てきた訳では無いです!」
タイプDが首を横にブンブン振りながら両耳を手で押さえて聞こえない様にしている。
「お前達、その辺で許してやってくれ。」
「「マスターがそう仰るのであれば。」」
ジルの言葉に素直に従って二人は引き下がってくれた。
優先されるのはマスターであるジルの言葉だ。
「それでタイプDよ、お前に確認したい事がある。」
「何でしょうか?」
「我らはこの浮島の強化を望んでいる。その為に戦力が必要であり、魔法生命体として高い実力を持つお前にここで暮らしてもらいたいと考えている。」
「おおお!私も大賛成です!」
タイプBやタイプCの様に常に外に出ていられると聞いてタイプDが嬉しそうな表情を浮かべている。
これでいつでもジルと会えると言う訳だ。
「だがそれには問題がある。お前の性格と魔法だ。」
「性格と魔法ですか?」
「お前は戦闘狂だ。敵を見つけると派手な魔法で倒したいと先走る傾向にある。」
「うぐっ!?」
身に覚えがあり過ぎるのだろう、ジルの言葉にたじろいでいる。
超魔法特化型機械人形であるタイプDなので高威力の魔法を好んで使いたがるのは仕方が無い事なのだが自制は出来る筈だ。
その戦闘狂の性格に関しても元魔王時代に魔王が魔王を殺してもらう為に設定したものなので申し訳無いとは思っているが、ある程度自制は出来るレベルなのだ。
「そして我が作った武器により、威力が大幅に強化された魔法も問題だ。魔の森での戦いでは我を巻き込んでいたからな。」
「ぐはっ!?」
タイプDが苦しそうに胸を抑えている。
魔の森で複数の高ランクの魔物を相手にする時に呼び出した事があったが、近くにジルがいるのにも関わらず、いきなり超級爆裂魔法と言う危険な魔法を使用した。
結界魔法が間に合わなければ大怪我を負っていただろう。
「そんな訳で交戦した時に感情のままに極級魔法なんて放たれれば浮島は崩壊する。非常に迷惑な話しだ。」
「ぶっはっ!?」
とどめの言葉にタイプDはついにノックダウンする。
自分でも多少理解しているからこそ、ジルが本当に迷惑そうにしているのだと分かった。
「以上の点からお前の力は借りたいが、敵並みに警戒していると言うのが理解出来たか?」
「…はい。」
言葉責めにあってさすがにタイプDもしおらしくなっている。
「そこで我の条件を守れるのであれば浮島への常駐を許可する事にした。守れぬのであればこれまで通りだ。」
「ごくり。」
何を言われるのかと緊張した様子でタイプDが聞く姿勢に移る。
「そう身構えるな、簡単な事だ。我の許可無く魔杖と上級以上の魔法やそれに並ぶ高威力の魔法の使用を禁止する。簡単だろう?」
「なっ!?」
ジルの言葉が衝撃的だったのかタイプDが驚愕の表情を浮かべている。
それは自分の長所を封印されているのと変わらない。
「これが納得出来無いのであれば、今まで通り無限倉庫の中で暮らしてもらう事となる。」
「うむむむ。」
タイプDは非常に悩ましい表情で唸っている。
外で活動はしたいが魔法も使いたいのだ。
初級と中級は扱えるが派手な魔法が好きなタイプDには少し物足りない。
「わ、分かりました。完全に魔法の使用を制限される訳で無いのなら。」
暫く悩んでタイプDはこくりと頷いた。
やはりタイプBやタイプCの様に共に浮島で自由に暮らしてみたいのだ。
「よし、ならば今日からタイプDも浮島の住人だ。歓迎するぞ。」
「敵が攻めてきたら許可が出るんですよね?」
「場合によるな。」
相手が強敵であれば許可する事もあるだろう。
だが基本的には相手よりもタイプDの魔法の被害の方が大きそうなので、状況を見極めて判断するつもりだ。
「誰か強い方攻めてきて下さいお願いします!」
「縁起でも無い事を言うな。」
多少不安ではあるが本来の火力や範囲攻撃に関してはタイプBとタイプCをも上回る。
それに凡ゆる魔法適性を持つタイプDがいれば魔法を扱う者達の良い手本となってくれるだろう。
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