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80章
元魔王様とオークション島テルイゾラ 4
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その後はジル達が大団体と言う事もあってか砂賊が襲ってくる事は無くなった。
それでも魔物達は何度も大量の人族を餌にしようと襲ってきたがジル達によって軽々と倒されていき、大量の素材を獲得する事が出来た。
そしてジル達の圧倒的な強さを間近で見せられて、魅了魔法を解かれた砂賊達は逆らう気を完全に無くしていた。
テスラに言われた通り、歯向かえばあっさりと殺されるのだと分からされたので大人しく馬車を引いていた。
「やっと見えてきましたね。」
「あれがテルイゾラに入行する為の町か。思ったよりも大きいな。」
遠くに町が見えてくる。
オアシス近辺は栄えていると言う話し通りそれなりに大きな町だ。
「入行管理をする為の町はどれも国では最大規模らしいですよ。と言っても他の国の町よりは遥かに小さいですけど。」
「そう言った町が幾つかあるんだったか?」
「はい、テルイゾラは広大な湖に浮かぶ中立都市です。その湖がある範囲を六つの町と町から町に掛けて作られた柵で管理されています。」
湖の周囲は完全に町と柵で囲まれている。
テルイゾラへの外からの勝手な入行を制限する為である。
「柵を越えての入行は厳禁。町からの正規の客以外はテルイゾラへの不法入行者として攻撃対象らしいですね。」
テルイゾラへ入りたいのであれば六つの町のいずれかで正規の手順を踏む必要がある。
それを無視して柵を乗り越えようとする者もいるが、柵は普通の物では無く魔法道具が使われているらしく、不法入行者を感知して場所を特定する事が出来るらしい。
「そんな柵をわざわざ越えて入る者がいるのか?」
「それが中々多いらしいですよ。テルイゾラへの入行許可証は取得が面倒なので。あの邪神教の女が持っていたカードなんて普通のよりもランクが高いので更に面倒でしょうね。」
入行許可証の入手は時間もお金も掛かる事もあって不法入行者は後を経たない。
それだけテルイゾラと言う場所は人を惹き付ける最大のオークション島なのだ。
「カードのランクによってはテルイゾラの滞在日数、商品の出品数、商品の購入数、一定以上の会員しか参加出来無いオークションと受けられる内容が異なるらしいですよ。」
「なので高ランクのカードを欲しがる者は多いです。」
「成る程な。」
高ランクのカードを求めてカード狩りなんてのも行われるくらいテルイゾラの入行許可証は価値が高いので盗まれない様に気を付ける必要がある。
そんな話しをしていると町にかなり近付いてきた。
「それでは私は先に門番に話しを付けてきます。この距離でも警戒されているでしょうから。」
「頼んだぞ。」
レイアが町に先行してくれたのでここで待つ事にする。
今頃遠くにジル達の大団体が見えて大騒ぎになっているかもしれない。
「ジル様、この後はどうしますか?」
「先ずは砂賊達を売り払いに向かう。この国の金を大量に入手しておきたいからな。」
懸賞金や奴隷商館で一気にデスザードの貨幣を入手する。
お金がなくては自由に動く事も出来無い。
「賛成です。ミネルヴァ、そろそろ纏まった?」
「はっ!ジル様、こちらをどうぞ。」
名前を呼ばれた色黒の女砂賊が懸賞金を掛けられた砂賊の名前を纏めた紙をジルに差し出す。
唯一ジル達と遭遇した砂賊の中で直ぐに実力の違いを悟って降参したのがこのミネルヴァだ。
有能そうなのでレイアとテスラが部下にしたのである。
「ほう、かなりの人数が懸賞金を掛けられている様だな。その中でもミネルヴァは突出しているな。」
「本当ですね。一体何をしたの?」
纏められた懸賞金の中でも一番高いのがミネルヴァだった。
頭一つ抜けた大金が掛けられているが、部下にしたので渡すつもりは無い。
それでも理由は気になる。
「私は貴族殺しですから高い懸賞金を掛けられています。」
「貴族殺し?」
「はい、悪人ばかり狙っていましたが人殺しには変わりありませんから。」
どうやら悪徳貴族を狙った砂賊だったらしい。
様々な国の貴族と言う重要人物ばかりを狙っていたので高い懸賞金が掛けられていたのだろう。
「義賊の様なものでしょうかね?」
「まあ、テスラ達にしっかり従うのであれば過去は気にしない。裏切った時は容赦しないけどな。」
過去がどうであっても今はジルに仕えるレイアとテスラの部下だ。
それならジルの仲間でもある。
「元々仕えるべき主人を見つけたら止めるつもりでしたから。これからはジル様達の為に働く所存です。」
レイアとテスラも前々から雑務を任せられる者を探していたので丁度良い出会いだったかもしれない。
それでも魔物達は何度も大量の人族を餌にしようと襲ってきたがジル達によって軽々と倒されていき、大量の素材を獲得する事が出来た。
そしてジル達の圧倒的な強さを間近で見せられて、魅了魔法を解かれた砂賊達は逆らう気を完全に無くしていた。
テスラに言われた通り、歯向かえばあっさりと殺されるのだと分からされたので大人しく馬車を引いていた。
「やっと見えてきましたね。」
「あれがテルイゾラに入行する為の町か。思ったよりも大きいな。」
遠くに町が見えてくる。
オアシス近辺は栄えていると言う話し通りそれなりに大きな町だ。
「入行管理をする為の町はどれも国では最大規模らしいですよ。と言っても他の国の町よりは遥かに小さいですけど。」
「そう言った町が幾つかあるんだったか?」
「はい、テルイゾラは広大な湖に浮かぶ中立都市です。その湖がある範囲を六つの町と町から町に掛けて作られた柵で管理されています。」
湖の周囲は完全に町と柵で囲まれている。
テルイゾラへの外からの勝手な入行を制限する為である。
「柵を越えての入行は厳禁。町からの正規の客以外はテルイゾラへの不法入行者として攻撃対象らしいですね。」
テルイゾラへ入りたいのであれば六つの町のいずれかで正規の手順を踏む必要がある。
それを無視して柵を乗り越えようとする者もいるが、柵は普通の物では無く魔法道具が使われているらしく、不法入行者を感知して場所を特定する事が出来るらしい。
「そんな柵をわざわざ越えて入る者がいるのか?」
「それが中々多いらしいですよ。テルイゾラへの入行許可証は取得が面倒なので。あの邪神教の女が持っていたカードなんて普通のよりもランクが高いので更に面倒でしょうね。」
入行許可証の入手は時間もお金も掛かる事もあって不法入行者は後を経たない。
それだけテルイゾラと言う場所は人を惹き付ける最大のオークション島なのだ。
「カードのランクによってはテルイゾラの滞在日数、商品の出品数、商品の購入数、一定以上の会員しか参加出来無いオークションと受けられる内容が異なるらしいですよ。」
「なので高ランクのカードを欲しがる者は多いです。」
「成る程な。」
高ランクのカードを求めてカード狩りなんてのも行われるくらいテルイゾラの入行許可証は価値が高いので盗まれない様に気を付ける必要がある。
そんな話しをしていると町にかなり近付いてきた。
「それでは私は先に門番に話しを付けてきます。この距離でも警戒されているでしょうから。」
「頼んだぞ。」
レイアが町に先行してくれたのでここで待つ事にする。
今頃遠くにジル達の大団体が見えて大騒ぎになっているかもしれない。
「ジル様、この後はどうしますか?」
「先ずは砂賊達を売り払いに向かう。この国の金を大量に入手しておきたいからな。」
懸賞金や奴隷商館で一気にデスザードの貨幣を入手する。
お金がなくては自由に動く事も出来無い。
「賛成です。ミネルヴァ、そろそろ纏まった?」
「はっ!ジル様、こちらをどうぞ。」
名前を呼ばれた色黒の女砂賊が懸賞金を掛けられた砂賊の名前を纏めた紙をジルに差し出す。
唯一ジル達と遭遇した砂賊の中で直ぐに実力の違いを悟って降参したのがこのミネルヴァだ。
有能そうなのでレイアとテスラが部下にしたのである。
「ほう、かなりの人数が懸賞金を掛けられている様だな。その中でもミネルヴァは突出しているな。」
「本当ですね。一体何をしたの?」
纏められた懸賞金の中でも一番高いのがミネルヴァだった。
頭一つ抜けた大金が掛けられているが、部下にしたので渡すつもりは無い。
それでも理由は気になる。
「私は貴族殺しですから高い懸賞金を掛けられています。」
「貴族殺し?」
「はい、悪人ばかり狙っていましたが人殺しには変わりありませんから。」
どうやら悪徳貴族を狙った砂賊だったらしい。
様々な国の貴族と言う重要人物ばかりを狙っていたので高い懸賞金が掛けられていたのだろう。
「義賊の様なものでしょうかね?」
「まあ、テスラ達にしっかり従うのであれば過去は気にしない。裏切った時は容赦しないけどな。」
過去がどうであっても今はジルに仕えるレイアとテスラの部下だ。
それならジルの仲間でもある。
「元々仕えるべき主人を見つけたら止めるつもりでしたから。これからはジル様達の為に働く所存です。」
レイアとテスラも前々から雑務を任せられる者を探していたので丁度良い出会いだったかもしれない。
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