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壱話
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「これは、見事な……」
雅時は一軒の屋敷の庭で咲き誇る桜に目を奪われて、馬の足を止めた。
季節は春。
都でもあちらこちらを賑わせている桜だが、その堂々たる佇まいと枝ぶりは見事の一言に尽きるもので、満開の花は満ちた月の光に照らされ、まるで自ら輝いているかのように妖しいまでの美しさを放っている。
普段あまり用のある方向でもないから、この辺りには斯様に見事な桜があるのかと、雅時は馬の背から下りると桜の木へと足を向けようとして、しかし握っていた手綱につと引かれた。
振り返れば、愛馬が落ちつかなげに足踏みをしている。
「なんだ、桜に当てられたか?」
大丈夫だと鼻を撫でてやるがどうにも落ち着かない。
ならば少しだけ待っていてくれと手綱を離すと、雅時は一人桜の木へと近づいた。
穏やかな風に小さく揺れる桜の花々を眺めるうち、雅時はもっと近くで見てみたいと思うようになった。
門から中を覗けば、立派とは言い難いながらよく手入れされていると分かる屋敷に、綺麗に整えられた庭。
もう寝入っているのか、人の気配は感じられない。
どうするか、と迷ったのは一瞬。
ほんの僅かの間桜を愛でさせて貰うだけだと、雅時は吸い寄せられるように門をくぐると桜の木へと向かった。
真下から見上げる桜もまた圧巻であった。
視界を埋め尽くす桜色に、時も忘れて見入っていた雅時はふいに吹いた風に一瞬目を閉じる。
見上げすぎていのか、くらりと目眩に襲われた気がして小さく頭を振って目を開けたその時。
屋敷の方からかたりと聞こえた小さな音にはっとして、雅時は慌てて振り返る。
「!!」
簀子に一人の女人の姿を見とめて、雅時は息を飲んだ。
艶やかで真っ直ぐな美しい髪。ぱちりとした瞳に、すっと通った鼻筋に小さな唇。歳は雅時よりも幾分下だろうか。纏う衣から、恐らくはこの屋敷の姫君だろうと思われる。
まだどこか愛らしさを残したその姫は、驚いたように雅時を見つめて固まっている。
雅時は我に返ると、慌てて姫へと向き直って頭を下げた。
「申し訳ありません、あまりに見事な桜に誘われてしまいました。すぐに去ります故、何卒ご容赦を……」
暫くそのまま頭を下げていた雅時は、しかし応えのない事にそっと視線だけを上げてみる。
どうやら簀子の上の姫はおろおろと戸惑っているらしい。
「あ、あの……桜は、我が家の自慢で……その、楽しんで頂けるのでしたら、わたくしも、嬉しく思い、ます……」
少ししてようやく返されたのは鈴が鳴るような可愛らしい声で、雅時はもっとその声を聞いてみたいと思った。
「ならばもう少し、桜を愛でさせて頂いても宜しいでしょうか──叶う事ならば、貴女と共に」
雅時のその言葉に姫は驚いたように目を丸くして、そしてまたしばらくの間おろおろと戸惑った末に、小さく頷いた。
「はい……桜も、喜ぶ事でしょう。つましい家でございますし、皆休んでいるのでおもてなしも出来ませんが……」
「貴女と共に一時桜を眺められるのであれば、それで充分です」
あぁ、これでは遊び人だと思われてしまうだろうかと思ったが、姫は恥ずかしそうに顔を伏せると、はい、と小さく頷いた。
「あの、お寒くはございませんか? よろしければ、もう少しこちらに……」
顔を真っ赤に染めてのそんな誘いに、雅時は一瞬躊躇ったものの、それではと足を進めて簀子へと上がる階に腰かける。
「あぁ、ここからだと、月も美しいですね」
ちょうど桜の上に在る望月に目を細めた雅時に、姫もはい、と頷く。
「桜だけでも、望月だけでも美しいのですが……どちらも揃う夜は格別です。なので、どうしてもまたこの風景が見たくて、起きてしまいました」
「そうしたら得体の知れぬ男が居て、さぞ驚かせてしまった事でしょう」
申し訳ありませんと言葉を重ねれば、姫はいいえ、と小さく微笑む。
「とても驚きましたが……こうして、どなたかと桜を愛でてみたかったので……とても、嬉しいです」
「姫と共に在りたいと願う男も多そうですが」
「そのような事は……」
少し寂しそうに微笑んだ姫は、小さく息を落とすと空を見上げる。
「両親を亡くして、寄る辺は残ってくれた乳母やだけで……このような何も無い娘の元に通ってくれる方など、おりませんでした」
「ご両親が亡くなられてからは、お一人で……?」
「はい……寂しくはありませんでしたよ。乳母やも、下働きの皆も、明るくて楽しい方ばかりで……けれど素敵な殿方と心を通わせてみたいと、憧れなかったわけではありません」
諦めたような表情を浮かべている姫に、雅時がまだこれからだってあるだろうと口にしようとしたその時、ざぁっと一陣の風が吹き抜けた。
「まぁ……!」
風に揺らされた桜の木から無数の花びらが舞い散る。その光景に思わずと言った風に声を漏らした姫が、そういえばと呟いた。
「桜吹雪の下も、一度で良いので歩いてみたかったんです。花びらが舞う中を歩くのは、きっととても素敵なのでしょうね」
うっとりと風に舞う桜を見つめている姫に、雅時はでしたら、と階から立ち上がる。
「桜の下へ、お連れいたしましょう」
「……え?」
失礼と声をかけて、雅時は階を登り切って簀子へ上がると、きょとんとしている姫を抱き上げる。
「きゃあっ⁉」
「しっかり掴まっていてください」
そう言って雅時が階を下り始めると、姫はおずおずと雅時の着物を握ってくる。
それと同時に幾分甘やかな梅花の香が、雅時の鼻をふわりとくすぐった。
随分と軽い身体を間違っても落とす事のないように腕に力を込めながら、雅時は今宵の自分は一体どうしたのだろうかとぼんやりと思う。
普段なら姫の姿を見た時点で慌てて屋敷を後にしているだろう。そも、他人の敷地に許しなく立ち入る事だってしない。
だと言うのに、あまりの桜の美しさに無断で庭に入り、姫と共に桜を愛でたいと口にし、誘われた事と言え側近くに寄った挙句にその身に触れるなど。
この屋敷を後にする時には重々に詫びようと誓ったその時、腕の中の姫が感嘆の声を上げた。
気が付けば既に桜の下。
風に揺られてさわさわと音を立てている木から降ってくる花びらを、姫はうっとりと見上げている。
「あぁ、素敵ですね。言葉では言い表せられないくらい、とてもとても素敵……こんな光景、きっともう見られはしないでしょう。本当にありがとうございます」
嬉しそうに、興奮しているのか頬を紅潮させて微笑んだ姫に、雅時の心臓がどくりと音を立てて何とも言えぬ想いが身体の中を駆け巡った。
あぁそうかと、今宵のおかしな自身の行動の理由に思い至って、雅時は小さく息を吸い込む。
「……貴女が望むのならば。私で宜しければいつだって桜の下にお連れいたしましょう」
「え?」
「明日の昼でも夜でも……桜が散ってしまうまで毎日でも、貴女と共に桜を愛でたい」
言うや、雅時は覆い被さるようにして姫の唇を塞いだ。
「んっ⁉」
驚いたように身じろいだ姫を抱く腕に力を込めて、更に口付けを深める。
強く吹いた風に桜がざぁっと音を立てて、二人に花びらが降り注いだ。
「っ……」
ゆっくりと唇を離すと、姫の身体から力が抜けてくたりと雅時の胸にもたれ掛かってくる。
浅く息を繰り返している姫の慣れない様子に、そんなところも愛らしいと目を細めて雅時は姫の額に唇を寄せる。
そして本当に今宵の自分はどうかしていると思いながらも、姫の耳元で囁いた。
「どうか、夜を共にさせては頂けませんか」
ぴくりと震えた身体を断らないでくれと請うようにぐっと抱き寄せると、身体を固くしていた姫は、小さく小さく頷いた。
雅時は一軒の屋敷の庭で咲き誇る桜に目を奪われて、馬の足を止めた。
季節は春。
都でもあちらこちらを賑わせている桜だが、その堂々たる佇まいと枝ぶりは見事の一言に尽きるもので、満開の花は満ちた月の光に照らされ、まるで自ら輝いているかのように妖しいまでの美しさを放っている。
普段あまり用のある方向でもないから、この辺りには斯様に見事な桜があるのかと、雅時は馬の背から下りると桜の木へと足を向けようとして、しかし握っていた手綱につと引かれた。
振り返れば、愛馬が落ちつかなげに足踏みをしている。
「なんだ、桜に当てられたか?」
大丈夫だと鼻を撫でてやるがどうにも落ち着かない。
ならば少しだけ待っていてくれと手綱を離すと、雅時は一人桜の木へと近づいた。
穏やかな風に小さく揺れる桜の花々を眺めるうち、雅時はもっと近くで見てみたいと思うようになった。
門から中を覗けば、立派とは言い難いながらよく手入れされていると分かる屋敷に、綺麗に整えられた庭。
もう寝入っているのか、人の気配は感じられない。
どうするか、と迷ったのは一瞬。
ほんの僅かの間桜を愛でさせて貰うだけだと、雅時は吸い寄せられるように門をくぐると桜の木へと向かった。
真下から見上げる桜もまた圧巻であった。
視界を埋め尽くす桜色に、時も忘れて見入っていた雅時はふいに吹いた風に一瞬目を閉じる。
見上げすぎていのか、くらりと目眩に襲われた気がして小さく頭を振って目を開けたその時。
屋敷の方からかたりと聞こえた小さな音にはっとして、雅時は慌てて振り返る。
「!!」
簀子に一人の女人の姿を見とめて、雅時は息を飲んだ。
艶やかで真っ直ぐな美しい髪。ぱちりとした瞳に、すっと通った鼻筋に小さな唇。歳は雅時よりも幾分下だろうか。纏う衣から、恐らくはこの屋敷の姫君だろうと思われる。
まだどこか愛らしさを残したその姫は、驚いたように雅時を見つめて固まっている。
雅時は我に返ると、慌てて姫へと向き直って頭を下げた。
「申し訳ありません、あまりに見事な桜に誘われてしまいました。すぐに去ります故、何卒ご容赦を……」
暫くそのまま頭を下げていた雅時は、しかし応えのない事にそっと視線だけを上げてみる。
どうやら簀子の上の姫はおろおろと戸惑っているらしい。
「あ、あの……桜は、我が家の自慢で……その、楽しんで頂けるのでしたら、わたくしも、嬉しく思い、ます……」
少ししてようやく返されたのは鈴が鳴るような可愛らしい声で、雅時はもっとその声を聞いてみたいと思った。
「ならばもう少し、桜を愛でさせて頂いても宜しいでしょうか──叶う事ならば、貴女と共に」
雅時のその言葉に姫は驚いたように目を丸くして、そしてまたしばらくの間おろおろと戸惑った末に、小さく頷いた。
「はい……桜も、喜ぶ事でしょう。つましい家でございますし、皆休んでいるのでおもてなしも出来ませんが……」
「貴女と共に一時桜を眺められるのであれば、それで充分です」
あぁ、これでは遊び人だと思われてしまうだろうかと思ったが、姫は恥ずかしそうに顔を伏せると、はい、と小さく頷いた。
「あの、お寒くはございませんか? よろしければ、もう少しこちらに……」
顔を真っ赤に染めてのそんな誘いに、雅時は一瞬躊躇ったものの、それではと足を進めて簀子へと上がる階に腰かける。
「あぁ、ここからだと、月も美しいですね」
ちょうど桜の上に在る望月に目を細めた雅時に、姫もはい、と頷く。
「桜だけでも、望月だけでも美しいのですが……どちらも揃う夜は格別です。なので、どうしてもまたこの風景が見たくて、起きてしまいました」
「そうしたら得体の知れぬ男が居て、さぞ驚かせてしまった事でしょう」
申し訳ありませんと言葉を重ねれば、姫はいいえ、と小さく微笑む。
「とても驚きましたが……こうして、どなたかと桜を愛でてみたかったので……とても、嬉しいです」
「姫と共に在りたいと願う男も多そうですが」
「そのような事は……」
少し寂しそうに微笑んだ姫は、小さく息を落とすと空を見上げる。
「両親を亡くして、寄る辺は残ってくれた乳母やだけで……このような何も無い娘の元に通ってくれる方など、おりませんでした」
「ご両親が亡くなられてからは、お一人で……?」
「はい……寂しくはありませんでしたよ。乳母やも、下働きの皆も、明るくて楽しい方ばかりで……けれど素敵な殿方と心を通わせてみたいと、憧れなかったわけではありません」
諦めたような表情を浮かべている姫に、雅時がまだこれからだってあるだろうと口にしようとしたその時、ざぁっと一陣の風が吹き抜けた。
「まぁ……!」
風に揺らされた桜の木から無数の花びらが舞い散る。その光景に思わずと言った風に声を漏らした姫が、そういえばと呟いた。
「桜吹雪の下も、一度で良いので歩いてみたかったんです。花びらが舞う中を歩くのは、きっととても素敵なのでしょうね」
うっとりと風に舞う桜を見つめている姫に、雅時はでしたら、と階から立ち上がる。
「桜の下へ、お連れいたしましょう」
「……え?」
失礼と声をかけて、雅時は階を登り切って簀子へ上がると、きょとんとしている姫を抱き上げる。
「きゃあっ⁉」
「しっかり掴まっていてください」
そう言って雅時が階を下り始めると、姫はおずおずと雅時の着物を握ってくる。
それと同時に幾分甘やかな梅花の香が、雅時の鼻をふわりとくすぐった。
随分と軽い身体を間違っても落とす事のないように腕に力を込めながら、雅時は今宵の自分は一体どうしたのだろうかとぼんやりと思う。
普段なら姫の姿を見た時点で慌てて屋敷を後にしているだろう。そも、他人の敷地に許しなく立ち入る事だってしない。
だと言うのに、あまりの桜の美しさに無断で庭に入り、姫と共に桜を愛でたいと口にし、誘われた事と言え側近くに寄った挙句にその身に触れるなど。
この屋敷を後にする時には重々に詫びようと誓ったその時、腕の中の姫が感嘆の声を上げた。
気が付けば既に桜の下。
風に揺られてさわさわと音を立てている木から降ってくる花びらを、姫はうっとりと見上げている。
「あぁ、素敵ですね。言葉では言い表せられないくらい、とてもとても素敵……こんな光景、きっともう見られはしないでしょう。本当にありがとうございます」
嬉しそうに、興奮しているのか頬を紅潮させて微笑んだ姫に、雅時の心臓がどくりと音を立てて何とも言えぬ想いが身体の中を駆け巡った。
あぁそうかと、今宵のおかしな自身の行動の理由に思い至って、雅時は小さく息を吸い込む。
「……貴女が望むのならば。私で宜しければいつだって桜の下にお連れいたしましょう」
「え?」
「明日の昼でも夜でも……桜が散ってしまうまで毎日でも、貴女と共に桜を愛でたい」
言うや、雅時は覆い被さるようにして姫の唇を塞いだ。
「んっ⁉」
驚いたように身じろいだ姫を抱く腕に力を込めて、更に口付けを深める。
強く吹いた風に桜がざぁっと音を立てて、二人に花びらが降り注いだ。
「っ……」
ゆっくりと唇を離すと、姫の身体から力が抜けてくたりと雅時の胸にもたれ掛かってくる。
浅く息を繰り返している姫の慣れない様子に、そんなところも愛らしいと目を細めて雅時は姫の額に唇を寄せる。
そして本当に今宵の自分はどうかしていると思いながらも、姫の耳元で囁いた。
「どうか、夜を共にさせては頂けませんか」
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