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「っ……!」
ぬちゅ、と己の後孔に男性器のような形に変形したバルディーアの先端を押し付けられて、ブラウンはその後訪れるであろう感覚に備えてぐっと唇を噛み締める。
「駄目ですよ、ブラウン様。ちゃあんと声、聞かせて下さい」
一応勤務中ですからね、と謎の配慮を見せたマーシャによって下半身だけを露出させ、膝を曲げさせられ僅かに腰を浮かされている滑稽な格好で、ブラウンは己の足の間に陣取って股にバルディーアを貼り着かせて微笑むマーシャにげんなりとした気分になっていた。
前回も腰に巻いたベルトに張り型をくっ付けていたし、今回はどうやら魔力を通してバルディーアを直接己の肌に貼り付けているらしい。
そこまで雄スタイルに拘るのは何なんだ。手に持つだけでは駄目なのか? と現実逃避も込めて考えていたブラウンは、マーシャが腰を進めた事によって小さく声を漏らした。
「っ、ぐ……ぅっ」
「この子と出会って、あんなに難航していた感覚共有があっという間に上手くいったんです。ブラウン様も、この子を褒めてあげてくださいね」
そんな事を言いながら腰を進めるマーシャに「褒めるか!!」と返している間に、粘液を纏わせたバルディーアがぬちゅりと挿り込んでくる。
ブラウンの知るどんなローションよりも滑りの良さそうなそれのせいか、割り入ってくる痛みはない――見た目に反してそこそこの硬度があるせいで、圧迫感はすごいが。
「ほ、んとうに……幼体、だろうな……っ……ぅっ」
「本当です……ぅんんっ! すごいです、ブラウン様のここ……っすごく、絞まって……!」
どうやらバルディーアと感覚共有なるものをしているらしいマーシャがはぁんっ♡と艶めかしい吐息を落とす。
女人と性交する男と同じように己の腰を前後に動かしてバルディーアを捩じ込んで来るマーシャに内心で悪態をつきながら、ブラウンは漏れそうになる声を必死に堪えた。
バルディーア、というのは森に棲む魔物だ。
知能はほぼなく、太い茎のような本体に、いくつもの蔓状の触手を持つ事から植物系の魔物に類されている。
出遭ってしまっても命を落とすような危険な魔物ではなく、魔物としては大人しい部類だ。
では何が問題か、というと、バルディーアはほぼ繁殖行動の為にのみ生きている。
一個体一個体の寿命はそう長くなく、次代を残してその生を終えるのだが、その繁殖行動が問題だった。
バルディーアに雌雄の別はなく、体内で生成した種子を苗床に植え付ける。
その苗床となるのが「他の生物の体内」なのだ。
植え付けられる側の種別も雄雌も関係なく、どうやら適度な温度と湿り気がありさえすれば良いらしい、という事が最近の研究で分かってきている。
バルディーアの表面を覆う粘液には催淫効果があり、成体の生成するそれはかなりの効果が確認されているという。
種子を宿した成体は他の生物――苗床を見つけるや蔓状の触手で絡め捕り、その生物の性器やら後孔やらに粘液を塗りたくって催淫作用により抵抗を封じ、体内へ蔓を突っ込んで小さな種子を植え付ける。
そして植え付けられた種子は数日の後に苗床から這い出て、土の上で発芽するらしい。
――体内で発芽し肉を食い破られる、というような事もないので、優しいといえば優しいのかもしれない。
土の上で発芽したバルディーアは、植物と同じように日の光を受け、大地からの養分を吸い、数年かけて成体になるのだそうだ。
つまりマーシャが持ち込んだのは、サイズからしても触手が未発達な様子からも、恐らくはまだ発芽してそう日も経っていないバルディーア、という事になる。
森の奥深くに棲むバルディーアの苗床に選ばれるのは、基本的にはその森に暮らす動物や魔物。
本来は人間が餌食になる事はそう多くない――はずなのだが。
「ぅあっ……ぁ、ふ……っ」
「あ、あ……♡ ね、すごい気持ち良いです、ブラウン様……っきつくて、んっ……あったかぁい……♡」
厳格であるはずの騎士団長室の一角にある仮眠室に、ぬっちゃぬっちゃと粘着質な音と、ブラウンのくぐもった声、マーシャの恍惚としたような声が響く。
「これくらいかしらって引っこ抜いてきたんですけど……少し小さかったでしょうか」
前回ほどには苦悶の表情でも声でもないブラウンに、やっぱりバルディーアは弾力があるからかしら、と考えながらマーシャは少し強めに押し込んでみる。
「あぁっ!!」
ずちゅっと一気に奥まで入り込んだ衝撃にか、ブラウンの口からやっと苦しそうな声が漏れて、マーシャはうっとりと微笑む。
「あぁ、かわいい声、聞けました……ね。もっと、もっと、聞かせて下さい、ブラウン様」
「やめ……まっ……あ゛っ! あ、ぐっ」
マーシャはうっとり微笑んだまま、腰を打ち付け続ける。
ぬちゃっぬちゅっと粘着質な音は鳴り止む事はなく、マーシャの動きが早まっていく。
「あぁっ♡ すごいの、ブラウン様。私もすっごく、気持ち良い……っ! ね、もっと啼いて、ブラウン様。ぎゅうぎゅうって締めて、可愛い声、聞かせて下さいっ」
どうやら興奮状態に入ってしまったらしいマーシャが遠慮なく腰を振りたくるものだから、ブラウンの巨体とともに揺すられた簡易ベッドがギッシギッシと心配になるくらい軋んでいる。
感じたくなどないのに、その意に反して粘液のせいで痛みもなく中をみっちりと埋められ、擦られ、突かれたブラウンの男根はしっかりと勃ち上がってしまっている。
「ぅあっ! あ……あっ……っマー、シャ……っマーシャ……も、う……!」
「ふふ、イって良いですよ、ブラウン様。たぁっくさん、出しましょうね♡」
マーシャは熱い吐息を零しながら笑みを浮かべて、クライマックスとばかりに腰を振り――けれどふと動きを止めた。
「あぁ、そうそう。この子、まだ幼体ではありますが、ちゃぁんと躾けておいたのでこんな事も出来ちゃうんですよ」
愉しそうに笑いながら、マーシャがバルディーアの根元を撫でる。
と、バルディーアがむくりと太さを増した。
代わりに長さ――体長というべきか――は少し短くなったようだったが、ブラウンにその変化を味わう余裕はなかった。
「ぅあ……っ!?」
バルディーアから、びゅるっと液体が放たれたのだ。
ブラウンの口から引きつったような悲鳴が漏れる。
「ま、て……なんだ、これは……っ止め……っ!」
びゅるるっと勢いよく放たれる液体に体内を叩かれて、ブラウンの後孔がぎゅっと閉まる。
バルディーアからその締め付けを受け取ったマーシャは背を反らして喘いだ。
「あぁんっ、すごい……! っいま、すごく、ぎゅってぇ……!」
バルディーアからの謎の液体の放出が止まって、ブラウンが呆然としているのを尻目にマーシャは満足気にほぅっと吐息を落とす。
そうして更なる快感を求めてバルディーアが抜けるギリギリまで腰を引くと、そこから一気に腰を打ち付けた。
「ぅあぁっ!!」
放心していたところへの衝撃に、ブラウンは目の前が真っ白になった。
「今度はブラウン様の番ですね。さ、気持ち良くなって良いですよ」
謎の液体を出された衝撃で縮みかけていたブラウンの男根と吐精欲が、途端に膨れ上がる。
「あ……あぁっ、イ、く……っ!!」
ぶるりと震えたブラウンの男根から勢いよく白濁が放たれて、マーシャの腹をべっとりと濡らした。
ぬちゅ、と己の後孔に男性器のような形に変形したバルディーアの先端を押し付けられて、ブラウンはその後訪れるであろう感覚に備えてぐっと唇を噛み締める。
「駄目ですよ、ブラウン様。ちゃあんと声、聞かせて下さい」
一応勤務中ですからね、と謎の配慮を見せたマーシャによって下半身だけを露出させ、膝を曲げさせられ僅かに腰を浮かされている滑稽な格好で、ブラウンは己の足の間に陣取って股にバルディーアを貼り着かせて微笑むマーシャにげんなりとした気分になっていた。
前回も腰に巻いたベルトに張り型をくっ付けていたし、今回はどうやら魔力を通してバルディーアを直接己の肌に貼り付けているらしい。
そこまで雄スタイルに拘るのは何なんだ。手に持つだけでは駄目なのか? と現実逃避も込めて考えていたブラウンは、マーシャが腰を進めた事によって小さく声を漏らした。
「っ、ぐ……ぅっ」
「この子と出会って、あんなに難航していた感覚共有があっという間に上手くいったんです。ブラウン様も、この子を褒めてあげてくださいね」
そんな事を言いながら腰を進めるマーシャに「褒めるか!!」と返している間に、粘液を纏わせたバルディーアがぬちゅりと挿り込んでくる。
ブラウンの知るどんなローションよりも滑りの良さそうなそれのせいか、割り入ってくる痛みはない――見た目に反してそこそこの硬度があるせいで、圧迫感はすごいが。
「ほ、んとうに……幼体、だろうな……っ……ぅっ」
「本当です……ぅんんっ! すごいです、ブラウン様のここ……っすごく、絞まって……!」
どうやらバルディーアと感覚共有なるものをしているらしいマーシャがはぁんっ♡と艶めかしい吐息を落とす。
女人と性交する男と同じように己の腰を前後に動かしてバルディーアを捩じ込んで来るマーシャに内心で悪態をつきながら、ブラウンは漏れそうになる声を必死に堪えた。
バルディーア、というのは森に棲む魔物だ。
知能はほぼなく、太い茎のような本体に、いくつもの蔓状の触手を持つ事から植物系の魔物に類されている。
出遭ってしまっても命を落とすような危険な魔物ではなく、魔物としては大人しい部類だ。
では何が問題か、というと、バルディーアはほぼ繁殖行動の為にのみ生きている。
一個体一個体の寿命はそう長くなく、次代を残してその生を終えるのだが、その繁殖行動が問題だった。
バルディーアに雌雄の別はなく、体内で生成した種子を苗床に植え付ける。
その苗床となるのが「他の生物の体内」なのだ。
植え付けられる側の種別も雄雌も関係なく、どうやら適度な温度と湿り気がありさえすれば良いらしい、という事が最近の研究で分かってきている。
バルディーアの表面を覆う粘液には催淫効果があり、成体の生成するそれはかなりの効果が確認されているという。
種子を宿した成体は他の生物――苗床を見つけるや蔓状の触手で絡め捕り、その生物の性器やら後孔やらに粘液を塗りたくって催淫作用により抵抗を封じ、体内へ蔓を突っ込んで小さな種子を植え付ける。
そして植え付けられた種子は数日の後に苗床から這い出て、土の上で発芽するらしい。
――体内で発芽し肉を食い破られる、というような事もないので、優しいといえば優しいのかもしれない。
土の上で発芽したバルディーアは、植物と同じように日の光を受け、大地からの養分を吸い、数年かけて成体になるのだそうだ。
つまりマーシャが持ち込んだのは、サイズからしても触手が未発達な様子からも、恐らくはまだ発芽してそう日も経っていないバルディーア、という事になる。
森の奥深くに棲むバルディーアの苗床に選ばれるのは、基本的にはその森に暮らす動物や魔物。
本来は人間が餌食になる事はそう多くない――はずなのだが。
「ぅあっ……ぁ、ふ……っ」
「あ、あ……♡ ね、すごい気持ち良いです、ブラウン様……っきつくて、んっ……あったかぁい……♡」
厳格であるはずの騎士団長室の一角にある仮眠室に、ぬっちゃぬっちゃと粘着質な音と、ブラウンのくぐもった声、マーシャの恍惚としたような声が響く。
「これくらいかしらって引っこ抜いてきたんですけど……少し小さかったでしょうか」
前回ほどには苦悶の表情でも声でもないブラウンに、やっぱりバルディーアは弾力があるからかしら、と考えながらマーシャは少し強めに押し込んでみる。
「あぁっ!!」
ずちゅっと一気に奥まで入り込んだ衝撃にか、ブラウンの口からやっと苦しそうな声が漏れて、マーシャはうっとりと微笑む。
「あぁ、かわいい声、聞けました……ね。もっと、もっと、聞かせて下さい、ブラウン様」
「やめ……まっ……あ゛っ! あ、ぐっ」
マーシャはうっとり微笑んだまま、腰を打ち付け続ける。
ぬちゃっぬちゅっと粘着質な音は鳴り止む事はなく、マーシャの動きが早まっていく。
「あぁっ♡ すごいの、ブラウン様。私もすっごく、気持ち良い……っ! ね、もっと啼いて、ブラウン様。ぎゅうぎゅうって締めて、可愛い声、聞かせて下さいっ」
どうやら興奮状態に入ってしまったらしいマーシャが遠慮なく腰を振りたくるものだから、ブラウンの巨体とともに揺すられた簡易ベッドがギッシギッシと心配になるくらい軋んでいる。
感じたくなどないのに、その意に反して粘液のせいで痛みもなく中をみっちりと埋められ、擦られ、突かれたブラウンの男根はしっかりと勃ち上がってしまっている。
「ぅあっ! あ……あっ……っマー、シャ……っマーシャ……も、う……!」
「ふふ、イって良いですよ、ブラウン様。たぁっくさん、出しましょうね♡」
マーシャは熱い吐息を零しながら笑みを浮かべて、クライマックスとばかりに腰を振り――けれどふと動きを止めた。
「あぁ、そうそう。この子、まだ幼体ではありますが、ちゃぁんと躾けておいたのでこんな事も出来ちゃうんですよ」
愉しそうに笑いながら、マーシャがバルディーアの根元を撫でる。
と、バルディーアがむくりと太さを増した。
代わりに長さ――体長というべきか――は少し短くなったようだったが、ブラウンにその変化を味わう余裕はなかった。
「ぅあ……っ!?」
バルディーアから、びゅるっと液体が放たれたのだ。
ブラウンの口から引きつったような悲鳴が漏れる。
「ま、て……なんだ、これは……っ止め……っ!」
びゅるるっと勢いよく放たれる液体に体内を叩かれて、ブラウンの後孔がぎゅっと閉まる。
バルディーアからその締め付けを受け取ったマーシャは背を反らして喘いだ。
「あぁんっ、すごい……! っいま、すごく、ぎゅってぇ……!」
バルディーアからの謎の液体の放出が止まって、ブラウンが呆然としているのを尻目にマーシャは満足気にほぅっと吐息を落とす。
そうして更なる快感を求めてバルディーアが抜けるギリギリまで腰を引くと、そこから一気に腰を打ち付けた。
「ぅあぁっ!!」
放心していたところへの衝撃に、ブラウンは目の前が真っ白になった。
「今度はブラウン様の番ですね。さ、気持ち良くなって良いですよ」
謎の液体を出された衝撃で縮みかけていたブラウンの男根と吐精欲が、途端に膨れ上がる。
「あ……あぁっ、イ、く……っ!!」
ぶるりと震えたブラウンの男根から勢いよく白濁が放たれて、マーシャの腹をべっとりと濡らした。
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