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「あ、あ……っやだぁ……っ」
「すごいな、マーシャ? 人の臀に突っ込みながら、こんなに濡らしてたのか?」
ブラウンの指がマーシャの秘部を撫でる。
ブラウンはまだ何もしていないというのに、マーシャのそこは既にたっぷりの蜜を滴らせて、指を動かす度にくちゅくちゅと水音を響かせている。
「すぐにでも挿れられそうだが……」
ブラウンはベッドの上に落とされたまま、うねうねとのたうっているバルディーアを取り上げた。
ブラウンに捕まれた事でぬちゃ、と鳴った粘着質な音に、マーシャがブラウンを見上げる。
「幼体だから大丈夫、だろう?」
ブラウンがバルディーアをマーシャの秘部へと押し当てると、マーシャは慌てたように首を振る。
「ブ、ブラウンさま、待って……」
「俺もそう言ったよな? その俺に、マーシャはどうしたか、覚えているか?」
ぬちゅ、とバルディーアの先端がマーシャの中へと沈む。
マーシャはぎゅっと目を瞑ると、だって! と叫ぶ。
「だってブラウン様が! ブラウン様の筋肉が素敵すぎるから! お声だって低くて、お顔だって厳めしすぎて! もう全部素敵すぎるから、いけないんです!!」
「――――は?」
今まさにマーシャの膣内へとバルディーアを突っ込もうとしていたブラウンの手が止まる。
「初めてブラウン様を見た時、私シャーティー様に一晩中感謝の祈りを捧げたんです。理想すぎる方と会わせて下さってありがとうございますって。私……私本当にブラウン様が好きで……」
「な……っ!?」
「だから! 絶対! どうしても!! ブラウン様を自分の手で啼かせて差し上げたかったんで――やぁぁんっ!!」
マーシャの言葉に一瞬動揺しかけたブラウンは、瞬時に真顔になるとずちゅっとバルディーアの半分程をマーシャの中に埋めた。
「意味が分からん。何でそこで『啼かせたい』になる」
「あ、あ、やんっ」
ぬっちゅぬっちゅとバルディーアを浅い所で出し入れして、マーシャの膣内に粘液をたっぷりと塗り込むブラウンに、マーシャはだってぇと涙を浮かべてブラウンを見上げる、
「だって、好きな人の苦しそうな声、聞きたいじゃないですか。自分の手でそんな声出して貰えたら、最高じゃないですか……っ」
「さっぱり分からん」
「ブラウン様おかしいです!」
「おかしいのはお前だ!!」
マーシャの中からバルディーアを引っこ抜くと、マーシャの口からひゃうっ! と声が漏れる。
「随分と余裕そうだし、大丈夫だな」
ブラウンはバルディーアを扱くようにして粘液をたっぷりと絞り取ってから、ぽいと放る。
絞り取った粘液をマーシャの秘部と自身の男根に塗り付けると、息を乱しているマーシャの足を持ち上げた。
「さて、マーシャ。俺の為に、可愛い声で啼いて貰おうか」
「……っっま、」
まって、という小さな声を無視して、ブラウンはマーシャの膣内へと己の男根を穿った。
「あ――……っ!!」
バルディーアの粘液のおかげで慣らしていないにも関わらず一気に奥までずるんっと挿入ってしまったブラウンに、マーシャが背を反らす。
「ぶ、ぶらう……さ、ま……」
「ほら、動くぞ」
「あっ! あんっ、あ、や、ぁんっ」
そのまま腰を振り始めたブラウンにマーシャは成す術もなく揺さぶられる。
塗り込まれたバルディーアの粘液のせいで通常の性交では起こりえないぬっちゃぬっちゃという粘度高めの音を立てながら奥を突かれる度、バルディーアのものとは違う液体がマーシャの中から溢れ出す。
「あっ、ブラウン様……っブラウン様ぁ……っ!」
簡易ベッドがまたギッシギッシとうるさく音を立てて、粘着質な音とブラウンの息遣い、マーシャの声が仮眠室を満たしていった――。
「すごいな、マーシャ? 人の臀に突っ込みながら、こんなに濡らしてたのか?」
ブラウンの指がマーシャの秘部を撫でる。
ブラウンはまだ何もしていないというのに、マーシャのそこは既にたっぷりの蜜を滴らせて、指を動かす度にくちゅくちゅと水音を響かせている。
「すぐにでも挿れられそうだが……」
ブラウンはベッドの上に落とされたまま、うねうねとのたうっているバルディーアを取り上げた。
ブラウンに捕まれた事でぬちゃ、と鳴った粘着質な音に、マーシャがブラウンを見上げる。
「幼体だから大丈夫、だろう?」
ブラウンがバルディーアをマーシャの秘部へと押し当てると、マーシャは慌てたように首を振る。
「ブ、ブラウンさま、待って……」
「俺もそう言ったよな? その俺に、マーシャはどうしたか、覚えているか?」
ぬちゅ、とバルディーアの先端がマーシャの中へと沈む。
マーシャはぎゅっと目を瞑ると、だって! と叫ぶ。
「だってブラウン様が! ブラウン様の筋肉が素敵すぎるから! お声だって低くて、お顔だって厳めしすぎて! もう全部素敵すぎるから、いけないんです!!」
「――――は?」
今まさにマーシャの膣内へとバルディーアを突っ込もうとしていたブラウンの手が止まる。
「初めてブラウン様を見た時、私シャーティー様に一晩中感謝の祈りを捧げたんです。理想すぎる方と会わせて下さってありがとうございますって。私……私本当にブラウン様が好きで……」
「な……っ!?」
「だから! 絶対! どうしても!! ブラウン様を自分の手で啼かせて差し上げたかったんで――やぁぁんっ!!」
マーシャの言葉に一瞬動揺しかけたブラウンは、瞬時に真顔になるとずちゅっとバルディーアの半分程をマーシャの中に埋めた。
「意味が分からん。何でそこで『啼かせたい』になる」
「あ、あ、やんっ」
ぬっちゅぬっちゅとバルディーアを浅い所で出し入れして、マーシャの膣内に粘液をたっぷりと塗り込むブラウンに、マーシャはだってぇと涙を浮かべてブラウンを見上げる、
「だって、好きな人の苦しそうな声、聞きたいじゃないですか。自分の手でそんな声出して貰えたら、最高じゃないですか……っ」
「さっぱり分からん」
「ブラウン様おかしいです!」
「おかしいのはお前だ!!」
マーシャの中からバルディーアを引っこ抜くと、マーシャの口からひゃうっ! と声が漏れる。
「随分と余裕そうだし、大丈夫だな」
ブラウンはバルディーアを扱くようにして粘液をたっぷりと絞り取ってから、ぽいと放る。
絞り取った粘液をマーシャの秘部と自身の男根に塗り付けると、息を乱しているマーシャの足を持ち上げた。
「さて、マーシャ。俺の為に、可愛い声で啼いて貰おうか」
「……っっま、」
まって、という小さな声を無視して、ブラウンはマーシャの膣内へと己の男根を穿った。
「あ――……っ!!」
バルディーアの粘液のおかげで慣らしていないにも関わらず一気に奥までずるんっと挿入ってしまったブラウンに、マーシャが背を反らす。
「ぶ、ぶらう……さ、ま……」
「ほら、動くぞ」
「あっ! あんっ、あ、や、ぁんっ」
そのまま腰を振り始めたブラウンにマーシャは成す術もなく揺さぶられる。
塗り込まれたバルディーアの粘液のせいで通常の性交では起こりえないぬっちゃぬっちゃという粘度高めの音を立てながら奥を突かれる度、バルディーアのものとは違う液体がマーシャの中から溢れ出す。
「あっ、ブラウン様……っブラウン様ぁ……っ!」
簡易ベッドがまたギッシギッシとうるさく音を立てて、粘着質な音とブラウンの息遣い、マーシャの声が仮眠室を満たしていった――。
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