催淫毒にやられた騎士様が落ちてたので発散させて頂きました

桜月みやこ

文字の大きさ
5 / 18
本編

05.

しおりを挟む
「ノエルらしい家だな」

くるりと室内を眺めたジスランに言われて「そう?」と首を傾げたら「空気が」と言われた。
一人暮らしであまり物も持っていないから、淋しいなって事かしら……と若干落ち込みつつ、お茶でも入れるねとキッチンへ行こうとしたら腕を引かれて椅子に座らされてしまった。

「まずは、俺の話を聞いて欲しい」
「それなら、ジスランも座って……」

椅子を勧めようとしたら、ジスランは私の両手を握ってまた跪いた。

「ジスラン?」

また膝……!
騎士様は跪かないと話が出来ない決まりでもあるの!?

「改めて、あの時の礼を──本当に助かった、ありがとう。ノエルが現れたあの時、聖なる日に遣わされた天使だと思った」
「て、天使!?いやいやいや、私はただフラれた憤りを発散していただけで……その、襲っちゃった、ようなものだったし……」
「それでも、ノエルにとっては重くて仕方なかっただろう俺を支えて小屋まで案内してくれた。それだけでも素晴らしい女性だと思っていたのに──大胆に跨って懸命に俺を飲み込んで、キツかっただろうに俺を気遣う姿に、一発でやられた。もっと優しくしてやれば良かったと、王都に戻ってからも後悔ばかりだった。毒のせいもあったとはいえ、乱暴にしてしまって、本当にすまなかった」
「そ、そんな事ないよ!ジスランはすごく優しくしてくれたじゃない!そ、そりゃ途中からは、ちょっと……かなり激しかった、けど……でも、すごく気持ち良かったし……」
「ノエル……」

私の手を握るジスランの手にぎゅっと力が籠ったから、私は自分の手ごとゆるゆるとジスランの手を振る。

「アルイクスを必要とされてた方はお元気になったって話だし、あの時のお礼とか、本当に良いの。私だってジスランを利用したんだもの。お礼を言われるのは、正直、ちょっと困る……」
「──ならば、あの時の話はこれで最後にしよう。ノエルに、最大の感謝を」

握られていた手が持ち上げられて、手の甲に唇が落とされる。
ひぇっ!?と声を上げるのと同時にもう片方の手の甲にも同じようにされて、私はぱくぱくと口を開閉させてしまう。
こんな、騎士様っぽい……いや、騎士様なんだけど!こんな事されて一体どう反応すれば良いのか分からなくてオロオロしている間にゆっくりと私の手を下ろしたジスランの真剣な瞳とぶつかって、ひゅっと息が詰まった。

「あ、あ、あの、えと……あ!ジスランはいつまで居られるの?お仕事あるから、そう長くは居られないんでしょう?」

ドギマギを誤魔化すように早口で聞いてみたら、ジスランがあー……と唸って少し視線を逸らした。

「……騎士は、辞めてきた」
「───へ?」
「家名を名乗ることも、放棄した」
「……ん?か、かめー……?って、”家名”!?えっ?えぇっ!?待って、ジスランって貴族様……?」

この国では平民は家名なんて持っていない。
持っているのは貴族と呼ばれる、ごく一部の何だかとってもエラい人たちだけだ。
だからつまり、家名を持っていたジスランはその貴族様だったって事で……

え、私そんな人とあんな事こんな事しちゃったワケ?
もしかして首飛んじゃったりするやつ!?

青くなっている私に、ジスランが首を振る。

「放棄したから、もう何も持っていない。騎士でもなくなったから、今は職もない。それでも、ノエル──何も持たない俺だが、どうか俺と生涯を共にしてはくれないだろうか」
「しょーがい……?」

意味が飲み込めなくてぽかんとしていたら、ジスランがまた私の手を持ち上げて、今度は指先にキスをした。

「ノエルを愛している。死が分とうとも、ノエルだけを想い、愛し、守ることを誓う。だから、ノエル。どうか俺の手を取って欲しい」
「え……あ……愛……?ジスランが、私、を……?」
「昨晩だって、あんなに刻み込んだだろう?」

少し怒ったような顔をしたジスランにするりと手の甲を指で撫でられて、ひゃって声が漏れる。

「ノエルだって、俺を忘れられなかったのだろう?他のやつでは物足りなかった、と。それに好きだとも、言ってくれた」
「そ、れは………」

言った。
確かに言ったけど、きっとまたすぐにいなくなって、次はいつ会えるのか、そもそも次があるのかすら分からないって盛り上がってた勢い、というか……
勿論全部本当の気持ちだけど、その時はまさかジスランが貴族様だなんて思ってなかったし……
とぐるぐるしちゃってどう答えて良いのかちっとも分からずに俯いていたら、ジスランがそうか、と小さく呟いた。

「やはり俺では、駄目なのだな」
「ジスラン……」
「すまなかった」

私の手を離してゆっくりと立ち上がったジスランが、踵を返して歩き出す。

「……まっ……!」

待ってと口から出かけて、慌てて飲み込む。

放棄したって事は、もう貴族様じゃない?
でもだからってこんな何も持ってない田舎者と添いたいなんて、本気?
そもそもジスランが私に惚れてくれる要素なんてあったかしら……?
私は毒で苦しんでた人を自分の怒りや悲しみを発散する為に利用したサイテーな人間だ。
そんなサイテーな人間を、崇高な騎士様が気に入るわけがない。
いや、まぁ昨日も再会してすぐいたしたワケだから、身体の方は気に入ってくれたのかなって、少し自惚れたりもしたけど……

それに本当に貴族とか騎士とか、今まで生きてきた世界と決別できるものなのかしら
決別して、良いのかしら
──もしもまだ、戻れるのだとしたら?
どうして放棄したり辞めたりしたのかは分からないけど、こんな田舎で暮らすより、ジスランにとっては元の暮らしの方がずっとずっと幸せなんじゃ──

ぐるぐる、ぐるぐる。
色んな疑問が渦巻いて、身動き一つ出来ずにいる間にジスランの手がドアにかかって、そしてジスランは振り返ることもせずに「元気で」と言うと、ドアの向こうに行ってしまった。

バタンって、ドアが閉まって、途端に家の中がしんとする。


……終わり?
これで終わり、なの……?

苦しいくらいに抱きしめてくれる腕も、
息すら全部閉じ込められちゃいそうなキスも、
壊れちゃいそうなくらいの激しさも、
ナカを満たしてくれる熱も、
胸がいっぱいになる匂いも、

大きな手で頭や頬を撫でられることも、
時々くしゃってなる笑顔だって──


全部全部、もう、二度と──……?


パタッと、さっきジスランがキスをしてくれた手の甲に水滴が落ちる。
パタ、パタ、といくつも落ちて、次々手の甲から滑り落ちて行く。

「じす、ら……」


──やだ

やだやだやだ

もう二度と会えないなんて、やだ


私はふらりと立ち上がると、ジスランが出ていったドアを開ける。
周りを見回すと、さっき帰って来た方向へ戻って行く大きな背中が見えた。

「ジスラン、待っ……あっ!」

走ろうとして、だけど足が絡まってみっともなく転んでしまう。
地面に着いた手と膝がじわじわと痛む。

「ジスラ……ジスラン……っ」

パタパタと、止まることなく落ちてくる水滴が地面に染みを作っては吸い込まれていく。

「やだよぉ……」

ぼろぼろと零れ始めた涙を拭う事も出来ずに、去っていくジスランの背中を見送る事も出来ずに、ただ地面に向かってジスランの名前を呼び続ける。


「──ノエル!」

すぐ近くで声がして、そしてふわって身体が浮き上がった。

「大丈夫か!?」

慌てたような、でも心配そうな顔と、しっかりと抱き上げてくれている手。

あぁ、ジスランだ……
戻って来て、くれた……?

そう思ったら、また涙がぼろぼろ ぼろぼろ、零れ落ちる。

「……っじすら……や、だ……いっちゃ、やだ……!」

ぎゅうって、その大きな身体に必死で抱きつく。

「ノエル……」
「いや、なの……離れたくないの……でも、でも、ジスランは元の生活の方が幸せなんじゃないかって……私は田舎者で、美人でもなくて、頭だって良くなくて……苦しんでるジスランを利用したサイテーな人間で……っ私なんか、全然、ちっとも、ジスランに、釣り合ってなくて………っ」
「ノエル」

ぐってジスランの手に力が籠って、ジスランから身体が引き剥がされそうになる。

「や……っやだっ……行かないでっ……!身体だけで良いからっ!ジスランの、好きにして良いから……!行かないで……っ側にいさせて……っ!」

頭の中がぐちゃぐちゃで自分が何言ってるのかなんてよく分かってないけど、とにかく行って欲しくなくて──もう二度と会えないなんて、そんなの嫌で、
行かないでって必死で腕に力をこめてジスランにしがみついてたら、背中をトントンって叩かれた。

「行かない。ここにいるから、ノエル。顔を見せてくれ」

優しい声音で言われたから、恐る恐る顔を上げてみると困ったようなジスランの瞳とぶつかった。
ジスランは私をそっと下ろすと、涙でぐしゃぐしゃになってる頬を大きな手で包み込む。

「あぁ、可愛い顔が台無しだ……頼むから、もう泣かないでくれ」

頬を包まれたまま、親指で涙を拭われる。

「元の生活は、家には何の未練もないし、お護りすると決めた方の為に働けることは誉れではあったが──ノエルの言う幸せとは、違うように思う。だがその方を、ノエルのおかげで救う事が出来た。ノエルは俺を救ってくれた天使だ。毒からだけでなく、本物のアルイクスを授けてくれたおかげで、俺は今、生きてここに居られる」
「え……?」

生きて?と目を瞬かせた私の瞼にキスが降ってくる。

「だから私なんか、などと言わないでくれ。身体だけなんて、そんな事はしない。言っただろう?ノエルを愛していると──だから、むしろ俺が頼みたい。ノエルの側にいさせて欲しい。俺の心も身体も、全てノエルに捧げよう。俺の全てを、ノエルの好きにしてくれて構わない」
「……そん、な……」
「もう一度だけ、聞かせてくれ──。ノエル、これからの人生、俺と共に……いや。ノエルの側に、俺を置いてくれないか」
「っ……私で、良いの……?」
「ノエルが良い。ノエルでなくては駄目だ」

請うように、ジスランが私の手を握る。
両手とも握られてるから、握り返せなくて──だから私は広い胸に顔を埋めた。

「……っ身体だけとか、そばに、置くとかじゃなくて……一緒に、おしゃべりして、笑ったり、泣いたり、たまにケンカも、したり……して……一緒に、生きたい……ずっとずっと、一緒に、いたいの……。私を、ジスランのお嫁さんに、してください……っ」
「ノエル……!」

途端に抱き締められて、そうして何度も何度もキスされた。

「ノエル、一生大切にする」
「うん……私の心も身体も、全部全部、ジスランでいっぱいにして」

ぎゅうってジスランの腕に力が籠る。
キスの合間に苦しいよって言ったら、ジスランはすまないってほんの少しだけ緩めてくれたけど、やっぱりまだ少し、苦しかった。


その後ジスランに抱き上げられて家に戻って、即ベッドへ……
とはならなかった。

椅子に座らされたと思ったら、擦りむいてしまった手の平と膝の手当をされた。
そんなに大した傷ではなかったけど、ジスランが『すまない、俺のせいで……』モードに入ってしまったから、気にしないで!そんなに痛くもないし!と大したことないアピールの為にお茶を入れて。

一息ついたらジスランも落ち着いたみたいで、そうしたら、やっと……いや、昨晩も散々いたしたわけだけど、心を通わせてから初めてになるイチャイチャを、してね?
そうしたらいつの間にかジスランの膝の上、で。

「ジスラン、あの……」
「ノエル、良いか?」
「う……ここで?」

狭い家だからすぐそこが寝室なんだけど、と言う前に噛み付くみたいにキスをされた。

「んっ……ふぅ、ん……っ」
「すまない、もたない」

ぐりって、ジスランの硬くなったそれを擦り付けられたら、私も一気に身体が熱くなる。

ジスランの膝の上に膝立ち、という不安定な状態で下着を下ろされて、亀頭を擦り付けられて、そして強引に腰を落とさせられてずっぷんって一気に貫かれた。

「あぁぁんっ!や、ふかい……っこれ、だめぇ……っ!」
「ちっともダメではなさそうだが……きゅうきゅうと締め付けているぞ?」

椅子に座ったまんま、向かいあって揺さぶられる。
自分の重みも加わって、奥の奥が持ち上げられちゃうような錯覚を覚えるくらい突き上げられて、ジスランにしがみつく。

「やぁっ、あんっ!おく……おくだめぇ……っ!すぐイッちゃうよぉ……!」
「言っただろう。イって良い。何度だってイってイってイキまくって、俺だけに感じれば良い」

がんがん突き上げられて、頭の中でちかちかと星が舞う。

「じすら……じすらんっ……も、だめぇ!イく……!」
「ノエル、イけ」

がつんって思い切り突き上げられて、私は背を反らす。

「や、あ……!あぁぁ──っ!」


その日から三日ほど、私は自分のベッドの上であんあん喘がされてるか気絶してるか食べてるか飲んでるか、だった。
モドキの毒にやられてた時よりすんごかったんだけど、何でだろう?
あの時は毒の効果すごいって思ってたけど……あれぇ??

そしてジスランは私が気絶してる間に町に出ては食料調達のついでにあちこちで『ノエルの夫』アピールをしまくったらしい。
三日ぶりに外に出た私を待ち受けていたのは、すっかり町の人たちと打ち解けているジスランの姿と、
町の人たちの生温かい視線と、お祝いの言葉の数々だった──


~ めでたしめでたし? ~



*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
あとがき

お読みいただきましてありがとうございました!
えっちぃシーンが少なかったので、反省はしています。
一応最後にちょこっとぶっこんでおきましたので、それで何卒ご容赦を……

ジスランが何やら不穏な発言してますが、彼の背景は特に考えてません(ぇ)
多分国の上層部がごたごたしていて、そんな中でジスランは家やら派閥的な関係やらで難しい立場にいて、
最悪命がどうこうな可能性があったとかかなぁと、ぼんやり思っています。
一人で薬草探しに出たのもそんな絡みがあるのかも。
とりあえず長男ではなさそうです(笑)


この後は万年発じょ……イチャイチャ夫婦になって町の人たちから更に生温かい目で見守られるようになるだろうと思います。
ジスランは外でも気にせずイチャイチャしそうだし、何なら恥ずかしがって嫌がってるノエルを見たくて、わざと過剰なスキンシップに勤しみそう……。

ノエルはきっと後々自分のお店を持ちます。
ジスランは……色々能力高そうなので、便利屋さんみたいになっちゃいそうだなぁ、とか。
警備隊みたいなものがあれば入りそうですね。
あと今まで溜め込んでただろうから実はかなりお金持ち( -∀-)


改めまして、お読みいただきまして本当にありがとうございました!
最後にちょろっとおまけです↓


❊❊❊❊❊ ✽ ❊❊❊❊❊

おまけ小話 * ジスラン×ノエル

「そういえば、ジスラン。もしも。もしもよ?私がもう誰かと結婚してたりしたら、どうするつもりだったの?」
「泣きながら放浪の旅に出ていただろうな」
「泣くの……?ジスランが……?」
「号泣するだろうな──いや、あの時も泣きそうではあったんだが」
「え、そうだったの!? ……ジスランの泣くところ、ちょっと見てみたい……」
「ノエルが俺を捨てれば、すぐにでも泣くぞ?」
「……無理。好き」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました

iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

狼隊長さんは、私のやわはだのトリコになりました。

汐瀬うに
恋愛
目が覚めたら、そこは獣人たちの国だった。 元看護師の百合は、この世界では珍しい“ヒト”として、狐の婆さんが仕切る風呂屋で働くことになる。 与えられた仕事は、獣人のお客を湯に通し、その体を洗ってもてなすこと。 本来ならこの先にあるはずの行為まで求められてもおかしくないのに、百合の素肌で背中を撫でられた獣人たちは、皆ふわふわの毛皮を揺らして眠りに落ちてしまうのだった。 人間の肌は、獣人にとって子犬の毛並みのようなもの――そう気づいた時には、百合は「眠りを売る“やわはだ嬢”」として静かな人気者になっていた。 そんな百合の元へある日、一つの依頼が舞い込む。 「眠れない狼隊長を、あんたの手で眠らせてやってほしい」 戦場の静けさに怯え、目を閉じれば仲間の最期がよみがえる狼隊長ライガ。 誰よりも強くあろうとする男の震えに触れた百合は、自分もまた失った人を忘れられずにいることを思い出す。 やわらかな人肌と、眠れない心。 静けさを怖がるふたりが、湯気の向こうで少しずつ寄り添っていく、獣人×ヒトの異世界恋愛譚。 [こちらは以前あげていた「やわはだの、お風呂やさん」の改稿ver.になります]

図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました

鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。 素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。 とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。 「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」

愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました

蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。 そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。 どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。 離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない! 夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー ※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。 ※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。

俺様上司に今宵も激しく求められる。

美凪ましろ
恋愛
 鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。  蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。  ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。 「おまえの顔、えっろい」  神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。  ――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。 **2026.01.02start~2026.01.17end**

巨乳すぎる新入社員が社内で〇〇されちゃった件

ナッツアーモンド
恋愛
中高生の時から巨乳すぎることがコンプレックスで悩んでいる、相模S子。新入社員として入った会社でS子を待ち受ける運命とは....。

元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?

3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。 相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。 あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。 それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。 だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。 その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。 その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。 だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。

処理中です...