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「んっ、あ……ふぅっ」
「声は我慢しなくて良いんですよ?あなたの可愛らしい喘ぎ声を聞かせてください」
ざらつく舌先を尖らせて、胸の尖りを刺激すれば、国王は口を閉じることも出来ずに呻いた。精通を迎えたその日から月日をかけて開発された快感だ。体が覚えてしまった悦びに、歴代随一の勇猛王と名高い狼も脱力して荒い呼吸を繰り返すばかりだ。
「ほら、可愛らしくて鳴いてごらんなさい。気持ちいいのでしょう?」
「い、やだっ!あぁんッ」
「ふふっ、拒否したそばからサービスが良い」
胸の尖りを甘噛みというには強く噛み潰される。あまりにも唐突な刺激に、国王は甘く淫らな嬌声をあげた。
「あぁ、おいしい」
「そんなわけっ、あるかッ!」
ふざけた睦言に、誇り高い狼王は己の上にのしかかる雄を睨みつける。しかし宰相は猫のように目を細めて、うっとりと厚い舌を見せつけた。
「本当です。ココに滲んだあなたの汗の味は、たいそう美味ですよ?」
「っぐ、……んんっ、やめッく、あっ」
ツンツンと木苺のように膨れた胸の先端を突かれ、国王は息を詰まらせる。ペロペロと舐められれば、みっともなく切れ切れの声を上げるばかりだ。
「あぁ、本当に可愛らしい……」
感極まったように呟くと、宰相は食い尽くさんばかりにがぶりと筋肉のついた胸元に噛み付いた。そして。
「あっ、馬鹿ッそこは……ぁあっ」
ぐっ、と逞しい体を裏返し、宰相は引き締まった尻へと顔を寄せた。
「こらこら。あなたの素敵な場所を、もっとよく見せてください」
逃げようとベッドの上にずり上がる国王を、含み笑いで引きずり戻す。顔を近づけてわざとらしく息を吸い込めば、勇猛な狼が泣きそうな顔で叫んだ。
「んっ、嫌だっていつもッ言ってるのに!」
「ふふっ、私はしたいんです」
既に綻んでいる蕾に舌を差し込み、唾液でほぐしながら、宰相は聳り立つ己のモノに手をかけた。ビクビクと武者震いし、興奮のままに愛する番を貫かんとする己の分身を片手で宥めつつ、宰相は顔だけは余裕を装い、国王を言葉で苛んだ。
「王様として偉そうに振る舞っている癖に、随分と他愛無いですね。昔からちっとも変わらない」
「あぁ……ッ」
狼のフサフサした尻尾の近く、尻の窄みにちゅぅっ、と吸い付いて、宰相は蕩けるような笑みを浮かべた。
「や、やめっんんっ」
「やめていいんですか?ここはトロトロですよ?」
「くっ、ぅ……や、やめな……いで、くれ」
愛しい番からの涙声の甘い懇願に、ごくりと唾を飲み、宰相は満足げに頷いた。
「ちゃんと言えてお利口さんですね。素直な良い子にはご褒美をあげなくては。……ぅ、ぐ」
「んあっ!?ひっ……ッ、あぁああっ!」
限界まで膨張した己の欲望を、ぐさりと淑やかな蕾に突き刺す。喘ぎ狂う狼を組み敷いて、豹は劣情のままに腰を叩きつけた。
「……おや」
視線を感じた気がして、宰相は喘ぐ年下の狼に気づかれないよう、そっと顔を上げた。チラリ、と窓半分だけ開きっぱなしのカーテンの隙間を目を向ける。豹の視力は、図書室から覗く女が驚いたような顔をするのを捉えた。
「ふふっ、あなたのコレは、一生使わせてあげませんよ」
勝者が敗者を嘲るように目を眇めてから、目の前で啜り泣くこの国の王を見下ろす。四つ足の獣のように狼を犯しながら、番を妄愛する豹は目をうっとりと笑った。
「私に揺さぶられて、無様に揺らしておきなさい」
***
「……まじか」
衝撃の真実である。
会話は聞こえないが体位で分かる。これ、宰相閣下が攻めだわ。国王のデカブツはぶるんぶるん揺れてるだけだもん。宝の持ち腐れぇ~!
「うーん、……華奢眼鏡年上攻めか。解釈違いね」
うーんうーんと唸りつつ、顎に手を当てて熟考する。たしかに筋肉質で体格の良い国王が比較的細身の宰相閣下に押し倒されているのは意外性があって良い。宰相も国王と並べば細いけれど、かなりしっかり引き締まったオカラダをしていらっしゃる。女子の好きな細マッチョだ。ソッチ派の人もいらっしゃることだろう。
「でもでも!年上が経験値を生かして、年下を体からドロドロにして落とす♡ってシチュは、受けがやる方がエロいと思うんだけどなぁ!」
そこだけ残念である。いや、私の性癖なんて語られても困るか。
「まぁいっか、本人達の自由だしねぇ」
それにこれで万が一の時にも、私と宰相閣下が竿姉妹になる可能性はなくなった。なんとなく安心だ。陛下の前は未使用っぽいし。
「んー、いや、まぁそれもないか」
まぁなんかラブラブぽいし、多分いま宰相に思い切り睨まれて牽制されたし、私と陛下に万が一のことはなさそうだな。よかったよかった。
「予想が外れたのは残念だけど、これはこれでとっても美味しいしね!」
私は雑食系腐女子なのだ。死角もなければ地雷もない。どんとこい。
「声は我慢しなくて良いんですよ?あなたの可愛らしい喘ぎ声を聞かせてください」
ざらつく舌先を尖らせて、胸の尖りを刺激すれば、国王は口を閉じることも出来ずに呻いた。精通を迎えたその日から月日をかけて開発された快感だ。体が覚えてしまった悦びに、歴代随一の勇猛王と名高い狼も脱力して荒い呼吸を繰り返すばかりだ。
「ほら、可愛らしくて鳴いてごらんなさい。気持ちいいのでしょう?」
「い、やだっ!あぁんッ」
「ふふっ、拒否したそばからサービスが良い」
胸の尖りを甘噛みというには強く噛み潰される。あまりにも唐突な刺激に、国王は甘く淫らな嬌声をあげた。
「あぁ、おいしい」
「そんなわけっ、あるかッ!」
ふざけた睦言に、誇り高い狼王は己の上にのしかかる雄を睨みつける。しかし宰相は猫のように目を細めて、うっとりと厚い舌を見せつけた。
「本当です。ココに滲んだあなたの汗の味は、たいそう美味ですよ?」
「っぐ、……んんっ、やめッく、あっ」
ツンツンと木苺のように膨れた胸の先端を突かれ、国王は息を詰まらせる。ペロペロと舐められれば、みっともなく切れ切れの声を上げるばかりだ。
「あぁ、本当に可愛らしい……」
感極まったように呟くと、宰相は食い尽くさんばかりにがぶりと筋肉のついた胸元に噛み付いた。そして。
「あっ、馬鹿ッそこは……ぁあっ」
ぐっ、と逞しい体を裏返し、宰相は引き締まった尻へと顔を寄せた。
「こらこら。あなたの素敵な場所を、もっとよく見せてください」
逃げようとベッドの上にずり上がる国王を、含み笑いで引きずり戻す。顔を近づけてわざとらしく息を吸い込めば、勇猛な狼が泣きそうな顔で叫んだ。
「んっ、嫌だっていつもッ言ってるのに!」
「ふふっ、私はしたいんです」
既に綻んでいる蕾に舌を差し込み、唾液でほぐしながら、宰相は聳り立つ己のモノに手をかけた。ビクビクと武者震いし、興奮のままに愛する番を貫かんとする己の分身を片手で宥めつつ、宰相は顔だけは余裕を装い、国王を言葉で苛んだ。
「王様として偉そうに振る舞っている癖に、随分と他愛無いですね。昔からちっとも変わらない」
「あぁ……ッ」
狼のフサフサした尻尾の近く、尻の窄みにちゅぅっ、と吸い付いて、宰相は蕩けるような笑みを浮かべた。
「や、やめっんんっ」
「やめていいんですか?ここはトロトロですよ?」
「くっ、ぅ……や、やめな……いで、くれ」
愛しい番からの涙声の甘い懇願に、ごくりと唾を飲み、宰相は満足げに頷いた。
「ちゃんと言えてお利口さんですね。素直な良い子にはご褒美をあげなくては。……ぅ、ぐ」
「んあっ!?ひっ……ッ、あぁああっ!」
限界まで膨張した己の欲望を、ぐさりと淑やかな蕾に突き刺す。喘ぎ狂う狼を組み敷いて、豹は劣情のままに腰を叩きつけた。
「……おや」
視線を感じた気がして、宰相は喘ぐ年下の狼に気づかれないよう、そっと顔を上げた。チラリ、と窓半分だけ開きっぱなしのカーテンの隙間を目を向ける。豹の視力は、図書室から覗く女が驚いたような顔をするのを捉えた。
「ふふっ、あなたのコレは、一生使わせてあげませんよ」
勝者が敗者を嘲るように目を眇めてから、目の前で啜り泣くこの国の王を見下ろす。四つ足の獣のように狼を犯しながら、番を妄愛する豹は目をうっとりと笑った。
「私に揺さぶられて、無様に揺らしておきなさい」
***
「……まじか」
衝撃の真実である。
会話は聞こえないが体位で分かる。これ、宰相閣下が攻めだわ。国王のデカブツはぶるんぶるん揺れてるだけだもん。宝の持ち腐れぇ~!
「うーん、……華奢眼鏡年上攻めか。解釈違いね」
うーんうーんと唸りつつ、顎に手を当てて熟考する。たしかに筋肉質で体格の良い国王が比較的細身の宰相閣下に押し倒されているのは意外性があって良い。宰相も国王と並べば細いけれど、かなりしっかり引き締まったオカラダをしていらっしゃる。女子の好きな細マッチョだ。ソッチ派の人もいらっしゃることだろう。
「でもでも!年上が経験値を生かして、年下を体からドロドロにして落とす♡ってシチュは、受けがやる方がエロいと思うんだけどなぁ!」
そこだけ残念である。いや、私の性癖なんて語られても困るか。
「まぁいっか、本人達の自由だしねぇ」
それにこれで万が一の時にも、私と宰相閣下が竿姉妹になる可能性はなくなった。なんとなく安心だ。陛下の前は未使用っぽいし。
「んー、いや、まぁそれもないか」
まぁなんかラブラブぽいし、多分いま宰相に思い切り睨まれて牽制されたし、私と陛下に万が一のことはなさそうだな。よかったよかった。
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私は雑食系腐女子なのだ。死角もなければ地雷もない。どんとこい。
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