13 / 65
番外編
私の契約恋人はかなりおかしい
しおりを挟む
「カミラ、昨日どこ行ってたの?」
朝出勤したら氷のような無表情のコーリーがいた。部屋の温度も普段よりだいぶ低いから、氷属性の魔力が漏れているのかもしれない。魔力漏れって癇癪起こした子供かよ。
「は?屑宝石買いにいつもの宝石店よ?」
うんざりしつつも、私は自分の席に座って荷物を片付けながら片手間に返事をした。いちいちまともに取り合っていては、コーリーの相手はできないのだ。
「ひとり?ねぇ、ひとり?」
「ええ、ひとりよ」
「へぇ?嘘をつくんだ?」
「ん?」
言葉の途中で悪魔のように歪んだコーリーの顔に首を傾げた私は、仕方なく昨日の記憶を辿り、思考を巡らせた後に途中から訂正した。
「……あぁ、向こうでトーマスと会ったから、確かに帰りは二人だったわね」
しかしそれでもいけなかったらしい。コーリーは今度は泣き出しそうに顔をくしゃくしゃにして私の両肩を掴んだ。
「僕と言うものがありながら、他の男と二人きりになったの?おかしくない!?」
ガクガクと揺さぶられて目が回りそうだ。ただでさえ寝不足で限界なのに、脳味噌がイカれそうである。色んな意味で頭が痛い。
「あのね、コーリー。一般的に同僚と仕事に必要なものの買い出しに行くのはおかしくないわよ。向こうで会っただけだし」
淡々と諭しても、コーリーは聞く耳を持ちやしない。
「一般的なんか知らないよ!もしトーマスがカミラの色香に迷って変な気を起こして拉致監禁強姦殺人を起こしたらどうするの!」
「そんな極端なこと起こらないわよ!」
「カミラは美女だから心配なんだ!」
「んー」
相変わらず話が通じなさすぎて疲れる奴だ。私もまぁ客観的にみれば綺麗系の整った顔をしているけれど、コーリーの隣に並んでキランキラン輝けるほどの、とっておきの美女じゃない。そう言うお前こそ怒り狂っていても発光してるかと思うような超絶美形のくせに、嫌味かこの野郎。
「もしそうなったらどうするの!?」
「そりゃ抵抗するわね」
当たり前の質問に当たり前の返事をすれば、コーリーは怒りのあまりか火属性の魔力漏れを起こして物理的に発光……いや、発火しながら叫んだ。
「君みたいにか弱い女の子が何を言ってるの!男の力に抵抗できるの!?」
しかしこの問いかけへの返答は残念ながら一択である。
「余裕で出来るわね、私なら」
「くっ、確かにカミラならできるか……」
しゅう……とコーリーの周りで舞台の特殊効果のごとく飛び散っていた火の欠片が小さくなって消えた。
ご納得頂けたようで何よりである。コーリーに安心してもらうために、もう少し言葉を追加しよう。もうこの手の話は飽きたのだ私は。似たような話を何回繰り返したか。
「私なら一瞬にして、襲ってきた屑野郎のご子息を刈り取り今後の性犯罪を防止するとともに、激痛に悶絶する男を拘束魔法で拘束して、ついでに身体能力増強して駆け抜け警備隊に通報もしくは突き出すことが可能よ。心配しないで」
「あ、やはり無理だ。君は優しすぎる!」
「コレ優しいか???」
今の話の流れでどうしてその結論になるんだ。頭がガンガンしてきた。何年付き合っても凡人の私にはコーリーの価値観がさっぱりわからない。
「だって殺そうとしてないじゃないか!カミラは優しすぎるよ!その優しさにつけいられるに違いないよ。あーだめだ!心配でたまらない!」
「えー……」
そうかぁ、殺さなきゃ優しいと思うのか。だから私がことあるごとにコーリーを殴り飛ばしても、コーリーは私のことを優しくてか弱い美少女だと思ってるわけね。なるほど納得。でも面倒。
「頼むよカミラ、後生だからコレを付けてくれ」
「……うわあ」
跪いて差し出された物体に、私は思わずドン引きしてしまった。差し出されたケースから出てきたのは、キラキラ煌めく指輪だ。公爵家が贈る婚約記念品クラスのお品物だろう。凄く綺麗で高そうだ。コーリーの目の色の宝石に、髪の色の輪っかがついている。少なくとも婚約者でもないただの契約恋人に贈るようなプレゼントではない。重すぎる。
だがしかし、相手はコーリーである。問題はそれどころではない可能性が高い。
「一応聞くけどなにこれ」
「位置情報発信魔法具」
「あれ、思ったよりマトモ」
私もだいぶコーリーに毒されているのか、思ったより普通の魔法具で拍子抜けしてしまった。
「うーん、音声と映像は出ないやつ?」
「出ない。純粋な位置情報のみ」
「へぇ、ストーカー魔法の名手であるあなたにしては控えめじゃない」
しげしげと指輪を眺めながら、私は忌憚ない本音の感想を漏らした。
「前の蝶々は君にとても嫌がられたし悲しませたからね。僕も反省したんだ。君の尊厳も守ってこその最高の恋人だと」
「ストーカー魔法を否定はしないのね」
「君にそう思わせてしまったことは僕の落ち度だからね、真摯に受け止めるよ」
「誰がどう見てもストーカー魔法だったけどね」
百人に聞けば百人がストーカーだと頷くわよ。公爵家の坊ちゃんがそんなヤバい変態だとバレたら大事だから、私が握り潰したけどね。物理的に蝶々さんをぐしゃっとね。可哀想だったけど公爵家の威信と私のプライバシーには代えられない。
「その点この指輪は守護に特化している守護の指輪だ!」
「人の話聞いてる?」
私の話を聞いていないのか聞いていない振りなのか、まぁ聞いていないのだろうが、興奮状態のコーリーは陽気に捲し立てた。
「何かあればこのボタンを押してくれ!すると僕に連絡が行く。そして同時に装着者である君に強力な結界が張り巡らされ、僕が辿り着くまでその結界は解除されない」
「あ、これ宝石じゃなくてボタンなの!凝ってるわねぇ」
思わず感心して指輪をつまみあげ、四方八方から眺めた。どこからどう見てもただの指輪だ。どうやって作ったんだろうこんなもの。というかいつ作ったんだ?私が睡眠削って仕事してる時に、コイツまさか睡眠削ってこんなモノ作ってたのか?頭おかしくない?
……でも、まぁ。
「付けてもいいわよ、これくらいなら」
「本当かい!?」
そんなに害はなさそうだし、これ以上不毛な議論を続けるのも無駄な体力の消費だ。指輪を付けて話が終わるなら終わらせよう。
「でも、結界は私にも解けるようにしておいてよ。うっかり押しちゃったら不便だわ」
「だめだ。君は優しいから、誰かを人質にとられたら己の身を差し出してしまうかもしれない」
「んー、心配性がすぎるなー」
口をへの字にしているコーリーに苦笑する。私はコーリーが思うほど善人じゃないから、そこまで心配しなくてもいいのだが。
「まぁいっか。あなたにしては色々考えて程度を弁えたみたいだし」
「カミラ!」
感激しているコーリーをふっと鼻で笑い私はあからさまにため息を吐いた。
「これくらいのうちに受け入れておいた方が、後々に良さそうだからね」
そう、これは理性的で打算的な判断である。
決してこの指輪を嵌めてみたかったからではない。
薬指に指輪を光らせながら、私はそうひとりごちた。
だが私が呑気にいられたのは、数日だけだった。
指輪を受け取ってから数日後。
指輪を装着した私が周りの男性から老婆に見えていたことが発覚し、私はコーリーを魔力を纏わせてぐっと固めた拳で殴り飛ばした。ちなみにデートの待ち合わせ現場での話だ。
「コーリーあんた何考えてんのよ!?道理でやたらと周りが親切で丁寧だと思ったわよ!」
「だ、だって!そうじゃないと心配で!!」
デートのためにおめかししてきたらしいコーリーを遠慮容赦なく叩きのめして砂まみれにしてやりながら、私は珍しく真っ赤になって激怒していた。
「コーリーの言うことを間に受けた私が馬鹿だったわ!アンタなんか信用するんじゃなかった!」
私の激しい怒りの原因の大半は、実は可愛らしい乙女心によるものである。
分かるかしら?
コーリーとのデートの日だからと、この無駄に美形の男の隣に並んでもなるべく見劣りしないようにと、私なりに着飾っていたわけよ?貧乏なりにとっておきのおしゃれをして、髪も朝から巻いて準備してきたわけよ?
それなのに、道を歩いていたらこう言われたわけ。
「おや、ご隠居さん。今日は随分とお洒落さんでいらっしゃる。いつもご一緒してらっしゃるあのお綺麗なお孫さんとお出かけですか?」
「は?」
とね。
本当にふざけてる。
「何で『優しいお孫さんで幸せですね』なんて言われるのよ!アンタみたいなモラルのかけらもない奴が、老婆に優しく腕を貸す孫の鑑みたいに褒め称えられるのも納得いかないわ!」
市場での、コイツの好感度上げに有効活用されてしまったことも腹立たしい。前公爵夫妻と大喧嘩して城のお二人の居室を燃やして以来交流がないって聞いたけど!?全然優しい孫じゃないでしょうが!
「まったく、何が守護の指輪よ!もう少し乙女心に配慮しなさいよね!?」
「で、でも、カミラの美貌を隠すことがなによりの守護なんだよ!」
私の容姿を高く評価してもらえるのはありがたいけど、そんなことよりも。
「二人で並んで歩いた時の絵面を考えなさいよ!だからポンコツなのよアンタは!」
「そんなぁ」
指輪にかけられた魔力を問答無用で解かせて、私はその指輪を再び指に嵌めた。
「さ、行くわよ。さっさとデートを終わらせましょう」
馬鹿コーリーめ、今日はこの指輪に合わせてコーディネートしてきたんだからね。
朝出勤したら氷のような無表情のコーリーがいた。部屋の温度も普段よりだいぶ低いから、氷属性の魔力が漏れているのかもしれない。魔力漏れって癇癪起こした子供かよ。
「は?屑宝石買いにいつもの宝石店よ?」
うんざりしつつも、私は自分の席に座って荷物を片付けながら片手間に返事をした。いちいちまともに取り合っていては、コーリーの相手はできないのだ。
「ひとり?ねぇ、ひとり?」
「ええ、ひとりよ」
「へぇ?嘘をつくんだ?」
「ん?」
言葉の途中で悪魔のように歪んだコーリーの顔に首を傾げた私は、仕方なく昨日の記憶を辿り、思考を巡らせた後に途中から訂正した。
「……あぁ、向こうでトーマスと会ったから、確かに帰りは二人だったわね」
しかしそれでもいけなかったらしい。コーリーは今度は泣き出しそうに顔をくしゃくしゃにして私の両肩を掴んだ。
「僕と言うものがありながら、他の男と二人きりになったの?おかしくない!?」
ガクガクと揺さぶられて目が回りそうだ。ただでさえ寝不足で限界なのに、脳味噌がイカれそうである。色んな意味で頭が痛い。
「あのね、コーリー。一般的に同僚と仕事に必要なものの買い出しに行くのはおかしくないわよ。向こうで会っただけだし」
淡々と諭しても、コーリーは聞く耳を持ちやしない。
「一般的なんか知らないよ!もしトーマスがカミラの色香に迷って変な気を起こして拉致監禁強姦殺人を起こしたらどうするの!」
「そんな極端なこと起こらないわよ!」
「カミラは美女だから心配なんだ!」
「んー」
相変わらず話が通じなさすぎて疲れる奴だ。私もまぁ客観的にみれば綺麗系の整った顔をしているけれど、コーリーの隣に並んでキランキラン輝けるほどの、とっておきの美女じゃない。そう言うお前こそ怒り狂っていても発光してるかと思うような超絶美形のくせに、嫌味かこの野郎。
「もしそうなったらどうするの!?」
「そりゃ抵抗するわね」
当たり前の質問に当たり前の返事をすれば、コーリーは怒りのあまりか火属性の魔力漏れを起こして物理的に発光……いや、発火しながら叫んだ。
「君みたいにか弱い女の子が何を言ってるの!男の力に抵抗できるの!?」
しかしこの問いかけへの返答は残念ながら一択である。
「余裕で出来るわね、私なら」
「くっ、確かにカミラならできるか……」
しゅう……とコーリーの周りで舞台の特殊効果のごとく飛び散っていた火の欠片が小さくなって消えた。
ご納得頂けたようで何よりである。コーリーに安心してもらうために、もう少し言葉を追加しよう。もうこの手の話は飽きたのだ私は。似たような話を何回繰り返したか。
「私なら一瞬にして、襲ってきた屑野郎のご子息を刈り取り今後の性犯罪を防止するとともに、激痛に悶絶する男を拘束魔法で拘束して、ついでに身体能力増強して駆け抜け警備隊に通報もしくは突き出すことが可能よ。心配しないで」
「あ、やはり無理だ。君は優しすぎる!」
「コレ優しいか???」
今の話の流れでどうしてその結論になるんだ。頭がガンガンしてきた。何年付き合っても凡人の私にはコーリーの価値観がさっぱりわからない。
「だって殺そうとしてないじゃないか!カミラは優しすぎるよ!その優しさにつけいられるに違いないよ。あーだめだ!心配でたまらない!」
「えー……」
そうかぁ、殺さなきゃ優しいと思うのか。だから私がことあるごとにコーリーを殴り飛ばしても、コーリーは私のことを優しくてか弱い美少女だと思ってるわけね。なるほど納得。でも面倒。
「頼むよカミラ、後生だからコレを付けてくれ」
「……うわあ」
跪いて差し出された物体に、私は思わずドン引きしてしまった。差し出されたケースから出てきたのは、キラキラ煌めく指輪だ。公爵家が贈る婚約記念品クラスのお品物だろう。凄く綺麗で高そうだ。コーリーの目の色の宝石に、髪の色の輪っかがついている。少なくとも婚約者でもないただの契約恋人に贈るようなプレゼントではない。重すぎる。
だがしかし、相手はコーリーである。問題はそれどころではない可能性が高い。
「一応聞くけどなにこれ」
「位置情報発信魔法具」
「あれ、思ったよりマトモ」
私もだいぶコーリーに毒されているのか、思ったより普通の魔法具で拍子抜けしてしまった。
「うーん、音声と映像は出ないやつ?」
「出ない。純粋な位置情報のみ」
「へぇ、ストーカー魔法の名手であるあなたにしては控えめじゃない」
しげしげと指輪を眺めながら、私は忌憚ない本音の感想を漏らした。
「前の蝶々は君にとても嫌がられたし悲しませたからね。僕も反省したんだ。君の尊厳も守ってこその最高の恋人だと」
「ストーカー魔法を否定はしないのね」
「君にそう思わせてしまったことは僕の落ち度だからね、真摯に受け止めるよ」
「誰がどう見てもストーカー魔法だったけどね」
百人に聞けば百人がストーカーだと頷くわよ。公爵家の坊ちゃんがそんなヤバい変態だとバレたら大事だから、私が握り潰したけどね。物理的に蝶々さんをぐしゃっとね。可哀想だったけど公爵家の威信と私のプライバシーには代えられない。
「その点この指輪は守護に特化している守護の指輪だ!」
「人の話聞いてる?」
私の話を聞いていないのか聞いていない振りなのか、まぁ聞いていないのだろうが、興奮状態のコーリーは陽気に捲し立てた。
「何かあればこのボタンを押してくれ!すると僕に連絡が行く。そして同時に装着者である君に強力な結界が張り巡らされ、僕が辿り着くまでその結界は解除されない」
「あ、これ宝石じゃなくてボタンなの!凝ってるわねぇ」
思わず感心して指輪をつまみあげ、四方八方から眺めた。どこからどう見てもただの指輪だ。どうやって作ったんだろうこんなもの。というかいつ作ったんだ?私が睡眠削って仕事してる時に、コイツまさか睡眠削ってこんなモノ作ってたのか?頭おかしくない?
……でも、まぁ。
「付けてもいいわよ、これくらいなら」
「本当かい!?」
そんなに害はなさそうだし、これ以上不毛な議論を続けるのも無駄な体力の消費だ。指輪を付けて話が終わるなら終わらせよう。
「でも、結界は私にも解けるようにしておいてよ。うっかり押しちゃったら不便だわ」
「だめだ。君は優しいから、誰かを人質にとられたら己の身を差し出してしまうかもしれない」
「んー、心配性がすぎるなー」
口をへの字にしているコーリーに苦笑する。私はコーリーが思うほど善人じゃないから、そこまで心配しなくてもいいのだが。
「まぁいっか。あなたにしては色々考えて程度を弁えたみたいだし」
「カミラ!」
感激しているコーリーをふっと鼻で笑い私はあからさまにため息を吐いた。
「これくらいのうちに受け入れておいた方が、後々に良さそうだからね」
そう、これは理性的で打算的な判断である。
決してこの指輪を嵌めてみたかったからではない。
薬指に指輪を光らせながら、私はそうひとりごちた。
だが私が呑気にいられたのは、数日だけだった。
指輪を受け取ってから数日後。
指輪を装着した私が周りの男性から老婆に見えていたことが発覚し、私はコーリーを魔力を纏わせてぐっと固めた拳で殴り飛ばした。ちなみにデートの待ち合わせ現場での話だ。
「コーリーあんた何考えてんのよ!?道理でやたらと周りが親切で丁寧だと思ったわよ!」
「だ、だって!そうじゃないと心配で!!」
デートのためにおめかししてきたらしいコーリーを遠慮容赦なく叩きのめして砂まみれにしてやりながら、私は珍しく真っ赤になって激怒していた。
「コーリーの言うことを間に受けた私が馬鹿だったわ!アンタなんか信用するんじゃなかった!」
私の激しい怒りの原因の大半は、実は可愛らしい乙女心によるものである。
分かるかしら?
コーリーとのデートの日だからと、この無駄に美形の男の隣に並んでもなるべく見劣りしないようにと、私なりに着飾っていたわけよ?貧乏なりにとっておきのおしゃれをして、髪も朝から巻いて準備してきたわけよ?
それなのに、道を歩いていたらこう言われたわけ。
「おや、ご隠居さん。今日は随分とお洒落さんでいらっしゃる。いつもご一緒してらっしゃるあのお綺麗なお孫さんとお出かけですか?」
「は?」
とね。
本当にふざけてる。
「何で『優しいお孫さんで幸せですね』なんて言われるのよ!アンタみたいなモラルのかけらもない奴が、老婆に優しく腕を貸す孫の鑑みたいに褒め称えられるのも納得いかないわ!」
市場での、コイツの好感度上げに有効活用されてしまったことも腹立たしい。前公爵夫妻と大喧嘩して城のお二人の居室を燃やして以来交流がないって聞いたけど!?全然優しい孫じゃないでしょうが!
「まったく、何が守護の指輪よ!もう少し乙女心に配慮しなさいよね!?」
「で、でも、カミラの美貌を隠すことがなによりの守護なんだよ!」
私の容姿を高く評価してもらえるのはありがたいけど、そんなことよりも。
「二人で並んで歩いた時の絵面を考えなさいよ!だからポンコツなのよアンタは!」
「そんなぁ」
指輪にかけられた魔力を問答無用で解かせて、私はその指輪を再び指に嵌めた。
「さ、行くわよ。さっさとデートを終わらせましょう」
馬鹿コーリーめ、今日はこの指輪に合わせてコーディネートしてきたんだからね。
2
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる