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番外編
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「あら天使様にそんな口の利き方してぇ」
「喜んでるくせにカミラったら天邪鬼ねぇ」
自分の家族がやけに華やいだ声で、ついでにやけにキラキラした目でコーリーを眺めて、オホホと上品ぶって笑っている。普段は大口開けて笑ってるくせに、天使様の前だからと気取っているらしい。
そりゃ確かにキラキラしてるもんね。こんな美少年、田舎じゃお目にかかれない。王都でもこの美形と張るのは、かなりやんごとないご身分の数人だけだ。田舎育ちの母と姉が初めて見たら、うっとりしちゃうのは分かる。
……でも考えて欲しい、明らかにおかしいでしょう!?場違いでしょうが!
「なんでこの人がここにいるの!?」
「こら、お友達なのでしょう?そんな言い方をしてはダメよ」
めっ、と子供を嗜めるように母に叱られ、私はうっと言葉に詰まる。
「でも、こ、ここにいるはずない人なのよ!」
「お友達は聖夜休暇にご家族でこちらに来てらしたそうよ。たまたま先ほど家の前でお会いしてね、カミラの学園のお友達だと聞いたから、お招きしたの。神様の御導きでしょう」
そう締めくくって手を組んで神に祈りを捧げる母に合わせて、家族がみんな「神よ感謝します」と呟く。恰幅がよく、いかにも肝っ玉母ちゃんという感じの母には謎の威厳と説得力があった。言ってることは絶対に間違いだらけでも。
「ちょっと!あなた何でこんなど田舎にいるんですか!?」
家族から意味のある話を聞くのは無理そうだと、私はコーリーのそばにズカズカと進み、小声で問いただした。するとコーリーは「カミラ!」と私の名を呼んで、大層綺羅綺羅しく嬉しそうに破顔する。
「いや、君に一目会えたら帰ろうと思って彷徨いていたんだけど、たまたま出会ったお母さんがぜひ家にと言ってくれてね!こちらでお待ちしていたんだ。お母さん、泊まっても良いって言ってくれたから泊まるね!」
「人の母親を誑し込まないで頂けますか!?」
嘘でしょ!?いつのまにかお泊まり許可までもぎ取ってやがる。
「お姉さんたちも、快く迎えてくれたよ?カミラの隣の部屋が空いているから是非お使いくださいって」
「人妻と未婚の娘達を誑かすのはやめてください!今後に関わるでしょう!?」
怒鳴りつけたいのを堪えて精一杯の小声で抗議する。しかしコーリーは不思議そうに首を傾げて、天使のごとき無垢な瞳で私を見つめて言うのだ。
「お父様には後ほどきちんとご挨拶するから大丈夫だよカミラ、心配しないで?」
「まったく話が通じていない…っ!」
あらゆる意味で心配しかない。父は冷静な人だから、母や姉たちのように浮かれて滞在の許可を出してしまうとは思えないが、コーリーが身分を明かせば拒めるわけもない。ついでに身分を明かさずご挨拶するような失礼な真似を、この躾の行き届いたお貴族様のボンボンがするはずもない。
「カミラと聖夜休暇を過ごせるなんて嬉しいな!これまでで一番楽しい日々になること間違いなしだよ!」
「……うそぉおおお」
つまりこいつのお泊まり大作戦は確実に成功するのだ。詰んだ。
こんなことが学園で知られたら私は生きていけないじゃないか。学園での馴れ合いくらいならいくらでも言い訳は聞く。しかし。
「実家にお泊まりって……」
ねぇ……どうなのよ?
脳内に教師や先輩、同級生から白い目を向けられるところが浮かんできて、私は肩を落とした。
幸いにも私が主席入学だったおかげで、次席入学した公爵家のご令息に興味を持たれているんだろうと、現在の学園ではなんとか周囲にご納得頂けている。有能な学友を将来の側近として青田買いしようとしているのでは、などの噂は立っているが、私の聞く範囲ではその程度だ。私からは一切コーリーに擦り寄る様子を見せず、コーリーが盛んに私を称賛して手元に置こうとするからだ。
逆にコーリーに対して
「他の家に取られる前に確保しようとしているのだろう、幼いのに先を見る目がある」
「身分が低いものに素直に負けを認められるとは大器だ」
「身分にとらわれず能力を重視するなんて素晴らしい」
などと称賛する声すらある。これは全く納得いかない。
本当に将来の右腕としてのスカウトならば、特に不満はなかった。
実態は「はじめてのオトモダチ」に浮かれてとんでもないことをしでかす馬鹿息子だからな。
「なんとか落ち着いてきたのに……穏やかな学園生活を送りたかったのに……」
なんかもう無理そう。
そう思いながら私は、横の席でウキウキと聖夜祭のクッキーを上品に食べて絶賛しているコーリーを眺めた。
このポンコツ令息に目をつけられた時点で、平和な生活はむりだったらしい。どうやらコーリーは初めて得たオトモダチを手放す気はないようだ。コーリーの身分には、相応しからぬ相手であっても。
「……ってことは、私が釣り合わせなきゃならないってことかぁ」
私の方が、なんとかこのお坊ちゃんの隣にいても悪目立ちしないだけの立場を確立しなくては。
男爵家の五女である私は、身分だけだと学園のほぼ最低ランクなのだ。しかも一応貴族だから、能力を買われて入学した平民達みたいに、相応しからぬ振る舞いに対してのお目溢しはしてもらえない。
「あー……休暇明けもがんばろ……」
そうでないと、三文小説の勘違い娘のように、そのうち私が学園から追い出されてしまうかもしれない。
碌でもない未来予想が立ってしまい、私は肩を落としてますます勉学に励むことを誓ったのだった。
「で、あなたはなんでこんなど田舎にいるんですか」
予想通り一瞬で、跪かんばかりに畏まった父から滞在許可をもぎ取ったコーリーは、私の部屋で部屋の主人より寛いでいる。ぐったりしながらコーリーに尋ねると、あっさりと色々省いて説明をしてくれた。
「家の領地の飛地が近くにあるからね!視察を買って出たんだよ。で、その帰りについでにここに来た」
「絶対ついでの距離じゃないですよね?」
はぁぁあああ、と渾身のため息が出た。
いろいろ言いたいことしかないが、全部諦めてため息の中に押し込める。
「まったく、何事かと思いましたよ」
「だって、カミラと聖夜のお祝いをしたかったんだもの」
困ったように笑うコーリーが、仔犬のようにつぶらな瞳を私に向ける。
「驚かせてごめんね?」
素直に謝られてしまえば、もう何も言えない。コーリーの家は公爵家、私の家は男爵家。命じてしまえば断ることなど出来ないのに、この人はお願いとお誘いしかしないのだ。断らせる気はないくせに、常に私に断る余地を残している。そんなところが鬱陶しく腹立たしい。しかし、その意気地のなさに、妙に絆されてしまうのだ。私の意思を完全に無視しようとするのではなく、ギリギリ許される線を攻めてこようとするいじらしさというか……あぁ、だめだ。すでにかなり毒されているらしい。
「言ったら断られると思ったから言わずに来ちゃった」
「来ちゃった♡じゃないですよ。……今後は、ちゃんと前もって連絡下さいね」
ため息混じりに告げた言葉に、コーリーは喜びに顔を輝かせて飛び上がった。
「っ!も、もちろんだよ!!わぁ嬉しいな!毎年一緒にお祝いしようね!」
「それは嫌ですけどね!」
私の手を取り踊り出したコーリーを諦め半分で眺めながら、私は何度目かのため息を漏らした。
さて、その後。
案の定というべきか、毎年聖夜祭の時期になると、コーリーは我が家に突撃してきた。
「やぁ、カミラ!聖夜の奇跡を祝して!」
「ご機嫌ようコーリー、聖夜の奇跡に感謝して」
年を経るに従い、我が家も天使の来訪に動じなくなり、私もコーリーを呼び捨てにするほど遠慮がなくなった。
公爵家嫡男としての公務も増えて連日の滞在は出来なくなったが、意地でも一日は必ずやってくる。なんとなく、コーリーが訪問する日に合わせて、我が家も聖夜祭パーティーをするようになった。
「来年もみんなで聖夜祭を祝えるといいね、カミラ!」
私とコーリーの結婚後も、その習慣は続いている。公爵家のパーティーもあるため今年はなかなかの強行軍であったが、参加できてよかった。コーリーも満足そうであるし、私も皆に会えて嬉しい。
「そうですね。……来年あたり、もう一人増えてるかもしれませんけど」
まだ確信はないけれどそんな予感がする。
「え?何か言った?」
「いいえ、別に?」
きょとんと振り返ったコーリーに、いつも通りの顔で返し、一人くすりと笑みを漏らす。
これからもきっと毎年、「今年も男爵家に天使様が降臨された」と噂になるのだろう。
私のポンコツ旦那様は、外見だけはとっても綺麗で完璧な、天使のような人だから。
「喜んでるくせにカミラったら天邪鬼ねぇ」
自分の家族がやけに華やいだ声で、ついでにやけにキラキラした目でコーリーを眺めて、オホホと上品ぶって笑っている。普段は大口開けて笑ってるくせに、天使様の前だからと気取っているらしい。
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……でも考えて欲しい、明らかにおかしいでしょう!?場違いでしょうが!
「なんでこの人がここにいるの!?」
「こら、お友達なのでしょう?そんな言い方をしてはダメよ」
めっ、と子供を嗜めるように母に叱られ、私はうっと言葉に詰まる。
「でも、こ、ここにいるはずない人なのよ!」
「お友達は聖夜休暇にご家族でこちらに来てらしたそうよ。たまたま先ほど家の前でお会いしてね、カミラの学園のお友達だと聞いたから、お招きしたの。神様の御導きでしょう」
そう締めくくって手を組んで神に祈りを捧げる母に合わせて、家族がみんな「神よ感謝します」と呟く。恰幅がよく、いかにも肝っ玉母ちゃんという感じの母には謎の威厳と説得力があった。言ってることは絶対に間違いだらけでも。
「ちょっと!あなた何でこんなど田舎にいるんですか!?」
家族から意味のある話を聞くのは無理そうだと、私はコーリーのそばにズカズカと進み、小声で問いただした。するとコーリーは「カミラ!」と私の名を呼んで、大層綺羅綺羅しく嬉しそうに破顔する。
「いや、君に一目会えたら帰ろうと思って彷徨いていたんだけど、たまたま出会ったお母さんがぜひ家にと言ってくれてね!こちらでお待ちしていたんだ。お母さん、泊まっても良いって言ってくれたから泊まるね!」
「人の母親を誑し込まないで頂けますか!?」
嘘でしょ!?いつのまにかお泊まり許可までもぎ取ってやがる。
「お姉さんたちも、快く迎えてくれたよ?カミラの隣の部屋が空いているから是非お使いくださいって」
「人妻と未婚の娘達を誑かすのはやめてください!今後に関わるでしょう!?」
怒鳴りつけたいのを堪えて精一杯の小声で抗議する。しかしコーリーは不思議そうに首を傾げて、天使のごとき無垢な瞳で私を見つめて言うのだ。
「お父様には後ほどきちんとご挨拶するから大丈夫だよカミラ、心配しないで?」
「まったく話が通じていない…っ!」
あらゆる意味で心配しかない。父は冷静な人だから、母や姉たちのように浮かれて滞在の許可を出してしまうとは思えないが、コーリーが身分を明かせば拒めるわけもない。ついでに身分を明かさずご挨拶するような失礼な真似を、この躾の行き届いたお貴族様のボンボンがするはずもない。
「カミラと聖夜休暇を過ごせるなんて嬉しいな!これまでで一番楽しい日々になること間違いなしだよ!」
「……うそぉおおお」
つまりこいつのお泊まり大作戦は確実に成功するのだ。詰んだ。
こんなことが学園で知られたら私は生きていけないじゃないか。学園での馴れ合いくらいならいくらでも言い訳は聞く。しかし。
「実家にお泊まりって……」
ねぇ……どうなのよ?
脳内に教師や先輩、同級生から白い目を向けられるところが浮かんできて、私は肩を落とした。
幸いにも私が主席入学だったおかげで、次席入学した公爵家のご令息に興味を持たれているんだろうと、現在の学園ではなんとか周囲にご納得頂けている。有能な学友を将来の側近として青田買いしようとしているのでは、などの噂は立っているが、私の聞く範囲ではその程度だ。私からは一切コーリーに擦り寄る様子を見せず、コーリーが盛んに私を称賛して手元に置こうとするからだ。
逆にコーリーに対して
「他の家に取られる前に確保しようとしているのだろう、幼いのに先を見る目がある」
「身分が低いものに素直に負けを認められるとは大器だ」
「身分にとらわれず能力を重視するなんて素晴らしい」
などと称賛する声すらある。これは全く納得いかない。
本当に将来の右腕としてのスカウトならば、特に不満はなかった。
実態は「はじめてのオトモダチ」に浮かれてとんでもないことをしでかす馬鹿息子だからな。
「なんとか落ち着いてきたのに……穏やかな学園生活を送りたかったのに……」
なんかもう無理そう。
そう思いながら私は、横の席でウキウキと聖夜祭のクッキーを上品に食べて絶賛しているコーリーを眺めた。
このポンコツ令息に目をつけられた時点で、平和な生活はむりだったらしい。どうやらコーリーは初めて得たオトモダチを手放す気はないようだ。コーリーの身分には、相応しからぬ相手であっても。
「……ってことは、私が釣り合わせなきゃならないってことかぁ」
私の方が、なんとかこのお坊ちゃんの隣にいても悪目立ちしないだけの立場を確立しなくては。
男爵家の五女である私は、身分だけだと学園のほぼ最低ランクなのだ。しかも一応貴族だから、能力を買われて入学した平民達みたいに、相応しからぬ振る舞いに対してのお目溢しはしてもらえない。
「あー……休暇明けもがんばろ……」
そうでないと、三文小説の勘違い娘のように、そのうち私が学園から追い出されてしまうかもしれない。
碌でもない未来予想が立ってしまい、私は肩を落としてますます勉学に励むことを誓ったのだった。
「で、あなたはなんでこんなど田舎にいるんですか」
予想通り一瞬で、跪かんばかりに畏まった父から滞在許可をもぎ取ったコーリーは、私の部屋で部屋の主人より寛いでいる。ぐったりしながらコーリーに尋ねると、あっさりと色々省いて説明をしてくれた。
「家の領地の飛地が近くにあるからね!視察を買って出たんだよ。で、その帰りについでにここに来た」
「絶対ついでの距離じゃないですよね?」
はぁぁあああ、と渾身のため息が出た。
いろいろ言いたいことしかないが、全部諦めてため息の中に押し込める。
「まったく、何事かと思いましたよ」
「だって、カミラと聖夜のお祝いをしたかったんだもの」
困ったように笑うコーリーが、仔犬のようにつぶらな瞳を私に向ける。
「驚かせてごめんね?」
素直に謝られてしまえば、もう何も言えない。コーリーの家は公爵家、私の家は男爵家。命じてしまえば断ることなど出来ないのに、この人はお願いとお誘いしかしないのだ。断らせる気はないくせに、常に私に断る余地を残している。そんなところが鬱陶しく腹立たしい。しかし、その意気地のなさに、妙に絆されてしまうのだ。私の意思を完全に無視しようとするのではなく、ギリギリ許される線を攻めてこようとするいじらしさというか……あぁ、だめだ。すでにかなり毒されているらしい。
「言ったら断られると思ったから言わずに来ちゃった」
「来ちゃった♡じゃないですよ。……今後は、ちゃんと前もって連絡下さいね」
ため息混じりに告げた言葉に、コーリーは喜びに顔を輝かせて飛び上がった。
「っ!も、もちろんだよ!!わぁ嬉しいな!毎年一緒にお祝いしようね!」
「それは嫌ですけどね!」
私の手を取り踊り出したコーリーを諦め半分で眺めながら、私は何度目かのため息を漏らした。
さて、その後。
案の定というべきか、毎年聖夜祭の時期になると、コーリーは我が家に突撃してきた。
「やぁ、カミラ!聖夜の奇跡を祝して!」
「ご機嫌ようコーリー、聖夜の奇跡に感謝して」
年を経るに従い、我が家も天使の来訪に動じなくなり、私もコーリーを呼び捨てにするほど遠慮がなくなった。
公爵家嫡男としての公務も増えて連日の滞在は出来なくなったが、意地でも一日は必ずやってくる。なんとなく、コーリーが訪問する日に合わせて、我が家も聖夜祭パーティーをするようになった。
「来年もみんなで聖夜祭を祝えるといいね、カミラ!」
私とコーリーの結婚後も、その習慣は続いている。公爵家のパーティーもあるため今年はなかなかの強行軍であったが、参加できてよかった。コーリーも満足そうであるし、私も皆に会えて嬉しい。
「そうですね。……来年あたり、もう一人増えてるかもしれませんけど」
まだ確信はないけれどそんな予感がする。
「え?何か言った?」
「いいえ、別に?」
きょとんと振り返ったコーリーに、いつも通りの顔で返し、一人くすりと笑みを漏らす。
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