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幼馴染とは違う時間。
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「ねぇねぇ浅間くん。らーめん食べ行かない?」
「ラーメン?」
「うん! あたしお腹空いちゃって」
放課後、もはや恒例となった星乃との居残り練習を終えた帰り道。星乃は俺の手前を歩きながらこちらを振り返り、そんなことを言い出した。
「近くに美味しいお店があるの!」
ラーメン屋かぁ。
ユキが料理をしてくれていると、あまり外食の機会はない。
だからその誘いはけっこう魅力的なものに感じた。
いや、ユキの料理は世界一だけどね?
「あーでもユキに連絡しないと……っていやいいんだった。じゃあ行くか」
「ほんと? 何か言いかけてたけど」
「おう。問題ない」
普段はユキが夕食を作ってくれている。しかしこの体育祭期間中は時間が合わないことも多く、ユキには真っ直ぐ家に帰るように伝えていた。
ユキは渋っていたし、俺だって一緒に居られる時間が少ないことに寂しさは覚える。だが、ユキだって放課後に練習して疲れているはずだ。あまり迷惑は掛けたくなかった。
そのため、最近はもっぱらコンビニ弁当である。
「それなら行こっか。あっちだよ!」
「おい走るなって」
「だってお腹がペコなんだよ! 急がなきゃ!」
だからってそんな走ったらまたスカートがなぁ……ってことは言わないでおいた。
というかスパルタ練習のせいで俺にはもう走る気力なんてないんですよ……。
先生は教え子の気持ちをわかってくれない。
✳︎ ✳︎ ✳︎
「らっしゃっせー」
星乃に連れられて店に入ると、店員の声が俺たちを迎えた。
店の名前は「ラーメン○郎」とあった。
注文は食券機でするらしい。星乃が「ラーメン(大)」を買うのを見て、俺も負けじと同じものを買った。
女の子が大盛りにしているのに、男である俺が並盛りでは話にならないだろう。腹は減っているし、大丈夫なはずだ。
「ニンニク入れますか?」
「全マシで!」
カウンターに星乃と並んで座り、しばらくすると店員がそう聞いてきた。
それに対して星乃は自信満々に答えたのだが、会話のキャッチボール出来てなくない? 大丈夫?
店員の反応的には問題ないらしい。
「そちらのお客さんはどうしますか?」
「え? いや、えっと……同じので……?」
「かしこまりましたー」
俺は思わずそう答えた。まあ、星乃と同じなら問題はないだろう。
「おおーさすが男の子」
「へ?」
星乃の言葉の意味があまり分からない。女の子と同じものを頼んだのに、なんでさすがとか言われるのん?
この店に入ってから俺には分からないことだらけだ。理解を超えている。
そして数分後、すべての答えを知ると同時に俺の脳はパンクした。
胃袋は死を覚悟した。
ドンッ。
鈍い音と共に俺と星乃の前に置かれたものは——山だ。
目の前にひとつ、いや星乃と合わせて2つの山が聳え立っていた。
なんだこれは?
俺が頼んだのはらーめんではないのか?
あるのはもやしの山である。
「なあ星乃、これ——」
「私語は厳禁だよ。あとは目の前のらーめんに向き合うのみ!」
「お、おう……?」
「いただきます!」
星乃はガッと割り箸を構え、ラーメン(?)と対峙する。
訳がわからないが、俺も箸を構え、もやしの山の一角を口に含んだ。
お……? 美味いぞ……?
もやしの上にかけられたアブラのおかげだろうか。しっかりと味が付いていて美味い。
パクパクと食べれる。
極厚のチャーシューと一緒に食べるのもまた美味い。
隣の星乃はものすごい勢いですでに麺を啜っているのだが、俺は俺でその美味さに夢中になっていた。
しばらくすると、遥か下に埋まっていた麺にやっと出会えた。
他とは違ったゴワゴワ? ワシワシ? というのだろうか。そんな感じの太麺で、小麦の美味しさを感じた。
しかし、そんな幸せは最初のうちだけである。
「うっぷ……」
なんだこの量。人間が食える量じゃない……。
まだ麺が半分くらい残ってる気がする。
「はぁ~美味しかった~~~~ご馳走様です!」
「————!!??」
ふと隣を見やると、星乃がすでに食べ終わっていた。実に幸せそうな顔である。
大食いの人だったんですか……。
「……星乃、いつもこんな食うのか?」
「んーどうだろ。最近はたくさん食べる気がするかも」
女子高生がそんなあっけらかんと……。体重とか気にしないんだろうか?
それともなんだろう。ストレスとか、溜まっているんだろうか。
よくよく考えてみれば、星乃が告白して振られたあの日からあまり日は経っていない。
それから立て続けに体育祭の応援団して頑張っているんだ。ストレスは溜まっていてもおかしくないのかもしれない。
「疲れたりしてないか?」
「そんなことないよ? 元気元気!」
「……そっか」
星乃の性格からして、もし疲れていても俺なんかにそれを吐露してくれることはないのだろう。
応援団として、俺以外にも多くの生徒の面倒を見て走り回っている彼女を最近は毎日見ている。
そんな彼女が俺には眩しく感じた。
「ところで浅間くん、それ大丈夫? 食べれる?」
「ん。大丈夫」
そんな彼女に負けたくないとか、思ってしまったんだろうか。こんなところで頑張っても意味はないのに。
俺は限界を迎えた胃に、ラーメンを無理やり詰め込んだのだった。
✳︎ ✳︎ ✳︎
「……うぅ、食い過ぎ……吐く……」
店を出た俺は腹を押さえて呻く。そんな俺に対して星乃は余裕そうだ。
「あはは~、無理しなくてもいいのに」
「男には男のプライドがあるんだよ」
「じゃあちょっと歩く? 楽になるまで」
「そうしよう。ゆっくりな」
「はいはーい」
星乃と2人、あまり人のいない街を歩く。
すでに日は沈んでいた。
あーもう、マジで吐き気が……。
でも、美味かったなぁ。ラーメン。
体育祭期間に入ってから、星乃と行動を共にすることが多い。
ダンスレッスンと称して、カラオケに行ったりもした。結局、星乃が熱唱するばかりで、練習にはならなかったのだが。
ゲーセンにも連れて行かれた。やけにはしゃぐ星乃と2人で、無数のゾンビを打ち倒し、世界を救った。
今思うと、どれも星乃のストレス発散に思える。
でもユキと2人では普段しないことばかりで、楽しかった。
今度、ユキとも行ってみようか。
星乃と2人でも楽しかったはずなのに、やっぱり俺は幼馴染との時間を思い描いてしまっている。
それはおかしいことだろうか?
「あ、浅間くん! あれ、天の川だよね!?」
星乃が星空を指差す。その先には無数のキラキラが広がっていた。
「ん? あーそうだな、たぶん」
「七夕じゃなくても見えるんだね」
「わりといつでも見えるんじゃないか?」
あまり栄えているとも言えないこの街では、街の光に邪魔されることもない。
「そうなんだ~。じゃあ、あの一際輝いてるのが織姫と彦星かな?」
「こと座のベガとわし座のアルタイルな」
「……? 違うの?」
「いや違わないけど」
たいしたことない知識でもひけらかしたいお年頃なのだ。わかってください、先生。
「織姫と彦星は一年に一度、七夕にしか会えないんだよね。2人はその日だけを頼りに生きているのかな」
「そうかもな」
「でも、だからこそ2人の好きは深まるのかな……」
「そういうわけでもなくないか? 遠距離恋愛は続かないなんて、よく聞くし」
「そうだけど。でもやっぱり、普段会えない分、一度一度の出会いが大切になるんじゃないかな。それはとっても素敵だと思うな」
星乃はどこか、空に広がる天の川よりもさらに遠い場所を見つめているように見えた。
ずっと一緒にいて、少しずつ築いてきた関係性。それはとても尊いものだと、俺は思う。
だけど世界には、まるで運命のように引き合わせられた出会いによって生まれた関係性があって。
時には、離れ離れになるからこそ。困難があるからこそ燃え上がる恋の炎があって。
そういった特別を前にしたら、積み重ねた時間なんてものは意味をなさないのかもしれない。
それなら、幼馴染とは何だろうか。
俺とユキの関係は、特別だろうか。
今はただ、お互いが依存していて。何か、違った運命が動き出したら俺たちの関係性は崩れてしまうのだろうか。
会うことも少なくなってしまうのだろうか。
この体育祭期間のように。
星乃と、幼馴染の男の子のように。
そんなことにはなりたくないと、俺は思うんだ。
だって。
世界がなんと言おうと、誰がなんと言おうと、きっと俺たちの出会いは、俺たちにとっての特別で。
俺はユキがいるから……。
だから、
「俺は、ずっと一緒にいたいと思うな。一年に一度しか会えないなんて、そんなのは耐えられない」
「……そうだね。あたしもやっぱりそう思う、かな」
俺は早く答えを見つけたいと、そう願うのだ。
「ラーメン?」
「うん! あたしお腹空いちゃって」
放課後、もはや恒例となった星乃との居残り練習を終えた帰り道。星乃は俺の手前を歩きながらこちらを振り返り、そんなことを言い出した。
「近くに美味しいお店があるの!」
ラーメン屋かぁ。
ユキが料理をしてくれていると、あまり外食の機会はない。
だからその誘いはけっこう魅力的なものに感じた。
いや、ユキの料理は世界一だけどね?
「あーでもユキに連絡しないと……っていやいいんだった。じゃあ行くか」
「ほんと? 何か言いかけてたけど」
「おう。問題ない」
普段はユキが夕食を作ってくれている。しかしこの体育祭期間中は時間が合わないことも多く、ユキには真っ直ぐ家に帰るように伝えていた。
ユキは渋っていたし、俺だって一緒に居られる時間が少ないことに寂しさは覚える。だが、ユキだって放課後に練習して疲れているはずだ。あまり迷惑は掛けたくなかった。
そのため、最近はもっぱらコンビニ弁当である。
「それなら行こっか。あっちだよ!」
「おい走るなって」
「だってお腹がペコなんだよ! 急がなきゃ!」
だからってそんな走ったらまたスカートがなぁ……ってことは言わないでおいた。
というかスパルタ練習のせいで俺にはもう走る気力なんてないんですよ……。
先生は教え子の気持ちをわかってくれない。
✳︎ ✳︎ ✳︎
「らっしゃっせー」
星乃に連れられて店に入ると、店員の声が俺たちを迎えた。
店の名前は「ラーメン○郎」とあった。
注文は食券機でするらしい。星乃が「ラーメン(大)」を買うのを見て、俺も負けじと同じものを買った。
女の子が大盛りにしているのに、男である俺が並盛りでは話にならないだろう。腹は減っているし、大丈夫なはずだ。
「ニンニク入れますか?」
「全マシで!」
カウンターに星乃と並んで座り、しばらくすると店員がそう聞いてきた。
それに対して星乃は自信満々に答えたのだが、会話のキャッチボール出来てなくない? 大丈夫?
店員の反応的には問題ないらしい。
「そちらのお客さんはどうしますか?」
「え? いや、えっと……同じので……?」
「かしこまりましたー」
俺は思わずそう答えた。まあ、星乃と同じなら問題はないだろう。
「おおーさすが男の子」
「へ?」
星乃の言葉の意味があまり分からない。女の子と同じものを頼んだのに、なんでさすがとか言われるのん?
この店に入ってから俺には分からないことだらけだ。理解を超えている。
そして数分後、すべての答えを知ると同時に俺の脳はパンクした。
胃袋は死を覚悟した。
ドンッ。
鈍い音と共に俺と星乃の前に置かれたものは——山だ。
目の前にひとつ、いや星乃と合わせて2つの山が聳え立っていた。
なんだこれは?
俺が頼んだのはらーめんではないのか?
あるのはもやしの山である。
「なあ星乃、これ——」
「私語は厳禁だよ。あとは目の前のらーめんに向き合うのみ!」
「お、おう……?」
「いただきます!」
星乃はガッと割り箸を構え、ラーメン(?)と対峙する。
訳がわからないが、俺も箸を構え、もやしの山の一角を口に含んだ。
お……? 美味いぞ……?
もやしの上にかけられたアブラのおかげだろうか。しっかりと味が付いていて美味い。
パクパクと食べれる。
極厚のチャーシューと一緒に食べるのもまた美味い。
隣の星乃はものすごい勢いですでに麺を啜っているのだが、俺は俺でその美味さに夢中になっていた。
しばらくすると、遥か下に埋まっていた麺にやっと出会えた。
他とは違ったゴワゴワ? ワシワシ? というのだろうか。そんな感じの太麺で、小麦の美味しさを感じた。
しかし、そんな幸せは最初のうちだけである。
「うっぷ……」
なんだこの量。人間が食える量じゃない……。
まだ麺が半分くらい残ってる気がする。
「はぁ~美味しかった~~~~ご馳走様です!」
「————!!??」
ふと隣を見やると、星乃がすでに食べ終わっていた。実に幸せそうな顔である。
大食いの人だったんですか……。
「……星乃、いつもこんな食うのか?」
「んーどうだろ。最近はたくさん食べる気がするかも」
女子高生がそんなあっけらかんと……。体重とか気にしないんだろうか?
それともなんだろう。ストレスとか、溜まっているんだろうか。
よくよく考えてみれば、星乃が告白して振られたあの日からあまり日は経っていない。
それから立て続けに体育祭の応援団して頑張っているんだ。ストレスは溜まっていてもおかしくないのかもしれない。
「疲れたりしてないか?」
「そんなことないよ? 元気元気!」
「……そっか」
星乃の性格からして、もし疲れていても俺なんかにそれを吐露してくれることはないのだろう。
応援団として、俺以外にも多くの生徒の面倒を見て走り回っている彼女を最近は毎日見ている。
そんな彼女が俺には眩しく感じた。
「ところで浅間くん、それ大丈夫? 食べれる?」
「ん。大丈夫」
そんな彼女に負けたくないとか、思ってしまったんだろうか。こんなところで頑張っても意味はないのに。
俺は限界を迎えた胃に、ラーメンを無理やり詰め込んだのだった。
✳︎ ✳︎ ✳︎
「……うぅ、食い過ぎ……吐く……」
店を出た俺は腹を押さえて呻く。そんな俺に対して星乃は余裕そうだ。
「あはは~、無理しなくてもいいのに」
「男には男のプライドがあるんだよ」
「じゃあちょっと歩く? 楽になるまで」
「そうしよう。ゆっくりな」
「はいはーい」
星乃と2人、あまり人のいない街を歩く。
すでに日は沈んでいた。
あーもう、マジで吐き気が……。
でも、美味かったなぁ。ラーメン。
体育祭期間に入ってから、星乃と行動を共にすることが多い。
ダンスレッスンと称して、カラオケに行ったりもした。結局、星乃が熱唱するばかりで、練習にはならなかったのだが。
ゲーセンにも連れて行かれた。やけにはしゃぐ星乃と2人で、無数のゾンビを打ち倒し、世界を救った。
今思うと、どれも星乃のストレス発散に思える。
でもユキと2人では普段しないことばかりで、楽しかった。
今度、ユキとも行ってみようか。
星乃と2人でも楽しかったはずなのに、やっぱり俺は幼馴染との時間を思い描いてしまっている。
それはおかしいことだろうか?
「あ、浅間くん! あれ、天の川だよね!?」
星乃が星空を指差す。その先には無数のキラキラが広がっていた。
「ん? あーそうだな、たぶん」
「七夕じゃなくても見えるんだね」
「わりといつでも見えるんじゃないか?」
あまり栄えているとも言えないこの街では、街の光に邪魔されることもない。
「そうなんだ~。じゃあ、あの一際輝いてるのが織姫と彦星かな?」
「こと座のベガとわし座のアルタイルな」
「……? 違うの?」
「いや違わないけど」
たいしたことない知識でもひけらかしたいお年頃なのだ。わかってください、先生。
「織姫と彦星は一年に一度、七夕にしか会えないんだよね。2人はその日だけを頼りに生きているのかな」
「そうかもな」
「でも、だからこそ2人の好きは深まるのかな……」
「そういうわけでもなくないか? 遠距離恋愛は続かないなんて、よく聞くし」
「そうだけど。でもやっぱり、普段会えない分、一度一度の出会いが大切になるんじゃないかな。それはとっても素敵だと思うな」
星乃はどこか、空に広がる天の川よりもさらに遠い場所を見つめているように見えた。
ずっと一緒にいて、少しずつ築いてきた関係性。それはとても尊いものだと、俺は思う。
だけど世界には、まるで運命のように引き合わせられた出会いによって生まれた関係性があって。
時には、離れ離れになるからこそ。困難があるからこそ燃え上がる恋の炎があって。
そういった特別を前にしたら、積み重ねた時間なんてものは意味をなさないのかもしれない。
それなら、幼馴染とは何だろうか。
俺とユキの関係は、特別だろうか。
今はただ、お互いが依存していて。何か、違った運命が動き出したら俺たちの関係性は崩れてしまうのだろうか。
会うことも少なくなってしまうのだろうか。
この体育祭期間のように。
星乃と、幼馴染の男の子のように。
そんなことにはなりたくないと、俺は思うんだ。
だって。
世界がなんと言おうと、誰がなんと言おうと、きっと俺たちの出会いは、俺たちにとっての特別で。
俺はユキがいるから……。
だから、
「俺は、ずっと一緒にいたいと思うな。一年に一度しか会えないなんて、そんなのは耐えられない」
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俺は早く答えを見つけたいと、そう願うのだ。
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