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エピローグ どこまでも続く銀世界。
しおりを挟む――――――――7年後。
『新郎、紘、あなたは新婦、雪を妻とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。汝、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?』
「はい、誓います」
『新婦、雪、あなたは新郎、紘を夫とし、神の導きによって夫婦になろうとしています。汝、健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?』
「はい、誓います」
『では、誓いのキスを』
神父に従い、俺はユキを見つめて一歩前へ出る。
高校のあの頃よりもさらに成熟した女性へと成長した彼女は。純白のウェディングドレスに包まれた彼女は。本当に天使のようで。この世界の何よりも美しい。
そう、今日は俺たちの結婚式。きっと今日この日こそが、俺たちの人生最大の見せ場。晴れ舞台だ。
今日、ユキの家族が、数少ない俺たちの友人が、関わってきたすべての人たちが見守るこの結婚式場で。俺たちは愛を誓う。
そっと、ユキのヴェールをめくる。
銀色が眩しく俺の視線をかすめた。
ユキはこちらに微笑み、潤んだ瞳で緊張する俺を見つめてくれている。
その微笑みにつられて、俺も口元にも笑みが浮かぶのがわかった。
「ユキ」
「はい、ヒロさん」
「今日、この日を迎えられて本当にうれしいよ」
「それは、私のセリフですよ。私がどれだけ待ったと思ってるんですか?」
「はは、それは勘弁してくれよ。これでも最速ってくらいなんだぞ?」
「ふふっ。そうですね。頑張りましたね。ヒロさん」
「ああ……。頑張ったさ」
高校卒業後、それに大学卒業後も、すぐにでも結婚しようとユキは言ってくれた。だけど俺はずっと待ってもらっていたんだ。俺がきちんと就職して、稼げるようになるまで。ユキを、そしていつか授かる子どもを、絶対に幸せにできると、そう言えるようになるまで。
だから、恋人になったあの日から、もう7年も経ってしまった。
でも、これでも十分にがんばった方だろう?
情けない我ながらに、そう思う。
「ユキ……」
「ヒロさん……」
ユキはゆっくりと目を閉じ、くいっと顎を少し上げる。
俺は優しく、そっと、ユキと唇を重ねた。
二人の愛を封じこめるように、永遠のものとなるようにと、願って。
数秒間の、永遠にも思える誓いを立てた。
この瞬間、俺たちは夫婦になれたんだって。強く、強く、実感した。
◇ ◇ ◇
大方の流れが終わると、しばしの歓談の時間。
最初に、一番うるさい奴が俺たちの元へ飛んできた。
「浅間紘おおおおおおおおおぉぉぉおおお………!!」
「うおっ。なに。おま磯貝っ。なんで泣いてんだよっ」
「それだなぁ……それはだなぁ……っグ、グげゴゴカキグコここオ………」
「お、おいマジでなんなんだよ日本語不自由になってんぞ?」
「~~~~~~あーーーーーーーーーー!! もう貴様はどうでもいい! 幸せそうな顔しやがって!」
「は?」
「雪様!」
意味が分からないことを叫ぶと、磯貝はすぐさまユキの方へシュバっと身を向き合わせた。
「雪様。ご結婚おめでとうございます」
「ありがとうございます。磯貝さん」
「どうか、どうかいつまでもお幸せに。旧親衛隊を代表して、お祝い申し上げます」
「はい。磯貝さんも、サユキのことをお願いしますね?」
「はい! もちろんです!」
「ふふっ」
「あっ……」
この時が、ユキが初めて磯貝に対して淀みない心からの笑みを浮かべた瞬間だったのかもしれない。
磯貝は感動して放心したかのように、ユキを見つめる。
おい、人の嫁に見惚れてんじゃねえぞクソ野郎。
ぶん殴ってやろうか。
と思ったがその必要はないらしい。
磯貝には磯貝の保護者がいる。いや、今はもうだいぶ大きくなった、セーラー服姿の保護者だ。
「あ~~~! ちょっと衛士くん! なに姉さんに見惚れてるの!?」
「なっ!? 小雪ちゃん!? い、いやこれは違くて……!」
「言い訳はいらなーい! ほらもう行こう? 衛士くんばっか新郎と新婦を独占できないでしょ?」
「そ、そうだが……ぼ、僕はまだ……」
「はいはい。もういいから~」
成長したサユキは磯貝の首根っこをつかんでズルズルお引きずっていく。
「じゃね、姉さん、ヒロくん。お幸せに♪」
そんな言葉を残して、彼らはこの場を去る。かと思われたが、磯貝がその直前に小さく呟く。
「………………おい、浅間紘」
「あ? なんだよ?」
「………………幸せにな」
「……っ…………おう。さんきゅ」
なんだよ、最初からそう言えってんだよ。素直じゃない友人に、俺もとっておきの言葉を返そう。
「……おまえもな。数年後、せいぜい苦労しやがれ」
「……は? な、なんのことだ?」
「藤咲家の大黒柱はそう甘くないってこった」
俺がどれだけ殴られたと思ってるんだ。
あの日、ユキと付き合っていることを告白したとき。
大学でユキと同棲したいといったとき。
そして、結婚したいといったとき。
でも、少しずつ少しずつ、俺と健斗さん、いやお義父さんは言葉を交わし、酒を飲みかわし、やっと今日という日を迎えることができたんだ。
磯貝もサユキを自分のものにしたいなら、その壁を超えないことには幸せなどつかめないのだ。
「んん~? なに~? お父さんへの結婚の報告の話? それなら衛士くんは大丈夫だよ~。だってわたしが小さいころからずっと話してるもん!」
「「え?」」
そんな爆弾を残して、磯貝とサユキは去った。
うーん、それは説得になっているのか、果たして……。
お義父さん、サユキにはユキ以上に甘いからなあ。わからないところだ。
次に、星乃と雨木が俺たちの元を訪れた。
「やっほ~。わあ~雪ちゃんめっちゃきれい! お嫁さんみたい!」
「いえ、お嫁さんなんですが……」
「たっはは~。そうだったね」
「もうっ、相変わらずですね。夏帆かほさんは」
笑いあう2人。なんだかこの二人はあれから仲良くなりすぎて、俺の入る隙間がないのが悲しい。二人だけでよくお茶とかしてるらしいし。
お互いの男の情けなさ談議に花を咲かせているんだろうか?
ふと、星乃の隣に立つ雨木を見上げる。
「おまえ、デカくなったなあ……」
「そうですか? 高校卒業してから一気に成長期が来たみたいで……」
「マジかよ……」
文字通り、俺は雨木を見上げている。
しばらく見ない間に雨木は大きく大きく育っていた。
180はゆうに超えているんではなかろうか?
「いや、ほんとでけえな」
「ほんとだよねっ。あたしなんかほら、頭一個分違うよ~」
「ちょ、やめてよ夏帆っ」
「いいからいいから~」
俺が呆れがちに言うと、星乃が楽しそうに手を伸ばして雨木の頭をなでる。
デカくなったとは言っても、二人の関係性はあまり変わっていないらしい。
「……なあ星乃、一つ聞いていいか?」
「なあに~?」
「星乃はさ、今、幸せか? 後悔とか、してないか?」
俺は自分の中にある感情をかみ砕いて、星乃に問う。雨木がいる前で問うのはどうかとも思ったが、その答えはもう見えたようなものだったから。
俺はずっと、あのときの星乃の決断の結末を聞いてみたかったんだ。
それはきっと、俺にも無関係なものではなかったはずだから。
「んー、幸せだよ。後悔なんて、あるわけないよ。だってね――――」
俺の問いに対して星乃はあっけらかんとした様子で、雨木を撫でながら言う。
「ふゆくんはずっとあたしに寄り添ってくれるんだ」
「夏帆……」
「あのとき、あたしに春は来なかった。でもね、とっても暖かい冬を、ふゆくんが連れてきてくれたよ。しかもこ~んなに大きくなっちゃって! それは冬でも力強く根を張る大樹みたいにね、あたしを包み込んでくれたんだ」
「………………そっか」
「うん! だから、あたしはもう大丈夫! 大丈夫なんだよ!」
俺はずっと抱えていたわだかまりが解けたように、ほっと息をついた。
あがき続けた星乃の前には、雨木というヒーローが、救世主が現れた。もしかしたらだけれど、どんな答えであろうともあがき続けた先には幸福が待っているのかもしれない。だって辛いことの後には、雨が降った後には、虹が架かるんだから。
星乃にとってはそれが雨木という大きな大樹だった。
だから、もう「大丈夫」か。数年前、どっかのバカも唱えた言葉だ。
また少し、頬が緩んだ。
「それはそうと、次はお二人の番ですよ?」
「「え?」」
ユキの言葉に、星乃と雨木が口をそろえた。
「……結婚、するのでしょう?」
「あー、そういう……」
「あはは、僕はいつでもって言ってるんですけどね~」
「あ、ちょっとふゆくん! あたしが悪いみたいに言わないでよ!」
「いや、そういうわけじゃないけどさ~」
二人の間でも、結婚という話題はよく出るものらしい。二人はしばらくじゃれあうように言いあっていたが、やがてこちらに向き直る。
「あのね、今はまだお互いやりたいことがあるっていうか、ううん違うね。あたしのワガママでね、ふゆくんには待ってもらってるの」
「ワガママ、ですか?」
「うん。あたしね、いろんな人と話したい、いろんな人を笑顔にしたい、いろんな世界が見たい。あたしはまだ、夢の途中にいる。ふゆくんだって就職したばっかりだしね? だから、あたしたちにはまだ、時間が必要なんだ」
「……そうですか」
「だから、もうちょっとだけ、待ってね」
「はい。楽しみに待ってますね」
「うん!」
それから、星乃と雨木はお祝いの言葉を残して去った。
次は、夏目先輩。数少ない高校の友人、大学の友人。幾人かの恩師、会社の上司。
みんなが、俺たちの晴れの日を祝ってくれた。
ふたりぼっちだった俺たちは本当に、数少ないながら人間関係に恵まれた。
――――――――そして最後に。
「お父さん? こんな日まで仏頂面しないでくださいよ」
「あ、ああ。そう、だな」
ユキの両親が今、俺たちの前にいた。
お義父さんはすでに目が赤く腫れていて、すでに泣いたんだなということがわかる。お義母さんは落ち着いた様子で、一歩後ろに控えながら、お義父さんの言葉を待っていた。
「ユキ、……結婚、おめでとう」
「はい、ありがとうございます。お父さん。お父さんにそう言ってもらえて、本当にうれしいです」
「そ、そうか?」
「……うん。本当だよ?」
ユキはそっと、撫でるようにお義父さんを抱きしめた。
「お父さん、私を、私たちをずっと見守ってくれてありがとう。お父さんのおかげでね、私たち、一緒になれたんだよ? あのとき、お父さんが私たちを繋ぎとめてくれたから……」
「そうか、……そうか。うお、…………うおおおおおお……」
ユキの言葉に、お義父さんは今日何度目かわからないであろう涙を流した。
初めて見る大の男の、父親の流した涙だった。
そうだ、この人がいなければ俺の祖母が死んだあのとき、俺たちは引き裂かれるはずだった。この人がいたから、今の俺たちがある。
俺のもっとも尊敬する男が、この人だ。
それから、お義父さんはまた難しそうな顔をしながら俺の方に向き直る。
「……浅間君、ではないな。……紘」
「は、はい」
「………………君は今、幸せか?」
「え?」
「幸せかと、そう聞いているんだ」
「も、もちろんです! 俺は今、幸せです。ユキさんと一緒になれて、幸せです」
「そうか……、思えば君も、不幸な子だった。でもそんな君が、ユキを救ってくれた。君と出会ってからユキはよく笑うようになった。君には本当に感謝している」
「い、いえそんな……俺のほうこそユキさんに救われてなかりで……助けられて、ばかり、で……」
視界がゆがんだ。まさか、お義父さんからこんな言葉をかけてもらえるなんて。
「紘。なあ、紘」
「はい」
「ユキを幸せにしろ。幸せにし続けろ」
「はい」
「そして君自身も、幸せであり続けろ。絶対だ。……いいな?」
「はい! 必ず……必ず……!」
今度は、俺が泣く番だった。泣く気なんてなかったのにな。
お義父さんの言葉が嬉しくて。やっと本当に認めてもらえたんだってわかって。
俺はもう、こらえきれなかったんだ。
ユキと、お義父さんとお義母さんはそんな情けない俺の手をずっと握ってくれていた――――――――。
◇ ◇ ◇
式が終わると、俺たちはまだタキシードと、ウェディングドレス姿のまま、控室にいた。
目の前には、世界一可愛い俺のお嫁さんがいる。
この姿のまま、もう少し二人だけで話したかったのだ。
「ヒロさん、この後は打ち上げがあるんですよね?」
「そうだな。もう始めてるらしいぞ? ったく、みんな騒ぎたいだけなんだよなあ」
「こんな機会でもないと大手を振ってはしゃげないですからね。仕方ないですよ」
「まあ、そうだな」
オトナになった俺たちは皆、社会にでて、様々な制約に縛られて生きている。それはきっと、高校生だったあのころとは段違いで、それぞれに責任のある人生を歩んでいるんだ。
だから、まあ、こんな時くらいはしゃいでもいいだろう。ただし、主役は俺たちだ。忘れて盛り上がってんじゃねえぞバッキャロー!
「どうします? 私たちも早めに行きますか?」
「ん、あーどうすっかなあ」
主役がいないというのはやはりダメだろう。しかし俺たちはお互いにそういった場が好きなわけではない。
そんなことを思っていると、ユキがそっと俺との距離を縮めるように近寄った。
そして小声でささやく。
「――――――――それとも、このまま二人で朝までえっち、しますか?」
「は、はあ!?」
俺は驚いて飛びのくようにユキから離れる。
「ウェディングドレス姿の私とえっち、したくないですか?」
「い、いや……それはその……」
したい! けど汚したりしたらやばいから!
ここは理性を優先したい。
「ふふっ。冗談ですよ。さすがにウェディングドレスを汚すわけにはいけませんから」
「そ、そう、ですか……?」
なんか、ユキの方からそうやって引かれると少し残念なような……。い、いや、ユキもオトナになったということだ。ここで俺が揺れてはいけない。
「えっちは打ち上げのあと、ということで。最後のお楽しみです。今日はいっぱい、いっぱい、愛してくださいね?」
「……ああ。もちろんだ」
「はい♡」
俺たちはまた距離を縮めると、お互いに抱きしめ合った。
この時間をかみしめるように、強く、優しく、愛しい人を抱きしめた。
もう時間はあまりない。
俺はユキを抱きしめたまま、ひとつだけ、どうしても聞きたかったことを聞くことにした。
「なあ、ユキ」
「なんですか、ヒロさん」
「ユキは今、幸せか? 俺はおまえを、幸せにできているか?」
「それは、答えなければいけませんか? 私を見ていて、わかりませんか?」
「わかるよ。よくわかる。でも、言葉にしてほしいんだ」
「そうですか。……それなら、私は胸を張って言いましょう。私は、……幸せですよ。ヒロさんのおかげで、ずっとずっと幸せです」
「そっか」
言葉を聞いて、俺はやっと安心できる。
言葉っていうのは時に人を苦しめる刃物にも呪にもなるけれど。だけど、こんなにも温かい、気持ちを確かめるための言葉が存在するんだ。
だからこそ、言葉を、気持ちを伝え合うということは、世界で一番大切なことだ。
「なあ、ユキ。俺たちは、あの日から今日この日まで幸せでいれた。だけどさ、俺たちの人生なんてのはまだ20年と少ししかたってなくてさ。まだ、長い長い人生の半分にも満たない」
「そうですね」
「今までの時間っていうのはまだ助走だ。幸せの過程だ。まだまだ、俺たちは幸せであり続けることができるはずだ」
「はい」
「だから、ずっと幸せでいよう。ずっとずっと、寄り添うような、優しくて儚い銀色の幸せと共に、俺たちは歩んでいこう」
「はい。ずっと。ずっと一緒に」
「ああ。俺たちは、ずっと一緒で、ずっと一緒の銀色だ」
俺たちはもう一度、2人だけの銀色を、永遠を誓い合った。
そして優しく、もう一度誓いを立てるように、絶対にあの封印を解かないようにと、俺たちはキスをした。
彼女だけが持つ銀色が、ずっとずっと、俺たちを包み込んでいた。
・
・
・
そうして物語は今、幕を閉じようとしている。
とは言っても、実は物語の終わりとか始まりってたくさんある。
例えば、最初の始まりというのはやはり、俺が生まれたとき。
そして俺とユキの物語が始まったのはやはり、二人が出会ったあの日。
そうして、ずっと続いてきた物語はあの日、俺たちが結ばれたあの日に、一度幕を閉じた。
本当にそれが空想の世界なら、2人は結ばれて、それでハッピーエンド。その先を見ることなんてできやしない。あそこで終わるのがきっと最高の形で、もっとも綺麗な形だ。
だけど、俺たちの物語はずっとずっと、それこそ死ぬまで続いていくんだ。
だからあのとき一つの物語が終わって、また新しい物語が始まった。
それは当然のことで、きっと誰しもが人生の節目を迎えるたびに経験していることだ。
人生とは、ひとつの物語でありながら、それはたくさんの物語によって形作られている。
俺たちはそんな世界を生きている。
そして今、また一つの物語が終わり、新しい物語が始まる。
俺たちの、はるか先まで続く銀色の物語が始まる。
ひとつだけ、君たちに約束しよう。
俺は必ずユキを、幸せにし続ける。
ずっとずっと、今、2人で誓い合ったように、銀色の幸せを歩んでいく。
それだけは絶対だと、ここで君たちに誓おう。
だから、君たちはここで安心して、この物語を閉じてくれ。
これはきっと、俺とユキの物語。
俺とユキにとっての、永遠の物語。
永遠に続く、恋物語だ。
これは、俺たちだけの物語。
最後の最後、本当の物語の終わりまで見せようとなんてしたら、それこそ人生と同じだけの時間がかかるだろう。それに、そこにあるのはきっと綺麗なことばかりではない。
だから、見せられるのはここまでだ。
そうして、君は君の幸せを探してくれ。
君が必死に足掻いて、叫んで、己の存在を示し続けた先にはきっと、君だけの世界が、君だけの幸せが広がっているはずだから。
どんなに重く冷たい雨が君たちを襲おうとも。きっとその先には、雲の晴れ間には大きな虹のかけ橋があるはずだから。
俺たちの物語を見た君にもきっと、銀色が宿っているはずだから。
君のこれからの人生に眩い銀色があらんことを。
切に、願う————————。
~~~~~
これにて完結です!
ご愛読ありがとうございました!
またどこかの物語で逢えたら逢いましょう!
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