異世界給食伝説!〜チート能力は具材生成〜

あいざわみつき

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(第14話:究極合成、ツナマヨキャノン!)

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(第14話:究極合成、ツナマヨキャノン!)
「今だ!一気に飛び出すぞ!」
 アキラは、ワカメごはんのカモフラージュから一気に飛び出し、宙に舞いながら叫びました。彼の頭の中のメニュー画面は、これまでの全てのスキルを合わせた『究極合成』の項目で、まばゆい光を放っています。 
「魚嫌いの魔物を倒すんじゃない。心を元気にするんだ!」 
アキラが閃いたのは、給食でも大人気の、みんなが笑顔になる具材の組み合わせでした。それは、温かいごはんと、子どもたちが大好きなクリーミーな具材を合わせた、最強の「癒やし」の給食です!
【具材合成:ツナマヨごはん・キャノン!】   
 素材: 具材生成(無限ライス)のホカホカさ! + 卵焼き召喚(回復)から抽出した、クリーミーで元気が出るマヨネーズの成分! + 新規生成した、海の具材なのに魚の臭みが少ない、給食のヒーローツナ!   
 効果: マヨネーズとツナを混ぜた、究極のご飯の固まりを、大砲(キャノン)のように高速で発射する!ツナのほんのりとした魚の匂いと、マヨネーズの酸味と油分が、魚嫌いの魔物の精神的な弱点を狙う、給食版ミサイル!
アキラは、海苔巻き結界の海苔の端を、まるで大砲の砲門のように破りました。
 「とどめだ!究極の給食合成!ツナマヨごはん・キャノン!ファイア!」 
ズドォォォォン!! 
海苔巻きの筒の中から、ホカホカの無限ライスにツナとマヨネーズがたっぷり混ざり合った、直径50センチの巨大なツナマヨおにぎりが、海面を切り裂くような勢いで、マーメイド・キラーの顔めがけて高速で発射されました! 
ホカホカのお米の湯気と、ツナマヨの甘い匂いが、潮風に乗って魔物に直撃します! 
「ツナ!ツナは魚じゃないか!ギャアアアアア!」 
マーメイド・キラーは、ツナ(マグロ)が魚だと気づいた瞬間、強烈なツナマヨの匂いと、予想外のフワフワしたお米の感触で、顔面に衝突されました!魔物は完全にパニックです。魚介類を極度に嫌悪するあまり、海苔の匂いとツナの記憶だけで、全身のウロコがビリビリと硬直してしまいました。
「もう戦わなくていいよ」 
アキラは、海苔巻き結界の中に捕らえられ、ぐったりしているマーメイド・キラーに、優しく話しかけました。 
「みんな魚が食べられなくて困っているんだ。でも、無理に魚を食べなくてもいいんだよ。給食には、魚が苦手な人でも、美味しく、元気になるメニューだってたくさんあるんだから!」
 マーメイド・キラーは、硬直したまま、ポロポロと涙を流しました。 
「う、うまい……魚の匂いがしない……。そして、この優しい甘さは……安らぎだ。わ、わしは……」
 実は彼も、幼い頃に、家族から魚の生臭くて硬い部分を無理やり食べさせられた経験から、魚介類を嫌うようになってしまった、ただの元・海の住人だったのです。彼は魚介類に心のトラウマを負った、かわいそうな海のアウトサイダーでした。
アキラは、スキル【ミートボール生成】で、甘酢あんかけの温かいミートボールと、スキル【牛乳寒天シールド】で、甘くて冷たい牛乳寒天を与えました。
 「これ!この温かさと優しい甘さは……今まで、ワガママを言ってごめんなさい……」 
マーメイド・キラーは、ミートボールと牛乳寒天を食べたことで、魚嫌いのトラウマを少し乗り越え、静かに改心しました。彼の顔から、イライラした神経質そうな表情が消え、どこかホッとした、優しい顔になりました。
 マーメイド・キラーが落ち着きを取り戻したことで、ポート・フィッシュには再び平和が戻り、漁業も再開されました。街には、久しぶりに新鮮な魚を焼く、香ばしい匂いが立ち込めました。
アキラは、街の人々に「魚の嫌いな人でも食べられる給食メニュー」として、ミートボールの甘酢あんかけ、ひじきの煮物(鉄分たっぷり!)、そして温かい豚汁などを教えました。 
「アキラ団長!これで、海の恵みも、魚嫌いな人への優しさも、両方できる!あなたは本当にこの街の英雄だ!」 
街の子供たちは、ミートボールを一口食べて、最高の笑顔を見せました。 アキラは、給食チートが、どんな人の心の傷にも適応し、解決できることを改めて実感しました。 
「よし!給食の力は、食の多様性を守る力だ!この伝説を、もっと広めるぞ!」 
アキラは、次の街へ向かうため、船に乗り込みました。彼の次の目的地は、ファストフードに支配されたバーガー・シティ!今度の敵は、魚嫌いとは真逆の、油と塩のジャンクな快楽に溺れた強敵のようです……! 
「待ってろ、バーガー・シティ!給食の本当の栄養を教えてやる!」
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