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第026話 〈怪蟲飛蜘蛛〉の討伐 1
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〈怪蟲飛蜘蛛〉
糸を使わず、八本の足を巧みに使い、高速で移動して狩りをする特殊な蜘蛛。口から吐き出す《麻痺毒》は強力で、直接触れればすぐさま体の自由を奪われる。
飛蜘蛛の目の前で、折れた斧を手にしたガマが、喚き声を上げながらこちらへ走ってきた。
「ちくしょう! こんな化け物だなんて聞いてねぇぞぉ! 俺の攻撃で傷一つつかねぇなんてよぉ!」
飛蜘蛛の八本の足のうちの一本が、シュン、と空を切るような音を立て、ガマの左足に突き刺さった。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ! いてぇぇぇぇ! やめろぉぉぉ! 離せぇぇぇぇ!」
飛蜘蛛の口から紫色をした液体が大量に噴射され、ガマの全身に降りかかるが、ガマは《麻痺毒》に侵されることなく、痛みに悶え続けた。
「うわぁぁぁぁぁ! やめてくれぇぇぇぇ! 俺が悪かったぁぁぁ! 謝るから! 謝るからぁぁぁぁぁ!」
飛蜘蛛は身を屈め、ガマの首筋にほんの少しだけ牙の先を添えた。
直後、ガマの大きかったからだが一瞬で萎み、まるで枯れ木のような体へと変貌を遂げた。
チグサが警戒心をあらわに、
「どうやら、牙の先がそのまま獲物の体液を吸い取る器官になっているらしい。しかも、異常に捕食速度が速い」
「あれで触れられたら即死ってことか」
即死攻撃と言えば、猛毒蛇の《消滅弾》もそうだったな……。
あれは連続使用ができなくて、その隙を狙って懐に飛び込めたんだけど、牙そのものが即死攻撃っていうんじゃ隙をつくのは容易じゃないな……。
「さて、どう攻め――」
それは一瞬だった。
まだ敵との距離はかなり離れていた。
だが、いつの間にか、すでに飛蜘蛛は俺のすぐ目の前まで接近していた。
やば――
思考を整理しきれていないまま、咄嗟に右手を突き出した。
飛蜘蛛の鋭い足先が、眼前に迫る。
「《無限複製》! 水!」
右手から勢いよく大量の水が噴射されると、その反動で体が後方へ吹き飛ばされ、飛蜘蛛の攻撃を回避することができた。
た、助かった……。
何も思いつかなかったからとりあえず水を出してみたけど、なんとかなるもんだな……。
飛蜘蛛は、自分の攻撃範囲から離脱した俺を深追いせず、今度はすぐそばにいたチグサに向かって鋭い足先を突き立てた。
チグサは体を回転させ、敵の攻撃をギリギリで回避すると、そのまま持っていた小刀で飛蜘蛛の腹を斬りつけた。
だが、飛蜘蛛の表皮は硬く、ガキン、と火花を飛び散らせただけで、傷一つつかなかった。
「チグサ! 牙には気をつけろよ!」
「承知している!」
チグサはその後も、敵の攻撃を避けてはカウンターを繰り出すが、ほとんどダメージは与えられなかった。
硬いな……。
けど、こうして遠くから見てみると、攻撃速度自体はそこまで速くはない……。
ということは、飛蜘蛛はあくまで移動速度が速いだけってことなのか。
その速さを生み出しているのは、おそらく――
攻撃を避けられ続けた飛蜘蛛は一旦チグサから距離を取ると、八本の足を全て地面につけた。
バシュ、と土煙が上がった次の瞬間、飛蜘蛛はチグサの背後に一瞬で回り込んでいた。
飛蜘蛛の鋭く尖った両前足が、チグサの頭上に迫っている。
敵の姿を見失っているのか、チグサは硬直したまま動かない。
「チグサ! 後ろだ!」
俺の声にピクリと反応したチグサは、そのまま飛び込むように前転をした。
飛蜘蛛の両前足が振り下ろされるが、すでにそこにチグサの姿はなく、ドス、とそのまま地面に突き刺さった。
さすがのチグサも冷や汗をかきながら、
「すまない、幸太郎殿。助かった」
「怪我はないか?」
「うむ。しかし、さすがにあの速度は厄介だな……」
「いや、それならたぶん問題ない」
「何?」
「さっきチグサとの戦闘を観察していたんだが、あいつ、あの高速移動をする直前、八本の足を同時に地面に叩きつける予備動作をしていたんだ」
「ということは、その予備動作を見極めれば、奴が高速移動をする瞬間がわかるということだな」
「そうだ。しかも、あの高速移動、一旦止まらないと次の攻撃を繰り出せないらしい。その証拠に、あいつはわざわざチグサの後ろに回ってから攻撃を仕掛けてきた」
「なるほど。たしかにあの高速移動中に攻撃が行えるのなら、私たちはとっくに殺されているからな」
飛蜘蛛は威嚇するように牙を打ち鳴らしながら、じっと俺たちの姿を睨みつけている。
「よし。幸太郎殿。飛蜘蛛の高速移動に注意しつつ、二手に分かれて攻撃の隙をうかがおう」
「了解」
俺とチグサは左右それぞれに走り出し、弧を描くように飛蜘蛛へと接近した。
とにかく、高速移動の予備動作を見逃さないようにしないと……。
敵を見失った時は、《天啓》の矢印で後方を取られていないかを即座にチェックする。
しばらくの間、飛蜘蛛は俺たちの動きを探るようにじっとその場に留まった。
カウンター狙いか? だったら――
「《無限複製》、剣!」
持っていた剣とは別にもう一本を複製し、その柄を握って思い切り後ろに振りかぶった。
「てやっ!」
そしてそのまま《投擲制御》のスキルを使い、飛蜘蛛めがけてまっすぐに剣を投げ飛ばした。
飛蜘蛛は一瞬こちらを睨みつけると、俺が投げた剣が自分に届く前に、四本の足を力任せに地面に叩きつけた。
直後、砂埃だけを残し、跡形もなく消え去った。
《天啓》の矢印が、俺の真後ろを指している。
チグサの時と同じ。高速移動でこちらの背後に回り、攻撃してくるパターンか。
即座に体を反転させ、すでに振り下ろされていた飛蜘蛛の足先を、持っていたもう一本の剣で力任せに弾き飛ばした。
ガキンッ、と火花が飛び散り、その反動で飛蜘蛛が態勢を崩すと、すかさずそこへ、トトン、と小気味よい音を立てて二本のクナイが頭部に突き刺さった。
後方からチグサの声が響く。
「後ろへ飛べ! 幸太郎殿!」
言われるがまま、飛蜘蛛から距離を取ると、チグサが、
「《起爆雷》!」
飛蜘蛛の頭部に刺さっていた二本のクナイがほぼ同時に爆発し、その衝撃で八つあった複眼のうち、計二つは完全に潰れ、一つには大きなヒビが入った。
「ギチチチチチッ!」
怯んだ飛蜘蛛は、威嚇するように何度も牙を打ち鳴らし、耳障りな鳴き声を轟かせた。
ここが攻め時だ!
力一杯地面を蹴り、飛蜘蛛に向かって走り出すと、《起爆雷》の衝撃で怯んでいる飛蜘蛛めがけて思い切り剣を振りかざした。
その瞬間、土蜘蛛は口から大量の麻痺体を飛ばし、それは俺の視界いっぱいに広がった。
麻痺液が吐かれた直後、ほんの一瞬、飛蜘蛛が八本の足で同時に地面を蹴ったのを見逃さなかった。
麻痺液は目くらまし。だとすれば、奴は――
全身に麻痺液を被り、それが目に入って視界が完全に失われる。
自分の勘が正しいことを祈り、俺は何も見えないまま、体を思い切り捻じり、そのまま後方に向かって力いっぱい剣を突き立てた。
ザクッ、という確かな手ごたえと、新たに噴出された生暖かい体液。それから、「ギチチチチチッ!」と苦痛に歪んだ鳴き声が、俺が突き立てた剣先から聞こえてくる。
剣はそのまま放棄し、即座に飛び退いてから、服の袖で目を覆っていた麻痺液を拭って前を確認すると、俺の剣は深々と飛蜘蛛のひび割れた眼球に突き刺さっていた。
「いくら移動速度が速くても、そんなワンパターンの攻撃にやられるわけないだろ」
飛蜘蛛は立っているのもやっとなのか、カタカタと小刻みに体を震わしながら、何度も足を滑らせている。
「《無限複製》、剣」
新たに剣を複製し、それを投擲の要領で振りかぶった。
「これで、終わりだ――」
「……アァ……アァァァァァ……ヤハリ……アレガイル……ドライアドノ……ミツギョクガ……」
何? こいつ、喋れるのか?
突然飛蜘蛛が人語を話したことに気を取られ、投擲の動きが止まる。
その瞬間、飛蜘蛛の口から大量の霧が放出され、辺り一面を包み込んだ。
「これは、まずい! 飛蜘蛛の予備動作が見えない!」
糸を使わず、八本の足を巧みに使い、高速で移動して狩りをする特殊な蜘蛛。口から吐き出す《麻痺毒》は強力で、直接触れればすぐさま体の自由を奪われる。
飛蜘蛛の目の前で、折れた斧を手にしたガマが、喚き声を上げながらこちらへ走ってきた。
「ちくしょう! こんな化け物だなんて聞いてねぇぞぉ! 俺の攻撃で傷一つつかねぇなんてよぉ!」
飛蜘蛛の八本の足のうちの一本が、シュン、と空を切るような音を立て、ガマの左足に突き刺さった。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁ! いてぇぇぇぇ! やめろぉぉぉ! 離せぇぇぇぇ!」
飛蜘蛛の口から紫色をした液体が大量に噴射され、ガマの全身に降りかかるが、ガマは《麻痺毒》に侵されることなく、痛みに悶え続けた。
「うわぁぁぁぁぁ! やめてくれぇぇぇぇ! 俺が悪かったぁぁぁ! 謝るから! 謝るからぁぁぁぁぁ!」
飛蜘蛛は身を屈め、ガマの首筋にほんの少しだけ牙の先を添えた。
直後、ガマの大きかったからだが一瞬で萎み、まるで枯れ木のような体へと変貌を遂げた。
チグサが警戒心をあらわに、
「どうやら、牙の先がそのまま獲物の体液を吸い取る器官になっているらしい。しかも、異常に捕食速度が速い」
「あれで触れられたら即死ってことか」
即死攻撃と言えば、猛毒蛇の《消滅弾》もそうだったな……。
あれは連続使用ができなくて、その隙を狙って懐に飛び込めたんだけど、牙そのものが即死攻撃っていうんじゃ隙をつくのは容易じゃないな……。
「さて、どう攻め――」
それは一瞬だった。
まだ敵との距離はかなり離れていた。
だが、いつの間にか、すでに飛蜘蛛は俺のすぐ目の前まで接近していた。
やば――
思考を整理しきれていないまま、咄嗟に右手を突き出した。
飛蜘蛛の鋭い足先が、眼前に迫る。
「《無限複製》! 水!」
右手から勢いよく大量の水が噴射されると、その反動で体が後方へ吹き飛ばされ、飛蜘蛛の攻撃を回避することができた。
た、助かった……。
何も思いつかなかったからとりあえず水を出してみたけど、なんとかなるもんだな……。
飛蜘蛛は、自分の攻撃範囲から離脱した俺を深追いせず、今度はすぐそばにいたチグサに向かって鋭い足先を突き立てた。
チグサは体を回転させ、敵の攻撃をギリギリで回避すると、そのまま持っていた小刀で飛蜘蛛の腹を斬りつけた。
だが、飛蜘蛛の表皮は硬く、ガキン、と火花を飛び散らせただけで、傷一つつかなかった。
「チグサ! 牙には気をつけろよ!」
「承知している!」
チグサはその後も、敵の攻撃を避けてはカウンターを繰り出すが、ほとんどダメージは与えられなかった。
硬いな……。
けど、こうして遠くから見てみると、攻撃速度自体はそこまで速くはない……。
ということは、飛蜘蛛はあくまで移動速度が速いだけってことなのか。
その速さを生み出しているのは、おそらく――
攻撃を避けられ続けた飛蜘蛛は一旦チグサから距離を取ると、八本の足を全て地面につけた。
バシュ、と土煙が上がった次の瞬間、飛蜘蛛はチグサの背後に一瞬で回り込んでいた。
飛蜘蛛の鋭く尖った両前足が、チグサの頭上に迫っている。
敵の姿を見失っているのか、チグサは硬直したまま動かない。
「チグサ! 後ろだ!」
俺の声にピクリと反応したチグサは、そのまま飛び込むように前転をした。
飛蜘蛛の両前足が振り下ろされるが、すでにそこにチグサの姿はなく、ドス、とそのまま地面に突き刺さった。
さすがのチグサも冷や汗をかきながら、
「すまない、幸太郎殿。助かった」
「怪我はないか?」
「うむ。しかし、さすがにあの速度は厄介だな……」
「いや、それならたぶん問題ない」
「何?」
「さっきチグサとの戦闘を観察していたんだが、あいつ、あの高速移動をする直前、八本の足を同時に地面に叩きつける予備動作をしていたんだ」
「ということは、その予備動作を見極めれば、奴が高速移動をする瞬間がわかるということだな」
「そうだ。しかも、あの高速移動、一旦止まらないと次の攻撃を繰り出せないらしい。その証拠に、あいつはわざわざチグサの後ろに回ってから攻撃を仕掛けてきた」
「なるほど。たしかにあの高速移動中に攻撃が行えるのなら、私たちはとっくに殺されているからな」
飛蜘蛛は威嚇するように牙を打ち鳴らしながら、じっと俺たちの姿を睨みつけている。
「よし。幸太郎殿。飛蜘蛛の高速移動に注意しつつ、二手に分かれて攻撃の隙をうかがおう」
「了解」
俺とチグサは左右それぞれに走り出し、弧を描くように飛蜘蛛へと接近した。
とにかく、高速移動の予備動作を見逃さないようにしないと……。
敵を見失った時は、《天啓》の矢印で後方を取られていないかを即座にチェックする。
しばらくの間、飛蜘蛛は俺たちの動きを探るようにじっとその場に留まった。
カウンター狙いか? だったら――
「《無限複製》、剣!」
持っていた剣とは別にもう一本を複製し、その柄を握って思い切り後ろに振りかぶった。
「てやっ!」
そしてそのまま《投擲制御》のスキルを使い、飛蜘蛛めがけてまっすぐに剣を投げ飛ばした。
飛蜘蛛は一瞬こちらを睨みつけると、俺が投げた剣が自分に届く前に、四本の足を力任せに地面に叩きつけた。
直後、砂埃だけを残し、跡形もなく消え去った。
《天啓》の矢印が、俺の真後ろを指している。
チグサの時と同じ。高速移動でこちらの背後に回り、攻撃してくるパターンか。
即座に体を反転させ、すでに振り下ろされていた飛蜘蛛の足先を、持っていたもう一本の剣で力任せに弾き飛ばした。
ガキンッ、と火花が飛び散り、その反動で飛蜘蛛が態勢を崩すと、すかさずそこへ、トトン、と小気味よい音を立てて二本のクナイが頭部に突き刺さった。
後方からチグサの声が響く。
「後ろへ飛べ! 幸太郎殿!」
言われるがまま、飛蜘蛛から距離を取ると、チグサが、
「《起爆雷》!」
飛蜘蛛の頭部に刺さっていた二本のクナイがほぼ同時に爆発し、その衝撃で八つあった複眼のうち、計二つは完全に潰れ、一つには大きなヒビが入った。
「ギチチチチチッ!」
怯んだ飛蜘蛛は、威嚇するように何度も牙を打ち鳴らし、耳障りな鳴き声を轟かせた。
ここが攻め時だ!
力一杯地面を蹴り、飛蜘蛛に向かって走り出すと、《起爆雷》の衝撃で怯んでいる飛蜘蛛めがけて思い切り剣を振りかざした。
その瞬間、土蜘蛛は口から大量の麻痺体を飛ばし、それは俺の視界いっぱいに広がった。
麻痺液が吐かれた直後、ほんの一瞬、飛蜘蛛が八本の足で同時に地面を蹴ったのを見逃さなかった。
麻痺液は目くらまし。だとすれば、奴は――
全身に麻痺液を被り、それが目に入って視界が完全に失われる。
自分の勘が正しいことを祈り、俺は何も見えないまま、体を思い切り捻じり、そのまま後方に向かって力いっぱい剣を突き立てた。
ザクッ、という確かな手ごたえと、新たに噴出された生暖かい体液。それから、「ギチチチチチッ!」と苦痛に歪んだ鳴き声が、俺が突き立てた剣先から聞こえてくる。
剣はそのまま放棄し、即座に飛び退いてから、服の袖で目を覆っていた麻痺液を拭って前を確認すると、俺の剣は深々と飛蜘蛛のひび割れた眼球に突き刺さっていた。
「いくら移動速度が速くても、そんなワンパターンの攻撃にやられるわけないだろ」
飛蜘蛛は立っているのもやっとなのか、カタカタと小刻みに体を震わしながら、何度も足を滑らせている。
「《無限複製》、剣」
新たに剣を複製し、それを投擲の要領で振りかぶった。
「これで、終わりだ――」
「……アァ……アァァァァァ……ヤハリ……アレガイル……ドライアドノ……ミツギョクガ……」
何? こいつ、喋れるのか?
突然飛蜘蛛が人語を話したことに気を取られ、投擲の動きが止まる。
その瞬間、飛蜘蛛の口から大量の霧が放出され、辺り一面を包み込んだ。
「これは、まずい! 飛蜘蛛の予備動作が見えない!」
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