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英和
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警察官も駆け着け、男達は客諸共連れて行かれた。警察官に連れられて、少女達も出て行き始める。
少女は皆、人が支えなければ歩けもしない状態で、虚ろな目は、どこを見ているかも分からない。
写真で見た三人の少女は確認できないが、山上は、怒っているような、悲しんでいるような目で、少女を見ていた。
「圭君、申し訳ない、とんでもない目に遭わせてしまって」
こちらに向いた隼人が、すっ。と、視線を逸らした。銃を撃つ際、両手を使っていた為、また、服がはだけていたのが原因らしい。
慌ててブラウスを併せ、肩紐を無残に千切られたワンピースを持ち上げる。
もはや、肌の露出が恥ずかしいのか、男なのに少女の恰好をしているのを体裁悪く感じているのか、自分でも分からない状態だった。
「長瀬さんのせいでは……」
「なかなか色っぽい恰好だが、そこまで見えてりゃ、さすがに男だって分かるな」
勇一郎の言葉に、山上から借りた背広を併せて胸元を隠すが、スカートは膝下でヒラヒラと揺れている。
「なにかこそこそしてるとは思ってたけど……しかし、似合うなぁ」
勇一郎の不躾な視線に耐えながら、圭は反論もできず、屈辱に震えるしか無い。
いつものように、大笑いしてくれればまだましだった。勇一郎は真面目な顔で、圭を見て、感心したように呟いた。
途中、古着屋で少年用の服を見繕って体裁を整えると、四人で帰った。
近所の洋食屋で頼んで、サンドウィッチを六人前届けてもらう約束を取り付けた。今日は食事の用意をしている場合では無い。
家に戻ると、隼人は早速お湯を沸かし始めた。
湯が沸く前にサンドウィッチが届き、紅茶を淹れ始める。
意外なことに、山上も慣れた様子であった。
「山上先生も、長瀬さんのお友達で?」
「あぁ。最近は忙しくて、あまり会ってないけどね。
これからは入り浸ると思うけど、迷惑じゃないか?」
迷惑だ。等と言える立場ではない。言わば圭は居候である。しかし、山上は優しく、遠慮勝ちに問う。
「大丈夫です」
「邪魔になったら言ってくれよ。遠慮は無しで」
山上の誠実な態度に、圭は素直にはい。と答えた。
「ところで、どうして君があの場所に?」
圭は、園子に呼び出されて中庭に行ったこと等を、詳しく話した。
少女は皆、人が支えなければ歩けもしない状態で、虚ろな目は、どこを見ているかも分からない。
写真で見た三人の少女は確認できないが、山上は、怒っているような、悲しんでいるような目で、少女を見ていた。
「圭君、申し訳ない、とんでもない目に遭わせてしまって」
こちらに向いた隼人が、すっ。と、視線を逸らした。銃を撃つ際、両手を使っていた為、また、服がはだけていたのが原因らしい。
慌ててブラウスを併せ、肩紐を無残に千切られたワンピースを持ち上げる。
もはや、肌の露出が恥ずかしいのか、男なのに少女の恰好をしているのを体裁悪く感じているのか、自分でも分からない状態だった。
「長瀬さんのせいでは……」
「なかなか色っぽい恰好だが、そこまで見えてりゃ、さすがに男だって分かるな」
勇一郎の言葉に、山上から借りた背広を併せて胸元を隠すが、スカートは膝下でヒラヒラと揺れている。
「なにかこそこそしてるとは思ってたけど……しかし、似合うなぁ」
勇一郎の不躾な視線に耐えながら、圭は反論もできず、屈辱に震えるしか無い。
いつものように、大笑いしてくれればまだましだった。勇一郎は真面目な顔で、圭を見て、感心したように呟いた。
途中、古着屋で少年用の服を見繕って体裁を整えると、四人で帰った。
近所の洋食屋で頼んで、サンドウィッチを六人前届けてもらう約束を取り付けた。今日は食事の用意をしている場合では無い。
家に戻ると、隼人は早速お湯を沸かし始めた。
湯が沸く前にサンドウィッチが届き、紅茶を淹れ始める。
意外なことに、山上も慣れた様子であった。
「山上先生も、長瀬さんのお友達で?」
「あぁ。最近は忙しくて、あまり会ってないけどね。
これからは入り浸ると思うけど、迷惑じゃないか?」
迷惑だ。等と言える立場ではない。言わば圭は居候である。しかし、山上は優しく、遠慮勝ちに問う。
「大丈夫です」
「邪魔になったら言ってくれよ。遠慮は無しで」
山上の誠実な態度に、圭は素直にはい。と答えた。
「ところで、どうして君があの場所に?」
圭は、園子に呼び出されて中庭に行ったこと等を、詳しく話した。
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