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15話 三角関係は勃発する2
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レオ・ブラッドリーとダニー・ホーエンは犬猿の仲だ。
それはまだ私がフィオナであって、情報部隊で社畜を極めている時から有名な話だった。
まだ会ったことのないホーエンさんという相手は三十前半で中将という座に居る、凄腕のルトブルクの将であった。
ルトブルクは当時はサンテールと同盟を結んではいないが、攻撃し合うような仲でもなかった。ただ、相手の領地に踏み込む時には下手なことをするな、みたいな緊張感のある関係。
ブラッドリーさんがまだ大佐だった時から、何故か、ホーエンさんと仲良くなかったらしい。周りが言うには、性格の不一致だとか軍の方向性とか。
どこのお見合いかミュージシャンの失敗談だよ。
会えば嫌味を言い合い、ブラッドリーさんはホーエンさんを毛嫌いしていたとか。
ブラッドリーさんは近寄りがたいイメージは持たれがちだけど、自国出身じゃないからといって冷遇したりするような人ではない。真面目過ぎるだけで、好意的な人なのだ。
だが、ホーエンさんは除く。
ブラッドリーとホーエンと同じ空間に居る際には即刻退避。または存在感を消せ。
よく言われた言葉だ。そんな場面は一生来ないから、私はよく笑っていたものだ。
だが今、それが悲しくも叶ってしまった。
「あの男に子供……? ダニエルだと? 子供の名前を使っていたのか……?」
「聞いてないか?」
「すまない。君のお父さんとはあまり話さないんだ」
極めて穏やかに対応するブラッドリーさん。だが冷気は漏れ出している。
子供だし、自分たちのいざこざには巻き込まないように気を使っているブラッドリーさんをホーエンさんはそれを楽しげに見つめた。
頼むから刺激をしてくれるな。
そう願ったのに、何故だかホーエンさんはこちらを向いて、何か思いついたように口角を上げた。
嫌な予感がする、と距離を取ろうとしたらホーエンさんに腕を掴まれて、ピタリとくっつく事になる。誰とだって? ホーエンさんと。
途端に外気温度が五度くらい下がった気がする。
「……何をしている」
「俺たち、今からデートなんだ」
「――何?」
ヒヤリとした鋭利的な氷を突きつけられているような声。ブラッドリーさんのものだ。
子供に向けるようなものじゃないだろ、と言いたいが、今のブラッドリーさんにそれを突っ込んでも意味がなさそうだ。
機嫌が悪い、ってものじゃない。
敵が目の前で何か悪さをしたような表情。
これは――怒り、だろうか。
僅かに地面に霜が降りる。パキ、ピキ、と物質が凍る音がした。
「ブラッドリーさん……?」
え? そんなに怒る?
たかが子供のデートよ? ホーエンさんの血族が絶許なの?
戸惑う私にホーエンさんは「やれやれ」とわざとらしく呟く。
頼むからこれ以上ブラッドリーさんを刺激しないでほしい。
「別に父親に紹介するわけではない。これくらい、いいだろう?」
「父親に紹介するとなったら、今すぐにあの男の居場所を知りたいんだが」
「生憎、俺も会えていない。それにただの子供の遊びだ。父親は関係ないだろう?」
「申し訳ないが、何が何でもあの男にはその子を近寄らせるわけにはいかない」
これは……あれか?
私のために争わないでー!!
……と、言うべきなのだろうか。言えるような雰囲気じゃないけど。
何度も何度もホーエンさんとブラッドリーさんの間で視線を行ったり来たりさせるけど、ホーエンさんは私の肩を掴むし、ブラッドリーさんは更に眉間に皺を寄せている。
ちょっとどころの怒りではない。ガチで怒っているやつだ。
「これは取引みたいなものだ」
「……その言い方はやめた方がいい。悪く言いたくはないが、自身の父親と同じように要らぬ恨みを買うぞ」
「だがそうとしか言いようがない。マリーがせっかく作ったカップケーキを食べる代わりに、俺に時間を少し割いてもらうだけだ」
「え、そんな取引しました?」
「今した」
「ええ?」
そんな横暴な。
ホーエンさんは私の手からカップケーキの包みを取り、ブラッドリーさんに見せつけるようにして持ち上げる。
私が慌てて取り返そうとすれば、難なく避けられてしまった。何が悲しくて渡せない相手に見せつけなきゃいけないんだ。
この人、本当に人の気持ちを分かっていない。
「渡したくても食べてもらえないなんて可哀想だと思わないか?」
「あの、ちょ、やめ!」
「……マリー?」
必死で取り返そうとする私に、ブラッドリーさんは戸惑うような声で私を呼ぶ。
なかなか取れない私をホーエンさんは笑みを携えて、飄々としている。それが更に苛立ちと焦りを募らせる。
「どんなに気持ちを込めても、届かない。死んでいるなら分かるが、生きているのにだ」
「ねぇ! ダニエルくん! ストップ!」
「いい加減彼女をちゃんと見て――」
「っ! 【サイレント!】」
咄嗟に使った魔法。ホーエンさんは驚いた表情で私を見つめる。私はその僅かな隙でホーエンさんからカップケーキを取り去った。
このまま逃げてしまいたい――が、子供になってから魔力の消費量がなかなか酷いせいで、その場で息を弾ませて立ち尽くしてしまう。
少しして息が整った頃合いに、はっ、と吐き捨てるように小さく笑った後に呟く。
「わかってるよ」
私がどんな気持ちでブラッドリーを見つめているか、なんて。
頼りなくこぼした言葉にホーエンさんは目を丸くして、ブラッドリーさんは何も言わずに僅かに目線を逸らした。
とっくに前からブラッドリーさんは私の気持ちに気付いている。それをあえて無視しているんだ。
指輪だって婚約者だってそうだ。
マリーにあえて優しく現実を教えて、諦めさせようとしている。
分かっている。それでもブラッドリーさんは子供のように私を大切にしてくれている。
もうそれ以上を望むのは卑怯というものだ。
地面に落ちたカップケーキの包みを拾い、ため息を吐いて二人に背を向けた。僅かに視界が霞むのを拭って、カップケーキを見つめる。
「マリー」
ああ、ずるいなぁ。
さっきまで子供相手だというのに容赦なく怒っていた人物の声とは思えないほどに、優しくて暖かい。
ザリ、と地面を踏む音が聞こえて、僅かに振り向けばブラッドリーさんが立て膝をして私の方を見つめている。
「マリー、おいで」
その声はいつものように優しいのに、どこか懇願するような必死さを感じた。
私がどこかに行ったらサンテールは困るのはよく分かっている。私なんぞの存在にザントピアの何が残っているのか知らないけど、ギドの手がかりになると思っている輩も居るんだろう。
女性のように惚れさせて傾倒させれば楽なんだろうけど、私は子供。
子供と大人では恋愛関係になれない。なれたとしてもブラッドリーさんはなる気はない。
だから我が子のように大切に扱ってくれるのだろう。
今私に差し伸べられている手は、フィオナに対してじゃない。マリーにだ。
自分の気持ちを受け取ってくれないことよりも、なによりもそれが悲しい。
でも今はマリー。ブラッドリーさんの養子のマリー。だから相応にしないと。
差し伸べられられた手のひらに手を乗せようと、腕を伸ばす。
「マリー」
ホーエンさんの声に反射的にピタリと止めてしまった。責めるようなものではない。でもそれでいいのか? と問うような声。彼なりの優しさなんだろう。
動きを止めた私にブラッドリーさんは僅かに眉間に皺を寄せた。
何故、あなたが怒っているんだ。
マジでロリコン説か親バカ説が噂になるぞ。
呼んだ張本人であるホーエンさんは、ブラッドリーさんの話しかけてくるなオーラを気にする事なく私に話し掛ける。
「困った事があればいつでも相談にのる」
それは有り難い言葉だ。
だけどなんというか、間が悪いというか、わざとなんだか知らないが、本当にこういうところは変わらない。
なんて返そうか悩んでいると、ブラッドリーさんが私の腕を掴んで背中に手を回した。
「君にはこの子は渡せない。何があっても」
威嚇するようにホーエンさんに鋭い声に睨みを効かせるブラッドリーさん。
突然だけどここは学園。幼稚舎から高等部まで同じ敷地内になる大きな場所。
だだっ広い敷地に校門は一つしかない。
私とブラッドリーさんとホーエンさんはそこに立っている。
この時間は幼稚舎や初等部の生徒は帰っているだろう。だけど中等部や高等部は違う。クラブ活動に勤しんでいるのだから。
ただならぬ雰囲気と、ブラッドリーさんが苛立ちで漏れ出した大きな魔力のせいで中等部となれば魔力感知が出来る子も居るだろう。
なぜこんな事を突然思うかというと、いつのまにか私たちの周りにはギャラリーが出来ているからだ。
何も事情の知らない人からすれば、女性の取り合いだろう。
だけど私は、発育の悪い推定10歳くらいの白髪女子。同じく子供である、今や初等部どころか中等部でも人気の高い、ホーエンさん。
そして誰もが知っている、ブラッドリーさん。
どう考えても親バカを発揮し過ぎなブラッドリーさんに見えるだろう。
だからといって皆さん、頼むからそんな冷ややかな目でブラッドリーさんを見ないでくれ。
それはまだ私がフィオナであって、情報部隊で社畜を極めている時から有名な話だった。
まだ会ったことのないホーエンさんという相手は三十前半で中将という座に居る、凄腕のルトブルクの将であった。
ルトブルクは当時はサンテールと同盟を結んではいないが、攻撃し合うような仲でもなかった。ただ、相手の領地に踏み込む時には下手なことをするな、みたいな緊張感のある関係。
ブラッドリーさんがまだ大佐だった時から、何故か、ホーエンさんと仲良くなかったらしい。周りが言うには、性格の不一致だとか軍の方向性とか。
どこのお見合いかミュージシャンの失敗談だよ。
会えば嫌味を言い合い、ブラッドリーさんはホーエンさんを毛嫌いしていたとか。
ブラッドリーさんは近寄りがたいイメージは持たれがちだけど、自国出身じゃないからといって冷遇したりするような人ではない。真面目過ぎるだけで、好意的な人なのだ。
だが、ホーエンさんは除く。
ブラッドリーとホーエンと同じ空間に居る際には即刻退避。または存在感を消せ。
よく言われた言葉だ。そんな場面は一生来ないから、私はよく笑っていたものだ。
だが今、それが悲しくも叶ってしまった。
「あの男に子供……? ダニエルだと? 子供の名前を使っていたのか……?」
「聞いてないか?」
「すまない。君のお父さんとはあまり話さないんだ」
極めて穏やかに対応するブラッドリーさん。だが冷気は漏れ出している。
子供だし、自分たちのいざこざには巻き込まないように気を使っているブラッドリーさんをホーエンさんはそれを楽しげに見つめた。
頼むから刺激をしてくれるな。
そう願ったのに、何故だかホーエンさんはこちらを向いて、何か思いついたように口角を上げた。
嫌な予感がする、と距離を取ろうとしたらホーエンさんに腕を掴まれて、ピタリとくっつく事になる。誰とだって? ホーエンさんと。
途端に外気温度が五度くらい下がった気がする。
「……何をしている」
「俺たち、今からデートなんだ」
「――何?」
ヒヤリとした鋭利的な氷を突きつけられているような声。ブラッドリーさんのものだ。
子供に向けるようなものじゃないだろ、と言いたいが、今のブラッドリーさんにそれを突っ込んでも意味がなさそうだ。
機嫌が悪い、ってものじゃない。
敵が目の前で何か悪さをしたような表情。
これは――怒り、だろうか。
僅かに地面に霜が降りる。パキ、ピキ、と物質が凍る音がした。
「ブラッドリーさん……?」
え? そんなに怒る?
たかが子供のデートよ? ホーエンさんの血族が絶許なの?
戸惑う私にホーエンさんは「やれやれ」とわざとらしく呟く。
頼むからこれ以上ブラッドリーさんを刺激しないでほしい。
「別に父親に紹介するわけではない。これくらい、いいだろう?」
「父親に紹介するとなったら、今すぐにあの男の居場所を知りたいんだが」
「生憎、俺も会えていない。それにただの子供の遊びだ。父親は関係ないだろう?」
「申し訳ないが、何が何でもあの男にはその子を近寄らせるわけにはいかない」
これは……あれか?
私のために争わないでー!!
……と、言うべきなのだろうか。言えるような雰囲気じゃないけど。
何度も何度もホーエンさんとブラッドリーさんの間で視線を行ったり来たりさせるけど、ホーエンさんは私の肩を掴むし、ブラッドリーさんは更に眉間に皺を寄せている。
ちょっとどころの怒りではない。ガチで怒っているやつだ。
「これは取引みたいなものだ」
「……その言い方はやめた方がいい。悪く言いたくはないが、自身の父親と同じように要らぬ恨みを買うぞ」
「だがそうとしか言いようがない。マリーがせっかく作ったカップケーキを食べる代わりに、俺に時間を少し割いてもらうだけだ」
「え、そんな取引しました?」
「今した」
「ええ?」
そんな横暴な。
ホーエンさんは私の手からカップケーキの包みを取り、ブラッドリーさんに見せつけるようにして持ち上げる。
私が慌てて取り返そうとすれば、難なく避けられてしまった。何が悲しくて渡せない相手に見せつけなきゃいけないんだ。
この人、本当に人の気持ちを分かっていない。
「渡したくても食べてもらえないなんて可哀想だと思わないか?」
「あの、ちょ、やめ!」
「……マリー?」
必死で取り返そうとする私に、ブラッドリーさんは戸惑うような声で私を呼ぶ。
なかなか取れない私をホーエンさんは笑みを携えて、飄々としている。それが更に苛立ちと焦りを募らせる。
「どんなに気持ちを込めても、届かない。死んでいるなら分かるが、生きているのにだ」
「ねぇ! ダニエルくん! ストップ!」
「いい加減彼女をちゃんと見て――」
「っ! 【サイレント!】」
咄嗟に使った魔法。ホーエンさんは驚いた表情で私を見つめる。私はその僅かな隙でホーエンさんからカップケーキを取り去った。
このまま逃げてしまいたい――が、子供になってから魔力の消費量がなかなか酷いせいで、その場で息を弾ませて立ち尽くしてしまう。
少しして息が整った頃合いに、はっ、と吐き捨てるように小さく笑った後に呟く。
「わかってるよ」
私がどんな気持ちでブラッドリーを見つめているか、なんて。
頼りなくこぼした言葉にホーエンさんは目を丸くして、ブラッドリーさんは何も言わずに僅かに目線を逸らした。
とっくに前からブラッドリーさんは私の気持ちに気付いている。それをあえて無視しているんだ。
指輪だって婚約者だってそうだ。
マリーにあえて優しく現実を教えて、諦めさせようとしている。
分かっている。それでもブラッドリーさんは子供のように私を大切にしてくれている。
もうそれ以上を望むのは卑怯というものだ。
地面に落ちたカップケーキの包みを拾い、ため息を吐いて二人に背を向けた。僅かに視界が霞むのを拭って、カップケーキを見つめる。
「マリー」
ああ、ずるいなぁ。
さっきまで子供相手だというのに容赦なく怒っていた人物の声とは思えないほどに、優しくて暖かい。
ザリ、と地面を踏む音が聞こえて、僅かに振り向けばブラッドリーさんが立て膝をして私の方を見つめている。
「マリー、おいで」
その声はいつものように優しいのに、どこか懇願するような必死さを感じた。
私がどこかに行ったらサンテールは困るのはよく分かっている。私なんぞの存在にザントピアの何が残っているのか知らないけど、ギドの手がかりになると思っている輩も居るんだろう。
女性のように惚れさせて傾倒させれば楽なんだろうけど、私は子供。
子供と大人では恋愛関係になれない。なれたとしてもブラッドリーさんはなる気はない。
だから我が子のように大切に扱ってくれるのだろう。
今私に差し伸べられている手は、フィオナに対してじゃない。マリーにだ。
自分の気持ちを受け取ってくれないことよりも、なによりもそれが悲しい。
でも今はマリー。ブラッドリーさんの養子のマリー。だから相応にしないと。
差し伸べられられた手のひらに手を乗せようと、腕を伸ばす。
「マリー」
ホーエンさんの声に反射的にピタリと止めてしまった。責めるようなものではない。でもそれでいいのか? と問うような声。彼なりの優しさなんだろう。
動きを止めた私にブラッドリーさんは僅かに眉間に皺を寄せた。
何故、あなたが怒っているんだ。
マジでロリコン説か親バカ説が噂になるぞ。
呼んだ張本人であるホーエンさんは、ブラッドリーさんの話しかけてくるなオーラを気にする事なく私に話し掛ける。
「困った事があればいつでも相談にのる」
それは有り難い言葉だ。
だけどなんというか、間が悪いというか、わざとなんだか知らないが、本当にこういうところは変わらない。
なんて返そうか悩んでいると、ブラッドリーさんが私の腕を掴んで背中に手を回した。
「君にはこの子は渡せない。何があっても」
威嚇するようにホーエンさんに鋭い声に睨みを効かせるブラッドリーさん。
突然だけどここは学園。幼稚舎から高等部まで同じ敷地内になる大きな場所。
だだっ広い敷地に校門は一つしかない。
私とブラッドリーさんとホーエンさんはそこに立っている。
この時間は幼稚舎や初等部の生徒は帰っているだろう。だけど中等部や高等部は違う。クラブ活動に勤しんでいるのだから。
ただならぬ雰囲気と、ブラッドリーさんが苛立ちで漏れ出した大きな魔力のせいで中等部となれば魔力感知が出来る子も居るだろう。
なぜこんな事を突然思うかというと、いつのまにか私たちの周りにはギャラリーが出来ているからだ。
何も事情の知らない人からすれば、女性の取り合いだろう。
だけど私は、発育の悪い推定10歳くらいの白髪女子。同じく子供である、今や初等部どころか中等部でも人気の高い、ホーエンさん。
そして誰もが知っている、ブラッドリーさん。
どう考えても親バカを発揮し過ぎなブラッドリーさんに見えるだろう。
だからといって皆さん、頼むからそんな冷ややかな目でブラッドリーさんを見ないでくれ。
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