10 / 29
一章 ソフィアと魔王
精油と製法
しおりを挟む
「ゲラルド、ありがとう」
「これくらい造作のないことだ」
私が持ってきたカゴの中には沢山のリモングラス。背中に背負うカゴなので、なかなか大きいものを持って行ったつもり。そのカゴがパンパンになるほどになっていた。ゲラルドが張り切ってリモングラスと魔素の花を刈り取ったおかげだ。
「で、このリモンなんとやらはどうする。茶にでもするのか」
「そうだね、こんなにあるしチエリにそれは後で頼もう。でも目的は違うよ。精油、ってものを作りたいの」
「せーゆ?」
「そう、ある草や木や花からとれる植物の油」
「料理に使うのか」
「ううん。香りを楽しめる油かな」
昔は精油というものが色んな方法で使われていたらしい。香りで様々な効果をもたらすと言われていて、今は魔法で作られている香り水や魔獣除けのようなものに使われていたとか。
精油の作り方は様々で、私が読んだ文献には潰して絞る方法が載っていた。
でもこのリモングラスだけはその方法を使ってもどうしても上手くいかない。
「燻しても違うし、水の中に入れても違う。油だけ取り除くなんてどうやるんだろう」
「研究データは残ってないのか」
「三百年前の国取り戦争で全部燃えちゃってる。クレモデアで読んだ禁書にも書いてなかったし、たぶん当たり前の方法だったんだと思う」
大きな戦争では進化するものも多いけど、失うものも沢山ある。昔から存在している国で残ったのはわずか四つ。あとは二百年前辺りに新しく出来た国だから、そもそも文献が存在しない。
魔法を使っていないものについては、重要度が低いと思われたのだろう。
困った。非常に困った。
「エルフに聞いてみるのはどうだ?」
「聞いたけど、今は難しそう」
エルフはそもそも人との争いに干渉して来なかったし、まず森の奥の秘境に住んでいて人との接触を嫌がる。
森と行き、森と死ぬ。時折そういうのが嫌だと飛び出すエルフも居るけど、そのエルフたちが歴史に詳しいかと言われたら違う。
「だから私はこのリモングラスからどうやって精油を取り出すのか考えるの」
「それを取り出すとどうなる」
「リモングラスは殺菌作用とか消毒効果があったらしい。あとは虫除けとか動物が嫌がるとか」
「虫除け」
ゲラルドは私の腕を見つめる。そこにはさっきまで森に居たことで刺されたのであろう、虫刺されで赤くなった点がポツリとある。
私の今日の服装は細身のパンツに七分袖のシャツと丈夫な上着。一方ゲラルドはパンツにシャツだけ。どう見ても刺しやすいのはゲラルドなのに、全く虫刺されがない。
「僕は一度も刺されなかったぞ」
「そうだね。なんでだろう。虫は体温が低いと寄ってこなかったりするし、もしかしてゲラルドって死んでる?」
「本当に失礼な娘だな」
試しにゲラルドの腕の脈を測ってみるけど、ちゃんとある。トクトク、と低い体温だけどちゃんと生きている。
「なんかゲラルドからリモングラスの匂いがする。また食べたの?」
「そんな訳ないだろう。背負っていたからじゃないか? もうあの草は食べない。酷い目にあったからな」
「どうして? 無知というのは時にとても面白い結果出すのに」
ゲラルドは露骨に嫌そうな表情で見下ろしてくる。
分かっていることだけしていたら、何も進化も発見も生まれないと思うのに。どうやらゲラルドはあんな思いはもうしたくないみたいだ。残念。
「そもそも他の方法で他のものは作れるんだろう? なぜこのリモングラスというものに拘る。他のもので進めて、後から考えればいい」
「私はこれでやりたいの。研究はこだわりとか執念がないと」
「そういうものなのか」
「そういうものなの。あ、チエリが煮物作ってくれてる。食べよ?」
キッチンに行けば、コンロの上に鍋が置いてあり、鍋が置いてある器具のツマミを捻れば魔法具から炎が出てくる。
魔法と無機物を融合させることに人類は進化と成功をした。でも有機物――つまり人間に使うことについては、白魔法しかない。
なぜならば教会が禁止したから。
絶対的な権力がある教会が言うことは、古くから存在する王国の貴族と同レベルの権力がある。
だから治療は白魔法しかない。それで足りているから問題ないのだろう。表面上は。
もっと魔法と人体について理解が深まれば、きっと面白いことになるのに。勿体ない。その禁止が科学の衰退を招いたなんて考えてもいないだろう。
「おい、この鍋の表面で白くなったものはなんだ。美味しいのか」
「分かんない。なんだろうこれ。腐っちゃったのかな」
「そうなのか……。残念だが食べれないな。めしてろは恐ろしい」
「人の作ったご飯を腐ったとか失礼だと思わないんですか」
振り返ればキッチンの入り口にはチエリが立っていて、私とゲラルドを呆れた眼差しで見つめてくる。どうやら帰ってきたらしい。
おかえり、と声をかけるとチエリは「ただいま戻りました」と言って私の隣に立つ。鍋の中を見て、納得いった声で「ああ」と言った。
「これ、油ですよ」
「油? なんでこんな事になってるの?」
「冷えるとこうなるんです。温めればまた戻ります」
「なるほど。水と油の物質の法則の違いが関係あるのかな」
チエリに言われたとおりに温めていけば白いものは無くなって、そして液体の中へ溶けていった。これが温度による物質の溶ける度合いというものなのだろう。物質によっては溶け出す温度、融点が違うらしい。
もしこのまま温度を上げていったらどうなるんだろう。油をかけると火は更に火力を上げるという。
じゃあこの鍋の中に火が出て来るんだろうか。
「チエリ、これもっと燃やしたら鍋の表面に火が出たりする?」
「何言ってんですか!? それは水分を全て飛ばさないとダメですよ!」
「そっかぁ」
「娘、これでリモングラスとやらの油が出来るんじゃないか?」
鍋の中を見つめていたゲラルドは私を見て、鍋の中を指差す。鍋の中を見れば、白い物質がだんだんと溶けて液体になっていく。
油。冷却。白い物質。溶ける。水分。
「…………あ」
ゲラルドの方を勢いよく向く。ゲラルドは私の言葉を待つようにどこか緊張した表情で見つめてくる。
そうか。そうだよ!
「それだ!」
ゲラルドの手を掴んで私は何度も頷くと、緊張した表情から段々と目を見開いて、嬉しそうに唇が大きく弧を描いていく。
精油は植物の油。ならばこの煮物と同じように作って、そして冷やせば白い物質が出来る。それが精油になるんだ!
「ゲラルド、すごい、さすがだ! 私は料理なんてこの方一度もしてこなかったから、まさかこんな科学の種が転がっているなんて思ってもいなかったよ」
両手でゲラルドの両手を掴んで、上下に激しく振る。おい何をする、と言われると思ったけど、ゲラルドもゲラルドで浮かれているのか更に機嫌良さそう表情を緩めた。
単純だ。でもとても分かる。
「そうだろう? 僕はゲラルドだからな」
「はは! なんかよく分からない定義だけど、じゃあ今から実験! 完成したらゲラルドの出番だよ!」
「僕も手伝おう。そしたらリモングラスとやらが好きになるかもしれない」
「やっぱりお腹壊したのトラウマになってたのか。じゃあ一緒に乗り越えよう! チエリ、この煮物って教えてほしい!」
右隣、ゲラルドが居る反対の方を見れば、チエリは「いいですとも」と笑顔で答える。
「ですが、条件があります」
「いいよ、何でもいいよ!」
「それは良かった。ではソフィア殿、私と一緒にポルック村へ行きましょう」
「えっ」
「何でも、って言いましたよね?」
もう一度、チエリの表情をちゃんと見る。よくよく観察すると、目が笑っていない。
あ、これは。機嫌があまりよろしくない時だ。
突然口を閉ざす私にゲラルドは「どうした?」と聞いてきた。振り返れば、ゲラルドが私を見て、そしてチエリを見た後にまた私を見る。その眼差しは私を責めるようなものだ。酷い、まだ何もしてないのに。
きっとチエリが不機嫌な事は私のせいだと思っているんだろう。五割はそうだけど、あとの五割はきっと違う。たぶん。
ゲラルドは「おい従者の」となるべく穏やかな声をかけた。きっと何があったのか聞こうと思ってくれてるんだ。優しい。
私は周りに恵まれてるなぁ。
……恵まれてる。ゲラルド、男、イケメン。
「……そうだ! その手があった!」
「なんだ突然」
「ゲラルド、私と一緒にポルック村に来てくれない?」
「……は?」
「これくらい造作のないことだ」
私が持ってきたカゴの中には沢山のリモングラス。背中に背負うカゴなので、なかなか大きいものを持って行ったつもり。そのカゴがパンパンになるほどになっていた。ゲラルドが張り切ってリモングラスと魔素の花を刈り取ったおかげだ。
「で、このリモンなんとやらはどうする。茶にでもするのか」
「そうだね、こんなにあるしチエリにそれは後で頼もう。でも目的は違うよ。精油、ってものを作りたいの」
「せーゆ?」
「そう、ある草や木や花からとれる植物の油」
「料理に使うのか」
「ううん。香りを楽しめる油かな」
昔は精油というものが色んな方法で使われていたらしい。香りで様々な効果をもたらすと言われていて、今は魔法で作られている香り水や魔獣除けのようなものに使われていたとか。
精油の作り方は様々で、私が読んだ文献には潰して絞る方法が載っていた。
でもこのリモングラスだけはその方法を使ってもどうしても上手くいかない。
「燻しても違うし、水の中に入れても違う。油だけ取り除くなんてどうやるんだろう」
「研究データは残ってないのか」
「三百年前の国取り戦争で全部燃えちゃってる。クレモデアで読んだ禁書にも書いてなかったし、たぶん当たり前の方法だったんだと思う」
大きな戦争では進化するものも多いけど、失うものも沢山ある。昔から存在している国で残ったのはわずか四つ。あとは二百年前辺りに新しく出来た国だから、そもそも文献が存在しない。
魔法を使っていないものについては、重要度が低いと思われたのだろう。
困った。非常に困った。
「エルフに聞いてみるのはどうだ?」
「聞いたけど、今は難しそう」
エルフはそもそも人との争いに干渉して来なかったし、まず森の奥の秘境に住んでいて人との接触を嫌がる。
森と行き、森と死ぬ。時折そういうのが嫌だと飛び出すエルフも居るけど、そのエルフたちが歴史に詳しいかと言われたら違う。
「だから私はこのリモングラスからどうやって精油を取り出すのか考えるの」
「それを取り出すとどうなる」
「リモングラスは殺菌作用とか消毒効果があったらしい。あとは虫除けとか動物が嫌がるとか」
「虫除け」
ゲラルドは私の腕を見つめる。そこにはさっきまで森に居たことで刺されたのであろう、虫刺されで赤くなった点がポツリとある。
私の今日の服装は細身のパンツに七分袖のシャツと丈夫な上着。一方ゲラルドはパンツにシャツだけ。どう見ても刺しやすいのはゲラルドなのに、全く虫刺されがない。
「僕は一度も刺されなかったぞ」
「そうだね。なんでだろう。虫は体温が低いと寄ってこなかったりするし、もしかしてゲラルドって死んでる?」
「本当に失礼な娘だな」
試しにゲラルドの腕の脈を測ってみるけど、ちゃんとある。トクトク、と低い体温だけどちゃんと生きている。
「なんかゲラルドからリモングラスの匂いがする。また食べたの?」
「そんな訳ないだろう。背負っていたからじゃないか? もうあの草は食べない。酷い目にあったからな」
「どうして? 無知というのは時にとても面白い結果出すのに」
ゲラルドは露骨に嫌そうな表情で見下ろしてくる。
分かっていることだけしていたら、何も進化も発見も生まれないと思うのに。どうやらゲラルドはあんな思いはもうしたくないみたいだ。残念。
「そもそも他の方法で他のものは作れるんだろう? なぜこのリモングラスというものに拘る。他のもので進めて、後から考えればいい」
「私はこれでやりたいの。研究はこだわりとか執念がないと」
「そういうものなのか」
「そういうものなの。あ、チエリが煮物作ってくれてる。食べよ?」
キッチンに行けば、コンロの上に鍋が置いてあり、鍋が置いてある器具のツマミを捻れば魔法具から炎が出てくる。
魔法と無機物を融合させることに人類は進化と成功をした。でも有機物――つまり人間に使うことについては、白魔法しかない。
なぜならば教会が禁止したから。
絶対的な権力がある教会が言うことは、古くから存在する王国の貴族と同レベルの権力がある。
だから治療は白魔法しかない。それで足りているから問題ないのだろう。表面上は。
もっと魔法と人体について理解が深まれば、きっと面白いことになるのに。勿体ない。その禁止が科学の衰退を招いたなんて考えてもいないだろう。
「おい、この鍋の表面で白くなったものはなんだ。美味しいのか」
「分かんない。なんだろうこれ。腐っちゃったのかな」
「そうなのか……。残念だが食べれないな。めしてろは恐ろしい」
「人の作ったご飯を腐ったとか失礼だと思わないんですか」
振り返ればキッチンの入り口にはチエリが立っていて、私とゲラルドを呆れた眼差しで見つめてくる。どうやら帰ってきたらしい。
おかえり、と声をかけるとチエリは「ただいま戻りました」と言って私の隣に立つ。鍋の中を見て、納得いった声で「ああ」と言った。
「これ、油ですよ」
「油? なんでこんな事になってるの?」
「冷えるとこうなるんです。温めればまた戻ります」
「なるほど。水と油の物質の法則の違いが関係あるのかな」
チエリに言われたとおりに温めていけば白いものは無くなって、そして液体の中へ溶けていった。これが温度による物質の溶ける度合いというものなのだろう。物質によっては溶け出す温度、融点が違うらしい。
もしこのまま温度を上げていったらどうなるんだろう。油をかけると火は更に火力を上げるという。
じゃあこの鍋の中に火が出て来るんだろうか。
「チエリ、これもっと燃やしたら鍋の表面に火が出たりする?」
「何言ってんですか!? それは水分を全て飛ばさないとダメですよ!」
「そっかぁ」
「娘、これでリモングラスとやらの油が出来るんじゃないか?」
鍋の中を見つめていたゲラルドは私を見て、鍋の中を指差す。鍋の中を見れば、白い物質がだんだんと溶けて液体になっていく。
油。冷却。白い物質。溶ける。水分。
「…………あ」
ゲラルドの方を勢いよく向く。ゲラルドは私の言葉を待つようにどこか緊張した表情で見つめてくる。
そうか。そうだよ!
「それだ!」
ゲラルドの手を掴んで私は何度も頷くと、緊張した表情から段々と目を見開いて、嬉しそうに唇が大きく弧を描いていく。
精油は植物の油。ならばこの煮物と同じように作って、そして冷やせば白い物質が出来る。それが精油になるんだ!
「ゲラルド、すごい、さすがだ! 私は料理なんてこの方一度もしてこなかったから、まさかこんな科学の種が転がっているなんて思ってもいなかったよ」
両手でゲラルドの両手を掴んで、上下に激しく振る。おい何をする、と言われると思ったけど、ゲラルドもゲラルドで浮かれているのか更に機嫌良さそう表情を緩めた。
単純だ。でもとても分かる。
「そうだろう? 僕はゲラルドだからな」
「はは! なんかよく分からない定義だけど、じゃあ今から実験! 完成したらゲラルドの出番だよ!」
「僕も手伝おう。そしたらリモングラスとやらが好きになるかもしれない」
「やっぱりお腹壊したのトラウマになってたのか。じゃあ一緒に乗り越えよう! チエリ、この煮物って教えてほしい!」
右隣、ゲラルドが居る反対の方を見れば、チエリは「いいですとも」と笑顔で答える。
「ですが、条件があります」
「いいよ、何でもいいよ!」
「それは良かった。ではソフィア殿、私と一緒にポルック村へ行きましょう」
「えっ」
「何でも、って言いましたよね?」
もう一度、チエリの表情をちゃんと見る。よくよく観察すると、目が笑っていない。
あ、これは。機嫌があまりよろしくない時だ。
突然口を閉ざす私にゲラルドは「どうした?」と聞いてきた。振り返れば、ゲラルドが私を見て、そしてチエリを見た後にまた私を見る。その眼差しは私を責めるようなものだ。酷い、まだ何もしてないのに。
きっとチエリが不機嫌な事は私のせいだと思っているんだろう。五割はそうだけど、あとの五割はきっと違う。たぶん。
ゲラルドは「おい従者の」となるべく穏やかな声をかけた。きっと何があったのか聞こうと思ってくれてるんだ。優しい。
私は周りに恵まれてるなぁ。
……恵まれてる。ゲラルド、男、イケメン。
「……そうだ! その手があった!」
「なんだ突然」
「ゲラルド、私と一緒にポルック村に来てくれない?」
「……は?」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
婚約破棄された公爵令嬢は虐げられた国から出ていくことにしました~国から追い出されたのでよその国で竜騎士を目指します~
ヒンメル
ファンタジー
マグナス王国の公爵令嬢マチルダ・スチュアートは他国出身の母の容姿そっくりなためかこの国でうとまれ一人浮いた存在だった。
そんなマチルダが王家主催の夜会にて婚約者である王太子から婚約破棄を告げられ、国外退去を命じられる。
自分と同じ容姿を持つ者のいるであろう国に行けば、目立つこともなく、穏やかに暮らせるのではないかと思うのだった。
マチルダの母の祖国ドラガニアを目指す旅が今始まる――
※文章を書く練習をしています。誤字脱字や表現のおかしい所などがあったら優しく教えてやってください。
※第二章まで完結してます。現在、最終章について考え中です(第二章が考えていた話から離れてしまいました(^_^;))
書くスピードが亀より遅いので、お待たせしてすみませんm(__)m
※小説家になろう様にも投稿しています。
幼馴染の勇者パーティーから「無能で役立たず」と言われて追放された女性は特別な能力を持っている世界最強。
佐藤 美奈
ファンタジー
田舎の貧しい村で育った6人の幼馴染は、都会に出て冒険者になってパーティーを組んだ。国王陛下にも多大な功績を認められ、勇者と呼ばれるにふさわしいと称えられた。
華やかな光を浴び、6人の人生は輝かしい未来だけが約束されたに思われた。そんなある日、パーティーメンバーのレベッカという女性だけが、「無能で役立たず」と言われて一方的に不当にクビを宣告されてしまう。恋愛感情は、ほんの少しあったかも。
リーダーのアルスや仲間だと思って信頼していた幼馴染たちに裏切られて、レベッカは怒りや悔しさよりもやり切れない気持ちで、胸が苦しく悲しみの声をあげて泣いた――
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる